平成24年12月 和歌山県議会定例会会議録 第1号(全文)


平成24年12月 和歌山県議会定例会会議録

第1号(全文)


汎用性を考慮してJIS第1・2水準文字の範囲で表示しているため、会議録正本とは一部表記の異なるものがあります。

正しい表記は「人名等の正しい表記」をご覧ください。

平成24年12月
和歌山県議会定例会会議録
第1号
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議事日程 第1号
 平成24年12月10日(月曜日)
 午前10時開会・開議
 第1 会議録署名議員の指名
 第2 会期決定の件
 第3 議案第148号から議案第174号まで並びに報第3号(当局説明)
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会議に付した事件
 第1 会議録署名議員の指名
 第2 会期決定の件
 第3 議案第148号から議案第174号まで並びに報第3号(当局説明)
 第4 休会決定の件
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出席議員(40人)
 1番 森 礼子
 2番 立谷誠一
 3番 尾崎太郎
 4番 藤山将材
 5番 新島 雄
 6番 山下直也
 7番 門 三佐博
 8番 井出益弘
 9番 濱口太史
 10番 鈴木太雄
 11番 服部 一
 13番 山田正彦
 14番 坂本 登
 15番 宇治田栄蔵
 16番 尾崎要二
 17番 山本茂博
 18番 平木哲朗
 19番 前芝雅嗣
 20番 浅井修一郎
 21番 中村裕一
 22番 冨安民浩
 23番 岸本 健
 24番 中 拓哉
 25番 花田健吉
 26番 角田秀樹
 27番 吉井和視
 28番 向井嘉久藏
 29番 谷口和樹
 30番 多田純一
 31番 片桐章浩
 32番 藤本眞利子
 33番 浦口高典
 34番 大沢広太郎
 35番 谷 洋一
 36番 岩田弘彦
 37番 高田由一
 38番 奥村規子
 40番 松坂英樹
 41番 長坂隆司
 42番 雑賀光夫
欠席議員(なし)
〔備考〕
 12番 欠員
 39番 欠員
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説明のため出席した者
 知事         仁坂吉伸
 副知事        下 宏
 知事室長       藤本陽司
 国体推進監      若宮茂樹
 危機管理監      半田和雄
 総務部長       米澤朋通
 企画部長       野田寛芳
 環境生活部長     米田和一
 福祉保健部長     山本明史
 商工観光労働部長   大門達生
 農林水産部長     増谷行紀
 県土整備部長     尾花正啓
 会計管理者      雑賀忠仁
 教育委員会委員長   山下郁夫
 教育長        西下博通
 公安委員会委員    溝端莊悟
 警察本部長      植田秀人
 人事委員会委員長   守屋駿二
 代表監査委員     保田栄一
 選挙管理委員会委員長 諸木良介
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職務のため出席した事務局職員
 事務局長       宮端 宏
 次長         上坊 晃
 議事課長       堀 達也
 議事課副課長     中谷政紀
 議事課課長補佐兼議事班長
            中井 寛
 議事課主任      中尾祐一
 議事課主査      保田良春
 議事課主査      岸裏真延
 総務課長       谷  巌
 政策調査課長     谷村守彦
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  午前10時0分開会・開議
○議長(山下直也君) ただいまから、平成24年12月定例会を開会いたします。
 これより本日の会議を開きます。
 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 今期定例会の会議録署名議員は、8番井出益弘君、23番岸本健君、37番高田由一君の3君を指名いたします。
 次に日程第2、会期決定の件を議題といたします。
 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から12月26日までの17日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山下直也君) 御異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は本日から12月26日までの17日間と決定いたしました。
