平成23年12月 和歌山県議会定例会会議録 第2号(全文)


平成23年12月 和歌山県議会定例会会議録

第2号(全文)


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正しい表記は「人名等の正しい表記」をご覧ください。

平成23年12月
和歌山県議会定例会会議録
第2号
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議事日程 第2号
 平成23年11月30日(水曜日)
 午前10時開議
 第1 議案第123号から議案第129号まで(委員長報告・同質疑・討論・表決)
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会議に付した事件
 第1 議案第123号から議案第129号まで(委員長報告・同質疑・討論・表決)
 第2 議員提出議案第3号(提出者説明・同質疑・委員会付託省略)
 第3 意見書案
 第4 休会決定の件
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出席議員(41人)
 1番 森 礼子
 2番 立谷誠一
 3番 尾崎太郎
 4番 藤山将材
 5番 新島 雄
 6番 山下直也
 7番 門 三佐博
 8番 井出益弘
 9番 濱口太史
 10番 鈴木太雄
 11番 服部 一
 13番 山田正彦
 14番 坂本 登
 15番 宇治田栄蔵
 16番 尾崎要二
 17番 山本茂博
 18番 平木哲朗
 19番 前芝雅嗣
 20番 浅井修一郎
 21番 中村裕一
 22番 冨安民浩
 23番 岸本 健
 24番 中 拓哉
 25番 花田健吉
 26番 角田秀樹
 27番 吉井和視
 28番 向井嘉久藏
 29番 谷口和樹
 30番 多田純一
 31番 片桐章浩
 32番 藤本眞利子
 33番 浦口高典
 34番 大沢広太郎
 35番 谷 洋一
 36番 岩田弘彦
 37番 高田由一
 38番 奥村規子
 39番 山下大輔
 40番 松坂英樹
 41番 長坂隆司
 42番 雑賀光夫
欠席議員(1人)
 12番 川口文章
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説明のため出席した者
 知事 仁坂吉伸
 副知事 下 宏
 知事室長 野田寛芳
 国体推進監 中村正次
 危機管理監 宇恵元昭
 総務部長 米澤朋通
 企画部長 柏原康文
 環境生活部長 保田栄一
 福祉保健部長 鈴木敏彦
 商工観光労働部長 大門達生
 農林水産部長 増谷行紀
 県土整備部長 森 勝彦
 会計管理者 米山重明
 教育委員会委員長 山下郁夫
 教育長 西下博通
 公安委員会委員 片山博臣
 警察本部長 山岸直人
 人事委員会委員長 守屋駿二
 代表監査委員 楠本 隆
 選挙管理委員会委員長 諸木良介
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職務のため出席した事務局職員
 事務局長 森田実美
 次長 佐本 明
 議事課長 堀 達也
 議事課副課長 吉田政弘
 議事班長 中井 寛
 議事課主任 中尾祐一
 議事課主査 保田良春
 議事課主査 中村安隆
 総務課長 上坊 晃
 調査課長 谷村守彦
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 午前10時0分開議
○議長(新島 雄君) これより本日の会議を開きます。
 この際、暫時休憩いたします。
 午前10時0分休憩
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 午前11時40分再開
○議長(新島 雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 日程第1、給与改正条例議案議案第123号から議案第129号までを一括して議題とし、順次、常任委員会委員長の報告を求めます。
 経済警察委員会委員長山本茂博君。
 〔山本茂博君、登壇〕(拍手)
○経済警察委員会委員長(山本茂博君) 経済警察委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案1件であります。
 委員会は、11月29日、第3委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第129号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、付託案件に係る委員の質疑項目を申し上げますと、教育費等の負担が重くなる40歳代以上の給与削減となっている問題について、今回の削減総額と住居手当の現状についてただされました。
 以上をもちまして、経済警察委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願いいたします。(拍手)
○議長(新島 雄君) 文教委員会副委員長坂本 登君。
 〔坂本 登君、登壇〕(拍手)
○文教委員会副委員長(坂本 登君) 文教委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案2件であります。
 委員会は、11月29日、第6委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第127号及び議案第128号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、付託案件に係る委員の主な質疑項目を申し上げますと、教育職員及び市町村立学校職員の住居手当についてただされました。
