平成16年12月 和歌山県議会定例会会議録 第5号(長坂隆司議員の質疑及び一般質問)


県議会の活動

 質疑及び一般質問を続行いたします。
 三十八番長坂隆司君。
  〔長坂隆司君、登壇〕(拍手)
○長坂隆司君 おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。
 ことしは、実にいろんな災害の多い年でありました。まず、新潟県中越地震並びに台風二十三号等の風水害により亡くなられた方々と御家族の皆様に謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様方に心からお見舞いを申し上げます。
 十個もの台風が日本上陸、十月二十三日には新潟県の地震、もうこれで終わりと思っていたら十一月の二十九日、十二月六日と根室半島沖でマグニチュード七前後の地震、おまけに十二月四日夜半からの長時間にわたる大型台風並みの暴風雨、まさに自然災害の当たり年でありました。日ごろの備えの必要性を嫌というほど思い知らされた次第であります。
 今回は以下三点、四日目ゆえ重複もありますが、災害にかかわる質問を通告に従いまして順次行います。
 一番目に、災害に強い港湾・漁港づくりについてであります。
 港湾には、港湾背後地にある生活、産業、それを防護するためのセーフティー機能がなければなりません。台風二十三号は強風域が半径八百キロメートル以上の超大型の台風で、全国に甚大な、ことし最悪の被害を及ぼしました。「ナウファス」という我が国沿岸の波浪情報ネットワークによれば、高知県室戸市の室津沖一・五キロメートルの地点でナウファス観測史上最高波となる有義波高が何と十三・五五メートルを記録したそうです。和歌山県においても、農林水産物はもちろんのこと、海岸における波の被害が大きく、県内公共土木施設被害は合計百七十八カ所、七十五億円にも上り、特に海岸・港湾や漁港に大きなつめ跡を残しました。
 去る十月二十一日朝七時過ぎに「雑賀崎の工業団地の防波堤が波でなぎ倒されてえらいことになっている」と連絡をいただき、早速現地を見せていただきましたところ、第二室戸台風以来と言われる高波によって防波堤が二カ所決壊し、その勢いで歩道も崩れてコンクリート破片、れんが、土砂が散乱し、防風林はことごとくなぎ倒され、道路は埋まってしまっているわ、手すりのパイプや電線類はひん曲がっているわ、車は横転しているわで、台風二十三号のすさまじさに寒けを覚えました。当日二十日の夜は午後八時まで会社から出ることもできなかったということで、会社社屋内にも海水が押し寄せ、社内の緑地に植えられた草木も波に洗われてしまっておりました。
 片男波へ参りますと、海の家が半分以上砂に埋もれてしまって駐車場は見えなくなり、波がもたらしたごみがあたり一面に散らばっておりました。県当局の皆さんも朝一番で各港湾・漁港へ出向かれており、各地の惨状を目の当たりにされたということであります。
 小石まじりの砂浜と背後の松林が東西六キロメートルにわたって続いている煙樹ケ浜も、日ノ御埼側は大きく湾曲して岩肌があらわれ、南側には大きな砂山ができていたりと形状まで変わってしまうありさま、沖堤防が砕けた雑賀崎漁港初め、県内五十六カ所もの漁港でも計三十九億円の被害に見舞われたわけであります。県もその翌日早々に国の方へ出向いて関係各省と交渉をいただき、その後も引き続き当たっていただいているということでありますが、以下、質問に移らせていただきます。
 一番目、今回の台風においては四十三年も前の台風以来の高波が押し寄せてきたわけでありますが、地球温暖化による水面上昇も指摘される中、原状復旧するだけでは、今後ももし同規模の台風が襲来すると、また同じような、いやそれ以上の被害になる可能性が強いわけであります。同じことを繰り返さぬよう、どのような災害復旧工事をお考えですか。護岸、また砂浜、それぞれお答え願います。
 二番目に、たび重なる台風で漁港においても大きな被害があったわけですが、同様にどのような災害復旧がなされるのか、主な被害状況とともにお答えください。
