平成25年2月 和歌山県議会定例会会議録 第9号(全文)


平成25年2月 和歌山県議会定例会会議録

第9号(全文)


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平成25年2月
和歌山県議会定例会会議録
第9号
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議事日程 第9号
 平成25年3月15日(金曜日)
 午前10時開議
 第1 議案第1号から議案第16号まで、議案第32号から議案第61号まで及び議案第63号から議案第73号まで(委員長報告・同質疑・討論・表決)
 第2 議案第74号(質疑・委員会付託等省略・表決)
 第3 選挙管理委員及び同補充員の選挙
 第4 意見書・決議案
 第5 常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件
 第6 特別委員会閉会中継続審査の件
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会議に付した事件
 第1 議案第1号から議案第16号まで、議案第32号から議案第61号まで及び議案第63号から議案第73号まで(委員長報告・同質疑・討論・表決)
 第2 議案第74号(質疑・委員会付託等省略・表決)
 第3 議員提出議案第1号(提出者説明等省略・表決)
 第4 選挙管理委員及び同補充員の選挙
 第5 意見書案
 第6 常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件
 第7 特別委員会閉会中継続審査の件
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出席議員(40人)
 1番 森 礼子
 2番 立谷誠一
 3番 尾崎太郎
 4番 藤山将材
 5番 新島 雄
 6番 山下直也
 7番 門 三佐博
 8番 井出益弘
 9番 濱口太史
 10番 鈴木太雄
 11番 服部 一
 13番 山田正彦
 14番 坂本 登
 15番 宇治田栄蔵
 16番 尾崎要二
 17番 山本茂博
 18番 平木哲朗
 19番 前芝雅嗣
 20番 浅井修一郎
 21番 中村裕一
 22番 冨安民浩
 23番 岸本 健
 24番 中 拓哉
 25番 花田健吉
 26番 角田秀樹
 27番 吉井和視
 28番 向井嘉久藏
 29番 谷口和樹
 30番 多田純一
 31番 片桐章浩
 32番 藤本眞利子
 33番 浦口高典
 34番 大沢広太郎
 35番 谷 洋一
 36番 岩田弘彦
 37番 高田由一
 38番 奥村規子
 40番 松坂英樹
 41番 長坂隆司
 42番 雑賀光夫
欠席議員(なし)
〔備考〕
12番 欠員
 39番 欠員
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説明のため出席した者
 知事         仁坂吉伸
 副知事        下 宏
 知事室長       藤本陽司
 国体推進監      若宮茂樹
 危機管理監      半田和雄
 総務部長       米澤朋通
 企画部長       野田寛芳
 環境生活部長     米田和一
 福祉保健部長     山本明史
 商工観光労働部長   大門達生
 農林水産部長     増谷行紀
 県土整備部長     尾花正啓
 会計管理者      雑賀忠仁
 教育委員会委員長   山下郁夫
 教育長        西下博通
 公安委員会委員長   片山博臣
 警察本部長      植田秀人
 人事委員会委員長   守屋駿二
 代表監査委員     保田栄一
 選挙管理委員会委員長 諸木良介
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職務のため出席した事務局職員
 事務局長       宮端 宏
 次長         上坊 晃
 議事課長       堀 達也
 議事課副課長     中谷政紀
 議事課課長補佐兼議事班長
            中井 寛
 議事課主任      中尾祐一
 議事課主査      保田良春
 議事課主査      岸裏真延
 総務課長       谷 巌
 総務課主事      鶴野尚樹
 政策調査課長     谷村守彦
 政策調査課調査員   津村芳秀
 政策調査課調査員   岩城 望
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  午前10時0分開議
○議長(山下直也君) これより本日の会議を開きます。
 この際、暫時休憩いたします。
  午前10時0分休憩
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  午後1時29分再開
○議長(山下直也君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 日程第1、議案第1号から議案第16号まで、議案第32号から議案第61号まで及び議案第63号から議案第73号までを一括して議題とし、順次、常任委員会委員長、予算特別委員会委員長及び行政改革・基本計画等に関する特別委員会委員長の報告を求めます。
 福祉環境委員会委員長浦口高典君。
  〔浦口高典君、登壇〕(拍手)
○福祉環境委員会委員長(浦口高典君) 福祉環境委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案6件であります。
 また、平成25年度当初予算関係議案のうち、当委員会所管分について議長から調査依頼がありました。
 委員会は、3月12日、第2委員会室において開催し、福祉保健部、環境生活部の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第41号から議案第43号まで、議案第45号及び議案第61号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決し、議案第44号は賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、調査依頼のありました予算関係議案につきましては、適当である旨、議長に報告いたしました。
