平成23年12月 和歌山県議会定例会会議録 第1号(全文)


平成23年12月 和歌山県議会定例会会議録

第1号(全文)


汎用性を考慮してJIS第1・2水準文字の範囲で表示しているため、会議録正本とは一部表記の異なるものがあります。

正しい表記は「人名等の正しい表記」をご覧ください。

平成23年12月
和歌山県議会定例会会議録
第1号
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議事日程 第1号
 平成23年11月29日(火曜日)
 午前10時開会・開議
 第1 会議録署名議員の指名
 第2 会期決定の件
 第3 議案第122号から議案第157号まで(当局説明)
 第4 議案第123号から議案第129号まで(質疑)
 第5 議案の付託
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会議に付した事件
 第1 会議録署名議員の指名
 第2 会期決定の件
 第3 議案第122号から議案第157号まで(当局説明)
 第4 議案第123号から議案第129号まで(質疑)
 第5 議案の付託
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出席議員(41人)
 1番 森 礼子
 2番 立谷誠一
 3番 尾崎太郎
 4番 藤山将材
 5番 新島 雄
 6番 山下直也
 7番 門 三佐博
 8番 井出益弘
 9番 濱口太史
 10番 鈴木太雄
 11番 服部 一
 13番 山田正彦
 14番 坂本 登
 15番 宇治田栄蔵
 16番 尾崎要二
 17番 山本茂博
 18番 平木哲朗
 19番 前芝雅嗣
 20番 浅井修一郎
 21番 中村裕一
 22番 冨安民浩
 23番 岸本 健
 24番 中 拓哉
 25番 花田健吉
 26番 角田秀樹
 27番 吉井和視
 28番 向井嘉久藏
 29番 谷口和樹
 30番 多田純一
 31番 片桐章浩
 32番 藤本眞利子
 33番 浦口高典
 34番 大沢広太郎
 35番 谷 洋一
 36番 岩田弘彦
 37番 高田由一
 38番 奥村規子
 39番 山下大輔
 40番 松坂英樹
 41番 長坂隆司
 42番 雑賀光夫
欠席議員(1人)
 12番 川口文章
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説明のため出席した者
 知事 仁坂吉伸
 副知事 下 宏
 知事室長 野田寛芳
 国体推進監 中村正次
 危機管理監 宇恵元昭
 総務部長 米澤朋通
 企画部長 柏原康文
 環境生活部長 保田栄一
 福祉保健部長 鈴木敏彦
 商工観光労働部長 大門達生
 農林水産部長 増谷行紀
 県土整備部長 森 勝彦
 会計管理者 米山重明
 教育委員会委員長 山下郁夫
 教育長 西下博通
 公安委員会委員長 大桑いく嗣
 警察本部長 山岸直人
 人事委員会委員長 守屋駿二
 代表監査委員 楠本 隆
 選挙管理委員会委員長 諸木良介
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職務のため出席した事務局職員
 事務局長 森田実美
 次長 佐本 明
 議事課長 堀 達也
 議事課副課長 吉田政弘
 議事班長 中井 寛
 議事課主任 中尾祐一
 議事課主査 保田良春
 議事課主査 中村安隆
 総務課長 上坊 晃
 調査課長 谷村守彦
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 午前10時0分開会・開議
○議長(新島 雄君) ただいまから、平成23年12月定例会を開会いたします。
 これより本日の会議を開きます。
 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 今期定例会の会議録署名議員は、4番藤山将材君、21番中村裕一君、32番藤本眞利子君の3君を指名いたします。
 次に日程第2、会期決定の件を議題といたします。
 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から12月16日までの18日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(新島 雄君) 御異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は本日から12月16日までの18日間と決定いたしました。
 この際、暫時休憩いたします。
