平成22年9月 和歌山県議会定例会会議録 第7号(全文)


県議会の活動

平成22年9月
和歌山県議会定例会会議録
第7号
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議事日程 第7号
 平成22年9月28日(火曜日)
 午前10時開議
 第1 議案第102号から議案第119号まで、議案第132号及び議案第133号並びに請願2件(委員長報告・同質疑・討論・表決)
 第2 議案第120号及び議案第121号(特別委員会設置・付託・閉会中継続審査・委員選任)
 第3 議案第123号から議案第131号まで(委員会付託等省略・表決)
 第4 意見書・決議案
 第5 議員派遣の件
 第6 常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件
 第7 特別委員会閉会中継続審査の件
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会議に付した事件
 第1 議案第102号から議案第119号まで、議案第132号及び議案第133号並びに請願2件(委員長報告・同質疑・討論・表決)
 第2 附帯決議案
 第3 議案第120号及び議案第121号(特別委員会設置・付託・閉会中継続審査・委員選任)
 第4 議案第123号から議案第131号まで(委員会付託等省略・表決)
 第5 意見書・決議案
 第6 議員派遣の件
 第7 常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件
 第8 特別委員会閉会中継続審査の件
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出席議員(42人)
 1番 泉 正徳
 2番 山本茂博
 3番 前芝雅嗣
 4番 浅井修一郎
 5番 吉井和視
 6番 向井嘉久藏
 7番 門 三佐博
 8番 町田 亘
 9番 服部 一
 10番 平木哲朗
 11番 花田健吉
 12番 須川倍行
 13番 大沢広太郎
 14番 谷 洋一
 15番 平越孝哉
 17番 岸本 健
 18番 川口文章
 19番 尾崎太郎
 20番 藤山将材
 21番 新島 雄
 22番 山下直也
 23番 井出益弘
 24番 宇治田栄蔵
 25番 多田純一
 26番 中 拓哉
 27番 角田秀樹
 29番 山田正彦
 30番 坂本 登
 31番 尾崎要二
 32番 中村裕一
 33番 片桐章浩
 34番 原 日出夫
 36番 長坂隆司
 38番 小川 武
 39番 冨安民浩
 40番 奥村規子
 41番 山下大輔
 42番 松坂英樹
 43番 藤井健太郎
 44番 雑賀光夫
 45番 野見山 海
 46番 松本貞次
欠席議員(なし)
〔備考〕
 16番 欠員
 28番 欠員
 35番 欠員
 37番 欠員
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説明のため出席した者
 知事         仁坂吉伸
 副知事        下 宏
 知事室長       曽根義廣
 国体推進監      中村正次
 危機管理監      前硲健作
 総務部長       宮地俊明
 企画部長       柏原康文
 環境生活部長     保田栄一
 福祉保健部長     西上邦雄
 商工観光労働部長   岡本賢司
 農林水産部長     阪中栄一
 県土整備部長     茅野牧夫
 会計管理者      神田泰仁
 教育委員会委員長   宮永健史
 教育長        山口裕市
 公安委員会委員長   大岡淳人
 警察本部長      山岸直人
 人事委員会委員長   守屋駿二
 代表監査委員     楠本 隆
 選挙管理委員会委員長 諸木良介
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職務のため出席した事務局職員
 事務局長       森田実美
 次長         佐本 明
 議事課長       堀 達也
 議事課副課長     吉田政弘
 議事課課長補佐兼班長 田中健司
 議事課主任      中尾祐一
 議事課主査      保田良春
 議事課主査      中村安隆
 議事課主事      的塲健司
 総務課長       上坊 晃
 調査課長       中井祥之
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  午前10時0分開議
○議長(谷 洋一君) これより本日の会議を開きます。
 この際、暫時休憩いたします。
  午前10時0分休憩
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  午後1時29分再開
○議長(谷 洋一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 日程第1、議案第102号から議案第119号まで、議案第132号及び議案第133号、並びに今期定例会の請願1件及び継続審査中の請願1件、計2件を一括して議題とし、順次、常任委員会委員長及び行政改革・基本計画等に関する特別委員会委員長の報告を求めます。
 経済警察委員会委員長前芝雅嗣君。
  〔前芝雅嗣君、登壇〕(拍手)
○経済警察委員会委員長(前芝雅嗣君) 経済警察委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案5件であります。
