平成20年6月 和歌山県議会定例会会議録 第7号(全文)


県議会の活動

平成20年6月
和歌山県議会定例会会議録
第7号
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議事日程 第7号
 平成20年6月27日(金曜日)
 午前10時開議
 第1 特別委員会中間報告の件
 第2 議案第78号から議案第89号まで、報第1号から報第8号まで、請願3件、並びに議案第66号(委員長報告・同質疑・討論・表決)
 第3 常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件
 第4 特別委員会閉会中継続審査の件
 第5 常任委員選任の件
 第6 常任委員会の委員長及び副委員長選任の件
 第7 予算特別委員の辞任及び選任の件
 第8 議会運営委員選任の件
 第9 図書委員選任の件
 第10 意見書・決議案
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会議に付した事件
 第1 特別委員会中間報告の件
 第2 議案第78号から議案第89号まで、報第1号から報第8号まで、請願3件、並びに議案第66号(委員長報告・同質疑・討論・表決)
 第3 附帯決議案
 第4 常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件
 第5 特別委員会閉会中継続審査の件
 第6 議案第98号及び議案第99号(当局説明・委員会付託等省略・表決)
 第7 常任委員選任の件
 第8 常任委員会の委員長及び副委員長選任の件
 第9 予算特別委員の辞任及び選任の件
 第10 議長辞職の件
 第11 議長の選挙
 第12 副議長辞職の件
 第13 副議長の選挙
 第14 会期延長の件
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出席議員(46人)
 1番 泉 正徳
 2番 山本茂博
 3番 前芝雅嗣
 4番 浅井修一郎
 5番 吉井和視
 6番 向井嘉久藏
 7番 門 三佐博
 8番 町田 亘
 9番 川口文章
 10番 平木哲朗
 11番 花田健吉
 12番 須川倍行
 13番 大沢広太郎
 14番 谷 洋一
 15番 平越孝哉
 16番 下川俊樹
 17番 岸本 健
 18番 尾崎太郎
 19番 藤山将材
 20番 新島 雄
 21番 山下直也
 22番 井出益弘
 23番 宇治田栄蔵
 24番 多田純一
 25番 中 拓哉
 26番 角田秀樹
 27番 江上柳助
 28番 山田正彦
 29番 坂本 登
 30番 尾崎要二
 31番 中村裕一
 32番 服部 一
 33番 片桐章浩
 34番 原 日出夫
 35番 藤本眞利子
 36番 長坂隆司
 37番 玉置公良
 38番 小川 武
 39番 冨安民浩
 40番 奥村規子
 41番 山下大輔
 42番 松坂英樹
 43番 藤井健太郎
 44番 雑賀光夫
 45番 野見山 海
 46番 松本貞次
欠席議員(なし)
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説明のため出席した者
 知事         仁坂吉伸
 副知事        原 邦彰
 知事室長       曽根義廣
 危機管理監      森 崇
 総務部長       小濱孝夫
 企画部長       前硲健作
 環境生活部長     井口悦治
 福祉保健部長     井畑文男
 商工観光労働部長   永井慶一
 農林水産部長     下林茂文
 県土整備部長     茅野牧夫
 会計管理者      雑賀忠士
 教育委員会委員    名手滋子
 教育長        山口裕市
 公安委員会委員    高垣博明
 警察本部長      鶴谷明憲
 人事委員会委員長   守屋駿二
 代表監査委員     垣平高男
 選挙管理委員会委員長 山本恒男
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職務のため出席した事務局職員
 事務局長       蓬臺孝紀
 次長         東岡誠吾
 議事課長       薮上育男
 議事課副課長     土井敏弘
 議事班長       田中健司
 議事課主任      中尾祐一
 議事課主査      保田良春
 議事課主査      石垣悦二
 議事課主査      瀧川泰治
 総務課長       笠松 学
 総務課主任      中井圭子
 調査課長       佐本 明
 調査課主任      萩原 亨
 調査課主査      仮谷弥生
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  午前10時0分開議
○議長(中村裕一君) これより本日の会議を開きます。
 日程第1、特別委員会中間報告の件を議題といたします。
 人権・少子高齢化問題等対策特別委員会、防災・環境問題等対策特別委員会、行政改革・基本計画等に関する特別委員会及び半島振興・交通・産業振興対策特別委員会から中間報告が文書をもってなされております。これらはいずれもお手元に配付しておりますので、御了承願います。
 この際、暫時休憩いたします。
  午前10時0分休憩
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  午後4時55分再開
○議長(中村裕一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 この際、本日の会議時間は、都合により、あらかじめこれを延長いたします。
 議事の都合により、休憩いたします。
  午後4時56分休憩
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  午後10時45分再開
○議長(中村裕一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 日程第2、議案第78号から議案第89号まで、知事専決処分報告報第1号から報第8号まで、今期定例会の請願2件及び継続審査中の請願1件、計3件、並びに継続審査中の議案第66号を一括して議題とし、順次、常任委員会委員長の報告を求めます。