 午前10時1分休憩
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 午前11時2分再開
○議長(新島 雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 この際、諸般の報告をいたします。
 知事から地方自治法第180条第1項の規定による知事専決処分報告が、監査委員から監査報告及び現金出納検査実施結果の報告がありました。いずれもお手元に配付しておりますので、御了承願います。
 なお、人事委員会から、職員の給与等に関する報告及び勧告がありましたが、この写しは既に各議員に送付されておりますので、申し添えます。
 次に、今期定例会に提出された議案は、お手元に配付のとおり、議案第122号から議案第157号までの計36件であります。
 なお、議案第123号から議案第130号まで及び議案第135号は、いずれも職員に関する条例議案でありますので、地方公務員法第5条第2項の規定により人事委員会の意見を徴しましたところ、文書により回答がありました。お手元に配付しておりますので、御了承願います。
 次に日程第3、議案第122号から議案第157号までを一括して議題といたします。
 まず、当局の説明を求めます。
 知事仁坂吉伸君。
 〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) 平成23年12月定例会に御参集いただきまして、厚く御礼申し上げます。
 ただいま上程されました諸議案の提案理由を御説明するに先立ち、県政の主な動きや基本方針について御説明申し上げます。
 まず初めに、台風12号による災害からの復旧・復興についてでございます。
 紀伊半島に記録的な豪雨をもたらしました台風12号による災害の発生から、約3カ月が経過いたしました。被災した地域では、県内の主要道路や河川の応急工事がおおむね10月中に完了し、現在、本格的な復旧に向けた工事を進めており、さらに、来る12月3日には、紀南地域の皆様が待ち望んでいたJR紀勢本線紀伊勝浦─新宮間が復旧し、特急も全便運転再開されるなど、急ピッチで復旧が進んでおります。
 この間、県は延べ4000人を超える職員を現地に派遣し、全力で応急対応に当たってまいりました。特に災害発生当初、被災市町村からの被害情報が十分に入らない中で、被害の余りの大きさに市町村も十分に対応できないと考え、避難者のお世話、被害認定、市町村災害対策本部運営業務の支援、災害廃棄物の処理など、多くの対策に市町村職員とともに一緒に取り組んでまいりました。
 このように迅速な復旧ができたのは、人命救助や被災者支援など、現地で懸命の活動を続けてくださった自衛隊を初め、内閣府や国土交通省などの国の関係省庁の御尽力、昼夜をいとわずライフライン等の復旧に当たってくださった関西電力、NTT西日本、JR西日本等、事業者の皆様の御努力のたまものであります。また、関西広域連合が総力を結集して助けてくださったほか、九州地方知事会の各県からも御支援をいただいているところであります。さらに、民間にあっても、建設業協会、建築士会、測量設計業協会、産業廃棄物協会など数多くの団体の皆様、さらには、被災者救援のために全国から集まってくださったボランティアの皆様等々の善意と献身には語り尽くせないものがあります。
 たくさんの皆様からいただいた温かい御支援、御協力に対し、この場をおかりして心から厚く御礼を申し上げたいと思います。
 これまでは、一日も早い応急復旧を主眼に対策を進めてまいりましたが、今後は本格的な復旧及び復興に取り組み、被災者の暮らしや地域経済を立て直すことが何よりも重要であります。
 そこで、11月1日には、災害対策本部とは別に復旧・復興本部を設置し、県としての対策方針を復旧・復興アクションプログラムとして取りまとめました。各対策を短期・中期・長期に分類、整理し、県としての考え方や行動目標を示したもので、災害に強い新しい和歌山をつくるために、「まけるな!!和歌山」のスローガンのもと、全庁挙げて取り組んでおります。
 その中で何よりも大切なのは、被災された方々の暮らしの再建であります。このため、被災者の住宅再建について、国の支援制度に加え、県独自の上乗せを行うほか、被災事業者や農林業者に対しても独自の助成制度を創設するなど、これまでに例のない特段の措置を講じて被災者を全力で支援してまいります。