 委員会は、9月22日、27日の2日間、第3委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第102号、議案第104号、議案第112号、議案第113号及び議案第132号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、所管に係る各委員の主な質問項目を申し上げますと、商工観光労働部・労働委員会関係では、外国人観光客の実態と誘致策について、中心市街地活性化事業について、農商工連携による新商品開発について、観光週間の内容について、緊急雇用創出事業臨時特例基金の活用について、公安委員会関係では、県内でのタンデム自転車の走行に対する取り組みについて、歩車の分離信号の設置基準と運用について、大阪地検特捜部主任検事に係る証拠隠滅被疑事件に対する所感について、仏像等を対象とした盗難事件について、暑さの中での警備実施に対する訓練と今後の部隊運用についてただされました。
 以上をもちまして、経済警察委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○議長(谷 洋一君) 農林水産委員会委員長藤山将材君。
  〔藤山将材君、登壇〕(拍手)
○農林水産委員会委員長(藤山将材君) 農林水産委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案1件であります。
 委員会は、9月22日、27日の2日間、第4委員会室において開催し、農林水産部から現況及び付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第132号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、所管に係る各委員の主な質問項目を申し上げますと、鳥獣害対策に係るさくの設置と電気さくの効果について、ジャンボタニシ駆除対策の効果について、国営大和紀伊平野土地改良事業の状況及び国営総合農地防災事業への取り組みについて、第62回全国植樹祭と林業振興ビジョンについて、県産魚高付加価値化事業の内容と今後の水産振興施策について、中山間ふるさと・水と土保全対策事業の今後の方針について、紀の川用水土地改良区の償還金について、インドとのEPA締結合意を契機とする県農産物の輸出について、緑の募金の現状について、紀州材需要創出事業の今後の方針について、木材の低温乾燥に対する県の研究について、公共建築物等における木材の利用促進についてただされました。
 以上をもちまして、農林水産委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(谷 洋一君) 建設委員会委員長泉 正徳君。
  〔泉 正徳君、登壇〕(拍手)
○建設委員会委員長(泉 正徳君) 建設委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案8件であります。
 委員会は、9月22日、27日の2日間、第5委員会室において開催し、県土整備部から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第115号及び議案第133号は賛成多数をもって、議案第102号、議案第103号、議案第117号、議案第118号、議案第119号及び議案第132号については全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、所管に係る各委員の質問項目の主なものを申し上げますと、南紀白浜空港の利用促進について、紀南地方の道路整備等について、市町村からの陳情への対応について、建設工事に係る公共調達制度改革及び地元建設業者の育成について、和歌川仮堰の今後について、都市計画道路西脇山口線及び南港山東線の進捗状況について、和歌山県景観審議会の審議内容について、9月15日の新宮市における集中豪雨への対応について、無電柱化工事に伴う電柱の撤去について、国道371号大内川地区等の整備について、国道42号の田鶴の渋滞対策について、国道480号志賀地区、矢立─高野山大門間の改修促進と一部供用開始について、県道高野口野上線星山・御所地区及び県道花園美里線の改修促進について、高野山環状道路及び紀の川左岸農道の建設促進について、交通不能になっている道路への対応について、県道新和歌浦梅原線の浸水原因と対策について、和歌山下津港湾内県有地不法占拠事案等への対応について、江上川の浸水対策及び有田川の堆積土砂の有効活用について、工事箇所表について、橋梁の耐震補強工事についてただされました。
 以上をもちまして、建設委員会の報告を終わります。どうか適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(谷 洋一君) 文教委員会委員長花田健吉君。
  〔花田健吉君、登壇〕(拍手)
○文教委員会委員長(花田健吉君) 文教委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表及び請願文書表に記載のとおり、議案1件、請願は前会からの継続審査分1件であります。
 委員会は、9月22日、第6委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第102号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 また、請願につきましては、お手元に配付の請願審査結果表のとおり、議請第7号は継続審査すべきものと決しました。