 建設委員会委員長野見山 海君。
  〔野見山 海君、登壇〕(拍手)
○建設委員会委員長(野見山 海君) 建設委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表及び請願文書表に記載のとおり、議案4件、請願は前会からの継続審査分1件であります。
 委員会は、6月24日、第5委員会室において開催し、県土整備部から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査をいたしました結果、議案第78号、議案第85号、議案第86号及び議案第89号について全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 また、請願につきましては、お手元に配付の請願審査結果表のとおり、議請第1号は継続審議すべきものと決しました。
 次に、所管に係る各委員の主な質問項目を申し上げますと、湯浅御坊道路の安全対策について、県道勝浦港湯川線岩屋トンネルについて、那智勝浦新宮道路の可変式標識設置について、有田川の土砂撤去と立ち木伐採について、ダムの震災対策について、入札制度の改革について、道路特定財源暫定税率・地方道路整備臨時交付金について、道路特定財源暫定税率失効に伴う和歌山北インターチェンジへの影響について、総合評価制度について、京奈和自動車道の建設の促進について、国道480号府県間トンネルの国交省直轄代行事業としての取り組みと今後の見通しについて、国道480号志賀バイパスの供用開始について、県道和歌山橋本線のかつらぎ町内の進捗状況と山崎工区の供用について、紀の川左岸農道の建設促進と一部供用開始について、伊都浄化センターについて、京奈和自動車道側道整備について、根来川、木積川の現状と対策について、県道泉佐野岩出線の大阪府側の進捗状況についてただされました。
 以上をもちまして、建設委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願いします。(拍手)
○議長(中村裕一君) 文教委員会委員長坂本 登君。
  〔坂本 登君、登壇〕(拍手)
○文教委員会委員長(坂本 登君) 文教委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表及び請願文書表に記載のとおり、議案1件、請願は新規分1件であります。
 委員会は、6月24日、第6委員会室において開催し、当局から付託案件等について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第78号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 また、請願につきましては、お手元に配付の請願審査結果表のとおり、議請第7号は継続審査すべきものと決しました。
 次に、所管に係る各委員の主な質問項目を申し上げますと、中学生の傷害非行事実に対する風評対策と心のケアについて、不登校児童・生徒に対する支援体制について、小中学校校舎の耐震化の促進について、初任者の研修にかかわる提出書類の簡素化について、教職員の健康管理について、特別支援学校の大規模化対策について、旧美里町による官官接待への教育委員会職員の関与について、不正行為等通報制度による通報内容の公表のあり方について、学校裏サイトの存在と情報教育の重要性について、国歌斉唱の指導強化と徹底について、授業や団体活動におけるあいさつ、礼儀等の適切な指導についてただされました。
 以上をもちまして、文教委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(中村裕一君) 総務委員会委員長須川倍行君。
  〔須川倍行君、登壇〕(拍手)
○総務委員会委員長(須川倍行君) 総務委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案8件、知事専決処分報告7件であります。
 委員会は、6月24日、第1委員会室において開催し、出納局、人事委員会事務局、監査委員事務局、選挙管理委員会、知事室、企画部、総務部の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第79号は賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決し、議案第78号、議案第80号から議案第82号まで、議案第84号、議案第87号及び議案第88号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。知事専決処分報告報第6号、報第8号は賛成多数をもって、報第1号から報第5号までは全会一致で承認されました。
 次に、所管に係る各委員の主な質問項目を申し上げますと、人事委員会事務局関係では、職員の採用について、監査委員事務局関係では、外部監査結果に対する措置状況の公表について、選挙管理委員会関係では、選挙運動用自動車の使用に関する公営制度について、知事室関係では、秘書課の接客等について、県の広報のあり方について、企画部関係では、長期総合計画の県民に対する広報について、財団法人和歌山県人権啓発センターの実績報告について、南海本線紀ノ川橋梁の安全性について、コスモパーク加太の今後の対策について、総務部関係では、ふるさと納税について、和歌山県税条例の改正について、和歌山県使用料及び手数料条例について、包括外部監査報告書の監査人氏名の掲載について、土地開発公社の金利交渉について、旧美里町裏金問題について、国委託のモデル事業のモデル期間終了後のフォローについて、市町村消防の広域推進計画のパブリックコメントについて、岩手・宮城内陸地震発生後の和歌山県の対応について、職員の昼の休憩時間の延長について、節電対策についてただされました。
 以上をもちまして、総務委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願いします。(拍手)