 二番目、高齢者・障害者の大災害時の避難体制、防災マニュアルについてであります。
 各地における集中豪雨災害から台風災害、あるいは大規模地震災害に至るまで、犠牲者のうち六十五歳以上の高齢者あるいは足の不自由な方々が過半数を超えていると言われております。特に大地震が起これば、津波による被害が沿岸部を中心に大きくなることが十分予想されます。ことしはとりわけ自然災害が多い年でありましたが、それだけに災害弱者の避難・救助体制を整備して犠牲を少なくしていく施策の積極的推進が急がれます。自力避難の困難な災害弱者に関しては、事前に避難の援助を行う者を定めておくような支援体制の整備、高齢者や障害者の方を避難いただく訓練、あるいは日ごろから目にとまりやすい避難地への誘導標識の整備等も必要に思われます。
 去る九月五日、和歌山県において、台風の影響で不安定な天候状況の中、午後七時七分、マグニチュード六・九の地震、午後十一時五十七分、マグニチュード七・四の地震、そして九月の七日には朝八時二十九分、マグニチュード六・四の余震、すなわち紀伊半島南東沖地震が発生したとき、和歌山市沿岸域においても避難勧告が出されましたが、あるひとり住まいの足の不自由な高齢の女性が避難所の小学校へ行きたいものの思うに任せず和歌山市の消防局へ電話したら、夜たまたま職員がおられてすぐさま送ってくださったそうですが、今度大災害が発生したときにもし避難所へ連れていってくださる方もおらず逃げおくれることになっていたらと、そのことを考えると非常に不安だと私に漏らしておられました。
 もちろん、日ごろからの地域における住民の自助・共助の意識は必要でありますが、パニック状況の中、特に高齢者・障害者の方々の安全でかつ速やかな避難体制、防災マニュアルについてはどうなっておりますか。危機管理監に御答弁願います。
 三番目に、イノシシ等による被害についてであります。
 「猪突猛進」という言葉が私は好きでありますが、最近、ちとイノシシの暴走が過ぎるようであります。
 イノシシについては、平成十三年十二月議会で、当時中山議員が一般質問をされたことがありますが、被害が県下で一層広範囲に広がっている状況にあり、私の方からも質問させていただきたいと思います。
 ことしも春先から和歌山市山東地区、安原地区などでイノシシによって根元まで掘り起こされて食い荒らされるというタケノコ被害の話が持ち上がっておりましたが、本年の相次ぐ台風の襲来で環境の変化、山中のえさ不足からか、あるいは頭数の増加からか、秋の実りを迎えた十月初めになって各地からイノシシによる田畑の被害、ミカン、稲、芋などの農産物が踏み荒らされたり食い荒らされたりの苦情が相次ぎました。
 まず、本来生息などしていなかったはずの名草山のふもと、和歌山市内原、広原、吉原地区においても三、四年前よりイノシシが山のふもとまで出没し、和歌山市の指導で電気さくやトタン、ワイヤメッシュなどで田畑を囲ったりと防護を図っていたものの、イノシシは夜行性で慎重、しかも鼻がきき、学習能力も高く、それに囲っていない別のところから入られたりと被害が広がり、被害届は出すものの有害捕獲の許可もいただけないままで農業経営に支障を来しております。
 和歌山市和佐地区においても、稲刈り直前にイノシシに田んぼに入られて走り回り、転げ回られて、においはつけられるわ、稲穂は倒されるわ、やわらかいうちに稲穂はついばまれるわで大きな被害をこうむったり、酸味が残っているときはかじっても吐き出していたのに、甘くなりかけて収穫を間近に控えたミカンの場合は木についた実が全部食われたり、野菜畑を踏み荒らされたり、農家の皆さんの必死の懸命の防護努力にもかかわらず自助努力も報われていない状況であります。
 ここは、山岳地帯も狭く、紀伊風土記の丘も近くにあって鳥獣保護区域にあり、原則的に鉄砲を撃つわけにもいかないということで、市当局も理解はいただいているものの、山すそへ共同でフェンスを張って所有者ごとに連携をとってほしいと言われるのですが、実際、莫大な費用と作業の難しさで実行も困難で、県市の協議のもと、鳥獣保護区においても有害捕獲のためのおり、わなを設置してもらえるよう被害届を出しておりますが、実現には至っておらない状況であります。これも、市から有害捕獲の許可をもらった上で一人一頭のみの捕獲しか許されていないそうであります。
