平成21年12月 和歌山県議会定例会会議録 第1号(全文)


県議会の活動

平成21年12月
和歌山県議会定例会会議録
第1号
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議事日程 第1号
 平成21年11月27日(金曜日)
 午前10時開会・開議
 第1 会議録署名議員の指名
 第2 会期決定の件
 第3 予算特別委員選任の件
 第4 議案第155号から議案第174号まで(当局説明)
 第5 議案第156号から議案第163号まで(質疑)
 第6 議案の付託
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会議に付した事件
 第1 会議録署名議員の指名
 第2 会期決定の件
 第3 予算特別委員選任の件
 第4 議案第155号から議案第174号まで(当局説明)
 第5 議案第156号から議案第163号まで(質疑)
 第6 議案の付託
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出席議員(43人)
 1番 泉 正徳
 2番 山本茂博
 3番 前芝雅嗣
 4番 浅井修一郎
 5番 吉井和視
 6番 向井嘉久藏
 7番 門 三佐博
 8番 町田 亘
 9番 服部 一
 10番 平木哲朗
 11番 花田健吉
 12番 須川倍行
 13番 大沢広太郎
 14番 谷 洋一
 15番 平越孝哉
 17番 岸本 健
 18番 川口文章
 19番 尾崎太郎
 20番 藤山将材
 21番 新島 雄
 22番 山下直也
 23番 井出益弘
 24番 宇治田栄蔵
 25番 多田純一
 26番 中 拓哉
 27番 角田秀樹
 29番 山田正彦
 30番 坂本 登
 31番 尾崎要二
 32番 中村裕一
 33番 片桐章浩
 34番 原 日出夫
 35番 藤本眞利子
 36番 長坂隆司
 38番 小川 武
 39番 冨安民浩
 40番 奥村規子
 41番 山下大輔
 42番 松坂英樹
 43番 藤井健太郎
 44番 雑賀光夫
 45番 野見山 海
 46番 松本貞次
欠席議員(なし)
〔備考〕
 16番 欠員
 28番 欠員
37番 欠員
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説明のため出席した者
 知事         仁坂吉伸
 副知事        下 宏
 知事室長       曽根義廣
 危機管理監      森 崇
 総務部長       宮地俊明
 企画部長       前硲健作
 環境生活部長     井口悦治
 福祉保健部長     北田佳秀
 商工観光労働部長   永井慶一
 農林水産部長     下林茂文
 県土整備部長     茅野牧夫
 会計管理者      雑賀忠士
 教育委員会委員長   宮永健史
 教育長        山口裕市
 公安委員会委員    片山博臣
 警察本部長      永松健次
 人事委員会委員長   守屋駿二
 代表監査委員     楠本 隆
 選挙管理委員会委員長 諸木良介
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職務のため出席した事務局職員
 事務局長       藁科善崇
 次長         東岡誠吾
 議事課長       上坊 晃
 議事課副課長     土井敏弘
 議事課課長補佐兼議事班長
            田中健司
 議事課主任      中尾祐一
 議事課主査      保田良春
 議事課主査      瀧川泰治
 議事課主査      中村安隆
 総務課長       佐本 明
 調査課長       中井祥之
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  午前10時0分開会・開議
○議長(冨安民浩君) ただいまから、平成21年12月定例会を開会いたします。
 これより本日の会議を開きます。
 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 今期定例会の会議録署名議員は、7番門三佐博君、24番宇治田栄蔵君、38番小川武君の3君を指名いたします。
 次に日程第2、会期決定の件を議題といたします。
 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から12月17日までの21日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨安民浩君) 御異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は本日から12月17日までの21日間と決定いたしました。
 この際、御報告申し上げます。