 次に、所管に係る各委員の主な質問項目を申し上げますと、福祉保健部関係では、生活保護について、社会福祉法人と連携した自立支援プログラムについて、放課後児童クラブについて、母子家庭等就業自立支援事業について、介護保険制度について、基準病床数について、手話通訳者の派遣について、看護師確保対策について、准看護師試験について、結核医療について、歯科保健対策事業について、がん対策について、新型インフルエンザ等対策特別措置法について、健康増進と介護のための取り組みについて、親支援プログラムについて、グループホーム等の防火対策について、脱法ハーブの取り締まりについて、環境生活部関係では、和歌山県地域グリーンニューディール基金活用事業について、廃棄物処理場建設に係る説明会について、和歌山県地域グリーンニューディール基金活用事業の民間施設への活用について、PM2.5の監視状況について、ジオパークの推進についてただされました。
 以上をもちまして、福祉環境委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(山下直也君) 経済警察委員会委員長平木哲朗君。
  〔平木哲朗君、登壇〕(拍手)
○経済警察委員会委員長(平木哲朗君) 経済警察委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託された案件は、議案付託表に記載のとおり、議案5件であります。
 また、平成25年度当初予算関係議案のうち、当委員会所管分について議長から調査依頼がありました。
 委員会は、3月12日、第3委員会室において開催し、公安委員会、商工観光労働部・労働委員会の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第46号、議案第58号、議案第59号、議案第70号、議案第71号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 また、調査依頼のありました予算関係議案につきましては、適当である旨、議長に報告いたしました。
 次に、所管に係る各委員の主な質問項目を申し上げますと、公安委員会関係では、学校支援サポーターの増員と活動概要について、県内の自転車事故の現況と安全対策について、反捕鯨団体への対応について、原発反対運動による騒音被害、治安不安への対応について、商工観光労働部・労働委員会関係では、職場のいじめ、嫌がらせに対する取り組みと今後の対応について、観光トイレの整備補助について、経営革新計画の承認について、産業を支える人づくりプロジェクトについて、プラザホープの管理についてただされました。
 以上をもちまして、経済警察委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(山下直也君) 農林水産委員会委員長山本茂博君。
  〔山本茂博君、登壇〕(拍手)
○農林水産委員会委員長(山本茂博君) 農林水産委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案3件であります。
 また、平成25年度当初予算関係議案のうち、当委員会所管分について議長から調査依頼がありました。
 委員会は、3月12日、第4委員会室において開催し、農林水産部から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査した結果、議案第47号、議案第48号、議案第61号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 調査依頼のありました議案第1号、議案第2号は、適当である旨、議長に報告いたしました。
 次に、所管に係る各委員の主な質問項目を申し上げますと、県産果実の輸出状況及び販路拡大への取り組みについて、国営総合農地防災事業について、ため池改修等に係る予算について、ウメ輪紋ウイルス対策について、試験研究機関の名称について、条例改正に際しての提案部局について、漁業調査船「きのくに」の活用について、関西広域連合における農林水産業部門の連携について、有害鳥獣の捕獲対策について、有田川漁協に対する検査内容について、漁業者に対する燃油価格高騰対策について、県内産サカキの流通状況について、熊野本宮大社の改修に紀州材を使った場合の補助金について、県内産物のハラル市場への参入の可能性について、紀の国森づくり基金活用事業の公募方法について、射撃場の整備・運営についてただされました。
 以上をもちまして、農林水産委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(山下直也君) 建設委員会委員長岸本 健君。
  〔岸本 健君、登壇〕(拍手)
○建設委員会委員長(岸本 健君) 建設委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案12件であります。
 また、平成25年度当初予算関係議案のうち、当委員会所管分について議長から調査依頼がありました。
 委員会は、3月12日、第5委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第61号については賛成多数をもって、議案第49号から議案第53号まで、議案第64号、議案第66号から議案第69号まで及び議案第72号については全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 また、調査依頼のありました予算関係議案につきましては、適当である旨、議長に報告いたしました。
 なお、当委員会から「近畿自動車道紀勢線の南紀田辺までの4車線化と紀伊半島一周の早期実現及び京奈和自動車道の整備促進を求める意見書(案)」を提出することになっておりますので、よろしくお願い申し上げます。