 例えば、奈良県の吉野地方のある村では、村の田畑全部を村人がおりで囲っているところもあると言いますが、現実問題、全部の田畑を囲い込むということは難しいと思います。
 去る十月十三日には、県・市から計四名、現地へお越しいただき、被害者四十名から五十名の皆さんが現状、惨状を訴えたわけであります。防護さくで対応しても時がたつと効果も薄れ、ナフタリンをつるしたり軽油をしみ込ませたタオルをつったり、風鈴を設置したりといろいろ策を講じても効果はなかったとのことです。丹精込めてつくった作物も収穫前に荒らされ、食われたりするので、ことしは耕作意欲が失われて休耕畑にした箇所も見られます。
 ミカン畑の周りはイノシシの足跡だらけで、まさにイノシシの運動場のありさまでありました。トタンを張ってその上に電気を通すことはまだ一番効果があるということですが、台風等、強風が吹くとたちどころに壊れてしまいます。市当局からは、まずイノシシの習性をよく理解すること、田や畑の周りを見通しよくすること、食と住の近いところは危ないという注意点を御指導いただいております。それに、近年、ハンターも減少傾向、高齢化傾向にあるということで、有害駆除に頼っても限度があると言われます。
 三年前の十二月四日付の「紀伊民報」紙の中で、宗正彦県猟友会会長によると、その当時で既に五年間で七倍強捕獲数が増加していたそうであります。被害があれば即駆除していくしかありません。このままでは山のふもとの農地が荒廃してしまい、農業経営は立ち行かず、まさに生業とされている農業を放棄せざるを得ない状況なのです。
 そこで、質問に移ります。環境生活部長に、以下三点お伺いします。
 一番目に、捕獲用おり一つで十万円強いたします。電気さくも一反囲いますと七万から八万円のコストがかかります。和歌山市では、おりやさくといった材料に対して上限二万五千円までの補助をいただけるということですが、相次ぐ要望で財政的にも非常に厳しい話を伺っております。しかし、農業という生業の放棄という根幹の問題にかかわる話であります。特にことしのようなとりわけ暑い夏、それに相次ぐ台風の襲来といったまさに非常事態の年には、県としても市町村に任せきりにはできない状況であります。どうか国とも協議いただきながら、被害地域において有害捕獲の促進を図るとか、狩猟期間を延長するとか、ハンター養成を行うとか、具体的な対応を急いでいただきたいと思います。今、こうしている間にもイノシシは次の行動に移っているかもしれません。一刻の猶予も許されない状態です。市町村の力だけでは限度があります。どうか、助けてあげてください。
 二番目、アライグマについてであります。
 このアライグマについても、和歌山市当局によると、イノシシに迫る勢いで増繁殖を続け、県内各地で農作物被害が広がっているようであります。原産はアメリカ大陸で、木登りや水泳が上手で、食べ物も幅広い雑食性であり、夜行性ときております。アニメの「あらいぐまラスカル」でペットブームに火がついたわけですが、やはりしょせん野生のクマであって、ペット動物として飼育に耐え切れず放してしまう方が少なくないようで、繁殖も盛んで次第に数をふやし、順応性も高くて日本でも野生化しているようです。アライグマの影響は、農業被害にととまらず、キツネやタヌキ、イタチ類などの在来種との競合や野鳥への被害など、生態系全体へと広がっています。
 紀南地方で二年前より爆発的にふえ始め、今、和歌山市でも急増して、イノシシとともに予断の許さない状況にあります。さくをしても乗り越えてくるし、銃器による捕獲も難しいのでおりでの捕獲を実施中で、移入種で天敵がいないので見つけ次第捕まえて有害鳥獣として根絶するように指導されているとのことですが、現在の捕獲状況と県としての対応を聞かせてください。