 去る11月8日、江上柳助君が逝去されました。まことに痛惜のきわみでございます。
 故江上柳助君に弔意を表し、角田秀樹君から発言を求められておりますので、許可いたします。
 27番角田秀樹君。
  〔角田秀樹君、登壇〕
○角田秀樹君 皆さん、おはようございます。
 ただいま議長のお許しと議員各位の御同意のもと、故江上柳助議員に謹んで哀悼の言葉をささげさせていただきます。
 私の隣の席は空席で、今は亡き先輩の面影に、当局の御厚情により献花をささげていただき、心から厚く御礼を申し上げる次第でございます。
 さきの9月定例会では、江上先輩は議員として県民の負託にこたえるべく本格的な活動を開始し、一般質問の通告までされ、やる気満々のやさき、9月15日、突然の再入院。以降、関係者の懸命な治療を受け一時期回復の兆しも見え、私が病院に伺ったときには満面の笑みで「角ちゃん、今度は必ず元気になって、12月には一般質問をさせていただく」と力強く語っていたのが残念でなりません。病魔には勝てず、御家族、実弟の手厚い看護のかいもなく、去る11月8日、帰らぬ人となりました。享年59歳、余りにも若い死であります。
 昭和から平成へと時代とともに政界に身を置き、重戦車のごとく一日も休むことなく働き続け、常に先を見て、流星のように去っていかれました。心から、御苦労さまと申し上げます。
 江上先輩は、県民生活の向上、また県勢発展に対する思いは、だれにも引けをとらない強い志の持った方でございました。我が公明党の立党精神である「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」、まさしく日々の活動そのものであり、生きざまであったと確信しております。
 江上先輩は、九州生まれの和歌山育ち。昭和43年に県立向陽高等学校を卒業し、昭和47年に和歌山大学経済短期大学を卒業され、3年後、昭和50年に元衆議院議員坂井弘一の第1秘書として政治の世界に入りました。当時、国会ではロッキード事件で政界が慌ただしく、激動の時代を迎えようとしていました。その坂井衆議院議員の激務を裏方でしっかり支え切ってきたのが江上先輩であります。
 20年間という長きにわたり、また秘書という使命にピリオドを打ち、平成7年の統一地方選挙で和歌山市議会議員として初当選を果たし、1期目務めた後、平成11年には県議会議員選挙に挑戦し、上位で初当選をさせていただきました。そのとき、江上先輩が「1万人以上の有権者に自分の名前を書いてもらえるということは並大抵のことではない。多くの支持者はもちろんのことであるが、とりわけ創価学会員の必死の支援のたまものである。感謝でいっぱいや」と感激で涙をふいて語ってくれたことが、今では印象的でありました。
 多くの方から「柳ちゃん」との愛称で親しまれ、だれとでも気さくによくしゃべると言われておられました。私が平成15年に県議会に籍を置いたときには、いつしか先輩からは「道草の柳助」と、こうあだ名をつけてもらっていたことが、今では懐かしく思えてなりません。私ども、同じように行動をしていても、まともに控え室に帰ってこなかったことが多く、そのようなニックネームになったようでありました。
 江上先輩は、県議団の幹事長として重責を担い、また各委員会においては、経済警察委員長を初め、県保証協会理事、県観光連盟理事、今年度より監査委員と数々の要職を歴任し、活躍をされました。また、地元地域でも、自治会役員、また市立貴志南小学校育友会会長、和歌山市PTA連合会理事、海草・向陽高等学校同窓会副会長と、世話人、世話役として第一線で活躍をされていました。
 議員活動でも本当に活躍をされ、2001年、今から8年前、私が市議会議員の当時、江上先輩と2人で話し合い、県都和歌山市の発展と県北部地域の活性化に必要な交通大綱の改善のために署名活動をやろうではないか、こういうことで3点にわたって署名活動をさしていただきました。1つには県道西脇山口線の建設促進、2つには近畿自動車道への和歌山北インターの設置、3つには第2阪和国道(仮称)新南海橋の早期供用開始を求める3点の要望を、何と5万88名の署名簿を添え、当時の木村県知事に要望書を手渡し、また、国土交通省和歌山工事事務所に行き、同じ3点を強く要望活動を展開いたしました。その要望活動の結果、8年経過し、現在、待望久しく北インターも今年度中には供用開始の見込みも立ち、現場、工事事務所では急ピッチで工事も進み、また紀の国大橋も供用開始され、交通渋滞緩和がなされています。さらに、県道西脇山口線も着実に進み、江上先輩も本当に喜ばれていると思います。
 また、人命にかかわることには人一倍重要視され、本県の広域な医療体制の確立に欠かせないドクターヘリ導入には本当に尽力され、全国的にも早く導入、運航がなされ、多くのとうとい人命が救われております。この議場の中にもドクターヘリでお世話になった方もおられると思いますが、先日も紀の川市に行った際、江上先輩に大変お世話になり、一命を取りとめたとお礼の言葉をお聞きいたしました。