 次に、所管に係る各委員の主な質問項目を申し上げますと、道路敷における屋外広告物の規制について、公共工事による河川の汚濁に係る補償問題について、道路構造令条例による道路整備について、通学路における緊急合同点検の結果と今後の対策について、生活排水対策の現状と課題について、浄化槽による汚水処理の促進について、サイクリングロードの整備計画について、市街地における交通安全対策としての自転車道整備について、京奈和自動車道紀北西道路整備の進捗状況と今後の見込みについて、工事材料費、人件費の状況について、県道整備における町からの協力申し出について、堂田川及び中谷川の整備状況と今後の取り組みについて、県道白浜久木線に係る裁判の状況についてただされました。
 以上をもちまして、建設委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(山下直也君) 文教委員会委員長藤山将材君。
  〔藤山将材君、登壇〕(拍手)
○文教委員会委員長(藤山将材君) 文教委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案4件であります。
 また、平成25年度当初予算関係議案のうち、当委員会所管分について議長から調査依頼がありました。
 委員会は、3月12日、第6委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第54号から議案第56号までは全会一致をもって、議案第57号は賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 また、調査依頼のありました予算関係議案につきましては、適当である旨、議長に報告いたしました。
 次に、所管に係る各委員の主な質問項目を申し上げますと、学校教育の目的について、体罰について、教職員の評価について、議案第54号の教育委員会事務局職員の定数について、議案第57号の県立学校等職員の定数について、旧県会議事堂の保存について、本県実施の学習到達度調査と全国学力・学習状況調査について、高校生の就職問題について、高等学校入学者選抜実施状況について、ICT利活用について、ダンスを取り入れた体力向上対策について、問題を抱える子供への対応について、避難所に指定されている県立学校について、きのくに学力向上総合支援についてただされました。
 以上をもちまして、文教委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(山下直也君) 総務委員会委員長前芝雅嗣君。
  〔前芝雅嗣君、登壇〕(拍手)
○総務委員会委員長(前芝雅嗣君) 総務委員会における審査の経過並びに結果について、御報告を申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案12件であります。
 委員会は、3月12日、14日の2日間、第1委員会室において開催し、会計局、人事委員会事務局、監査委員事務局、選挙管理委員会、県議会事務局、知事室、企画部、総務部の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査をいたしました結果、議案第37号は賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決し、議案第32号から議案第36号まで、議案第38号から議案第40号まで、議案第60号、議案第65号及び議案第73号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 また、調査依頼のありました予算関係議案につきましては、適当である旨、議長に報告をいたしました。
 次に、所管に係る各委員の主な質問項目を申し上げますと、会計局関係では、「かい」について、人事委員会関係では、国からの地方公務員給与の削減要請について、知事室関係では、国体開催における選手・関係者の宿泊体制の進捗状況について、障害者スポーツ大会開催において車いすで宿泊できる部屋の確保について、国体開催時の輸送体制及び駐車場の確保について、競技力向上に向けた体育指導員の確保及びその活用について、企画部関係では、わがまち元気プロジェクトについて、県勢活性化企画調整事業の具体的な内容について、農林漁業に関する統計調査について、コスモパーク加太の現状と今後について、市町村の自治体クラウドの推進について、大滝ダム維持管理負担金について、総務部関係では、コスモパーク加太への消防学校の移転整備について、附属機関の設置等に関する条例等の一部を改正する条例について、消防法改正後のガソリンスタンドの現状について、オスプレイの飛行訓練についてただされました。
 以上をもちまして、総務委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(山下直也君) 予算特別委員会委員長中村裕一君。
  〔中村裕一君、登壇〕(拍手)
○予算特別委員会委員長(中村裕一君) 予算特別委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案16件であります。
 委員会は、まず3月8日、11日に予算・決算特別委員会室において総括質疑を行い、質疑終了後、直ちに議長を通じ各常任委員会に対し部局別質疑・調査を依頼したところであります。その調査結果の報告を受けて、3月14日に予算・決算特別委員会室において委員会を開催し、慎重に審査いたしました結果、付託を受けました議案第1号、議案第3号、議案第7号、議案第16号は賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決し、議案第2号、議案第4号から議案第6号まで、議案第8号から議案第15号までは全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、総括質疑での付託議案に係る各委員の主な質疑項目を申し上げますと、県立中学校について、いじめ、体罰について、道路整備について、広報について、ひきこもり対策について、紀の国森づくり基金活用事業について、過疎対策事業について、電気自動車導入推進事業について、微小粒子状物質常時監視体制整備事業について、県営住宅の管理について、特別支援学校における体罰問題について、学校給食における食物アレルギー問題について、金融円滑化