 次に、所管に係る各委員の主な質問項目を申し上げますと、教育行政における知事への期待について、教育現場における児童虐待について、中学生の暴力行為について、問題行動への対応について、和歌山西高の敷地内に開校する支援学校について、和歌山西高校と和歌山北高校の統合について、高校生の就職問題について、県立図書館の本の貸し出しと寄贈について、県立高校における今後の再編整備について、いじめ、不登校、中途退学、自殺に対する対策について、教員免許の更新制について、学校でのクラブ活動について、学校給食における地産地消について、中高一貫教育の今後の考え方について、教員採用試験での面接について、学校現場で大石誠之助氏を教えるマニュアルについてただされました。
 以上をもちまして、文教委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(谷 洋一君) 総務委員会委員長川口文章君。
  〔川口文章君、登壇〕(拍手)
○総務委員会委員長(川口文章君) 総務委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表及び請願文書表に記載のとおり、議案6件、請願新規受理分1件であります。
 委員会は、9月22日、27日の2日間、第1委員会室において開催し、会計局、人事委員会事務局、監査委員事務局、選挙管理委員会、知事室、企画部、総務部の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第102号は賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決し、議案第105号から議案第107号まで、議案第114号及び議案第132号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 また、請願につきましては、お手元に配付の請願審査結果表のとおり、議請第19号は採択すべきものと決しました。
 なお、当委員会から「司法修習生に対する給費制の存続を求める意見書(案)」が提案される運びになっておりますので、よろしくお願い申し上げます。
 次に、所管に係る各委員の主な質問項目を申し上げますと、知事室関係では、県行政報告会について、地域主権改革について、企画部関係では、カジノエンターテインメントの誘致の可能性について、たま駅長の活用など広報との連携による積極的な情報発信について、地上デジタル放送に向けての県の支援策について、総務部関係では、新型インフルエンザ対策事業継続計画について、公立病院改革プランの状況について、消防広域化について、9月補正予算に係る事業の進行管理についてただされました。
 以上をもちまして、総務委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(谷 洋一君) 福祉環境委員会委員長片桐章浩君。
  〔片桐章浩君、登壇〕(拍手)
○福祉環境委員会委員長(片桐章浩君) 福祉環境委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案5件であります。
 委員会は、9月22日、第2委員会室において開催し、環境生活部、福祉保健部の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第110号は賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決し、議案第102号、議案第108号、議案第109号及び議案第111号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 なお、今期定例会に提出された報告書等の審査のため、公立大学法人和歌山県立医科大学関係者を参考人として招き、質問を行いました。
 次に、所管に係る各委員の主な質問項目を申し上げますと、環境生活部関係では、LED防犯灯導入推進事業について、生活環境保全の取り組みについて、レジ袋の無料配布再開への対応について、ウィズ・ユーの相談状況について、男女共同参画基本計画の策定状況について、廃棄物処理業者に対する適正指導について、福祉保健部関係では、保健医療圏における病床数について、外国人介護福祉士の状況について、自殺防止対策について、児童相談体制について、高齢者の所在不明問題の状況について、国民健康保険制度の広域化について、救急医療体制の整備について、医大の入札制度について、補助金不適正支出の現状についてただされました。
 以上をもちまして、福祉環境委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(谷 洋一君) 行政改革・基本計画等に関する特別委員会委員長中村裕一君。
  〔中村裕一君、登壇〕(拍手)
○行政改革・基本計画等に関する特別委員会委員長(中村裕一君) 行政改革・基本計画等に関する特別委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案第116号、1件であります。
 委員会は、9月21日、予算・決算特別委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 なお、議案第116号の附帯決議を本会議に提案することと決定いたしました。
 次に、議案に係る各委員の主な質疑項目を申し上げますと、広域連合委員会の申し合わせ事項について、広域連合の一部の事業に参加しないとする場合の知事と県議会の関係について、広域連合の事業と県議会との関係について、他府県で規約案が否決された場合の対応について、広域連合の意思決定に関する規定について、不参加県等との関係について、広域連合議会の招集権について、職員の併任辞令等についてただされました。
 以上をもちまして、行政改革・基本計画等に関する特別委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(谷 洋一君) 以上で、常任委員会委員長及び行政改革・基本計画等に関する特別委員会委員長の報告が終わりました。