 さらに、今回の被災地は、観光が地域経済を支える重要な産業であることから、復旧を果たした後は、従来にも増して大勢の観光客に訪れていただけるようにしなければなりません。このため、災害復興のための観光振興アクションプログラムにより、おもてなしキャンペーン等を展開し、安心して和歌山へお越しいただけることをメディア等を通じて積極的に情報発信するとともに、首都圏等へのプロモーション活動についてもさらに強化することとしております。
 なお、これらの復旧対策につきましては、既に9月議会で県政史上最大の673億円に上る補正予算を可決いただいておりますが、その後の検討で必要とされました復興対策につきましては、それを盛り込んだ補正予算の第2弾を今議会に上程させていただいておりますので、御賛同賜りますようによろしくお願い申し上げます。
 その内容について、さらに申し上げますと、これまでも河川改修に必要な予算を大幅に増額するなど、県民の安全を第一に考え、対策を強化してまいりましたが、記録的な豪雨災害により多数の犠牲者が出たことは、痛恨のきわみであります。
 今回の復旧に際しては、浸水被害が甚大であった河川では、あわせて改良工事も実施するほか、必要な箇所には砂防施設を設置するなど、単なる原状復旧だけでなく、災害に強い県土づくりを目指して、次の災害への備えも視野に入れた対策を進めてまいります。
 さらに、今回特に痛感したのは、高速道路ネットワークの重要性であります。
 今回の災害時に、県内の幹線道路が洪水や土砂災害、越波等により各所で通行どめとなる中、高速道路は健全性を保ち、迅速な救助・救援活動に大きな役割を果たしました。また、さきの東日本大震災でも、津波被害を受けた沿岸部の早期復旧に際して高速道路が大きな効果を発揮したことは、広く知られているところであります。
 このことから、今回のような異常気象や東海・東南海・南海地震に備え、紀伊半島一周高速道路の整備や基幹道路ネットワークの複線化、内陸部骨格道路の強化がこれまでにも増して急務となっております。
 特に、今回の災害に関して、野田総理を初め多くの方々が被害状況の把握のために現地に来られた際にも訴えたところですが、高速道路の問題、とりわけミッシングリンクの解消は災害発生時に地域住民の生死を分ける重要な問題であり、いつ起こるやもしれない東海・東南海・南海地震を考えると、一刻の猶予もない問題であることを引き続き訴え続けていきたいと思います。
 次に、来年度の新政策と予算編成の方針についてでございます。
 来年度当初予算につきましては、既に編成作業に着手しておりますが、これに先立ち、先月、平成24年度新政策と予算編成の方針を発表させていただきました。
 来年度の新政策につきましては、災害に備えた「安全」の政策、暮らしを守る「安心」の政策、新たな成長に向けた「挑戦」の政策の3つを大きな柱として、県の施策を実施してまいりたいと考えております。
 まず、1つ目の災害に備えた「安全」の政策では、前段も御説明申し上げた台風12号災害からの復旧・復興に加え、年度当初から総点検を行ってきた地震・津波対策も含め、県民のとうとい生命・財産を災害から守るための対策を総合的かつ重点的に実施してまいります。
 2つ目の暮らしを守る「安心」の政策では、子育て支援の充実を初め、がん診療体制の充実、災害・救急医療体制の強化、医療従事者の確保対策等、県民の健康を守る安心医療体制の充実など、県民の皆様が不安なく日々の生活を送る上で必要な身の回りの安心を確保する取り組みを進めてまいります。
 3つ目の新たな成長に向けた「挑戦」の政策では、和歌山産業の成長力強化や観光、農林水産業の振興を初め、高速道路等の道路ネットワークを初めとする社会資本整備の推進、さらには未来を担う人材の育成など、本県の飛躍につながる将来を見据えた施策を推進してまいります。
 以上が、現時点における元気な和歌山の実現に向けた平成24年度の新政策の考え方でございますが、今後、予算編成過程の中で、より検討を深めるとともに、来年度の税収や地方交付税等の動向を適切に見きわめつつ、持続可能な財政構造の確立が堅持できるかどうかにも配慮した上で最終的に当初予算として2月議会にお諮りさしていただきますので、御理解のほどよろしくお願い申し上げます。
 次に、昨今の経済情勢等についてでございます。
 我が国の経済情勢は、東日本大震災の影響からは持ち直しつつあるものの、ヨーロッパの金融不安やアメリカの景気低迷等を背景とする円高が続き、輸出関連企業等の経営を圧迫するなど大変厳しく、先行きも不透明な状況にあります。
 本県においても、輸出関連企業やその下請企業等については、円高の影響で厳しい経営環境に置かれている上に、台風12号により、事業資産に直接被害を受けた企業に加え、公共交通網の寸断や風評被害による観光客の減少により影響を受けている企業も数多くあることから、とりわけ厳しい状況にあると認識しております。