法期限切れに伴う県内中小零細業者への影響について、燃料価格の上昇に伴う施設園芸農家の燃油補助について、鳥獣害対策について、新日鉄・住友金属の合併に伴う新会社の和歌山製鉄所の位置づけについて、米軍オスプレイ低空飛行訓練について、社会資本の維持管理・老朽化対策について、濱口梧陵シンポジウム事業について、和歌山フルーツバレーについて、農作物鳥獣害防止に係る集中的な捕獲について、部活動における体罰を下さない指導についての指導者研修と徹底について、和歌山おもてなしトイレ大作戦について、新エネルギー創出促進について、森林と林業の再生について、南紀熊野ジオパーク構想の推進について、熊野川の国直轄化について、伝統的工芸品の新規大臣指定に伴う取り組みについて、サイクリングロードの整備について、わかやま結婚支援について、紀見トンネルについて、国の緊急経済対策について、性暴力被害者支援事業について、県産品の販売促進について、ため池対策について、消防の広域化への取り組みについて、鳥獣害対策で必要な射撃訓練施設について、以上であります。
 これをもちまして、予算特別委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願いいたします。(拍手)
○議長(山下直也君) 行政改革・基本計画等に関する特別委員会委員長山田正彦君。
  〔山田正彦君、登壇〕(拍手)
○行政改革・基本計画等に関する特別委員会委員長(山田正彦君) 行政改革・基本計画等に関する特別委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案第63号1件であります。
 委員会は、3月7日、予算・決算特別委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上をもちまして、行政改革・基本計画等に関する特別委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(山下直也君) 以上で、常任委員会委員長、予算特別委員会委員長及び行政改革・基本計画等に関する特別委員会委員長の報告が終わりました。
 これより委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山下直也君) 質疑なしと認めます。
 次に、討論に入ります。
 まず、松坂英樹君から反対討論の通告がありますので、許可いたします。
 40番松坂英樹君。
  〔松坂英樹君、登壇〕(拍手)
○松坂英樹君 日本共産党県議団を代表いたしまして、議案第1号、3号、7号、16号、37号、44号、57号、61号、70号、71号の計10議案に反対する立場で討論をさせていただきます。
 2013年度和歌山県一般会計予算案は、前年度当初予算比1.3%減となっています。2012年度補正予算と合わせた13カ月予算で見れば実質的な規模で5.4%増ですが、補正で増額されたのは公共事業費と国からの交付金による基金積み立てだけで、県民に身近な福祉の充実や暮らしを温める施策がふえたというものではありません。
 民生費で15億円、労働費で5億円、農林水産費では21億円の減額となっています。県債残高はとうとう1兆円を超え、県民1人当たりも100万円を超えています。この県債を返済するための後年度負担が心配されます。
 歳入では、個人県民税が増額となっていますが、これは県民所得の向上を見込んだものではなく、昨年からの年少扶養控除の廃止、特定扶養控除の縮小による増税分が主なものです。また、地方交付税は、地方公務員給与を7月から13年度に限り、国家公務員に倣って7.8%削減を迫る措置により減額されました。そのうち、防災・減災や地域活性化のためとして、減額分の3分の1が増額されています。これらにより、2012年度より41億円の減、臨時財政対策債との合計では51億円が減額をされています。
 歳出で前年比1.3%減となったのは、人件費の減額によるところが大きいわけですが、退職金の減額とともに、高校40人、特別支援学校14人、小学校10人、中学校6人と、教職員定数を70人減としたことによるものです。
 福祉の分野では、扶助費は障害者援護や児童措置費が増加して前年比4億円の自然増となっていますが、県内の生活困窮者は引き続きふえているにもかかわらず、生活保護扶助費は減額の見込みとなっています。国からは、生活保護の基準切り下げが押しつけられようとしています。生活保護の捕捉率も低い中、最後のセーフティーネットとしての役割をしっかりと果たすよう丁寧な生活保護行政が求められます。
 福祉医療分野の県民負担については、国民健康保険を初め後期高齢者医療保険、介護保険など、高齢者や障害者を初め県民から負担はもう限界だとの悲鳴が出されています。県民の負担軽減のために、県としても一歩踏み出すべきだと考えます。
 子供医療費助成は、県内30市町村中25市町村で対象拡大が進んでいますが、県の制度は小学校就学前のままです。対象拡大に踏み出すべきだと考えます。
 医師、看護師確保という点では、日高看護専門学校の設置が予算化されたことは歓迎します。しかし、看護職員就学資金貸付金は、県内の看護師養成学校当たり新規分1~2名程度の枠でしかありません。この就学資金の対象拡大を含め、一層の充実を求めるものです。
 議案第44号は、准看護師試験に関する事務が関西広域連合に移管されることによる条例廃止ということですが、看護師と准看護師の試験日を同一日に実施することで受験機会が減少し、看護職員の資格取得にはプラスにならないと考え、反対です。
 また、児童虐待相談が全国的、全県的にもふえてきている中、国の安心こども基金を活用した対策の強化が図られてきましたが、基金事業の一部終了に伴い、市町村での児童の安全確認の体制強化策が削減されています。県として引き続き市町村への支援強化を求めるものです。
 次に、公共事業の分野で予算を見てみると、補正と合わせてこの分野は突出し、実質で前年比17%増、特に道路整備費は77%増です。国直轄事業負担金のほうは、事業費増にあわせて大幅増となっていて、この中には、和歌山下津港の南防波堤や日高港の港湾整備など、不要不急の事業への負担金も含まれます。