 自分のことより人のことを最優先され、今は亡き江上柳助議員に対し、公僕の人生の一端を教えてくださったことに心から感謝を申し上げる次第でございます。
 先輩の県民への思いにおこたえすべく、私ども公明党県議団3名、力を合わせ、先輩に恥じないよう一層の精進と努力を重ねてまいる所存でございます。
 名残は尽きませんが、心からの御冥福と御祈念を申し上げます。そして、奥様初め家族並びに和歌山県の前途を見守っていただくことを念じまして、哀悼の言葉といたします。ありがとうございました。
○議長(冨安民浩君) この際、暫時休憩いたします。
  午前10時10分休憩
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  午前11時30分再開
○議長(冨安民浩君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 日程第3、予算特別委員選任の件を議題といたします。
 ただいま欠員となっております予算特別委員の選任については、委員会条例第5条第1項の規定により、角田秀樹君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨安民浩君) 御異議なしと認めます。よって、角田秀樹君を予算特別委員に選任することに決定いたしました。
 次に、諸般の報告をいたします。
 江上柳助君の逝去に伴い欠員となった議会運営委員の選任については、委員会条例第5条第1項ただし書きの規定により、11月16日付で角田秀樹君を指名いたしました。
 次に、知事から地方自治法第180条第1項の規定による知事専決処分報告が、監査委員から監査報告及び現金出納検査実施結果の報告がありました。いずれもお手元に配付しておりますので、御了承願います。
 なお、人事委員会から職員の給与等に関する報告及び勧告がありましたが、この写しは既に各議員に送付されておりますので、申し添えます。
 次に、今期定例会に提出された議案は、お手元に配付のとおり、議案第155号から議案第174号までの計20件であります。
 なお、議案第157号から議案第163号までは、職員に関する条例議案でありますので、地方公務員法第5条第2項の規定により人事委員会の意見を徴しましたところ、文書により回答がありました。お手元に配付しておりますので、御了承願います。
 次に日程第4、議案第155号から議案第174号までを一括して議題といたします。
 まず、当局の説明を求めます。
 知事仁坂吉伸君。
  〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) 平成21年12月定例会に御参集いただき、厚く御礼申し上げます。
 まず、天皇陛下におかせられましては、このたび御即位20年というよき日をお迎えになられました。和歌山県民を代表し、心からお祝い申し上げます。私たち県民は、平成の20年間、陛下のお言葉と笑顔に支えられ、勇気づけられてまいりました。このことに深く感謝申し上げますとともに、これからもお健やかにお過ごしになられますことをお祈り申し上げます。
 さて、まことに残念なことでありますが、去る11月8日、江上柳助議員がお亡くなりになりました。江上議員は、平成11年以来3期にわたり和歌山県議会議員として、和歌山を愛し、優しさと思いやりを持って地域の振興と本県の発展に御尽力いただきました。今後もますます御活躍され、大いに県政を支えていただきたかっただけに、このたびの御逝去は痛恨のきわみであります。ここに御遺徳をしのび、謹んで御冥福をお祈り申し上げます。
 最後に、ブラジルの和歌山県人会連合会創設55周年式典及びペルー県人会の激励、欧州での観光物産プロモーション活動、友好提携締結25周年を記念した中国山東省訪問につきましては、冨安議長を初め議員各位の御参加をいただきました。この場をおかりしてお礼を申し上げます。
 それでは、ただいま上程されました諸議案の提案理由を御説明するに先立ち、県政の主な動きや施策の進捗状況等について御報告申し上げます。
 まず、先月本県に接近した台風18号では、倒木への衝突が原因で1名の方が亡くなり、道路、河川等の公共土木施設、ミカンや柿等の農作物や農地、農業用施設等に甚大な被害が発生いたしました。また、先日の県北部を中心とした集中豪雨におきましても、1名の方が亡くなり、多数の住宅が床上・床下浸水になる等の被害が発生いたしました。被災された方々に対して、心からお見舞い申し上げるとともに、県としては一日も早い復旧に向け取り組んでまいります。
 新型インフルエンザにつきましては、これまで全国で70名を超える死亡者が報告されていますが、県内においては死亡者は出ておらず、今後とも感染拡大防止と医療体制等の充実に努めてまいります。ワクチン接種につきましても、引き続き医療機関の協力のもと優先接種対象者に対し早期に接種できるよう努めてまいります。