○議長(中村裕一君) 福祉環境委員会委員長花田健吉君。
  〔花田健吉君、登壇〕(拍手)
○福祉環境委員会委員長(花田健吉君) 福祉環境委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案等2件であります。
 委員会は、6月24日、第2委員会室において開催し、環境生活部、福祉保健部の順に当局から付託案件等について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第83号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決し、報第7号は賛成多数をもって原案のとおり承認すべきものと決しました。
 次に、所管に係る各委員の主な質問項目を申し上げますと、環境生活部関係では、ごみの排出状況について、地球温暖化対策について、有害刃物類の指定について、次に福祉保健部関係では、生活保護制度について、少子化対策について、障害者の自立及び社会参加の支援について、医師不足対策について、医療機関等における穿刺器具の不適切な取り扱いについて、肝炎対策について、診療報酬の改定について、後期高齢者医療制度について、子どもを虐待から守る条例についてただされました。
 以上をもちまして、福祉環境委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願いいたします。(拍手)
○議長(中村裕一君) 経済警察委員会委員長藤山将材君。
  〔藤山将材君、登壇〕(拍手)
○経済警察委員会委員長(藤山将材君) 経済警察委員会における審査の経過並び結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載の議案1件と、前会からの継続審査中の議案1件であります。
 委員会は、6月24日、第3委員会室において開催し、商工観光労働部・労働委員会、公安委員会の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第66号及び議案第78号は全会一致をもって可決すべきものと決しました。
 なお、議案第66号の附帯決議を本会議に提出することに決定いたしました。
 次に、所管に係る各委員の主な質問項目を申し上げますと、商工観光労働部・労働委員会関係では、議案第66号権利の放棄について、和歌山市の市街地再開発事業について、紀ノ川企業集積ベルト地帯構想について、中心市街地の活性化について、熊野古道宿泊施設整備について、わかやま中小企業元気ファンドについて、商店街の活性化について、地域若者サポートステーション事業について、公安委員会関係では、高齢運転者標識について、振り込め詐欺に対する被害防止対策について、悪質商法について、高速道路における事故防止対策についてただされました。
 以上をもちまして、経済警察委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○議長(中村裕一君) 農林水産委員会委員長山田正彦君。
  〔山田正彦君、登壇〕(拍手)
○農林水産委員会委員長(山田正彦君) 農林水産委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表及び請願文書表に記載のとおり、議案1件、請願新規受理分1件であります。
 委員会は、6月24日、26日の2日間、第4委員会室において開催し、農林水産部から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第78号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 また、請願につきましては、6月24日に現地踏査を実施した後、慎重に審査いたしました結果、お手元に配付の請願審査結果表のとおり、議請第8号は採択すべきものと決しました。
 なお、当委員会から意見書案を提出する運びとなっておりますので、よろしくお願い申し上げます。
 次に、所管に係る各委員の主な質問項目を申し上げますと、水産業の燃油高騰対策の取り組み状況について、配合飼料価格安定対策の取り組みについて、農業試験場における耐震診断結果について、実効性のある耕作放棄地解消計画の策定について、農山漁村活性化プロジェクトに対する県の支援体制について、生産資材高騰を踏まえた有機肥料の活用について、クエ養殖の現状と今後の取り組みについて、浮き魚礁の効果と今後の設置計画について、アユ冷水病の本年の発生状況について、漁業系統組織の燃油価格についてただされました。
 また、このほか、農林水産委員会の総意といたしまして、県事業である農水産物加工食品販売促進戦略アクションプログラム2008の推進を図るため、積極的に参画してまいる旨を確認いたしました。
 以上をもちまして、農林水産委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(中村裕一君) 以上で、常任委員会委員長の報告が終わりました。
 これより委員長の報告に対する質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中村裕一君) 質疑なしと認めます。
 次に、討論に入ります。
 藤井健太郎君から反対討論の通告がありますので、これを許可いたします。
 43番藤井健太郎君。
  〔藤井健太郎君、登壇〕(拍手)
○藤井健太郎君 議長のお許しをいただきましたので、日本共産党県議団を代表して、今議会に上程された議案第79号、知事専決処分報第6号、報第7号、報第8号の4件と、前議会からの継続案件となっていた議案第66号について、反対の立場から討論いたします。
 今議会に上程された4件につきましては、国の地方税法等の一部を改正する法律の改正や厚生労働省告示による診療報酬の改定に基づくものでありますが、見過ごすことのできない、また、かねてより異議を論じてきていたものでもあります。