 今月末に完成式典の行われる大滝ダムについては、当初の計画から16倍にも建設費が膨れ上がり、これまで和歌山県として455億円もの負担金を払ってきました。当初予算の中では、大滝ダム維持管理負担金は、新年度から新しく負担するものです。国の8億円の維持管理費用の概算に対し、利水分の和歌山県分の費用負担割合1.3%を掛けて求めた数字であり、当面はこの県としての利水分の負担が求められるのですが、2年後には、建設地である奈良県川上村への納付金も発生してまいります。さらに、今後、大規模な災害が発生した場合に負担が乗ってくる可能性もあり、際限のない負担増にならないよう国に働きかけることが大切です。
 コスモパーク加太では、ことしも6億6000万円余の対策事業費が予算化されています。事業計画が半分に縮小されたカゴメ加太菜園からの賃借料は2014年から半減することになり、県の負担する差額が一層ふえることになります。行き過ぎた優遇措置を続けるのは適当ではないと考えます。
 新年度予算の中で、県民にとって身近な生活道路や要望の多い道路の整備とともに、通学路安全対策が進むことは評価するものです。今後、道路を初めとした社会資本の維持管理、老朽化対策へのウエートを上げ、管理費用の分散、軽減、防災対策に取り組むことが求められます。このことは将来負担の軽減につながるとともに、中小業者の持続的な仕事づくりとなり、地元の景気対策ともなるものです。
 次に、景気対策では、ふるさと雇用再生特別基金事業が2012年度で終了となりました。継続となった緊急雇用創出事業も含め、引き続き雇用対策に全力を挙げる必要があります。
 地域経済を温める有効な景気対策として、住宅リフォーム助成制度の創設を重ねて提案をするものです。
 そうした中で、今回、職員の退職手当削減が条例化されようとしています。政府は、国家公務員の退職手当について人事院勧告も受けないまま、昨年8月、一方的に「国家公務員の退職手当の支給水準引き下げ等について」とする閣議決定をしました。その後、衆議院が解散されたどさくさの中、退職手当改悪法案が可決され、これを受けて、総務省は各地方自治体に対し、国に倣って退職手当を下げるよう要請する通知を出したのです。
 また、加えて職員の給与については、政府が地方公務員の賃金を7月からさらに7.8%引き下げることを地方自治体に押しつけてきています。このように国が一方的に下げ幅を決め押しつけるということは人事委員会制度の根幹にもかかわる問題でもあり、地方6団体も「極めて遺憾である」との共同声明を出しました。
 こうした経過を見るならば、今回の議案第37号は賛成することはできませんし、賃金アップを進めている今の政府の経済対策にも逆行するものだと指摘をするものです。
 教育の分野では、学力到達度調査という名のもとに県独自の学力調査の復活が予算化されています。このような学力テストは児童生徒へますます負担をふやすだけであり、反対です。また、35人学級の予算措置が国で行われなかったことは大問題です。最悪、県単ででもカバーしなければなりません。
 議案第57号の教職員定数条例は、国の予算措置をそのまま受け入れた内容であるため、賛成できません。
 議案第7号の競輪事業特別会計については、ギャンブル反対の立場から認められません。公営ギャンブルはもう廃止すべきではないでしょうか。
 議案第16号の土地造成事業では、ようやく時価評価が採用されるようになりましたが、呼び込み型開発失敗の責任を反省し説明責任を果たすことなしに県民の税金からの損失補填を続けることには賛成できません。
 議案第3号、中小企業振興資金特別会計予算、議案第70号、71号の債権放棄議案については、時効案件の最終処理を余儀なくされるものとともに、ゆがんだ同和行政への反省もなく、貸し付けや債権管理の実態が不透明なものを残しているという点では、県民の理解を得ることはできないと考えます。
 議案第61号の市町村負担金については、災害防災対策的な県単事業の市町村負担はなくすべきだと提案してきました。さらなる負担軽減を求めるものです。
 以上で、計10議案に対する反対討論を終わります。(拍手)
○議長(山下直也君) 次に、花田健吉君から賛成討論の通告がありますので、許可いたします。
 25番花田健吉君。
  〔花田健吉君、登壇〕(拍手)
○花田健吉君 議長のお許しをいただきましたので、本日、本2月定例会に提案されている平成25年度当初予算関係議案並びに諸議案に対し、賛意を示す自由民主党県議団、公明党県議団、改新クラブ、刷新クラブを代表し、賛成の立場から討論させていただきます。
 まず、平成25年度当初予算案についてでありますが、昨年末に誕生した安倍新政権は、日本経済再生に向けた緊急経済対策を取りまとめ、大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略の3本の矢で、長引く円高、デフレ不況から脱却し、雇用や所得の拡大を目指すとし、いわゆる15カ月予算の考え方で大型補正予算と平成25年度予算を合わせ、景気の下支えをしつつ、切れ目のない経済対策を実行するとしたところであります。
 内閣府が発表した2月の月例経済報告でも、景気の先行き懸念材料からデフレの影響を3年4カ月ぶりに削除するなど、安倍政権の経済政策であるアベノミクスへの期待により景気が底入れしつつあることが示されております。
 一方、県内経済は、緊急経済対策等の効果や輸出環境の改善に伴い景気回復へ向かうことが期待されますが、海外景気に係る不確実性が県内景気を下押しするリスクも依然として存在しております。本県におきましても、県税収入が伸び悩む一方、社会保障関係経費や公債費等の義務的経費が増加するなど、引き続き厳しい財政環境のもと、難しい予算編成を余儀なくされたものと推察いたします。
 そのような状況の中、県当局におきましては、景気回復の兆しが見られるこの機会を逃さぬよう、大胆な公共事業の追加など国の補正予算を積極的に活用した2月補正予算を合わせ、13カ月予算として切れ目のない予算執行を目指すとともに、元気な和歌山の創造と財政の健全化を達成させるため、歳入歳出の両面にわたりあらゆる検討を行われたものと思います。