 やはり、ことし各地でツキノワグマの出没で住民は危険にさらされておりますが、アライグマも、もとペットとはいえ、野生の凶暴な動物であります。これも、イノシシ同様、早いうちの対応をお願いいたしたいと思います。
 三番目に、アライグマも、もとは日本においては飼育用に飼われたものが無責任にも野に放されて野生化したものであります。飼う人のモラルにかかわる問題であります。周辺に、農作物被害だけでなく、人命にも危害を及ぼす可能性があるわけで、飼育する人たちに対し、今まで以上の厳格なルールづけ、万一飼育場所から放してしまった際の行政処分をきちっとしていただきたいと思いますが、どうなっておりますか。
 また、「飼育方法は猫ちゃんと同じです」と、そんなうそをついて販売するペット業者、その存在も否定できず、業者に対する監督指導についてもお伺いいたします。
 以上三点、一般質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。
○議長(小川 武君) ただいまの長坂隆司君の質問に対する当局の答弁を求めます。
 県土整備部長酒井利夫君。
  〔酒井利夫君、登壇〕
○県土整備部長(酒井利夫君) 災害に強い港湾・漁港づくりについてお答え申し上げます。
 まず、海岸の被災箇所につきましては、早急に復旧を行うとともに、高波により背後の人家などに被害が生じている場合には国の災害査定を受け、護岸の前面に消波ブロックを新設または補充することによって災害の防止を図ってまいります。
 次に片男波海岸等の砂浜の復旧につきましては、国に対し協議を重ねてまいりましたが、砂浜は自然物であるため、法律に基づいた災害復旧事業の対象とはならないとの見解であります。
 県財政も厳しいことから、地元自治会やボランティアの御協力をいただきながら、地元と県が一体となって里浜づくりの一環として砂浜の復旧に努めてまいりたいと考えております。
 次に漁港につきましては、本年のたび重なる台風により防波堤の転倒や物揚げ場の損傷など多くの被害を受け、県管理漁港では和歌浦漁港など五件、市や町の管理漁港では雑賀崎漁港や周参見漁港など五十四件、総額五十一億円相当の被害が生じております。これらの復旧につきましては、今月から来月中旬にかけて災害査定を受け、直ちに復旧に努めてまいります。
 さらに、今般の大型台風による漁港被害が甚大であったことを踏まえ、関係市町と連携を図りながら、設計に用いる波の高さ、いわゆる設計波高の検証を行うなど、適切に対応してまいります。
 以上です。
○議長(小川 武君) 危機管理監白原勝文君。
  〔白原勝文君、登壇〕
○危機管理監(白原勝文君) 災害時要援護者に対する避難体制等についてお答えいたします。
 災害時、高齢者や体の不自由な方など、災害時要援護者と言われる方をいかに安全に避難誘導できるか、また救助体制等、大きな課題となっております。
 議員御指摘のように、大規模な災害になればなるほど地域での対応、助け合いが重要であります。平成十二年に福祉保健部において、災害時要援護者に対する対応について周囲の人々の理解を深めていただくとともに、日ごろから地震や風水害についての知識や心構え、また平素の準備の必要性等をうたった「和歌山県障害者・高齢者・難病患者防災マニュアル」を策定し、市町村を初め消防や各種関係団体等に送付するとともに、さまざまな機会をとらえて広報・啓発に努めております。
 なお、国においても、本年の台風等による風水害の発生を受けて、災害時要援護者に対する避難支援についてのガイドラインの作成を検討されていると聞いております。県といたしましては、このガイドラインをもとに、地域ぐるみで災害時要援護者等を避難させる計画の作成等を市町村に働きかけるとともに、地域住民の協力を得て支援体制を充実してまいりたいと考えております。
○議長(小川 武君) 環境生活部長津本 清君。
  〔津本 清君、登壇〕