 この際、諸般の報告をいたします。
 山下大輔君から、一身上の都合により議員を辞職したい旨の願い出が11月30日付で提出されましたので、地方自治法第126条ただし書きの規定により、同日、許可いたしました。
 次に、大沢広太郎君から、10月5日付で決算特別委員の辞任の申し出がありましたので、委員会条例第10条第1項ただし書きの規定により、同日、許可いたしました。
 大沢広太郎君の辞任に伴い欠員となった決算特別委員の選任については、委員会条例第5条第1項ただし書きの規定により、10月5日付で岸本健君を指名いたしました。
 この際、暫時休憩いたします。
  午前10時1分休憩
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  午前10時58分再開
○議長(山下直也君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 この際、諸般の報告をいたします。
 知事から地方自治法第180条第1項の規定による知事専決処分報告が、監査委員から監査報告がありました。いずれもお手元に配付しておりますので、御了承願います。
 なお、人事委員会から職員の給与等に関する報告及び勧告がありましたが、この写しは既に各議員に送付されておりますので、申し添えます。
 次に、今期定例会に提出された議案等は、お手元に配付のとおり、議案第148号から議案第174号まで、並びに地方自治法第179条第1項の規定による知事専決処分報告報第3号の計28件であります。
 次に日程第3、議案第148号から議案第174号まで、並びに知事専決処分報告報第3号を一括して議題といたします。
 まず、当局の説明を求めます。
 知事仁坂吉伸君。
  〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) 平成24年12月定例会に御参集いただき、厚く御礼申し上げます。
 ただいま上程されました諸議案の提案理由を御説明するに先立ち、県政運営の基本方針等について御説明申し上げます。
 まず初めに、先月、高円宮妃殿下の御臨席のもとに開催いたしました第24回「星空の街・あおぞらの街」全国大会についてでございます。
 美しい星空や青空を後世に残そうと毎年各地で開催されているこの大会を、豊かな自然に恵まれた日高川町で開催できましたことを大変うれしく思う次第であります。今後も大会の意義を忘れず、美しい青空や星空を見ることができるすばらしい自然環境を後世に引き継いでいけるように努力してまいります。
 また、高円宮妃殿下におかれましては、大会への御臨席とあわせて県内事情を御視察いただく中で、昨年の紀伊半島大水害による大きな被害から復興をなし遂げた日高川漁業協同組合へもお立ち寄りいただき、「地元の方の大いなる努力ですばらしい復興をなし遂げられました」との温かいお言葉をちょうだいしたところでございます。
 次に、来年度の新政策と予算編成の方針についてでございます。
 来年度当初予算につきましては、既に編成作業に着手しておりますが、先般、これに先立ち、平成25年度新政策と予算編成の方針を発表いたしました。来年度の新政策につきましては、本年度に引き続き、「大規模災害に備えた『安全』の政策」、「県民の命と暮らしを守る『安心』の政策」、「成長に向けた『挑戦』の政策」の3本柱で県の政策体系を構築してまいりたいと考えております。
 今後、県議会を初め市町村長や関係団体の方々等、県民の皆様から幅広く御意見を承りながら予算編成過程の中でより検討を深めていくこととしており、来年度の税収や地方交付税等の動向も勘案しながら、持続可能な財政構造が堅持できるかどうかも見きわめた上で当初予算として2月議会に提案さしていただきますので、御理解を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 続きまして、県の取り組みの現状や方向性について御説明申し上げます。
 まず、大規模自然災害への備えにつきましては、発生する確率は極めて低いものの、可能性があるとされる南海トラフ巨大地震は本県にとって大きな脅威であり、この備えも考えておかなければなりません。
 本県では、これまで東海・東南海・南海地震の3連動という他県に例を見ない厳しい想定に基づいて対策を進めてきたところでありますが、さきに国から示された被害想定はこれを大幅に上回るものであったことから、現在、地震・津波被害想定検討委員会において詳細な県の地震・津波被害想定の策定に向けて御検討いただいているところであり、これに基づき、被害想定を早急に取りまとめてまいりますが、同時に、これまで進めてきた避難場所の見直し等に従って、避難の徹底とそのための避難路等の整備や訓練の徹底を図っていかなければなりません。
