平成18年6月 和歌山県議会定例会会議録 第4号(前芝雅嗣議員の質疑及び一般質問)


県議会の活動

 質疑及び一般質問を続行いたします。
 二十番前芝雅嗣君。
  〔前芝雅嗣君、登壇〕(拍手)
○前芝雅嗣君 議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。
 午後から二人目とあって睡魔に襲われる時間帯でもありますが、一生懸命質問させていただきますので、御清聴のほどよろしくお願い申し上げます。(「わかりました」と呼ぶ者あり)──ありがとうございます。
 我が国の経済は内閣府では景気は緩やかに回復しているとの判断を示し、和歌山県においても、一部改善の動きが見られるが、まだ厳しい状況であると発表されています。そういった中で、幅広い産業分野で経済波及効果の期待ができる観光についてお伺いいたします。
 知事は、平成十五年に、世界遺産登録を目の前に控え、本年を二十一世紀型観光立県を目指した飛躍の年とし、戦略的な事業を和歌山型観光として積極的に展開していくと、また、台湾、韓国、香港、そして中国本土を中心に国際的な観光客の誘致についても積極的に推進しますとおっしゃられました。
 平成十六年の観光客は三千九十万人と過去最高を記録し、一定の成果があり、この流れを継続するため、今後五カ年の観光振興の方向と重点戦略を示した和歌山県観光振興指針を策定する中で、多様なニーズに対応した観光振興施策の充実に取り組むとありました。
 大変観光を重要施策として取り組んでくれてはいます。それはそれで一定の成果も上げ、評価するところではございますが、高野山を初め本宮等、世界遺産関連の地域に偏っているのではないでしょうか。
 一方、紀南地方は大変厳しい状況が続いています。そういった中で、観光業者も一企業でセールスするだけでなく、団体でみんなで協力しセールスしようということで、平成十二年に和歌山、大阪、三重の業者有志でインバウンド協議会を立ち上げ、現在まで台湾、香港、韓国、中国等へのセールスに励み、一定の効果も上げているところです。
 また、それとは別に、串本町でも串本インバウンド協会を立ち上げ活動する中、韓国光州市の東区──人口約三十万人ですが──との友好関係を持ち、東区長と串本町長の交流、職員の研修、修学旅行生、また文化交流などを行っております。私も一昨年また昨年と参加させていただき、昨年は釜山のエージェントの交歓会や東区でのイベントで串本の獅子舞を披露し、東区民の皆様方に大変喜んでいただいたところであります。
 また、今現在、釜山の旅行エージェントが観光客約三十名を連れて、ストーカ方式の焼却炉と最終処分地の視察に四泊五日で来ることになっています。これは、二月中旬に釜山のエージェントから突然私に電話をいただき、視察先の紹介を依頼されました。ただいま、環境生活部でお世話をいただいているところでございます。
 旅行日程を見てみますと、大阪で焼却炉等の視察を行った後、京都、奈良、大阪等の観光を行いますが、白浜、串本、勝浦も旅行の日程に無理に入れていただいております。これは、これまでの釜山とのエージェントとインバウンド協会の方々との交流の積み重ねによるものであり、セールスの大切さを痛感したところでございます。
 木村知事は、一月の末から先月の初めにかけて一週間にわたって、関西国際空港の利用促進を呼びかけようと、関空会社社長らとともに、団長となって関空のトップセールスに、トルコやUAE、カタールなど、中近東に訪問されました。また、有田ミカンを初めとする和歌山のミカンのセールスにも東京や北海道を訪れて積極的に活動されているのをテレビや新聞で拝見しております。
 そのテレビや新聞では、ラムサール条約の登録前に木村知事が串本の海岸でスキューバダイビングを初めて体験した模様が大きく紹介され、テレビのインタビューを通じて積極的にPRされ、効果が大きく上がったのは間違いのないところであります。
 木村知事は、文字どおり体を張っていろんなトップセールスに取り組んではいただいておりますが、今後も国内外からの観光客誘致に向けての知事のトップセールスが必要と考えていますが、知事に御意見をお伺いいたします。
 続いて、観光と各部局の連携についてお伺いいたします。