 これより委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(谷 洋一君) 質疑なしと認めます。
 次に、討論に入ります。
 松坂英樹君から反対討論の通告がありますので、許可いたします。
 42番松坂英樹君。
  〔松坂英樹君、登壇〕(拍手)
○松坂英樹君 日本共産党県議団を代表して、議案第102号、110号、115号、116号、133号に対する反対討論をさせていただきます。
 議案第116号は関西広域連合の規約案であり、議案第102号の補正予算案には、その設立のための予算が含まれています。
 関西広域連合については、予想されるメリットやデメリット、県民への周知などの検討すべき点を挙げ、慎重に対応するよう求めてまいりましたが、一部の県が参加を見合わせる中、和歌山県として設立に参加をする規約と予算が提案されたものであります。
 知事は、関西広域連合の設立意義として、関西の復権を果たすための広域連携を進める主体をつくること、そして国からの権限移譲の受け皿づくりを目指すと説明をされてきました。しかし、近畿知事会を構成する奈良県、三重県、福井県が加入しておらず、また防災、観光、産業振興などで大きな力を持つ近畿4政令市が加入してないことは、関西広域連合そのものの存在の必要性に疑問を投げかけるものとなっています。
 そもそも、関西広域連合の規約案で示されている広域事務は、防災や観光など、現在既に府県間協定が行われている事務であり、新たに広域組織をつくって事務をすることは屋上屋を重ねることにもなり、経費の増大に見合った行政効果が期待できない懸念があります。そして、何よりも、順次拡大していく事務として、大阪湾岸の開発を中心とした近畿圏広域地方計画、社会資本整備重点計画などが位置づけられていますが、関西の復権を大阪湾ベイエリアの大規模開発に求めていることは重大な問題があります。
 関西広域連合は、近畿2府8県4政令市と、関西経済連合会などの経済団体でつくる関西広域機構という、官民連携組織の分権改革推進本部で設立を目指した議論が重ねられてまいりました。もともと、関西経済界がリードして、道州としての関西州の実現を目指して運動を進めてきたものであり、関経連の関西ビジョン2020においては、関西での広域連合への取り組みが道州制導入に向けての議論を深め、実現させる先駆けとなるとし、関西広域連合を関西州に向けての一里塚としてきました。
 さきの、8月27日に開かれた分権改革推進本部会議において、道州制につながるとの批判をかわすために、広域連合が道州制に転化するものではないとし、知事もこのことを議会答弁で強調しましたが、同時にこの会議は、道州制については広域連合の活動実績を積み重ねた上で検討していくと、道州制への道を否定しない立場をとっています。また、政府は、ことし6月に策定された地域主権戦略大綱において、道州制についても検討の射程に入れていくとし、日本経団連との作業部会を設置しています。
 大阪では、規約案の上程に際し、府当局から府議会への説明資料において、道州制導入に向けたコンセンサスにも形成にも有効であることから早期実現に向けて取り組むと、そういうふうに明記をされています。この間の議論の中で、広域連合をつくるメリットが具体的に見えてこないとか、小さく産んで大きく育てるというが一体どこへ行こうとしているのか、こういう疑問が出される中、一部の不参加県を残してでも見切り発車を急ぐねらいが、この道州制導入へのコンセンサス形成に有効であるからと、こういう表現に端的にあらわれているのではないでしょうか。道州制は、国の国民生活に対する責任を放棄し、国民生活における道州間の格差や道州内の格差を一層広げるものとなり、我が党は反対の立場です。道州制が展望できる府県域を超えた新たな広域自治体づくりには賛同できません。
 次に、議案第110号県国民健康保険広域化等支援基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部を改正する条例は、国民健康保険の広域化を進めるものです。国保の広域化は、市町村国保の財政改善や国保料・税を均一にすることなどが目的とされていますが、市町村による一般財源の繰り入れや独自減免などの保険料や医療費の負担軽減策をなくし、保険料・税の値上げにつながるものとなります。国民健康保険制度における財政難の主たる要因は、国庫負担の削減にこそあり、そこを転換せずに広域化だけを進めても県民負担が増大するだけとなることから、賛成できません。
 議案第115号並びに133号は、補正予算に伴う市町村負担金を求めるものであり、県事業における市町村負担金の一層の軽減を求める立場から反対であります。
 以上をもって、反対討論を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手)
○議長(谷 洋一君) 以上で、討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 まず、議案第102号、議案第110号、議案第115号及び議案第133号を一括して採決いたします。
 本案に対する委員長報告は、いずれも原案可決であります。
 本案をいずれも委員長報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(谷 洋一君) 起立多数であります。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
 次に、議案第116号を採決いたします。
 本案に対する委員長報告は、原案可決であります。
 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(谷 洋一君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 この際、報告いたします。