 このため、台風12号により被害を受けられた中小企業や農林水産業の方々に対しては、先ほど申し述べた対策により下支えをし、回復を支援していく所存ですが、それにとどまることなく、引き続き産業別担当者制度を活用し、県内の経済・雇用情勢等の把握に努めるとともに、国の対応も十分に踏まえながら必要な施策を機動的に講じてまいります。
 また、これらに加え、今後の経済情勢を考える上で大きな不安要素の1つに冬場の電力不足の問題がありますが、全国的に見ても、原子力発電比率の高かった関西電力管内の需給見通しが特に厳しい状況にあります。そこで、国、関西広域連合と関西電力とで検討を重ねた結果、10%以上の節電が必要との結論に達しました。
 一方、この問題が企業の生産活動に影響を及ぼし、経済に悪影響を与えることがあってはなりません。そこで、この点も配慮に加えつつ、県といたしまして、わかやま冬の節電アクションプランを策定、公表し、まず県が率先して節電に取り組むとともに、各事業所のオフィス部門や各家庭にも協力を求めながら、県民みんなで力を合わせてこの危機を乗り切りたいと考えておりますので、県民の皆様の御理解、御協力をお願い申し上げる次第であります。
 次に、国際交流についてでございます。
 今月13日に、ロサンゼルス市において南加和歌山県人会創立100周年記念式典が開催されたことから、県議会の皆様方とともに現地を訪問し、今日の日系社会の繁栄を築いてこられた県人会の皆様にお祝いを申し上げてまいりました。
 さらに続いて、友好提携先であるフロリダ州を訪問し、フロリダ州知事との間で、相互の観光、貿易、投資及び教育の面で協力関係を深めようとするオレンジパートナーシップ協定にサインしてまいりました。あわせて、この機会に県内企業と協力して、両州において本県の観光と物産に関するプロモーション活動を行ってまいりました。
 今後は、このオレンジパートナーシップを生かしつつ、日本のフロリダ和歌山を、日本はもちろん、全世界に売り出すべく一段と努力してまいりたいと考えております。
 次に、スポーツを通じて元気な和歌山の実現を目指す紀の国わかやま国体についてでございます。
 先般、大会のシンボルとなるマスコットの名称を「きいちゃん」と決定したところです。さらに、来年は和歌山県での国体開催が正式に決定する予定となっておりますので、大会マスコット等を活用しながら、県民総参加の国体の実現に向けた機運醸成に努めながら、一方では、競技力向上対策に格段に力を入れ、開催に向けた準備をさらに本格化させてまいります。
 続きまして、ただいま上程されました諸議案の提案理由を御説明申し上げます。
 まず、補正予算についてでございます。
 議案第122号は、一般会計で総額39億7900万円余を計上しており、その主なものについて御説明申し上げます。
 先ほども申し上げましたが、台風12号関連では、地域社会の復興のため、住宅が全壊、大規模半壊した被災者に対し、全国の再建支援制度に上乗せをする県単独の補助を実施し、住宅再建を支援してまいります。また、被害を受けた事業者の事業用施設や設備、農家の農業生産基盤、施設等の復旧に対する補助及び被害を受けた林業事業主の経営再建や維持・安定のための借り入れに対する利子補給等を実施し、一日も早い事業・生産活動の再開支援に取り組んでまいります。
 また、既に県内観光地に安心してお越しいただけること等を国内外に強力に情報発信するなど、観光客の回復にも全力で取り組んでまいります。
 次に、台風関連以外では、地域医療再生臨時特例交付金を活用し、がん診療体制の強化、災害医療対策の推進、救急医療体制の充実や医療従事者の確保に取り組む医療機関等の支援に取り組んでまいります。
 続きまして、条例案件等について、その主なものを御説明申し上げます。
 議案第123号から第129号までは、去る10月26日の県人事委員会の勧告に基づき一般職の職員の給与改定等を実施するために、関係諸条例の改正をお願いするものでございます。
 次に、議案第130号及び第135号は、東日本大震災に係る被災地へ派遣される職員の災害応急作業等手当の特例措置等を講じるため、所要の改正を行うものでございます。
 次に、議案第131号は、森林環境の保全及び森林と共生する文化の創造に関する施策に要する経費の財源を確保するため、紀の国森づくり税の適用期限を延長するもので、議案第132号は、食品、添加物等の規格基準の一部改正に伴い、生食用食肉を取り扱う営業施設に対し、公衆衛生上必要な要件を追加するための改正でございます。