 議案第79号は和歌山県税条例の一部を改正する条例であり、その中には、平成21年度から上場株式の譲渡所得と配当所得に対する軽減税率について、譲渡所得については500万円までを、配当所得については100万円までの部分について、所得税、住民税合わせて10%の軽減税率を2年間延長し、株式譲渡所得で発生した損失分を配当所得と合算できる損益通算制度を新たに設ける条項が含まれております。過去3年以内に譲渡損失がある場合には、その分を配当所得から差し引いて税額を減らすことができることとなります。
 平成15年から始まりました証券優遇税制ですが、それ以前は、配当所得は他の所得と合算して累進税率のかかる総合課税であり、譲渡所得は分離課税ではありましたが、所得税、住民税合わせて26%の税率でした。証券優遇税制は、15年から19年までの5年間、譲渡所得、配当所得とも分離課税とし、所得税、住民税合わせて本則を20%、それをさらに10%に軽減する措置で始められました。それが、ことし1年延長され、21年度からは形を変えて継続されることとなります。平成15年以前の税制に比べ、大資産家により有利に働くことには違いはありません。大資産家優遇税制として反対をするものです。
 専決処分された報第6号も県税条例の一部を改正する条例であり、その中には、道路特定財源である自動車取得税、軽油引取税の暫定税率を10年間延長する条項が含まれています。これは、暫定税率維持を定めた租税特別措置法改定案と、税収を道路整備に充てることを定めた道路整備財源特例法の双方とも失効し、一時暫定税率がなくなり、一般財源化にもなっていたものですが、衆議院の再議決により復活することになったものです。私たちは、これまで道路特定財源の一般財源化と暫定税率の廃止を求めてきた立場から承認することはできません。
 専決処分報告第7号と第8号は、精神保健福祉センター及び県立こころの医療センター、公立大学法人和歌山県立医科大学での厚生労働省告示による改定診療報酬での算定を行うものとなっております。今回の診療報酬改定は、後期高齢者医療の診療報酬について特化した内容を含むものであり、その中には、終末期の延命治療等の方針について話し合った記録をとどめれば報酬を算定できるなど、本人の意思表示の問題、また、治療の中止につながりかねないなどとの批判から見直さざるを得なくなっているものや、重度障害の原因が脳卒中後遺症や認知症の場合、低い包括点数での入院基本料の算定になるなど、年齢によって治療が差別されることとなるものであります。医療保険で提供される医療内容が、年齢によって差別されることがあってはならないと考えるものです。
 2月議会で継続審査となっていた議案66号について、中小企業高度化資金融資など回収不能となった債権を放棄するものです。その額が26億円にも上り、県の説明不足とされ、継続審査となっていました。今議会で果たして県民の納得できる説明となっているのでしょうか。
 今議会までの審議を通じて、貸し付け時の審査が適切であったのかという点で、多くの疑問や不自然な問題が指摘されました。特に、回収不能額が最大のプラスパフーズは、24億円もの融資を受けながら、わずか1%しか返済できずに経営破綻し、土地と建物を競売しても1億円余にしかならず、22億4000万円もの巨額の焦げつきが発生しています。
 この事業者への融資については、土地や建物が相場の2倍を超える高値での取引であり、しかもそれが親子で売買されたこと、担保価値や返済能力、保証能力の不足、ずさんな事業計画、県庁へのせんべつ問題、出資比率や競業禁止規定並びに融資前の旧債務の返済など、この融資に係る要件が果たして適正であったのかなどなど、多くの点が指摘をされました。
 これに対し、県の再調査の結果報告では、融資に当たっての審査会が開かれてなかったことや、県庁職員の協議でそれに置きかえられたこと、またその議事録もないこと、資産調査が十分なものであったかどうか疑問が残ること、融資資金がプラスパフーズを迂回して息子の会社に資金移動したことなどを認めながら県の融資手続については適切であったと結論づけ、事業者から県庁へのせんべつ問題も調査したがわからなかったということです。これらのずさんとも思える融資が行われた背景として、同和行政に対する県の姿勢に問題があったのではないか、こういう指摘に対しても明確な説明を聞くことができませんでした。
 外部監査でも指摘されたように、貸付資金の原資が県民の税金を中心としている以上、債権放棄の前提条件として、県民の納得のいく説明と県の責任を明確にすることが求められています。しかし、今回の調査結果報告では、手続は適切であったとするばかりで、その根拠は示されておらず、説明責任を果たせたものと言えるものではありません。したがって、26億円もの巨額の債権放棄は認めることができません。
 以上で、反対討論を終わります。(拍手)
○議長(中村裕一君) これをもって討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 まず、議案第79号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
 本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(中村裕一君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第78号、議案第80号から議案第89号までを一括して採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。
 本案をいずれも委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(中村裕一君) 起立全員であります。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
 次に、知事専決処分報告報第6号から報第8号までを一括して採決いたします。
 本件に対する委員長の報告は、いずれも承認であります。
 本件をいずれも委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(中村裕一君) 起立多数であります。よって、本件はいずれも承認することに決定いたしました。