 附帯決議案の提出がありました。
 お諮りいたします。「『関西広域連合の規約について』に対する附帯決議(案)」を本日の日程に追加し、これより直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(谷 洋一君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 和議第113号「『関西広域連合の規約について』に対する附帯決議(案)」を議題といたします。
 案文は、お手元に配付しております。
 お諮りいたします。本案については、提出者の説明、質疑及び討論を省略し、これより直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(谷 洋一君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 和議第113号を採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(谷 洋一君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第103号から議案第109号まで、議案第111号から議案第114号まで、議案第117号から議案第119号まで及び議案第132号を一括して採決いたします。
 本案に対する委員長報告は、いずれも原案可決であります。
 本案をいずれも委員長報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(谷 洋一君) 起立全員であります。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
 次に、議請第7号を採決いたします。
 本請願に対する委員長報告は、継続審査であります。
 本請願を委員長報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(谷 洋一君) 起立全員であります。よって、本請願は委員長報告のとおり決定いたしました。
 次に、議請第19号を採決いたします。
 お諮りいたします。本請願を委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(谷 洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本請願は委員長報告のとおり決定いたしました。
 次に日程第2、議案第120号平成21年度和歌山県歳入歳出決算の認定について及び議案第121号平成21年度和歌山県公営企業決算の認定についてを一括して議題といたします。
 お諮りいたします。本案については、13人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、閉会中の継続審査とすることにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(谷 洋一君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 次に、ただいま設置されました決算特別委員会の委員の選任については、委員会条例第5条第1項の規定により、次のとおり指名いたしたいと思います。
 職員にその氏名を朗読させます。
○議事課副課長(吉田政弘君) 決算特別委員会委員、泉正徳君、山本茂博君、前芝雅嗣君、浅井修一郎君、服部一君、川口文章君、藤山将材君、坂本登君、冨安民浩君、山下大輔君、松本貞次君、藤井健太郎君、中拓哉君、以上13人。
○議長(谷 洋一君) お諮りいたします。ただいま朗読した諸君を決算特別委員として指名することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(谷 洋一君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名した諸君を決算特別委員に選任することに決定いたしました。
 次に日程第3、議案第123号から議案第131号までを一括して議題といたします。
 これより質疑に入ります。
 本案について質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(谷 洋一君) 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。本案については、いずれも委員会付託等を省略し、これより直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(谷 洋一君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 この際、申し上げます。
 教育委員会及び公安委員会の委員に係る議案については順次無記名投票をもって採決を行い、その後、土地利用審査会の委員に係る議案については起立により採決を行うことといたします。
 これより採決に入ります。
 まず、議案第123号和歌山県教育委員会の委員の任命につき同意を求めるについてを採決いたします。
 議場を閉鎖いたします。
  〔議場閉鎖〕
○議長(谷 洋一君) ただいまの出席議員数は、議長を除き41人であります。
 お諮りいたします。立会人に、15番平越孝哉君、26番中拓哉君、32番中村裕一君、36番長坂隆司君の4君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(谷 洋一君) 御異議なしと認めます。よって、立会人に以上の4君を指名いたします。