 当初予算案は、「大規模災害に備えた『安全』の政策」、「県民の命とくらしを守る『安心』の政策」、「成長に向けた『挑戦』の政策」を3本柱として重点的に編成され、津波避難対策など南海トラフ巨大地震等への備えや治水対策の強化など台風、集中豪雨への備え、さらには、地域の防災力強化、質の高い医療確保のための地域の拠点病院の機能強化や日高看護専門学校設立支援など医療従事者の確保、がん対策の拡充、少子化対策としての若者の出会いの機会拡大や、難聴児の補聴器購入補助等、障害のある方への支援など福祉対策の充実強化、また、県内企業の県外、海外進出支援など競争力強化、農産物等の国内外への販路拡大、観光面でも25年の伊勢神宮式年遷宮から27年の紀の国わかやま国体にかけた重点的なキャンペーンの展開や、来訪者が快適に過ごしていただけるように観光施設等のトイレの改修に重点的に取り組むおもてなしトイレ大作戦など、新政策が盛り込まれております。
 加えて、2月補正予算では過去最大となる積極的な投資により道路整備や河川整備の進捗を図るなど、現下の和歌山県の政策課題に的確に対応した予算案となっています。
 一方、これらの政策を実現するため、職員人件費の抑制、国の補正予算等で措置された基金や交付金の有効活用、事務事業見直し等により収支不足額を新行財政改革推進プラン改定版どおりの9億円に抑えられたことは、高く評価されるものと考えます。
 このように、平成25年度当初予算案は、元気な和歌山の実現に向けた新政策の重点的推進と持続可能な財政構造の確立を図りつつ、さらに、2月補正予算と合わせ切れ目のない予算執行により県経済を回復に導くという強い姿勢を示した予算として、県民の期待に十分応えられるものであります。
 また、その他の諸議案につきましては、厳しい財政状況を勘案した職員の給与カット継続に係る条例改正や、梅等の果実の生産の安全性を図るためのウメ輪紋ウイルスの侵入及びまん延を防止する条例制定、安全かつ円滑な道路交通の確保を図るとともに防災機能の強化などを図るため県独自の基準等を定める和歌山県が管理する県道の公道の技術的基準及び県道に設ける道路標識の寸法を定める条例制定など、いずれも時宜にかなった必要かつ適切なものであります。
 この上は、これら諸議案に盛り込まれた各般の施策を迅速に執行し、成果を上げることが県民の負託に応える上で最も肝要と確信するところであります。
 以上申し上げた認識のもと、今議会に提案されている平成25年度当初予算関係議案並びに諸議案について、原案のとおり成立することを期するものであることを申し上げ、賛成の討論とさせていただきます。(拍手)
○議長(山下直也君) 以上で、討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 まず、議案第1号、議案第3号、議案第7号、議案第16号、議案第37号、議案第44号、議案第57号、議案第61号、議案第70号及び議案第71号を一括して採決いたします。
 本案に対する委員長報告は、いずれも原案可決であります。
 本案をいずれも委員長報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(山下直也君) 起立多数であります。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
 次に、議案第2号、議案第4号から議案第6号まで、議案第8号から議案第15号まで、議案第32号から議案第36号まで、議案第38号から議案第43号まで、議案第45号から議案第56号まで、議案第58号から議案第60号まで、議案第63号から議案第69号まで、議案第72号及び議案第73号を一括して採決いたします。
 本案に対する委員長報告は、いずれも原案可決であります。
 本案をいずれも委員長報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(山下直也君) 起立全員であります。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
 次に日程第2、議案第74号を議題といたします。
 これより質疑に入ります。
 本案について質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山下直也君) 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。本案については、委員会付託等を省略し、これより直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山下直也君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 これより採決に入ります。
 議案第74号和歌山県副知事の選任につき同意を求めるについてを採決いたします。
 議場を閉鎖いたします。
  〔議場閉鎖〕
○議長(山下直也君) ただいまの出席議員数は、議長を除き39人であります。
 お諮りいたします。立会人に、1番森礼子君、10番鈴木太雄君、29番谷口和樹君、37番高田由一君の4君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山下直也君) 御異議なしと認めます。よって、立会人に以上の4君を指名いたします。
 念のため申し上げます。投票は無記名であります。投票用紙に、本県副知事に下宏君を選任するにつき同意することに賛成の諸君は「賛成」と、反対の諸君は「反対」と記載願います。
 なお、この際、白票は無効といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山下直也君) 御異議なしと認めます。よって、白票は無効とすることに決定いたしました。
 投票用紙を配付いたします。
  〔投票用紙配付〕
○議長(山下直也君) 配付漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山下直也君) 配付漏れなしと認めます。
 投票箱を改めます。
  〔投票箱点検〕
○議長(山下直也君) 異状なしと認めます。
 点呼に応じて順次投票願います。
 点呼いたします。
  〔氏名点呼・投票〕
