平成16年6月 和歌山県議会定例会会議録 第1号(全文)


県議会の活動

平成十六年六月 和歌山県議会定例会会議録 第一号
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議事日程 第一号
 平成十六年六月七日(月曜日)午前十時開会・開議
  第一 会議録署名議員の指名
  第二 会期決定の件
  第三 議案第八十九号から議案第九十八号まで、並びに報第六号から報第十二号まで(当局説明)
会議に付した事件
   一 会議録署名議員の指名
   二 会期決定の件
   三 議案第八十九号から議案第九十八号まで、並びに報第六号から報第十二号まで(当局説明)
   四 休会決定の件
出席議員(四十五人)
     一  番       須   川   倍   行
     二  番       尾   崎   太   郎
     三  番       新   島       雄
     四  番       山   下   直   也
     五  番       小   川       武
     六  番       吉   井   和   視
     七  番       門       三 佐 博
     八  番       町   田       亘
     九  番       東       幸   司
     十  番       浅   井   修 一 郎
     十一 番       山   田   正   彦
     十二 番       坂   本       登
     十三 番       向   井   嘉 久 藏
     十四 番       大   沢   広 太 郎
     十五 番       平   越   孝   哉
     十六 番       下   川   俊   樹
     十七 番       花   田   健   吉
     十八 番       藤   山   将   材
     十九 番       小   原       泰
     二十 番       前   芝   雅   嗣
     二十一番       木   下   善   之
     二十二番       谷       洋   一
     二十三番       井   出   益   弘
     二十四番       宇 治 田   栄   蔵
     二十五番       山   下   大   輔
     二十七番       前   川   勝   久
     二十八番       原       日 出 夫
     二十九番       冨   安   民   浩
     三十 番       野 見 山       海
     三十一番       尾   崎   要   二
     三十二番       中   村   裕   一
     三十三番       浦   口   高   典
     三十四番       角   田   秀   樹
     三十五番       玉   置   公   良
     三十六番       江   上   柳   助
     三十七番       森       正   樹
     三十八番       長   坂   隆   司
     三十九番       阪   部   菊   雄
     四十 番       新   田   和   弘
     四十一番       松   坂   英   樹
     四十二番       雑   賀   光   夫
     四十三番       藤   井   健 太 郎
     四十四番       村   岡   キ ミ 子
     四十五番       松   本   貞   次
     四十六番       和   田   正   人
欠席議員(なし)
 〔備考〕
     二十六番欠員
説明のため出席した者
     知事         木   村   良   樹
     副知事        中   山   次   郎
     出納長        大   平   勝   之
     知事公室長      小 佐 田   昌   計
     危機管理監      白   原   勝   文
     総務部長       宮   地       毅
     企画部長       野   添       勝
     環境生活部長     津   本       清
     福祉保健部長     嶋   田   正   巳
     商工労働部長     石   橋   秀   彦
     農林水産部長     阪   口   裕   之
     県土整備部長     酒   井   利   夫
     企業局長       西       芳   男
     教育委員会委員長   駒   井   則   彦
     教育長        小   関   洋   治
     公安委員会委員長   大   岡   淳   人
     人事委員会委員長   西   浦   昭   人
     代表監査委員     藤   谷   茂   樹
     選挙管理委員会委員長 北   村   亮   三
職務のため出席した事務局職員
     事務局長       小   住   博   章
     次長         佐   竹   欣   司
     議事課長       島       光   正
     議事課副課長     藪   上   育   男