 なお、この際、白票は無効といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(谷 洋一君) 御異議なしと認めます。よって、白票は無効とすることに決定いたしました。
 投票用紙を配付いたします。
  〔投票用紙配付〕
○議長(谷 洋一君) 配付漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(谷 洋一君) 配付漏れなしと認めます。
 投票箱を改めます。
  〔投票箱点検〕
○議長(谷 洋一君) 異状なしと認めます。
 念のため申し上げます。投票は無記名であります。投票用紙に、本県教育委員会の委員に佐藤律子君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は「賛成」と、反対の諸君は「反対」と記載の上、点呼に応じて順次投票願います。
 点呼いたします。
  〔氏名点呼・投票〕
○議長(谷 洋一君) 投票漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(谷 洋一君) 投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 議場の閉鎖を解きます。
  〔議場開鎖〕
○議長(谷 洋一君) これより開票を行います。
 立会人の立ち会いをお願いいたします。
  〔開票〕
○議長(谷 洋一君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数41票、うち有効投票41票、無効投票なし。有効投票中、賛成41票、反対なし。
 以上のとおり、賛成全員であります。よって、議案第123号は同意することに決定いたしました。
 次に、議案第124号和歌山県公安委員会の委員の任命につき同意を求めるについてを採決いたします。
 議場を閉鎖いたします。
  〔議場閉鎖〕
○議長(谷 洋一君) ただいまの出席議員数は、議長を除き41人であります。
 お諮りいたします。立会人に、15番平越孝哉君、26番中拓哉君、32番中村裕一君、36番長坂隆司君の4君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(谷 洋一君) 御異議なしと認めます。よって、立会人に以上の4君を指名いたします。
 なお、この際、白票は無効といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(谷 洋一君) 御異議なしと認めます。よって、白票は無効とすることに決定いたしました。
 投票用紙を配付いたします。
  〔投票用紙配付〕
○議長(谷 洋一君) 配付漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(谷 洋一君) 配付漏れなしと認めます。
 投票箱を改めます。
  〔投票箱点検〕
○議長(谷 洋一君) 異状なしと認めます。
 念のため申し上げます。投票は無記名であります。投票用紙に、本県公安委員会の委員に溝端莊悟君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は「賛成」と、反対の諸君は「反対」と記載の上、点呼に応じて順次投票願います。
 点呼いたします。
  〔氏名点呼・投票〕
○議長(谷 洋一君) 投票漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(谷 洋一君) 投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 議場の閉鎖を解きます。
  〔議場開鎖〕
○議長(谷 洋一君) これより開票を行います。
 立会人の立ち会いをお願いいたします。
  〔開票〕
○議長(谷 洋一君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数41票、うち有効投票41票、無効投票なし。有効投票中、賛成41票、反対なし。
 以上のとおり、賛成全員であります。よって、議案第124号は同意することに決定いたしました。
 次に、議案第125号を採決いたします。
 本県土地利用審査会の委員に水田義一君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(谷 洋一君) 起立全員であります。よって、議案第125号は同意することに決定いたしました。
 次に、議案第126号を採決いたします。
 本県土地利用審査会の委員に田邊和喜君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(谷 洋一君) 起立全員であります。よって、議案第126号は同意することに決定いたしました。
 次に、議案第127号を採決いたします。
 本県土地利用審査会の委員に宮川智子君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(谷 洋一君) 起立全員であります。よって、議案第127号は同意することに決定いたしました。
 次に、議案第128号を採決いたします。
 本県土地利用審査会の委員に原見健也君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(谷 洋一君) 起立全員であります。よって、議案第128号は同意することに決定いたしました。
 次に、議案第129号を採決いたします。
 本県土地利用審査会の委員に中家徹君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(谷 洋一君) 起立全員であります。よって、議案第129号は同意することに決定いたしました。