 次に、知事専決処分報告報第1号から報第5号までを一括して採決いたします。
 本件に対する委員長の報告は、いずれも承認であります。
 本件をいずれも委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(中村裕一君) 起立全員であります。よって、本件はいずれもこれを承認することに決定いたしました。
 次に、請願3件を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。本請願をいずれも委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中村裕一君) 御異議なしと認めます。よって、本請願はいずれも委員長の報告のとおり決定いたしました。
 次に、議案第66号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
 本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(中村裕一君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 この際、報告いたします。
 附帯決議の提出がありました。
 お諮りいたします。「『権利の放棄について』に係る附帯決議(案)」を本日の日程に追加し、これより直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中村裕一君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 和議第35号「『権利の放棄について』に係る附帯決議(案)」を議題といたします。
 案文は、お手元に配付しております。
 お諮りいたします。本案については、提出者の説明、質疑及び討論を省略し、これより直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中村裕一君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 和議第35号を採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(中村裕一君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に日程第3、常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件を議題といたします。
 お諮りいたします。お手元に配付しております「継続審査を要する所管事務調査件名表」及び「継続審査を要する担任事務調査件名表」のとおり、それぞれ閉会中の継続審査として付議することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中村裕一君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 次に日程第4、特別委員会閉会中継続審査の件を議題といたします。
 お諮りいたします。人権・少子高齢化問題等対策特別委員会、防災・環境問題等対策特別委員会、行政改革・基本計画等に関する特別委員会、半島振興・交通・産業振興対策特別委員会、予算特別委員会及び議員定数等検討特別委員会に付議されたそれぞれの問題について、さらに閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中村裕一君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 この際、報告いたします。
 議案の追加提出がありました。
 お諮りいたします。議案第98号及び議案第99号を本日の日程に追加し、これより直ちに一括して議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中村裕一君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 議案第98号及び議案第99号を一括して議題といたします。
  〔退場する者あり〕
○議長(中村裕一君) 議案はお手元に配付しておりますので、まず当局の説明を求めます。
 知事仁坂吉伸君。
  〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) ただいま上程されました議案第98号及び第99号は、県監査委員前芝雅嗣君、浅井修一郎君が6月27日に辞職いたしましたので、その後任として花田健吉君、原日出夫君を選任いたしたく同意をお願いするものでございます。
 何とぞ、御賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(中村裕一君) 以上で、当局の説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。
 本案について質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中村裕一君) 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。本案については、いずれも委員会付託等を省略し、これより直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中村裕一君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 これより採決に入ります。
 まず、議案第98号和歌山県監査委員の選任につき同意を求めるについてを採決いたします。
 本県監査委員に花田健吉君を選任するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(中村裕一君) 起立全員であります。よって、議案第98号はこれに同意することに決定いたしました。