 議案第134号は、去る5月22日に天皇皇后両陛下をお迎えして成功裏に行われました全国植樹祭の精神を後世に伝えつつ、森林及び樹木を守り、または育てるための施策を総合的に推進するため条例を制定するもので、議案第136号は建設事業の施行に伴う市町村負担金について、議案第137号は関西広域連合規約の一部の変更について議決を求めるものでございます。
 議案第139号は大気汚染常時監視自動計測器入札における談合行為による損害賠償請求の訴訟提起について、議案第140号は県営住宅家賃滞納者に対する住宅の明け渡し等の訴訟提起について、それぞれ議決をお願いするものでございます。
 議案第142号から第153号までは公の施設に係る指定管理者の指定について、議案第154号から第157号は工事請負契約及び工事請負変更契約の締結について、それぞれ議決をお願いするものでございます。
 次に、諸報第18号は、地方自治法第180条第1項の規定による委任専決処分報告でございます。
 何とぞ、御審議の上、御賛同賜りますようにお願い申し上げます。
○議長(新島 雄君) 以上で、当局の説明が終わりました。
 次に日程第4、ただいま説明のあった議案のうち、給与改正条例議案議案第123号から議案第129号までを一括して議題とし、議案に対する質疑を行います。
 本案について質疑はありませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(新島 雄君) 質疑なしと認めます。
 次に日程第5、議案の付託について申し上げます。
 給与改正条例議案議案第123号から議案第129号までは、お手元に配付しております議案付託表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。
 この際、永年勤続功労議員に対する全国都道府県議会議長会からの表彰状の伝達を行うため、このまま暫時休憩いたします。
 午前11時24分休憩
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○事務局長(森田実美君) ただいまから、永年勤続功労議員に対する全国都道府県議会議長会からの表彰状の伝達式を行います。
 まず、議員在職25年以上で表彰を受けられました井出益弘殿。(拍手)
○議長(新島 雄君) 表彰状 井出益弘殿 あなたは和歌山県議会議員として在職25年以上に及び地方自治の発展に努力された功績はまことに顕著であります よってここにその功労をたたえ表彰します 平成23年10月25日 全国都道府県議会議長会
 〔議長から表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(森田実美君) 次に、議員在職15年以上で表彰を受けられました長坂隆司殿。(拍手)
○議長(新島 雄君) 表彰状 長坂隆司殿 あなたは和歌山県議会議員として在職15年以上に及び地方自治の発展に努力された功績はまことに顕著であります よってここにその功労をたたえ表彰します 平成23年10月25日 全国都道府県議会議長会
 〔議長から表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(森田実美君) 以上で、表彰状の伝達が終わりました。
 それでは、仁坂知事より御祝辞をいただきます。
 〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) このたび、25年以上の永年在職議員表彰を受けられました井出議員、並びに15年以上の永年在職議員表彰を受けられました長坂議員に、心からお祝いを申し上げます。
 これまでの長きにわたる議員生活を振り返られ、感慨もひとしおのことと存じます。お二方は、今日に至るまで、さまざまな分野においてふるさと和歌山県発展のために情熱を傾けられ、御努力を賜ってまいりました。長年の御功労に対し感謝を申し上げますとともに、深く敬意を表する次第でございます。
 ことしは、東日本大震災、そして本県に甚大な被害をもたらした台風12号と、自然災害が相次ぎ、経済情勢も混迷を深めるなど、国全体がかつてない厳しい状況にあります。しかし、こうしたときであるからこそ、和歌山県が持つ底力を信じ、県民の皆さんに夢と希望を与え、安心をもたらす地域づくりを強い意志を持って進めていくことが必要であります。
 どうぞ、お二方には、健康に十分御留意され、今後ともその卓越した見識と豊富な経験を生かし、さらなる県勢発展のため、なお一層御活躍されますことを御祈念申し上げまして、私のお祝いの言葉といたします。