 特に、短時間で津波が到達すると見込まれる紀南地域の沿岸部においては、高台への移転や避難に活用できる複合ビルの建設なども視野に入れた抜本的な対策を講じていく必要があると考えており、現在庁内で検討を進めているところでございますが、今後も、沿岸市町の意向を十分に踏まえつつ、国の主体的な取り組みや支援も求めながら、県民のとうとい生命を守ることを最優先に対策を考えてまいります。
 また、昨年の紀伊半島大水害からの復旧・復興につきましては、国を初め多くの皆様からの温かい御支援をいただき、応急対策を速やかに完了し、現在、本格的な復旧工事を職員が一丸となって急ピッチで進めているところであります。今後も、災害復旧工事の早期完成に向けて全力を挙げることはもとより、今なお避難生活を余儀なくされている被災者の方が一日も早くもとの暮らしに戻れるように、市町村とともに努力してまいります。
 さらに、本年6月から始めたダムの治水効果を高める新しい運用や排水ポンプ車の導入による機動的な浸水対策など、今できることは直ちに実行するという考え方のもとに対策を講じてまいりましたが、今後も怠りなく必要な対策を進めてまいります。
 このように、大規模自然災害への備えにつきましては、昨年の東日本大震災の教訓や紀伊半島大水害の経験を踏まえて着実に向上を図っているところでありますが、今後も引き続き、安全な社会の構築に向けて全庁を挙げて取り組んでまいります。
 次に、幹線道路ネットワークの整備促進についてでございますが、本年度、近畿自動車道紀勢線有田─御坊間の4車線化の事業化が発表されるとともに、すさみ─太地間及び新宮─大泊間の計画段階評価が実施されるなど、国において紀伊半島一周高速道路の実現に向けた動きがあり、大いに期待したところですが、その後、国の動きに具体的な進展は見られておりません。
 このため、三重県と共同で大規模災害と高速道路を考えるシンポジウムを東京で開催し、高速道路が将来の発展のチャンスを保障するだけでなく、大規模災害発生時に被災者の救援活動を行うための命の道としても不可欠であることを広く発信してまいりましたが、具体的な行動を起こしてくれない国に対し、いら立ちを覚えるところであります。
 今後も、ミッシングリンクの解消は高速道路のあり方を考える上で何よりもまず優先されるべき課題であるとの考え方に立って、さまざまな機会を通じて国に対して強く働きかけてまいります。
 次に、県民の命と暮らしを守る医療、福祉の充実についてでございます。
 医療の充実につきましては、従前から地域の拠点となる中核病院の機能強化やがん対策の推進などに注力してまいりましたが、今後も引き続き、県内どこでも安心して質の高い医療が受けられるように努めてまいります。
 福祉の充実につきましては、生活保護受給者の自立に向けて就労を促す取り組みや発達障害児の健やかな成長を支援する取り組みなど、県民が安心して暮らせる社会の構築に向けて新たな取り組みを検討しているところであります。
 また、いわゆる脱法ハーブなど、県民の健康を害するおそれのある薬物の乱用を断固排除するために和歌山県薬物の濫用防止に関する条例を今議会に提案しておりますので、御賛同賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 次に、県内産業の活力強化についてでございますが、県内企業のすぐれた製品を広く海外に紹介するため、この秋、オーストラリアやトルコ共和国で和歌山プロモーションを開催し、県内企業の海外での販路開拓を支援する取り組みを積極的に展開しているところであります。
 また、国内におきましても、プレミア和歌山の首都圏での販売促進を図るため、高級スーパーマーケットへの出店を支援しております。
 さらに、県内企業の成長に欠かせない産業技術の振興につきましても、今年度、文部科学省の大型プロジェクトである地域イノベーション戦略支援プログラムの採択を受け、新たな健康社会モデルづくりの創出を目指した取り組みを始めております。
 また、企業誘致につきましては、東日本大震災発生後、企業ニーズが高まっている内陸型工業用地である紀の川市の北勢田第2工業団地が完成いたしましたので、従前にも増して積極的かつ戦略的な誘致活動を行い、働く場の確保に努めてまいります。
 次に、観光の振興につきましては、市町村や観光事業者を初め地域の皆様と一体となって取り組んできた復興キャンペーン等が功を奏し、紀伊半島大水害の影響で離れた観光客がほぼ例年並みにまで回復しており、ひとまず安堵しているところであります。とはいえ、それで満足するというのではなくて、京阪神を初めとする主要マーケットに対し、温泉、冬のグルメ、観光キャンペーンなど、本県の魅力を積極的に発信するとともに、地域の関係団体や観光事業者、交通機関等とも連携して、さらなる誘客拡大に取り組んでまいります。