 知事も、今議会の所信表明で、「ほんまもん体験を活用した首都圏からの修学旅行誘致、全国規模の大会や学会などのコンベンション誘致、市町村等と一体となって進めるフィルムコミッション事業などの多様な取り組みを行い、観光面からの地域活性化を進めてまいります」と述べられており、私も全く同感であります。観光は観光局だけの施策でなく、各部局の事業等の中にも観光を取り入れてもよい施策がたくさんあるように思います。
 木村知事は、知事就任直後、先輩議員のこの議場での質問で、当時の観光課を観光部にしてはどうかとの問いに対し、観光局などを設置したところでございます。しかし、局制が導入されても、即座に大きな変化を感じないのは私だけでしょうか。観光担当の職員さんが仕事をしていないというのではありません。県の各部局が、観光という大きな目標との一体感や連携が図れていない点もあるのではないかと思われます。
 最近では、教育長の修学旅行誘致のセールス活動、商工労働部長の台湾への観光セールス等、頑張っていただき、それなりに成果も上がっているようでございますが、県庁が一丸一体となった観光立県にどう取り組んでいくのか、商工労働部長にお伺いいたします。
 続きまして、先般、大手ホテルチェーンの東横インが障害者用の部屋などを違法改造して、新聞やテレビで大きく批判されています。観光というものには、くつろぎやいやしといったものが前提としてあるほか、その受け入れ側にはもてなしといった心やマインドが絶対的なものとして存在しております。
 我が国の観光行政の歴史を眺めてみますと、大型旅館やホテル火災を教訓にマル適マークが設けられたり、経済発展とともに障害者対策としての車いす用のスロープづくりやエレベーターの設置などが促進されてきたところであります。
 しかしながら、このバリアフリー化はまだ十分なものではありません。例えば駅のエレベーターの設置などは、都会では大きく前進しているものの、紀南の観光地の駅ではほど遠いものがあります。また、人工透析を受けられている方が紀南地方に三泊四日や長期滞在して観光を楽しむことにも大きな問題点がございます。
 そこで、透析されている方が長期滞在できるような医療ネットワークづくりや障害者に優しい観光地づくりについて、観光立県を目指し和歌山大学に観光学部を誘致しようとする本県での現状と今後の取り組みを商工労働部長にお伺いいたします。
 平成十七年十二月に、串本沿岸地域がラムサール条約湿地登録されました。しかしながら、ラムサール条約に登録されても、地元ではどのように取り組んだらよいのかという戸惑いもあることは事実です。
 知事は、十二月議会で「今後は、登録を契機に、地元関係者との協力のもと、この恵まれた自然環境の保全に努めるとともに、観光振興による地域の活性化につなげてまいりたいと思います」と述べられています。県の職員のボランティア活動によりオニヒトデの除去や海岸の清掃活動が十七年十一月二十七日に行われるなど、保全に向けた取り組みが行われ、ラムサール効果も出ているところではあります。
 一方、環境省は、湿地の恵みを再発見するようなエコツアーを旅行会社に提案するなど、湿地の価値を再確認する機会にしようとしていますが、世界遺産と異なり厳しい保全義務が課せられていないことから、看板倒れになりかねないとの指摘もあります。県当局はどのようにお考えでしょうか、お伺いいたします。
 私は、当選直後の議会で串本町にぜひとも水産試験場の誘致をと訴え、間もなくオープンの運びとなりましたが、その際、従来のような研究面だけの施設ではなく、試験場から体験型観光を発信したり開かれた水産試験場づくりのために、訪れる人たちが楽しみながら水産について学んだり海の幸の料理体験を楽しんでもらってはと呼びかけたところ、当局の皆さん方には、くろしおふれあい講座など、いろいろなアイデアを出していただいたところであります。
 私の住む串本やその周辺には、イセエビやアワビを初めとする豊富な魚介類などの水産物があります。また、古座地方にはヒトハメやアオノリと呼ばれるこの地方特産の海草や、紀南にはセと呼ばれる亀の手の格好をした珍しい海の幸もあり、地元では珍味として重宝がられています。