 次に、議案第130号を採決いたします。
 本県土地利用審査会の委員に名手孝和君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(谷 洋一君) 起立全員であります。よって、議案第130号は同意することに決定いたしました。
 次に、議案第131号を採決いたします。
 本県土地利用審査会の委員に児玉里枝君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(谷 洋一君) 起立全員であります。よって、議案第131号は同意することに決定いたしました。
 次に日程第4、まず和議第114号「司法修習生に対する給費制の存続を求める意見書(案)」を議題といたします。
 案文は、お手元に配付しております。
 お諮りいたします。本案については、提出者の説明、質疑及び討論を省略し、これより直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(谷 洋一君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 和議第114号を採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(谷 洋一君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、和議第115号「教員免許更新制の継続を求める意見書(案)」、和議第116号「一括交付金の総額確保と地方の実情を踏まえた制度設計に関する意見書(案)」、和議第117号「宝くじの普及宣伝事業に関する意見書(案)」、和議第118号「子ども手当の全額国費負担を再度求める意見書(案)」、和議第119号「B型肝炎問題の早期全面解決を求める意見書(案)」、和議第120号「エネルギー供給構造高度化法に基づき東燃ゼネラル石油(株)が提出する実施計画に対して特段の配慮を求める意見書(案)」、和議第121号「平成23年度農業農村整備関連予算の確保と条件不利地域への重点配分を求める意見書(案)」、和議第122号「外国資本等による土地売買等に関する法整備を求める意見書(案)」、和議第123号「尖閣諸島海域における中国漁船領海侵犯に関する意見書(案)」を一括して議題といたします。
 案文は、お手元に配付しております。
 お諮りいたします。本案については、提出者の説明、質疑、委員会付託及び討論を省略し、これより直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(谷 洋一君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 これより採決に入ります。
 和議第115号を採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(谷 洋一君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、和議第116号から和議第123号までを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。本案をいずれも原案のとおり決することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(谷 洋一君) 御異議なしと認めます。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
 次に日程第5、議員派遣の件を議題といたします。
 お諮りいたします。本件については、会議規則第114条の規定により、お手元に配付しております文書のとおり議員を派遣いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(谷 洋一君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 次に日程第6、常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件を議題といたします。
 お諮りいたします。お手元に配付しております「継続審査を要する所管事務調査件名表」及び「継続審査を要する担任事務調査件名表」のとおり、それぞれ閉会中の継続審査として付議することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(谷 洋一君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 次に、日程第7に入ります。
 特別委員会閉会中継続審査の件を議題といたします。
 お諮りいたします。人権・少子高齢化問題等対策特別委員会、防災・環境問題等対策特別委員会、行政改革・基本計画等に関する特別委員会、半島振興・交通・産業振興対策特別委員会、予算特別委員会に付議されたそれぞれの問題について、さらに閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(谷 洋一君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 以上で、今期定例会に付議された諸案件の審査はすべて終了いたしました。
 議員各位の連日の御精励を深く感謝申し上げます。
 どうか、健康に御留意の上、御活躍されることを祈念いたします。
 これをもって、平成22年9月定例会を閉会いたします。
  午後2時23分閉会

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