平成21年12月 和歌山県議会定例会会議録 第2号(全文)


県議会の活動

平成21年12月
和歌山県議会定例会会議録
第2号
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議事日程 第2号
 平成21年11月30日(月曜日)
 午前10時開議
 第1 議案第156号から議案第163号まで(委員長報告・同質疑・討論・表決)
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会議に付した事件
 第1 議案第156号から議案第163号まで(委員長報告・同質疑・討論・表決)
 第2 議員提出議案第3号(提案者説明・質疑・委員会付託省略)
 第3 休会決定の件
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出席議員(43人)
 1番 泉 正徳
 2番 山本茂博
 3番 前芝雅嗣
 4番 浅井修一郎
 5番 吉井和視
 6番 向井嘉久藏
 7番 門 三佐博
 8番 町田 亘
 9番 服部 一
 10番 平木哲朗
 11番 花田健吉
 12番 須川倍行
 13番 大沢広太郎
 14番 谷 洋一
 15番 平越孝哉
 17番 岸本 健
 18番 川口文章
 19番 尾崎太郎
 20番 藤山将材
 21番 新島 雄
 22番 山下直也
 23番 井出益弘
 24番 宇治田栄蔵
 25番 多田純一
 26番 中 拓哉
 27番 角田秀樹
 29番 山田正彦
 30番 坂本 登
 31番 尾崎要二
 32番 中村裕一
 33番 片桐章浩
 34番 原 日出夫
 35番 藤本眞利子
 36番 長坂隆司
 38番 小川 武
 39番 冨安民浩
 40番 奥村規子
 41番 山下大輔
 42番 松坂英樹
 43番 藤井健太郎
 44番 雑賀光夫
 45番 野見山 海
 46番 松本貞次
欠席議員(なし)
〔備考〕
 16番 欠員
 28番 欠員
37番 欠員
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説明のため出席した者
 知事         仁坂吉伸
 副知事        下 宏
 知事室長       曽根義廣
 危機管理監      森 崇
 総務部長       宮地俊明
 企画部長       前硲健作
 環境生活部長     井口悦治
 福祉保健部長     北田佳秀
 商工観光労働部長   永井慶一
 農林水産部長     下林茂文
 県土整備部長     茅野牧夫
 会計管理者      雑賀忠士
 教育委員会委員長   宮永健史
 教育長        山口裕市
 公安委員会委員    片山博臣
 警察本部長      永松健次
 人事委員会委員長   守屋駿二
 代表監査委員     楠本 隆
 選挙管理委員会委員長 諸木良介
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職務のため出席した事務局職員
 事務局長       藁科善崇
 次長         東岡誠吾
 議事課長       上坊 晃
 議事課副課長     土井敏弘
 議事課課長補佐兼議事班長
            田中健司
 議事課主任      中尾祐一
 議事課主査      保田良春
 議事課主査      瀧川泰治
 議事課主査      中村安隆
 総務課長       佐本 明
 調査課長       中井祥之
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  午前10時0分開議
○議長(冨安民浩君) これより本日の会議を開きます。
 この際、暫時休憩いたします。
  午前10時0分休憩
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  午前10時59分再開
○議長(冨安民浩君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 日程第1、給与改正条例議案議案第156号から議案第163号までを一括して議題とし、順次、常任委員会委員長の報告を求めます。
 文教委員会委員長岸本 健君。
  〔岸本 健君、登壇〕(拍手)
○文教委員会委員長(岸本 健君) 文教委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案2件であります。
 委員会は、11月27日、第6委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第161号及び議案第162号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、付託案件に係る委員の質疑項目を申し上げますと、議案に対する関係団体との話し合いについてただされました。
 以上をもちまして、文教委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(冨安民浩君) 総務委員会委員長藤山将材君。
  〔藤山将材君、登壇〕(拍手)
○総務委員会委員長(藤山将材君) 総務委員会における審査の経過並びに結果について、御報告を申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案5件であります。
 委員会は、11月27日、第1委員会室において開催し、総務部から付託案件について説明を聴取し、慎重に審査いたしました結果、議案第156号、議案第157号、議案第158号、議案第159号、議案第160号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で、総務委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○議長(冨安民浩君) 経済警察委員会委員長山下直也君。
  〔山下直也君、登壇〕(拍手)
○経済警察委員会委員長(山下直也君) 経済警察委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案1件であります。
 委員会は、11月27日、第3委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査をいたしました結果、議案第163号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上をもちまして、経済警察委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(冨安民浩君) 以上で、常任委員会委員長の報告が終わりました。