 そこで、地産地消の点も踏まえ、イセエビなどの高級な食材や魚介類をさらにおいしく味わっていただくためにも、従来の和食、日本料理だけではなく、南部の梅を初め、清水のサンショウ、北山のジャバラなどの和歌山の野菜や果物とのジョイント料理を開発する策として、フレンチやイタリアン料理を手がけている首都圏や近畿圏の有名ホテルのシェフや料理研究家らを招いての料理研究会などを開いて和歌山や紀南地方の食材の発信を行ったり、串本町が友好提携しているトルコ共和国のトルコ料理を提供するなどして、若い世代の魚を初めとする魚介類離れ現象に歯どめをかけられてはいかがなものでしょうか。
 世界遺産登録で熊野三山や熊野古道など中辺路ルートが大きく取り上げられましたが、海岸線を走る大辺路ルートは余り積極的にPRされていないのが現状であります。
 大辺路ルートは、今般、県から、少しではありますが、予算をいただきました。大辺路再生実行委員との官民協働ということで大辺路の熊野古道未整備区間の整備とのことであり、PRまではいっておりません。この大辺路やその周辺には、串本の橋杭岩を初め、すさみ八景、古座川の滝の拝や一枚岩など、すばらしい景勝地や歴史遺産が数多くあります。また、大辺路周辺の山中には数十カ所にも上るすばらしい滝がありますが、余り知られていません。
 このほか、私の出身の串本町では、地元の郷土史研究家やボランティアグループが、潮岬の高塚の森というところの中にある巨石遺跡が日本最古の太陽祭祀の場であったとして、遺跡の復元整備やその遺跡を含めた潮岬周辺の歴史や文化の語り部の育成に取り組み、観光を初めとする地域おこしに役立てようと一生懸命に頑張っております。
 このように、大辺路やまたその周辺には、いまだに知られていない名所や旧跡が数多く点在しています。県当局におかれましては、このような新たな観光スポットを地元の皆さんから調査を行い、新たな観光発信に取り組まれてはいかがでしょうか。商工労働部長にお伺いいたします。
 続きまして、高等学校の再編整備ついてお伺いいたします。
 県教育委員会では、一昨年の八月に、紀美野町の大成高校と私の住む東牟婁郡串本町にある古座高校などの統廃合を決めるとする再編計画を打ち出しました。さらに、地元などから反対意見があるなどしたため、昨年五月にはこれらを見直して、古座と大成高校などについては二年間の出願状況を踏まえた上で統廃合を決めるなどの移行期間を設けました。
 しかしながら、私の住む東牟婁郡では少子高齢化が年々進んでいるのは否めない事実であります。さらに、県は先般、行財政改革プランを発表し、職員定数を今後四年間で千九百人削減する方向で打ち出したことから、私の地元では、高校の先生が減らされ、古座高校が廃校となるのではとの不安が広がっています。
 県教委の計画では、基本的な考えとして、入学者の数が一学年四学級合わせて百六十人の募集定員に対し、その三分の二の百六人という人数が維持確保できない場合は統合するなどの四つの条件が示され、古座、大成の両校は、平成十八年度と十九年度に連続して百六人を下回れば、串本、古座高校はいずれかの校舎に、大成高校は海南高校に統合するというものであります。統廃合の対象となりつつある古座高校では、一月末の生徒数は二百七十一人で、昨年度に比べて生徒数は六十四人減少しています。
 そこでであります。先月二十八日に県立高校の募集出願が締め切られた結果、古座高校は特別入学と推薦入学の内定者合わせて三十九名を除いた一般入試定員枠の八十一名に対して三十名の出願しかなく、一般入試の出願倍率も〇・三七と低くなっています。
 県教委では定員割れについては今月末に追加募集を行うということでありますが、古座高校の場合、一連の状況から見ても、定員の三分の二を達成するのは難しいものが予想されます。串本校舎へ統合されるということになりますと、古座川町など山間僻地から通学しようとする生徒や父母らの不安は、より一層募るばかりであります。
 そこで、私は、教育委員会や学校の思いだけの統廃合は決して好ましくないとの観点から質問させていただきます。なぜならば、教育の原点は子供、生徒が中心にあるという点を大きく踏まえた上で取り組まなければなりません。生徒ができるだけ不便を感じないように勉学、スポーツ等に取り組んでいただくのが教育行政の責務であるということです。