○議長(山下直也君) 投票漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山下直也君) 投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 議場の閉鎖を解きます。
  〔議場開鎖〕
○議長(山下直也君) これより開票を行います。
 立会人の立ち会いをお願いいたします。
  〔開票〕
○議長(山下直也君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数39票、うち有効投票39票、無効投票なし。有効投票中、賛成39票、反対なし。
 以上のとおり、賛成全員であります。よって、議案第74号は同意することに決定いたしました。
 この際、ただいま副知事選任について同意されました下宏君から発言を求められておりますので、許可いたします。
 副知事下 宏君。
  〔下 宏君、登壇〕(拍手)
○副知事(下 宏君) お許しをいただきましたので、御挨拶を申し上げます。
 ただいま、私の副知事選任につきまして議員の皆様方の温かい御配慮によりまして御同意を賜りましたこと、厚く御礼を申し上げます。そして、この4年間、議員の皆様には格別の御指導と御支援を賜りました。重ねて御礼を申し上げる次第であります。まことにありがとうございました。
 そして、この間、県内の各市町村長を初め県民の皆さんからも温かい御支援と御協力を賜りました。勝手ではございますが、本席をおかりして厚く御礼を申し上げます。
 さて、2年後には紀の国わかやま国体、わかやま大会を控えてございますし、県政にはさまざまな課題がございます。もとより微力ではございますが、仁坂知事を補佐し、県勢発展のために全力で取り組んでまいりますので、議員の皆様方におかれましては、なお一層の御支援と御協力をお願い申し上げます。
 まことに簡単ではございますが、御礼の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
○議長(山下直也君) この際、報告いたします。
 議員提出議案の提出がありました。
 お諮りいたします。議員提出議案第1号を本日の日程に追加し、これより直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山下直也君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 議員提出議案第1号議会の議員の議員報酬の特例に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。
 議案は、お手元に配付しております。
 お諮りいたします。本案については、提出者の説明、質疑、委員会付託及び討論を省略し、これより直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山下直也君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 これより採決に入ります。
 議員提出議案第1号を採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(山下直也君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に日程第3、3月30日をもって任期が満了する和歌山県選挙管理委員及び同補充員の選挙を行います。
 まず、選挙管理委員の選挙を行います。
 議場を閉鎖いたします。
  〔議場閉鎖〕
○議長(山下直也君) ただいまの出席議員数は、40人であります。
 お諮りいたします。立会人に、1番森礼子君、10番鈴木太雄君、29番谷口和樹君、37番高田由一君の4君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山下直也君) 御異議なしと認めます。よって、立会人に以上の4君を指名いたします。
 念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の住所及び氏名を記載願います。
 なお、この際、白票は無効といたします。
 投票用紙を配付いたします。
  〔投票用紙配付〕
○議長(山下直也君) 配付漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山下直也君) 配付漏れなしと認めます。
 投票箱を改めます。
  〔投票箱点検〕
○議長(山下直也君) 異状なしと認めます。
 点呼に応じて順次投票願います。
 点呼いたします。
  〔氏名点呼・投票〕
○議長(山下直也君) 投票漏れはありせんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山下直也君) 投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 議場の閉鎖を解きます。
  〔議場開鎖〕
○議長(山下直也君) これより開票を行います。
 立会人の立ち会いをお願いいたします。
  〔開票〕
○議長(山下直也君) 選挙の結果を報告いたします。
 投票総数40票、うち有効投票36票、無効投票4票。有効投票中、上山義彦君12票、下川俊樹君9票、小川武君8票、新田和弘君7票。
 以上のとおりであります。
 この選挙の法定得票数は3票であります。よって、上山義彦君、下川俊樹君、小川武君、新田和弘君、以上の4君が本県選挙管理委員に当選されました。
 次に、補充員の選挙を行います。
 議場を閉鎖いたします。
  〔議場閉鎖〕
○議長(山下直也君) ただいまの出席議員数は、40人であります。
 お諮りいたします。立会人に、1番森礼子君、10番鈴木太雄君、29番谷口和樹君、37番高田由一君の4君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山下直也君) 御異議なしと認めます。よって、立会人に以上の4君を指名いたします。
 念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の住所及び氏名を記載願います。
 なお、この際、白票は無効といたします。