 さらに、先日、那智の田楽がユネスコ無形文化遺産代表一覧表へ掲載されることが決議され、大変うれしく思う次第であります。今回の決定は、昨年の台風12号により多大な被害を受けた熊野那智大社を初め、那智勝浦町の方々に大いに勇気と希望を与えるものであり、これを復興のシンボルとして、観光の振興を初め、紀南地域の振興にさらに力を注いでまいります。
 次に、農林水産業の振興についてでございますが、まず農業におきましては、担い手、農地、生産の3つの対策を重点的かつ戦略的に進めながら、農産物等の販売促進の取り組みとあわせて、生産者の所得向上に向けて全力で取り組んでまいりました。さらに本年度から、生産者の所得向上につながる新たな技術開発を加速させるために、外部からの提案を取り入れて、社会のニーズにこたえる試験研究に取り組むなど、試験研究機能についても強化いたしました。今後も、あらゆる施策を総動員して、生産者の所得向上に向けて全力で取り組んでまいります。
 また、水産業の振興につきまして、先般、和歌浦漁港において、地域の交流拠点施設として整備した「おっとっと広場」がオープンいたしましたが、今後、この施設を活用して、地元でとれた新鮮な魚などが販売されることにより、地域がにぎわい、活性化することを大いに期待するところであります。
 また、本県が国内外に誇れるクロマグロの完全養殖を先頭に、養殖漁業やさまざまな魚種の効果的な採取、販売に力を入れてまいります。
 最後に、平成27年に本県で開催される紀の国わかやま国体についてでございますが、さきの第67回国民体育大会「ぎふ清流国体」では、本県選手団が健闘し、男女総合成績が前年の43位から21位へと大きく躍進を果たしました。天皇杯で20位台前半の順位を確保できたのは実に23年ぶりのことでありますが、今後もこれに気を緩めることなく、3年後の紀の国わかやま国体における男女総合優勝に向けて、さらに取り組みを強化してまいります。
 また、国体に引き続いて開催された第12回全国障害者スポーツ大会「ぎふ清流大会」におきましても本県から出場した選手が活躍いたしましたが、紀の国わかやま大会では、より多くの競技に参加できるように、選手層の拡大等に取り組んでまいります。
 続きまして、ただいま上程されました諸議案の提案理由を御説明申し上げます。
 まず、補正予算についてでございます。
 議案第148号は一般会計で総額9億8100万円余を計上しており、この主なものについて御説明申し上げます。
 まず、国の経済危機対応・地域活性化予備費を活用し、橋梁の耐震補強など緊要性の高い防災・減災対策事業を実施してまいります。また、被害の拡大や2次災害発生を防止するための治山対策や森林整備のほか、交通安全施設の早期整備にも努めてまいります。このほか、緊急雇用創出事業に要する経費について、債務負担行為の設定をお願いしているところであります。
 続きまして、条例案件等について、その主なものを御説明申し上げます。
 議案第149号は、和歌山県高等学校等修学支援対策基金について、平成24年度及び平成25年度に限り、私立の専修学校の高等課程に在学する生徒の授業料の減免措置に係る補助事業に要する経費の財源に充てるため、所要の改正を行うものです。
 次に、議案第151号は、環境影響評価法の改正を踏まえ、県が実施する評価手続について所要の改正を行うものであります。
 次に、議案第153号は、薬物の乱用による被害が深刻化している状況を踏まえ、薬物の乱用を防止するための具体的な方策を推進することにより県民の健康を守り、県民が安全かつ安心して暮らすことができる健全な社会の実現を図るため、条例を制定するものであります。
 議案第154号は、養ほう振興法の一部改正に伴い、県内での違法転飼に対する抑止力の向上を目的として所要の改正を行うものです。
 議案第155号及び第157号は、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律の施行等により施設の構造や維持管理等の基準を定めるため条例を制定するもので、議案第156号は、有田川町が景観法に基づき景観行政事務を処理する景観行政団体となったことに伴い、規定の整備を行うものです。
 議案第158号は、特定公共賃貸住宅の一部を準特定優良賃貸住宅として県営住宅に位置づけるとともに、福島復興再生特別措置法の制定に伴い、被災者の方が県営住宅に入居できるよう入居者資格を見直すため、所要の改正を行うものです。
 次に、議案第162号は、工業技術センターにおける新たな機器導入に伴う試験手数料の設定、建築基準法施行条例の一部改正に伴う建築計画概要書等の写しの交付手数料の設定、及び都市の低炭素化の促進に関する法律の施行に伴う低炭素建築物新築等計画の認定等の申請に対する審査手数料を設定するものです。