 おめでとうございました。
 平成23年11月29日 和歌山県知事仁坂吉伸(拍手)
○事務局長(森田実美君) 引き続きまして、被表彰議員を代表されまして井出益弘議員よりごあいさつがございます。
 〔井出益弘君、登壇〕(拍手)
○井出益弘君 ただいま、在職、長坂隆司議員15年、そしてまた私が25年ということで、全国議長会から表彰いただき、また知事からも過分な御祝辞をいただきました。ありがとうございます。
 私も、25年って本当にすぐ来てしもうたなと思いますけど、今は大変な時代といいますか、先ほど知事も申された災害の問題、そしてまた大変な経済不況、たくさんの問題を抱えた時期になっております。
 パフォーマンスの多いこの政治の世界、今日本は、かじ取りを民主党に政権をお願いというか、国民が選んだ民主党ですけども、どっちへ向かってるか、何をしようとしてるか大変わかりにくい。そういう中で、また先日、大阪維新の会というのが、大変何かやってくれるんじゃないかなというようなことでのああいうことがあったんですけど、私は、国民に夢を持たすということももちろん大変大事だと思いますけど、やはりそういう夢を、あるいはいろんなマニフェストというような、こういうことということを言ったことを、本当に当選した場合は、選ばれた場合は実現もしなかったら、そういう責任も持たなかったらだめじゃないかなと、この間から選挙を見ておって思いました。
 和歌山県議会議員も、我々、いろんな県民の代表として夢を感じていただいて、県政へ送り出していただいていると思います。もちろん、和歌山県知事も、県民のリーダーとして抱負、夢を実現させるように頑張っておられると思います。
 15年、25年と一言に申しましても、長い、そしてまた短い年月でしたけども、今までの経験を、人脈を生かして、これからもしっかり県民の皆さんにおこたえできるように頑張らせていただきたいと。
 そしてまた、今日このような場に立たせていただけるのも、長坂隆司議員、そして私も、県政へ送っていただいた県民、市民の皆さん、あるいは後援会の皆さんのおかげでありますので、それも忘れないように、しっかり県民の代表として働かないかんなと感じております。
 今後とも、先輩・同僚議員の皆さん、そしてまた県知事初め行政の県関係者の皆さん、しっかり頑張っていこうと思いますんで、どうか御指導、御鞭撻、さらによろしくお願い申し上げまして、皆さんのさらなる御健勝をお祈りしましてごあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手)
○事務局長(森田実美君) これをもちまして、表彰状の伝達式を終わります。
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 午前11時32分再開
○議長(新島 雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 この際、新任者を御紹介申し上げます。
 10月11日、教育委員会の委員長に就任されました山下郁夫君を御紹介申し上げます。
 教育委員会委員長山下郁夫君。
 〔山下郁夫君、登壇〕
○教育委員会委員長(山下郁夫君) 去る10月11日付をもちまして教育委員会委員長に選任されました山下郁夫でございます。
 微力ではございますが、その職務の重さを自覚し、本県教育振興のために誠心誠意職務に精励する覚悟でございます。
 今後とも、一層の御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、簡単ではございますが、ごあいさつといたします。(拍手)
○議長(新島 雄君) 次に、9月28日、教育委員会の委員に任命同意され、10月4日就任されました山本哲君を御紹介申し上げます。
 教育委員山本 哲君。
 〔山本 哲君、登壇〕
○教育委員(山本 哲君) さきの9月定例会におきまして皆様方の御同意をいただき、10月4日付をもちまして教育委員会の委員に就任いたしました山本哲でございます。
 もとより微力ではございますが、本県の教育発展のために職務を果たしてまいりたいと考えてございます。
 どうか、よろしく御指導賜りますようお願い申し上げます。(拍手)
○議長(新島 雄君) 以上で、新任者の御紹介を終了いたします。
 明日も定刻より会議を開き、給与改正条例議案議案第123号から議案第129号までを日程といたします。
 本日は、これをもって散会いたします。
 午前11時36分散会

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