 そこで、古座高校を残していくことについて提案させていただきます。
 串本高校の校長が古座高校の校長を兼務したり、両校の教職員が相互に授業を教えるなどして、人員の効率的な運用方法も取り入れるべきであると思います。古座高校には現在四十人の教職員が、串本高校にも四十五人が勤務していますが、これらの教職員を相互運用して効率化を図ることも必要であります。距離的にも可能じゃないかと思います。
 また、古座高校にはことし六人の非常勤講師が勤務していますが、最も授業の受け持ち時間の少ない先生で週二時間、また四時間や七時間、八時間といった状況で、串本高校でも週二時間しか受け持っていない先生もあるということです。これらの非常勤講師も、受け持ちの少ない授業では給料も少なく、相互運用方式を採用すれば給与も上がります。つまり、古座、串本それぞれの枠の中で人を運用するといった官製的な考えを見直すべき時期に来ているということであります。
 都会の学校では、生徒の成績の偏差値が下がらないようにと、大手の塾と提携して講師の派遣、運用も行われているのが昨今であります。また、両校の人員面での相互運用を図ることによって、両校の生徒間の合同授業も取り入れられたり、生徒間同士の交流もより一層図られるといったプラス効果も考えられます。
 串本校舎へ統合されるとなれば、旧古座町や古座川町などの生徒らは、古座高校から九・一キロ離れた道のりを遠回りして、毎日自転車などで串本高校まで通学しなくてはならない状況に陥ります。このような点を十二分に踏まえた上で、教育委員会の取り組みについて教育長にお伺いします。
 以上で、私の質問を終わらせていただきます。御清聴、どうもありがとうございました。
○副議長(大沢広太郎君) ただいまの前芝雅嗣君の質問に対する当局の答弁を求めます。
 知事木村良樹君。
  〔木村良樹君、登壇〕
○知事(木村良樹君) 紀南の観光について知事のトップセールスはどうかというふうな御質問でございます。
 私が動いたから観光客がすぐふえるということはありませんが、しかしながら、やはりいろいろ活動することによってある程度観光振興に効果があるということも否めないところだろうと思います。特に近年は韓国でありますとか台湾、特に台湾は、先般、議員団として訪台されて、いろいろ成果があったようでございますが、そういうふうなところへも私自身が出向いて、そして和歌山にはこういうふうなすばらしい自然とか歴史とか、こういうものがあると。先ほどチャーター便の話もありましたが、ぜひたくさん和歌山へ来てくれるようにというふうな働きかけを行っていくことも大事だと思いますし、そしてまた近々、体を張って串本の海へ潜ろうと思っておりますが、そういうふうないろいろアクティブな形での和歌山の観光の売り込みというふうなことも大事だと思っております。
 いろんな機会をとらえて、和歌山の観光地がいかにすばらしいかということを全国、そしてまた和歌山へ来るような諸外国へも発信をしていきたいと、このように思っております。
○副議長(大沢広太郎君) 商工労働部長下  宏君。
  〔下  宏君、登壇〕
○商工労働部長(下  宏君) 観光局を中心とした県庁の横の連携についてでございます。
 議員御提言のとおり、本県の観光振興を図るためには関係部局との連携が重要であると認識をしております。現在、世界遺産登録地域やラムサール条約に登録された串本沿岸海域地域については、関係部局とその保全と活用について十分な協議をしているところでございます。
 また、熊野川川舟下りや景観整備、シーニック・バイウェイや修学旅行誘致について関係部局との連携を図っており、水産試験場を初めとする県の施設についても観光面で活用できるものと考えられます。
 今後とも、県行政のさまざまな分野において、関係部局とより密接に連携をして取り組んでまいりたいと考えてございます。
 次に、障害者に優しい観光地づくりについてでございますが、観光地のバリアフリー化につきましては、市町村の要望に基づき、関係部局と調整しながら観光施設整備事業に取り組んでおります。また、観光関係業者にはバリアフリー研修を実施し、昨年度は福祉保健部と共同で障害のある人へのサポート等を記載したハンドブックを作成し、関係機関に配布をしたところです。