 議案第164号は県営住宅の明け渡し等に係る訴訟の提起について、議案第165号は係争中の損害賠償請求事件に係る和解について、議案第166号は公共用地の買収に係る調停の成立について、それぞれ議決を求めるものです。
 また、議案第167号から第170号までは公の施設に係る指定管理者の指定について、議案第171号から第174号は工事請負契約及び工事請負変更契約等の締結について、それぞれ議決をお願いするものです。
 次に、報第3号平成24年度和歌山県一般会計補正予算は、衆議院議員総選挙の執行及び臨時啓発に要する経費について、急を要したため、地方自治法第179条第1項の規定による専決処分を行い、その承認をお願いするものであります。
 また、諸報第16号から第24号は、地方自治法第180条第1項の規定による委任専決処分報告です。
 何とぞ、御審議の上、御賛同賜りますようにお願い申し上げます。
○議長(山下直也君) 以上で、当局の説明が終わりました。
 この際、永年勤続功労議員に対する全国都道府県議会議長会からの表彰状の伝達を行うため、このまま暫時休憩いたします。
  午前11時18分休憩
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○事務局長(宮端 宏君) ただいまから、永年勤続功労議員に対する全国都道府県議会議長会からの表彰状の伝達式を行います。
 議員在職25年以上で表彰を受けられました尾崎要二殿。(拍手)
○議長(山下直也君) 表彰状 尾崎要二殿 あなたは和歌山県議会議員として在職25年以上に及び地方自治の発展に努力された功績はまことに顕著であります よってここにその功労をたたえ表彰します 平成24年10月23日 全国都道府県議会議長会
  〔議長から表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(宮端 宏君) 以上で、表彰状の伝達が終わりました。
 それでは、仁坂知事より御祝辞をいただきます。
  〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) このたび25年以上の永年在職議員表彰をお受けになりました尾崎要二議員に、心からお祝いを申し上げます。
 これまでの議員生活を振り返られ、感慨もひとしおのことと存じます。尾崎議員には、今日に至るまで、さまざまな分野においてふるさと和歌山県発展のために情熱を傾けられ、御努力を賜ってまいりました。永年の御功労に対し感謝を申し上げますとともに、深く敬意を表する次第でございます。
 現在、我が国は、経済や外交など数々の難題に直面しており、地方も大変厳しい状況にあります。しかし、こうしたときであるからこそ、和歌山県が持つあらゆる魅力と底力を信じ、県民の皆さんが安全に安心して日々の暮らしを送り、夢と希望を描けるような地域づくりを強く進めていくことが必要であります。
 どうぞ、尾崎議員には、健康に十分御留意され、今後ともその卓越した識見と豊富な経験を生かし、さらなる県勢発展のため、なお一層御活躍されますことを御祈念申し上げ、私のお祝いの言葉といたします。
 おめでとうございます。
 平成24年12月10日 和歌山県知事仁坂吉伸(拍手)
○事務局長(宮端 宏君) 引き続きまして、被表彰議員よりごあいさつがございます。
  〔尾崎要二君、登壇〕(拍手)
○尾崎要二君 このたび、全議を通じて県議会議員在職25年以上ということで表彰を賜りました。そして、ただいまは県議会議長、山下議長よりその伝達を賜り、まことにありがとうございました。
 そして、その伝達に際しまして、この議場の皆さんから温かい祝意の拍手もいただき、そして、ただいまは仁坂知事より身に余るお祝いの言葉もいただきました。心から御礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
 連続して25年の議員生活をこうして送らしていただいておりますのも、常に温かく御支援を賜ります地元海南市・海草郡の皆様を初め、議場におられる先輩・同僚議員の皆さん、知事を初め当局の皆さんのおかげであると心から感謝をしているところでございます。
 ちょうど私が初めてこの議場に来さしていただきましたのは、昭和62年の春でございます。その時代といえば、バブルの景気が始まり、そして周辺では関西国際空港の工事が着工されました。本県においても、マリーナシティの計画等が策定され、まさに大型プロジェクトが始動し始めたころでございます。それから25年、微力でありますけれども、私も、和歌山県発展のために、その行動を重ねさせていただいたところでございます。