 投票用紙を配付いたします。
  〔投票用紙配付〕
○議長(山下直也君) 配付漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山下直也君) 配付漏れなしと認めます。
 投票箱を改めます。
  〔投票箱点検〕
○議長(山下直也君) 異状なしと認めます。
 点呼に応じて順次投票願います。
 点呼いたします。
  〔氏名点呼・投票〕
○議長(山下直也君) 投票漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山下直也君) 投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 議場の閉鎖を解きます。
  〔議場開鎖〕
○議長(山下直也君) これより開票を行います。
 立会人の立ち会いをお願いいたします。
  〔開票〕
○議長(山下直也君) 選挙の結果を報告いたします。
 投票総数40票、うち有効投票36票、無効投票4票。有効投票中、曽根義廣君12票、辻本圭三君9票、鳥渕朋子君8票、青山喬一君7票。
 以上のとおりであります。
 この選挙の法定得票数は3票であります。よって、曽根義廣君、辻本圭三君、鳥渕朋子君、青山喬一君、以上の4君が本県選挙管理委員会の補充員に当選されました。
 次に、日程第4に入ります。
 まず、和議第97号「近畿自動車道紀勢線の南紀田辺までの4車線化と紀伊半島一周の早期実現及び京奈和自動車道の整備促進を求める意見書(案)」を議題といたします。
 案文は、お手元に配付しております。
 お諮りいたします。本案については、提出者の説明、質疑及び討論を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山下直也君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 次に、和議第98号「地方の意見を尊重した衆議院選挙制度改革を求める意見書(案)」、和議第99号「ブラッドパッチ療法の保険適用及び脳脊髄液減少症の診断・治療の推進を求める意見書(案)」、和議第100号「意見書に対する関係行政庁等からの誠実回答を求める意見書(案)」、和議第101号「少人数学級の推進及び義務教育に必要な財源の確保を求める意見書(案)」を一括して議題といたします。
 案文は、お手元に配付しております。
 お諮りいたします。本案については、いずれも提出者の説明、質疑、委員会付託及び討論を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山下直也君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 これより採決に入ります。
 まず、和議第97号を採決いたします。
 お諮りいたします。本案を原案のとおり決することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山下直也君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、和議第98号を採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(山下直也君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、和議第99号から和議第101号までを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。本案をいずれも原案のとおり決することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山下直也君) 御異議なしと認めます。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
 次に日程第5、常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件を議題といたします。
 お諮りいたします。お手元に配付しております「継続審査を要する所管事務調査件名表」及び「継続審査を要する担任事務調査件名表」のとおり、それぞれ閉会中の継続審査として付議することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山下直也君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 次に日程第6、特別委員会閉会中継続審査の件を議題といたします。
 お諮りいたします。東南海・南海地震等対策特別委員会、人権・少子高齢化・環境問題等対策特別委員会、行政改革・基本計画等に関する特別委員会、半島振興・交通・産業振興対策特別委員会及び予算特別委員会に付議されたそれぞれの問題について、さらに閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山下直也君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 以上で、今期定例会に付議された諸案件の審議は全て終了いたしました。
 議員各位の連日の御精励を深く感謝申し上げます。
 一言申し上げます。
 東日本大震災から2度目の春を迎えようとしております。本年3月11日、東京での追悼式典に出席してまいりました。被災地の復旧・復興には多くの課題がありますが、一歩一歩確実に歩みを進めている被災者の方々の声をお伺いいたしました。
 今、県も議会も紀伊半島大水害からの早期復興を着実に進めておりますが、和歌山に春が一日も早く訪れ、やがて咲き誇る桜のように全ての県民の皆様の心もらんまんとなりますよう、ともに頑張っていこうではありませんか。
 議員各位におかれましては、十分健康に御留意の上、県勢発展のため、ますます御活躍されますよう御祈念をいたします。
 これをもって、平成25年2月定例会を閉会いたします。
  午後2時49分閉会

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