 世界的な金融危機から1年余が経過し、我が国の経済情勢は、生産や輸出の持ち直し、あるいは経済対策等の効果により一部で改善の動きが見られるものの、中小企業を取り巻く環境や雇用・所得環境につきましては懸念要因が払拭し切れない状態が続いております。
 県では、この厳しい経営環境を踏まえ、昨年新設・拡充した県融資制度の貸出金利を引き下げるなど、中小企業者に対する一層の資金繰り支援を行っているところでございます。今後も、県内の景気動向や経済・雇用情勢を注視しつつ、また国の動向等も踏まえながら、年末、年度末に向け必要な施策を機動的に講じてまいります。
 一方、こうした不況下にあっても優秀な人材を育成・確保しようとする意欲ある県内企業も少なくありません。県においても、そういう動きと軌を一にして、引き続き企業誘致に努めるとともに、県内産業の競争力と成長力を強化するため、次世代の産業界を支える人材や企業が求める即戦力の育成を図ってまいります。
 なお、発明意識の醸成や青少年の創造性の育成を目的に、発明協会和歌山県支部の記念事業として、同協会総裁の常陸宮殿下、同妃殿下御臨席のもと、「発明の祭典inわかやま」を盛会裏に開催できましたことを御報告申し上げます。
 また、現下の経済情勢に逼塞することなく、和歌山を元気にしていくためには、国内外からの観光誘客や、さまざまな手法を活用した県産品の販売促進など、県外に打って出る姿勢も重要でございます。そのため、「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産登録5周年を活用し、東京、大阪、名古屋、和歌山、本宮においてシンポジウムを開催するとともに、それらに合わせた観光物産PRイベントなどを実施いたしました。また、海外からの観光客誘致や食品の輸出につきましては、欧州等でさまざまなプロモーションを行い、成功例も出始め、今後への期待も生じてきております。
 企業立地や観光振興など県民経済を活性化させ、将来のチャンスを保障するものとして、さらに東南海・南海地震への備え、救急医療活動の観点からも、高速道路ネットワークを初めとした公共インフラの整備は重要であり、近畿自動車道、京奈和自動車道、X軸ネットワークなど、幹線道路ネットワークの一日も早い整備に努めているところでございます。
 しかしながら、平成21年度補正予算の見直しにおいて、近畿自動車道紀勢線の御坊─南紀田辺間の4車線化の執行停止が閣議決定され、また平成22年度予算概算要求の組み替えでは公共事業費が大幅に削減されるなど、とりわけ本県のようなインフラ整備が後回しにされた地方を取り巻く環境は大変厳しいものとなっております。
 県としては、県勢発展に不可欠な公共インフラ整備がこれ以上おくれることのないよう、これまでどおりのスタンスで、新政権に対して主張すべきことはしっかり主張してまいりますので、引き続き議員各位の御支援、御協力をよろしくお願い申し上げます。
 過疎対策は、本県喫緊の課題でございます。特に、現行の過疎地域自立促進特別措置法が本年度末をもって失効することから、自由度の高い総合交付金制度の創設、大胆な規制緩和等、本県の提案を盛り込んだ新過疎法を制定するよう、議員各位の御出席のもと、新過疎法制定実現和歌山県総決起大会を開催したところでございます。今後も、本県提案の実現に向け、関係市町村や関係機関の皆様と力を合わせ、国等に強く働きかけてまいりたいと存じます。
 以上、本県を取り巻く状況を踏まえ、平成22年度予算につきましては、行財政改革を着実に進めつつ、長期総合計画に掲げた元気な和歌山の創造に向け、県民に希望と安心をもたらす取り組みを重点的に進めてまいります。
 元気な地域や産業づくりにつながる施策を初め、学校の教育力の強化や青少年の健全な成長支援、さらに本県の強みや地域資源を生かした先導的な施策に果敢にチャレンジし、県民の皆様に将来への希望を抱いていただける施策を積極的に進めてまいります。
 また、福祉医療体制の充実や消費者行政など県民の日々の暮らしを守る取り組みや、災害から県民の命を守る取り組みなど、行政が忘れてはならない県民生活の安全・安心を守る取り組みもさらに強化してまいります。
 県事業における市町村負担金の見直しにつきましては、平成22年度から原則廃止するという方針案を各市町村にお示しし、貴重な御意見をちょうだいいたしました。今後、これらの御意見を踏まえながら庁内で議論を深め、平成22年度予算編成で具体化を図ってまいりたいと考えております。
 なお、関西広域連合につきましては、処理する事務の内容、予算、組織等、具体的な設計を行っておりますが、最終的な設立案の完成までには至っておりません。来年中の早期に関連議案を上程できるよう議会の皆様と十分協議を行うとともに、県民の御理解を得られるよう努力してまいりたいと思います。