 そして、その25年の間に、マリーナシティが完成し、世界リゾート博、そして関西国際空港の開港、また南紀熊野体験博や、紀伊山地の霊場と参詣道が世界遺産に登録もされてまいりました。高速道路の紀南延伸、そして京奈和自動車道の事業着手等、さまざまな事業がその間、とり行われてまいりました。私も、県議会議員という立場をもって、その推進に参画をさしていただいてまいりました。
 そして、平成15年でありますけれども、皆様方の御推挙をいただいて、県議会議長という重責も務めさせていただくことができました。当時、47都道府県の議長の中で最年少での議長を務めさせていただいてございます。
 また、その後は、最近でありますけれども、関西広域連合の議会の議員として、そして9月には、中小企業振興に係る条例案検討会の座長にも御選任をいただいてございます。
 そして、高校時代、3年間、水泳の練習に明け暮れて、その集大成として臨んだ黒潮国体が昭和46年に開催され、大変な思い出が自分にも残っているわけでありますけれども、40数年過ぎてのその2巡目の大会も目前に迫ってきてございます。皆様方のお力を賜って、スポーツ振興議連の会長としても、それらの課題に関してその責任を果たさせていただければと思ってございます。
 特に、今回のこの25年の表彰を節目として、初心に戻り、特に地方議会に身を置く者が、県民と市町村とのパイプ役でもある県議会議員が、おごることなく謙虚になって、そしてみずから地域の皆さんの中へ飛び込んでいき、身を粉にして行動するという地方政治の原点を心にとめて、そして今後も県民の皆さんの声をしっかりと受けとめて県勢発展のために頑張らしていただければと思ってございます。
 今日まで賜りました皆さん方の御友情、また、御指導、御鞭撻を今後ともよろしくお願いを申し上げるとともに、大変簡単でありますけれども、これをもって受賞に際しての、表彰に対してのお礼の言葉とさしていただきたいと思います。本当にありがとうございました。(拍手)
○事務局長(宮端 宏君) これをもちまして、表彰状の伝達式を終わります。
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  午前11時29分再開
○議長(山下直也君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 この際、新任者を御紹介申し上げます。
 まず、10月24日、教育委員会の委員長に就任されました山下郁夫君を御紹介申し上げます。
 教育委員会委員長山下郁夫君。
  〔山下郁夫君、登壇〕
○教育委員会委員長(山下郁夫君) 去る10月24日付をもちまして教育委員会委員長に再任されました山下郁夫でございます。
 微力ではございますが、改めてその職責の重さを自覚し、本県教育振興のために誠心誠意精励する覚悟でございます。
 今後とも、一層の御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、簡単ではございますが、ごあいさつといたします。(拍手)
○議長(山下直也君) 次に、9月28日、教育委員会の委員に任命同意され、10月16日就任されました竹山早穂君を御紹介申し上げます。
 教育委員竹山早穂君。
  〔竹山早穂君、登壇〕(拍手)
○教育委員(竹山早穂君) 9月の県議会におきまして皆様の御同意をいただきまして、10月16日より和歌山県教育委員会委員に就任いたしました竹山早穂でございます。
 微力ではございますが、精いっぱい和歌山県の教育の発展のために職務を果たしてまいりたいと存じております。
 どうぞ、これからもよろしく御指導賜りますよう、よろしくお願いいたします。(拍手)
○議長(山下直也君) 次に、9月28日、教育委員会の委員に任命同意され、10月16日就任されました野田弘晃君を御紹介申し上げます。
 教育委員野田弘晃君。
  〔野田弘晃君、登壇〕(拍手)
○教育委員(野田弘晃君) さきの9月県議会におきまして皆様方の御同意をいただき、10月16日付をもちまして教育委員会委員に就任いたしました野田弘晃と申します。
 もとより微力ではございますが、教育委員の職務を全うするため、誠心誠意取り組んでまいりたいと思います。
 どうか、御指導賜りますよう、よろしくお願いします。(拍手)
○議長(山下直也君) お諮りいたします。12月11日から14日までは議案調査のため休会といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山下直也君) 御異議なしと認めます。よって、12月11日から14日までは休会とすることに決定いたしました。
 次会は12月17日定刻より会議を開き、質疑及び一般質問を日程といたします。
 本日は、これをもって散会いたします。
  午前11時34分散会

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