 以上をもちまして、文教委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(新島 雄君) 総務委員会委員長岸本 健君。
 〔岸本 健君、登壇〕(拍手)
○総務委員会委員長(岸本 健君) 総務委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案4件であります。
 委員会は、11月29日、第1委員会室において開催し、総務部から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第123号から議案第126号までは全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、付託議案に係る各委員の主な質疑項目を申し上げますと、職員の給与改正と影響額についてただされました。
 以上をもちまして、総務委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(新島 雄君) 以上で、常任委員会委員長の報告が終わりました。
 これより委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(新島 雄君) 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております案件については、討論の通告がありませんので、これより直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(新島 雄君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 これより採決に入ります。
 議案第123号から議案第129号までを一括して採決いたします。
 本案に対する委員長報告は、いずれも原案可決であります。
 本案をいずれも委員長報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
 〔賛成者起立〕
○議長(新島 雄君) 起立全員であります。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
 この際、報告いたします。
 議員提出議案の提出がありました。
 お諮りいたします。議員提出議案第3号を本日の日程に追加し、これより直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(新島 雄君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 議員提出議案第3号和歌山県民の歯と口腔の健康づくり条例を議題といたします。
 議案は、お手元に配付しております。
 まず、提出者の説明を求めます。
 3番尾崎太郎君。
 〔尾崎太郎君、登壇〕(拍手)
○尾崎太郎君 議員提出議案第3号和歌山県民の歯と口腔の健康づくり条例につきまして、提案者を代表して提案理由及びその趣旨を御説明いたします。
 食べるということは健康な生活の基本であり、歯と口腔の健康づくりは、体全体の健康を維持し、質の高い生活を実現していく上で大変重要な役割を果たしております。少子高齢化の進む本県にとって、歯と口腔の健康づくりを推進し、元気な高齢者を1人でもふやすこと、そして子供たちの一生の財産である歯と口腔を守り、健やかな成長を実現することは、県を挙げて取り組むべき重要な課題であると考えられます。
 そこで、昨年12 月定例会中に行われた会派代表者会議において、全会一致で歯科保健推進に係る条例案検討会を設けることとし、全会派選出の委員14名で7回にわたり大いに議論し、真摯な検討を重ねた結果、その総意として本日の提案に至りました。
 まず、この条例の目的は、県民の歯と口腔の健康づくりについて基本理念を定め、県の責務並びに県民、教育関係者、保健医療関係者、福祉関係者、事業者及び医療保険者の役割を明らかにするとともに、歯と口腔の健康づくりに関する施策の基本となる事項を定めることにより、当該施策の総合的かつ計画的な推進を図り、もって県民の健康の増進及び元気で健やかな生活の実現に寄与することにあります。
 次に、この条例の基本理念について御説明いたします。
 歯と口腔の健康づくりが、子供の健やかな成長やさまざまな生活習慣病の予防など、県民の全身の健康づくりに重要な役割を果たしていることから、すべての県民が主体的に歯と口腔の健康づくりに取り組むこと、県内どこでも適切な時期に必要な歯と口腔の保健医療サービスを受けることができるよう環境が整備されることを基本理念として掲げております。
 この基本理念にのっとり、県の責務として、市町村を初めとする関係者との適切な役割分担のもとに、連携して施策を実施していくことを規定しています。そして、市町村への支援を定め、県民の役割、教育関係者、保健医療関係者及び福祉関係者の役割、事業者及び医療保険者の役割、基本的施策の実施を規定しました。これらの規定については、できる限り具体的に規定するようにいたしております。
 また、現実に即した施策を展開するためには、歯と口腔の健康づくりに関する計画の策定が必要であり、そのためには歯科保健等の実態調査を行うことが不可欠であります。また、県民の関心と理解を深めるため、11月8日を「いい歯の日」とし、11月を「いい歯の月間」と定めます。さらに、財政上の措置を規定し、各施策の実施を担保いたしております。