 これより委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨安民浩君) 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております案件については、討論の通告がありませんので、これより直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨安民浩君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 これより採決に入ります。
 議案第156号から議案第163号までを一括して採決いたします。
 本案に対する委員長報告は、いずれも原案可決であります。
 本案をいずれも委員長報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(冨安民浩君) 起立全員であります。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
 この際、報告いたします。
 議案の追加提出がありました。
 お諮りいたします。議員提出議案第3号を本日の日程に追加し、これより直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨安民浩君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 議員提出議案第3号を議題といたします。
 議案は、お手元に配付しております。
 まず、提出者の説明を求めます。
 38番小川 武君。
  〔小川 武君、登壇〕(拍手)
○小川 武君 議員提出議案第3号和歌山県観光立県推進条例について、提案者を代表して提案理由及びその趣旨を御説明申し上げます。
 観光は、単に観光産業だけではなく、農業、林業、漁業、製造業、サービス業など、幅広い分野にわたるすそ野の広い産業であり、その振興は交流人口を拡大させ、地域経済の活性化や雇用の増大をもたらすものであります。少子高齢化が進む本県にとって、県勢の浮揚を図るためには、観光を本県経済のリーディング産業となるよう育成し、観光立県の実現を目指すことがぜひとも必要であります。
 本県には、豊かな自然や世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に代表される貴重な歴史や文化、さらには四季折々の多彩な食材、心いやされる温泉など、国内外に誇れる魅力がたくさんあります。これらの資源を生かし、観光立県を実現させるには、行政や観光関係者が一生懸命に取り組むのはもちろん、県民1人1人が観光立県の意義を理解し、本県を訪れた観光客を温かくお迎えしていただくなど、観光振興の担い手として主体的に取り組んでいただくことが必要であります。
 そのためには、行政、県民、事業者が一体となって、県民総参加で観光振興を進めるためのよりどころとなる条例が必要であると考えました。
 そこで、昨年12月定例会中に行われた会派代表者会議において、全会一致で観光振興に係る条例案検討会を設け、全会派選出の委員10名で9回にわたり大いに検討、議論を重ねた結果、その総意として本日の提案に至ったものであります。
 この条例案の検討過程におきましては、学識経験者や観光関係団体の代表者などの方々から御意見をお聞きし、さらに条例骨子案についてパブリックコメントを行うとともに、市町村に対し意見照会を行うなど、さまざまな立場の方々から貴重な御意見をいただき、内容の充実を図ってまいりました。
 条例案の主な内容といたしましては、第1に、基本理念として、観光の重要性を認識すること、観光客1人1人の視点に立った魅力ある観光を提供すること、自信と誇りを持って郷土の魅力を発信すること、観光客1人1人が楽しめるおもてなしをすること、生活環境、景観などとの調和に配慮することを定め、県民総参加で観光振興に取り組むことにより観光立県の実現を図ることを規定しております。
 第2に、この基本理念のもと、県、県民、観光事業者、観光関係団体がどのように観光振興に取り組むのかということを明らかにするため、それぞれの責務や役割、市町村等との連携、協力について規定しております。
 第3に、県は、基本方針に基づき観光振興に関する施策を総合的に策定し、実施するものと規定しております。この基本方針の特徴を申し上げますと、郷土の自然、歴史、文化などの学習の機会の提供、自然や農林漁業を活用した体験型観光などのニューツーリズムの創出と普及、東アジア、欧米等の海外からの観光客の誘致、大学等と連携した人材の育成や伝統文化の担い手の育成、発生の可能性が高まりつつある東南海・南海地震などに備えるため安全・安心な環境の整備などを規定したことであります。
 第4に、県の観光振興に関する施策の実施に当たっては、観光振興実施行動計画を定めるとともに、計画とその実施状況を議会に報告することと規定しております。
 第5に、県民総参加による観光振興に取り組む意識を高めるため、観光週間を設けることと規定しております。
 県当局においては、この条例の制定を契機として、県民総参加による観光振興の機運を醸成し、観光立県の実現に向けて一歩一歩着実に取り組んでいただきたいと考えております。
 議員各位におかれましては、提案の趣旨にどうか御理解、御賛同賜りますよう、よろしくお願い申し上げ、説明を終わります。(拍手)
○議長(冨安民浩君) 以上で、提出者の説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
 本案について質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨安民浩君) 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。本案については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨安民浩君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 この際、永年勤続功労議員に対する全国都道府県議会議長会からの表彰状の伝達を行うため、このまま暫時休憩いたします。
  午前11時13分休憩
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○事務局長(藁科善崇君) ただいまから、永年勤続功労議員に対する全国都道府県議会議長会からの表彰状の伝達式を行います。
 まず、議員在職30年以上で表彰を受けられました町田 亘殿。(拍手)
○議長(冨安民浩君) 表彰状 町田亘殿 あなたは和歌山県議会議員として在職30年以上に及び地方自治の発展に努力された功績はまことに顕著であります よってここにその功労をたたえ表彰します 平成21年10月27日 全国都道府県議会議長会
  〔議長から表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(藁科善崇君) 続きまして、同じく、平越孝哉殿。(拍手)