 今月十九日には、多くのボランティアの方々の御協力により、熊野古道バリアフリーウォークを実施してまいります。民間も含めた観光施設のバリアフリー化の状況につきましても、県土整備部と連携を図りながら情報の提供に努めているところです。
 議員御指摘の透析を必要とする観光客の受け入れにつきましては、福祉保健部と連携を図りながら検討してまいります。
 次に、地元の観光資源の発掘と活用についてでございます。
 ラムサール条約に登録された串本の海を初めとする地域の観光資源の発掘と活用につきましては、従来から本県の推進するほんまもん体験の中で、漁業、自然保護、歴史文化、スポーツなど、さまざまな角度から観光資源化に取り組んできております。
 平成十八年度は自然環境学習や職業体験学習などを取り入れた修学旅行の誘致を拡大することとしており、串本沿岸海域とその周辺のさまざまな資源を積極的に活用してまいります。
 議員御提言の新しい観光スポットの発掘等につきましても、地域の皆様と一緒になって取り組んでまいりたいと考えております。
 そういった中で、新設成ります水産試験場を初めとする県の施設につきましても、観光面での活用が期待できるものであり、地域の皆様方の御意見も伺いながら連携を強めてまいりたいと考えてございます。
 以上でございます。
○副議長(大沢広太郎君) 教育長小関洋治君。
  〔小関洋治君、登壇〕
○教育長(小関洋治君) 古座高校と串本高校の件を含め、昨年五月に公表いたしました県立高等学校再編整備第一期実施プログラムでは、平成十八年度及び平成十九年度の入学者の状況を見て統合するかどうかを判断することとしております。また、統合する場合は、その後の学校のあり方について、それぞれの学校の教育活動や地域の実情等勘案して検討してまいります。
 現段階では、入学者等の状況を見守りたいと考えております。
○副議長(大沢広太郎君) 答弁漏れはありませんか。──再質問を許します。
 二十番前芝雅嗣君。
○前芝雅嗣君 御答弁をいただきました。皆さんからは、教育長から以外は皆、かなり積極的にやるという御答弁をいただいたので大変喜んでいるところではございますが、例えば水産試験場に関しても、今度は今までの試験研究だけじゃなしに、やはり知事も最初につくるときにおっしゃっておられましたが、この新しいくろしおふれあい講座とか博学コースとか、やっぱりいろいろなものを提言していただいて新しいものができるんじゃないかと、非常に期待しております。
 ところが、こういう新しいものをつくるときに、観光にもやはり関係があり、また修学旅行で使うと言えば教育委員会も関係がある。そういった中で、これは水産課から出てきた話であります。ここに観光課もみんなが入って、横の連携で、新しいことをみんなの知恵を出し合いながらやっていかないとだめだと思うんですよね。知事も今度のあれで、全国大会のコンベンションやそういう全国大会の学校をやっていくと、大会をやっていくとおっしゃっておられます。その大会にするときには、やはり観光というものを、必ずそこに一緒になって、早い段階から取り組んでいっていただきたいと。もう一人一人、各部局の人は常に観光というものを意識しながら取り組んでほしいなと。それも職員も一人一人、観光というのも頭の隅に入れていただいて、何かあると、こんなのは観光に役に立つんじゃないかと、そういうものを本当に真剣になって考えていかなくてはならない。(「わかった」と呼ぶ者あり)──早う終われということですか、それは。
 いや、本当に和歌山県、立県を目指したり観光学部を本当に誘致しようというこの和歌山県で、環境も何もかも優しい、本当にみんなが観光というものに取り組んでいけば(発言する者あり)やはりもう──忘れたったが、言うこと──雇用も初め経済効果も非常に大きいと思いますので、どうか一丸となって取り組んでいただきたいと、要望として皆さんにお願いしておきます。
 以上です。
○副議長(大沢広太郎君) ただいまの発言は要望でありますので、以上で前芝雅嗣君の質問が終了いたしました。
 これで、本日の質疑及び一般質問を終わります。
 明日も定刻より会議を開き、質疑及び一般質問を続行いたします。
 本日は、これをもって散会いたします。
  午後二時十六分散会

このページの先頭へ