 続いて、この条例の特徴について御説明をいたします。
 初めに、生涯にわたる歯と口腔の健康づくりを念頭に置きながら、特に子供を重視したということであります。
 11月は、児童虐待防止月間でもあります。この月間の最後の日である本日30日にこの条例を提案いたしますことは、まことに感慨深いものがございます。と申しますのは、育児放棄、虐待の兆候は歯を見ればわかるという専門家の御指摘に基づき、この条例において県の基本的施策の1つに、虐待を受けた子供に対する歯と口腔の保健医療サービスの確保を掲げるとともに、県民の役割に子供の歯科疾患の治療を保護者の役割と明記し、また福祉関係者の役割に、虐待を受けた子供等の歯と口腔の健康状態に注意し、歯と口腔の健康づくりに努めることを明記いたしました。
 現在、全国では20道県で歯科保健推進の条例が施行されておりますが、このような規定を設けたのは本県が初めてであります。まさに全国初の規定であります。育児放棄、虐待を歯で察知し、関係者との連携のもとに子供たちの健やかな成長に寄与したい、そのような思いを込めてこの条例を提案さしていただいております。
 2点目は、個人174名、法人2団体、合わせて176名もの方々からパブリックコメントをいただいてつくった県民との共同作品とも言うべき条例に仕上がったということでございます。歯科保健の推進についていかに県民の皆様の関心が高かったか、うかがい知れます。
 この県民意見の中から、定義規定を設ける、事業者の役割の1つとして従業員の歯磨き環境の整備を規定する、教育関係者の役割に子供たちの検診後の治療経過の把握を求める、歯科保健の調査をおおむね5年ごととするなどの提案を条例の中に盛り込みました。みずからの経験等に基づく貴重な意見がたくさん寄せられました。この場をおかりいたしまして、改めて御礼を申し上げたいと思います。
 最後に、この条例が近畿2府4県では最初の歯科保健推進条例であるということになりました。
 思い起こせば、平成19年9月28日、全国で初めて和歌山県議会は、「小学校等におけるフッ化物洗口の集団実施を推進する決議」を議決いたしております。あれから4年余りがたちましたが、決議書に掲げた県内すべての小学校での弗化物洗口の普及はいまだ道遠しの感が否めません。県当局においては、この条例の制定を契機として、条例の内容を着実に実現していく強力な推進機関を設置した上で、歯科保健の推進のため十分な予算を確保し、条例の理念を実現していただきたいと思います。それはまた、執行機関として果たすべき当然のスキームであると考えております。
 以上のとおり、私ども歯科保健推進に係る条例案検討会が強い決意のもとに提案する政策条例が本条例であります。議員各位におかれましては、この条例の趣旨に御理解、御賛同賜りますようお願いを申し上げ、提案理由の説明といたします。ありがとうございました。(拍手)
○議長(新島 雄君) 以上で、提出者の説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
 本案について質疑はありませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(新島 雄君) 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。本案については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(新島 雄君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 この際、報告いたします。
 意見書案の提出がありました。
 お諮りいたします。和議第36号を本日の日程に追加し、これより直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(新島 雄君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 和議第36号「自動車取得税及び自動車重量税の代替税財源を示すことなく廃止並びに見直しをすることに反対する意見書(案)」を議題といたします。
 案文は、お手元に配付しております。
 お諮りいたします。本案については、提出者の説明、質疑、委員会付託及び討論を省略し、これより直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(新島 雄君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 これより採決に入ります。
 和議第36号を採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
 〔賛成者起立〕
○議長(新島 雄君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 お諮りいたします。12月1日、2日、5日及び6日は議案調査のため休会といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(新島 雄君) 御異議なしと認めます。よって、12月1日、2日、5日及び6日は休会とすることに決定いたしました。
 次会は12月7日定刻より会議を開き、質疑及び一般質問を日程といたします。
 本日は、これをもって散会いたします。
 午前11時56分散会

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