 次に、議案第99号和歌山県監査委員の選任につき同意を求めるについてを採決いたします。
 本県監査委員に原日出夫君を選任するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(中村裕一君) 起立全員であります。よって、議案第99号はこれに同意することに決定いたしました。
  〔入場する者あり〕
○議長(中村裕一君) 次に日程第5、常任委員選任の件を議題といたします。
 常任委員の選任については、委員会条例第5条第1項の規定により、次のとおり指名いたしたいと思います。
 職員にその氏名を朗読させます。
○議事課副課長(土井敏弘君) 総務委員会委員、前芝雅嗣君、新島雄君、山下直也君、宇治田栄蔵君、玉置公良君、山下大輔君、江上柳助君、川口文章君、以上8人。
 福祉環境委員会委員、向井嘉久藏君、花田健吉君、尾崎太郎君、中村裕一君、原日出夫君、藤本眞利子君、奥村規子君、以上7人。
 経済警察委員会委員、浅井修一郎君、町田亘君、藤山将材君、井出益弘君、尾崎要二君、長坂隆司君、松本貞次君、中拓哉君、以上8人。
 農林水産委員会委員、泉正徳君、須川倍行君、谷洋一君、山田正彦君、冨安民浩君、服部一君、藤井健太郎君、岸本健君、以上8人。
 建設委員会委員、山本茂博君、門三佐博君、大沢広太郎君、小川武君、野見山海君、松坂英樹君、角田秀樹君、平木哲朗君、以上8人。
 文教委員会委員、吉井和視君、平越孝哉君、下川俊樹君、坂本登君、片桐章浩君、雑賀光夫君、多田純一君、以上7人。
○議長(中村裕一君) お諮りいたします。ただいま朗読した諸君を常任委員として指名することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中村裕一君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名した諸君を常任委員に選任することに決定いたしました。
 次に日程第6、常任委員の選任に伴う常任委員会の委員長及び副委員長選任の件を議題といたします。
 常任委員会の委員長及び副委員長の選任については、委員会条例第6条第2項の規定により、次のとおり指名いたしたいと思います。
 職員にその氏名を朗読させます。
○議事課副課長(土井敏弘君) 総務委員会委員長前芝雅嗣君、同副委員長山下大輔君。
 福祉環境委員会委員長尾崎太郎君、同副委員長奥村規子君。
 経済警察委員会委員長浅井修一郎君、同副委員長中拓哉君。
 農林水産委員会委員長泉正徳君、同副委員長須川倍行君。
 建設委員会委員長山本茂博君、同副委員長平木哲朗君。
 文教委員会委員長多田純一君、同副委員長片桐章浩君。
○議長(中村裕一君) ただいま朗読した諸君を各常任委員会の委員長及び副委員長として指名することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(中村裕一君) 起立全員であります。よって、ただいま指名した諸君を各常任委員会の委員長及び副委員長に選任することに決定いたしました。
 次に日程第7、予算特別委員の辞任及び選任の件を議題といたします。
 予算特別委員会の各委員から辞任の申し出があります。
 お諮りいたします。予算特別委員の辞任については、これを許可することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中村裕一君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 次に、ただいま欠員となった予算特別委員の選任については、委員会条例第5条第1項の規定により、次のとおり指名いたしたいと思います。
 職員にその氏名を朗読させます。
○議事課副課長(土井敏弘君) 予算特別委員会委員、泉正徳君、山本茂博君、前芝雅嗣君、浅井修一郎君、向井嘉久藏君、町田亘君、平越孝哉君、尾崎太郎君、新島雄君、井出益弘君、中村裕一君、冨安民浩君、服部一君、長坂隆司君、山下大輔君、松坂英樹君、多田純一君、角田秀樹君、川口文章君、以上19人。
○議長(中村裕一君) お諮りいたします。ただいま朗読した諸君を予算特別委員として指名することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中村裕一君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名した諸君を予算特別委員に選任することに決定いたしました。
 ただいま朗読をさせましたが、一部誤りがありますので、訂正させます。
○議事課副課長(土井敏弘君) 川口文章君にかわりまして平木哲朗君でございます。以上19人です。
○議長(中村裕一君) 改めてお諮りいたします。ただいま朗読した諸君を予算特別委員として指名することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中村裕一君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名した諸君を予算特別委員に選任することに決定いたしました。
  〔議長退席、副議長着席〕
○副議長(新島 雄君) この際、報告いたします。
 ただいま、議長中村裕一君から議長辞職願が提出されました。
 お諮りいたします。議長辞職の件を本日の日程に追加し、これより直ちに議題とすることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(新島 雄君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 議長辞職の件を議題といたします。
 まず、その辞職願を朗読させます。
○議事課副課長(土井敏弘君) 辞職願 私こと このたび都合により和歌山県議会議長を辞職いたしたいので許可されるよう願い出ます 平成20年6月27日 和歌山県議会議長中村裕一 和歌山県議会副議長様
○副議長(新島 雄君) 中村裕一君の議長の辞職を許可することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○副議長(新島 雄君) 起立全員であります。よって、中村裕一君の議長の辞職を許可することに決定いたしました。