○環境生活部長(津本 清君) イノシシなどによる被害対策につきまして、まず一点目の御質問のイノシシ対策についてでございますが、農作物に多大の被害を与えるイノシシの捕獲には、狩猟によるものと有害によるものがございます。本県の場合、有害捕獲の割合は他府県と比べて低い現状にあります。また有害捕獲は、時期を問わず被害のある場所でタイムリーに実施できるという面がございます。こうしたことから、有害捕獲を推し進めることが大変有効かつ重要なことと考えております。その手法といたしましては、他県や県内でも実証されているように、おりによる捕獲が最も有効であると認識しており、今後、おりによる有害捕獲を市町村、関係機関と連携を図りながら積極的に推進してまいりたいと考えております。
 また、有害捕獲時の捕獲頭数につきましては、今日、農作物被害が増大する現状にかんがみ、基準緩和に向け、早急に取り組んでまいります。
 議員御指摘の狩猟期間の延長につきましても、被害対策の一つと考えております。現在、その有効性と手順等について検討しておりますが、有害捕獲等の対策の成果を見つつ、引き続き導入についての検討をしてまいります。
 次にハンターの養成でございますが、本年度から資格取得の機会を広げるため、狩猟免許試験の回数をふやすとともに、一部で日曜日にも実施できることといたしております。
 二点目のアライグマの捕獲状況と対応についてでございますが、平成十六年度の十一月末現在の有害による捕獲数は四百七十五頭であり、平成十五年度の二百九十七頭と比較して大幅に増加しております。
 県といたしましては、外来種でもあり、ここ数年の急激な増加により早期の対策が不可欠と考えております。捕獲頭数の制限をなくすとともに、有害捕獲従事者要件の緩和及びおり購入補助等、いち早く取り組んだところでございます。今後とも市町村と連携して捕獲の促進に努めてまいります。
 三点目の、飼育者への行政指導・処分と業者に対する監督指導についてでございますが、動物の愛護及び管理に関する法律で、所有者等の適正飼養の責務とともに、愛護動物を遺棄した場合の罰則規定も設けられてございます。
 また、動物販売業者の責務といたしまして、購入者に対し、「当該動物の適正な飼養又は保管の方法について、必要な説明を行い、理解させるように努めなければならない」と規定されており、定期的に施設の立入検査を実施し、販売業者には、購入者に動物の適正飼養を十分説明し、理解を得るよう指導してまいります。
 以上でございます。
○議長(小川 武君) 答弁漏れはありませんか。──再質問を許します。
 三十八番長坂隆司君。
○長坂隆司君 御答弁いただきました。
 台風のような強風、これは港湾地域で特に大きいわけですが、被害に苦しめられるだけでなく、逆にこれを利用して、例えば電気の備蓄をするとかいった風力発電についても検討してみてはいかがかと思います。北海道とか東北地方を初め、取り組んでいるところも少なくないようであります。
 イノシシの被害ですが、農家にとって生活の糧をまさに略奪されるのですから、死活問題であります。県当局におかれましても絶えず市町村と連絡をとっていただいて、特に被害が出たところにはまたやってくる可能性が高いわけですから、調査の上、すぐさま有害捕獲ができるよう、狩猟の延長期間についても臨機応変のアクションをお願いいたします。
 それと、アライグマに限らずあらゆるペットについて言えることですが、飼えなくなったら野に放すとかしているというのでは余りに安易で無責任過ぎます。家族の一員として最後まで責任を持って飼い続けてあげることが人の道であります。県におかれましても、ペットによる被害がこれ以上広がらないように、日ごろから口うるさいぐらいの啓発活動、行政指導をよろしくお願い申し上げまして、要望にかえさしていただきます。
 終わります。
○議長(小川 武君) ただいまの発言は要望でありますので、以上で長坂隆司君の質問が終了いたしました。
 これで、午前中の質疑及び一般質問を終わります。
 この際、暫時休憩いたします。
  午前十一時二十七分休憩
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