○議長(冨安民浩君) 表彰状 平越孝哉殿 あなたは和歌山県議会議員として在職30年以上に及び地方自治の発展に努力された功績はまことに顕著であります よってここにその功労をたたえ表彰します 平成21年10月27日 全国都道府県議会議長会
  〔議長から表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(藁科善崇君) 次に、議員在職10年以上で表彰を受けられました山田正彦殿。(拍手)
○議長(冨安民浩君) 表彰状 山田正彦殿 あなたは和歌山県議会議員として在職10年以上に及び地方自治の発展に努力された功績はまことに顕著であります よってここにその功労をたたえ表彰します 平成21年10月27日 全国都道府県議会議長会
  〔議長から表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(藁科善崇君) 同じく、坂本 登殿。(拍手)
○議長(冨安民浩君) 表彰状 坂本登殿 あなたは和歌山県議会議員として在職10年以上に及び地方自治の発展に努力された功績はまことに顕著であります よってここにその功労をたたえ表彰します 平成21年10月27日 全国都道府県議会議長会
  〔議長から表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(藁科善崇君) 同じく、原 日出夫殿。(拍手)
○議長(冨安民浩君) 表彰状 原日出夫殿 あなたは和歌山県議会議員として在職10年以上に及び地方自治の発展に努力された功績はまことに顕著であります よってここにその功労をたたえ表彰します 平成21年10月27日 全国都道府県議会議長会
  〔議長から表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(藁科善崇君) 以上で、表彰状の伝達が終わりました。
 それでは、仁坂知事より御祝辞をいただきます。
  〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) このたび、30年以上の永年在職議員表彰を受けられました町田議員、平越議員、10年以上の永年在職議員表彰を受けられました山田議員、坂本議員、原議員に心からお祝いを申し上げます。
 これまでの長きにわたる議員生活を振り返られ、感慨もひとしおのことと存じます。皆様方は、それぞれのお立場から県議会の円滑な運営に努力されますとともに、今日に至るまでさまざまな分野において心血を注がれ、和歌山県をしっかりと支えてこられました。その長年の御功労に対し感謝を申し上げますとともに、深く敬意を表する次第であります。
 時代が大きな変化を迎え、地方では課題が山積しているところでありますが、こうしたときであるからこそ、県民が夢と希望を描けるような魅力ある地域づくりを強く進めていくことが必要であります。
 どうぞ、皆様方には、今後とも十分健康に御留意され、培われた豊富な経験と知識を生かし、和歌山県発展のため、なお一層御活躍されますことを御祈念申し上げ、私のお祝いの言葉といたします。おめでとうございました。(拍手)
○事務局長(藁科善崇君) 引き続きまして、被表彰議員を代表されまして町田亘議員よりごあいさつがございます。
  〔町田 亘君、登壇〕(拍手)
○町田 亘君 全国都道府県議長会から永年在職30年以上ということで、平越孝哉議員と私、また在職10年以上で原日出夫議員、山田正彦議員、そして坂本登副議長が表彰の栄に浴することになりました。僣越でございますが、代表して一言お礼を申し上げたいと思います。
 ただいまは、仁坂知事より我々5名に対し、身に余る過分なお言葉をいただきました。心からお礼を申し上げます。
 平越議員と私が県議会に初当選さしていただきましたのは、昭和54年の春でした。ちょうどその年は、第2次オイルショック、東京サミットの開催、和歌山県議会100年記念式典も行われた節目の年でありました。高校野球では、箕島高校が春夏連覇した年でもあり、また現在、紀伊田辺まで延伸した高速道路も海南トンネルを工事中でございました。そして、春の統一選挙において、当時の定数47名の中、私たち、今までにない新人17名が同期として当選させていただいたのであります。
 以来30年間、選挙8回にわたり、自分なりにふるさと和歌山発展のために頑張ってまいりました。この間、世界リゾート博の開催や関西国際空港の開港、また南紀熊野体験博、そして世界遺産登録等、和歌山県の節目節目に議員という立場で参画をさせていただきました。平越議員ともども親子2代の議長の重責も務めさせていただきました。
 こうして務めさせていただきましたのも、後援会の皆様方の心温まるお支えと、同僚議員、そして歴代の知事初め県当局の皆さん方の御指導のたまものであります。関係者の皆様に、この場をおかりして心からお礼を申し上げます。
 また、忘れてならないのは、内助の功をもって支えてくれた家族への感謝であると思っております。
 さて、ことしは国政選挙の結果、政権が交代した年であります。このことにより、近畿自動車道紀勢線の4車線化事業凍結など、和歌山県にとっても大きな影響を及ぼす決定がなされています。また、地方分権の議論が日々活発に行われ、和歌山県の将来にとってまことに重要な時期に来ていると思います。そのような状況の中、県議会に寄せる県民の期待はますます大きく、また多様化してきております。それだけに、表彰されました私たち5人も、年月を重ねたこの重みをしっかり地に根を張り、県勢発展のために一層精進、努力を重ねる覚悟でございます。
 今後とも変わらぬ御指導、御鞭撻のほどを心からお願い申し上げますとともに、皆さん方の御多幸と御健勝を心からお祈りし、意を尽くせませんが、代表してお礼のあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
○事務局長(藁科善崇君) これをもちまして、表彰状の伝達式を終わります。
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  午前11時25分再開
○議長(冨安民浩君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 お諮りいたします。12月1日から4日まで及び7日は議案調査のため休会といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨安民浩君) 御異議なしと認めます。よって、12月1日から4日まで及び7日は休会とすることに決定いたしました。
 次会は12月8日定刻より会議を開き、質疑及び一般質問を日程といたします。
 本日は、これをもって散会いたします。
  午前11時26分散会

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