 31番中村裕一君。
  〔中村裕一君、登壇〕(拍手)
○中村裕一君 退任に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。
 昨年5月の就任以来、先輩・同僚議員、仁坂知事初め県当局の皆さん、格別の御指導をいただき、おかげさまで大過なく職責を果たすことができました。心から御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
 さて、地方分権時代を迎え、県議会は多様な民意を酌み取る代表機関として県民から大いに期待をされております。そこで、私たちは、チェック機能の充実強化はもとより、広く議論を起こし、みずからも条例と政策を提案し、活動を広報することが負託にこたえる道であると考えております。私も、微力ながらそのことに1年間努力してまいりましたが、ぜひ新議長のもとでも継続されるよう念願をいたします。
 また、さきの通常国会におきまして地方自治法が改正され、念願でありました地方議会議員の位置づけが明確化されました。これは、議会各会派がそれぞれ県選出国会議員の先生方にお願いをして、御賛同いただいたおかげであります。この場をおかりして、御尽力いただいた多くの皆様に御礼申し上げます。
 改正に際して、衆議院総務委員会では、地方議会の活動の充実強化とさらなる改革を期待する議決が行われました。御指摘までもなく、今後は、私たち自身も制度運用の両面にわたり改革を進め、県民の負託にこたえていこうではございませんか。
 最後に、和歌山県の大きな発展と御参会の皆様の御健勝をお祈り申し上げ、ごあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手)
○副議長(新島 雄君) ただいま議長が欠員となりました。
 お諮りいたします。議長の選挙を本日の日程に追加し、これより直ちに選挙を行いたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(新島 雄君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 議長の選挙を行います。
 議場を閉鎖いたします。
  〔議場閉鎖〕
○副議長(新島 雄君) ただいまの出席議員数は、46人であります。
 お諮りいたします。立会人に、3番前芝雅嗣君、9番川口文章君、27番江上柳助君、29番坂本登君の4君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(新島 雄君) 御異議なしと認めます。よって、立会人に以上の4君を指名いたします。
 なお、この際、白票は無効といたします。
 投票用紙を配付いたします。
  〔投票用紙配付〕
○副議長(新島 雄君) 配付漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(新島 雄君) 配付漏れなしと認めます。
 投票箱を改めます。
  〔投票箱点検〕
○副議長(新島 雄君) 異状なしと認めます。
 念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票願います。
 点呼いたします。
  〔氏名点呼・投票〕
○副議長(新島 雄君) 投票漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(新島 雄君) 投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 議場の閉鎖を解きます。
  〔議場開鎖〕
○副議長(新島 雄君) これより開票を行います。
 立会人の立ち会いをお願いいたします。
  〔開票〕
○副議長(新島 雄君) 選挙の結果を報告いたします。
 投票総数46票、うち有効投票46票。有効投票中、大沢広太郎君46票。(拍手)
 以上のとおりであります。
 この選挙の法定得票数は12票であります。よって、大沢広太郎君が議長に当選されました。
 ただいま当選されました大沢広太郎君が議場におられますので、本席から議長に当選されましたことを告知いたします。
 13番大沢広太郎君。
  〔大沢広太郎君、登壇〕(拍手)
○大沢広太郎君 一言ごあいさつを述べさしていただきます。
 ただいま全会一致をもちまして、歴史と伝統のある和歌山県議会第79代の議長に御選任をいただきました。まことにありがとうございます。厚く御礼を申し上げたいと思います。
 まだまだ微力な私でございますが、先輩・同僚議員の皆さんに御指導いただきながら、県勢発展のために一生懸命に頑張ってまいる所存でございます。どうか、最後まで御支援、御協力をお願い申し上げたいと思います。
 また、仁坂知事初め当局の皆さんにも、御指導、御鞭撻を賜りますように重ねてお願いを申し上げたいと思います。
 振り返りますと、平成7年、阪神・淡路大震災の年に初当選をさしていただきました。その後11年、そして15年、そして昨年の19年と、4期連続当選をさしていただきました。これも、ここにおられる大勢の議員の皆さんや、また、県庁の皆さん初め大勢の皆さんに御支援や御協力をしていただいたおかげだと心から思ってございます。
 現在、大変な時代を迎えておりますけれども、皆さん方の温かい御指導をいただきながら一生懸命に今後頑張ることをお誓い申し上げまして、まことに簡単でございますけれども、御礼とお願いのごあいさつにかえます。ありがとうございました。(拍手)
  〔副議長退席、議長着席〕
○議長(大沢広太郎君) この際、報告いたします。
 ただいま、副議長新島雄君から副議長辞職願が提出されました。
 お諮りいたします。副議長辞職の件を本日の日程に追加し、これより直ちに議題とすることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢広太郎君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 副議長辞職の件を議題といたします。