 続きまして、本定例会に上程しております諸議案の提案理由を御説明申し上げます。
 まず、補正予算についてでございます。
 今回の補正予算は、県及び市町村が緊急地震速報や弾道ミサイル情報など対処に時間的余裕のない情報を県民に伝達することのできる全国瞬時警報システムの整備を図るとともに、さきに御説明申し上げました新型インフルエンザのワクチン接種に関連して、低所得者の接種費用を無償とするほか、災害拠点病院等の耐震化を促進させるための基金造成などにより、総額33億円余の補正予算を計上したところでございます。
 次に、条例案件等について、その主なものを御説明申し上げます。
 まず、議案第156号は、知事等の期末手当を国の特別職に準じて引き下げるものであり、議案第157号から第163号までは、去る10月14日の県人事委員会の勧告に従い、一般職の職員の給与改定を実施するために関係諸条例の改正をお願いするものでございます。
 次に、議案第165号は、本県の地域医療を担う医師の確保を図るため、県外大学医学部の在学者であって県内の僻地医療機関等に勤務しようとする者に対し、貸与就学資金の返還を免除するために所要の改正を行うものであり、議案第166号は災害拠点病院等の耐震化を促進させるための基金設置条例であり、議案第172号から第174号までは工事請負契約の締結について、それぞれ議決をお願いするものでございます。
 また、諸報第22号から第24号までは、地方自治法第180条第1項の規定に基づく委任専決処分報告でございます。
 何とぞ、御審議の上、御賛同賜りますようにお願い申し上げます。
○議長(冨安民浩君) 以上で、当局の説明が終わりました。
 次に日程第5、ただいま説明のあった議案のうち、給与改正条例議案議案第156号から議案第163号までを一括して議題とし、議案に対する質疑を行います。
 本案について質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(冨安民浩君) 質疑なしと認めます。
 次に日程第6、議案の付託について申し上げます。
 給与改正条例議案議案第156号から議案第163号までは、お手元に配付しております議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
 なお、常任委員会の会場は、お手元に配付しておりますので、御了承願います。
 この際、新任者を御紹介申し上げます。
 まず、10月20日、教育委員会の委員長に就任されました宮永健史君を御紹介申し上げます。
 教育委員会委員長宮永健史君。
  〔宮永健史君、登壇〕
○教育委員会委員長(宮永健史君) 去る10月20日付をもちまして教育委員会委員長を拝命いたしました宮永健史でございます。
 微力ではございますが、職責の重さを自覚し、本県教育振興のために誠心誠意職務を全うする所存でございます。
 今後とも一層、皆様の御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、簡単ではございますが、ごあいさつとさせていただきます。(拍手)
○議長(冨安民浩君) 次に、9月29日、教育委員会の委員に任命同意され、10月15日就任されました山下郁夫君を御紹介申し上げます。
 教育委員山下郁夫君。
  〔山下郁夫君、登壇〕
○教育委員(山下郁夫君) さきの9月県議会におきまして、皆様方の御同意をいただき、10月15日付をもちまして教育委員会の委員に就任いたしました山下郁夫でございます。
 もとより微力でございますが、本県の教育発展のために職務を果たしてまいりたいと考えてございます。
 どうか、よろしく御指導賜りますようお願いを申し上げまして、ごあいさつとします。(拍手)
○議長(冨安民浩君) 次に、9月29日、公安委員会の委員に任命同意され、10月13日就任されました片山博臣君を御紹介申し上げます。
 公安委員片山博臣君。
  〔片山博臣君、登壇〕
○公安委員(片山博臣君) 去る10月13日付で和歌山県公安委員会委員に再任されました片山博臣でございます。
 治安情勢は依然厳しい中、微力ではございますけれども、決意を新たにして公安委員としての職務に邁進する所存でございます。
 県議会の皆様方には、これまでにも増して公安委員会に対する御指導、御支援を賜りますようにお願いを申し上げます。
 簡単でございますけれども、再任に当たってのごあいさつとさせていただきます。(拍手)
○議長(冨安民浩君) 次会は11月30日定刻より会議を開き、給与改正条例議案議案第156号から議案第163号までを日程といたします。
 本日は、これをもって散会いたします。
  午前11時50分散会

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