 まず、その辞職願を朗読させます。
○議事課副課長(土井敏弘君) 辞職願 私こと このたび都合により和歌山県議会副議長を辞職いたしたいので許可されるよう願い出ます 平成20年6月27日 和歌山県議会副議長新島雄 和歌山県議会議長様
○議長(大沢広太郎君) 新島雄君の副議長の辞職を許可することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(大沢広太郎君) 起立全員であります。よって、新島雄君の副議長の辞職を許可することに決定いたしました。
 20番新島雄君から発言を求められておりますので、これを許可いたします。
  〔新島 雄君、登壇〕(拍手)
○新島 雄君 先輩・同僚議員の皆さんには、昨年の5月に副議長に御推挙いただきました。1年余り活動させていただきました。本当にありがとうございました。
 その間、議会事務局の職員の皆さんはもとより、県当局の皆さんにも大変お世話になってまいりました。議長を助ける立場でありながら十分な助けができなかったと自分自身反省もいたしておりますが、今後はさらなる精進を続けてまいりますので、今まで以上の御指導、御鞭撻を賜りますよう心からお願いを申し上げ、御礼のごあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手)
○議長(大沢広太郎君) ただいま副議長が欠員となりました。
 お諮りいたします。副議長の選挙を本日の日程に追加し、これより直ちに選挙を行いたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢広太郎君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 副議長の選挙を行います。
 議場を閉鎖いたします。
  〔議場閉鎖〕
○議長(大沢広太郎君) ただいまの出席議員数は、46人であります。
 お諮りいたします。立会人に、3番前芝雅嗣君、9番川口文章君、27番江上柳助君、29番坂本登君の4君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢広太郎君) 御異議なしと認めます。よって、立会人に以上の4君を指名いたします。
 なお、この際、白票は無効といたします。
 投票用紙を配付いたします。
  〔投票用紙配付〕
○議長(大沢広太郎君) 配付漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢広太郎君) 配付漏れなしと認めます。
 投票箱を改めます。
  〔投票箱点検〕
○議長(大沢広太郎君) 異状なしと認めます。
 念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票願います。
 点呼いたします。
  〔氏名点呼・投票〕
○議長(大沢広太郎君) 投票漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢広太郎君) 投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 議場の閉鎖を解きます。
  〔議場開鎖〕
○議長(大沢広太郎君) これより開票を行います。
 立会人の立ち会いをお願いいたします。
  〔開票〕
○議長(大沢広太郎君) 選挙の結果を報告いたします。
 投票総数46票、うち有効投票42票、無効投票4票。有効投票中、山田正彦君42票。
 以上のとおりであります。
 この選挙の法定得票数は11票であります。よって、山田正彦君が副議長に当選をされました。(拍手)
 ただいま当選されました山田正彦君が議場におられますので、本席から副議長に当選されましたことを告知いたします。
 28番山田正彦君。
  〔山田正彦君、登壇〕(拍手)
○山田正彦君 先ほど新議長に当選された79代大沢議長のもと、副議長として、この古い歴史と伝統ある格式の高い県議会の第84代の副議長に御推挙いただきました山田正彦であります。
 今後とも、さらなる議会改革の推進と議会の活性化のために、また県勢発展のために微力を尽くします。どうか、今後とも、先輩・同僚諸兄の皆さん方のさらなる御支援を賜り、仁坂知事初め執行部とも相まって和歌山県発展のために尽くします。よろしくお願いします。ありがとうございました。(拍手)
○議長(大沢広太郎君) お諮りいたします。会期延長の件を本日の日程に追加し、これより直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢広太郎君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 会期延長の件を議題といたします。
 お諮りいたします。今期定例会の会期は本日まで17日間と議決されておりますが、都合により、28日まで1日延長いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢広太郎君) 御異議なしと認めます。よって、会期は6月28日まで1日延長することに決定いたしました。
 次に、お諮りいたします。明28日は、会議規則第10条第1項の規定により休会の日となっておりますが、残りの日程審議のため、同条第3項の規定により特に会議を開くことにしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢広太郎君) 御異議なしと認めます。よって、6月28日は特に会議を開くことに決定いたしました。
 お諮りいたします。明日の会議は、都合により、特に午前0時に繰り上げて開くことに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大沢広太郎君) 御異議なしと認めます。よって、明日の開議時刻は午前0時に繰り上げて開くことに決定いたしました。
 残りの日程は明日に譲り、本日はこれをもって散会いたします。
  午後11時58分散会

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