     議事班長       山   本   保   誠
     議事課主任      尾   崎   善   亮
     議事課副主査     楠   見   直   博
     総務課長       土   井   陽   義
     調査課長       宗   野   幸   克
 (速記担当者)
     議事課主任      吉   川   欽   二
     議事課主査      中   尾   祐   一
     議事課主査      保   田   良   春
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  午前十時二分開会・開議
○議長(尾崎要二君) ただいまから、平成十六年六月定例会を開会いたします。
 これより本日の会議を開きます。
 この際、新任の議会事務局長小住博章君を御紹介申し上げます。
 小住博章君。
  〔小住博章君、登壇〕(拍手)
○事務局長(小住博章君) 去る四月一日付をもちまして県議会事務局長を拝命いたしました小住博章でございます。
 地方分権の進展により、地方自治の根幹をなす議会の役割と責任はますます増大するものと考えてございます。
 もとより微力ではございますが、誠心誠意職務を全うしてまいりたいと思います。どうか、皆様方の御指導・御鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
○議長(尾崎要二君) この際、暫時休憩いたします。
  午前十時三分休憩
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  午前十一時三分再開
○議長(尾崎要二君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 日程第一、会議録署名議員の指名を行います。
 今期定例会の会議録署名議員は、四番山下直也君、二十八番原日出夫君、三十七番森正樹君の三君を指名いたします。
 次に日程第二、会期決定の件を議題といたします。
 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から六月二十三日までの十七日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) 御異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は本日から六月二十三日までの十七日間と決定いたしました。
 この際、諸般の報告をいたします。
 知事から地方自治法第百八十条の規定による専決処分の報告、予算の繰り越し使用に関する報告及び地方自治法第二百二十一条第三項に定める法人の経営状況を説明する書類の提出が、監査委員から監査の結果報告及び現金出納検査の結果報告がありました。いずれもお手元に配付しておりますので、御了承願います。
 次に、今期定例会に提出された議案等は、お手元に配付のとおり、議案第八十九号から議案第九十八号まで、並びに地方自治法第百七十九条の規定による知事専決処分報告報第六号から報第十二号までの計十七件であります。
  〔巻末の「参考資料」を参照〕
○議長(尾崎要二君) 日程第三、ただいま報告の議案第八十九号から議案第九十八号まで、並びに知事専決処分報告報第六号から報第十二号までを一括して議題といたします。
 まず、当局の説明を求めます。
 知事木村良樹君。
  〔木村良樹君、登壇〕
○知事(木村良樹君) 平成十六年六月定例会に御参集いただき、厚く御礼を申し上げます。
 ただいま上程されました諸議案について提案理由を御説明するに先立ち、県政の最近の主な動きについて御報告を申し上げます。
 私は、先般、本年八月八日に執行される知事選挙におきまして再び立候補することを表明させていただきました。
 知事就任以来、開かれた和歌山の実現、和歌山から日本を変えるという基本姿勢のもと、スピード感を持って改革の県政を推進し、安心で活力あふれる新しい和歌山の実現を目指してまいりました。これまで、デフレ経済下における厳しい財政状況の中にあって、産業振興、雇用確保、緑の雇用事業を初めとした都市との交流、医療・福祉の充実、教育改革の推進、治安対策、社会資本の整備、行財政改革など、その任を遂行できたものと考えております。今後は、今月下旬に中国で開催される第二十八回世界遺産委員会蘇州会議で決定が予定されている高野・熊野の世界遺産登録を新たな飛躍への貴重なチャンスととらえ、これまで以上に本県のすぐれた資源と特性を生かしながら、創意と工夫を凝らした独自の発想による改革と発展、自立型経済構造への転換や新ふるさと創りの推進による自立と交流、安全で安心な県民生活を確保する最小不安社会の実現を基軸にした県政運営に全力で取り組み、県民生活の充実並びに県勢の浮揚を図ってまいる所存でございます。
 議員の皆様方とは、今後とも緊密な連携を図りながら県政の運営に努めてまいりますので、皆様の御理解を賜りますようお願いを申し上げます。
 次に、三位一体の改革についてでございます。
 私は、これまでも全国知事会、二十一世紀臨調等を通じて、地域の自己決定、自己責任による行財政運営で、創意工夫を生かした個性豊かな地域づくりができる地域主権型社会の構築を目指した幾つかの提言を国に対して行ってまいりました。しかし、平成十六年度政府予算編成においては各省庁の都合で国庫補助負担金の廃止・縮減が行われ、地方の裁量の拡大や自由度の向上にほとんどつながらないばかりか一方的に地方交付税が削減されるなど、残念ながら地方財政の自立に向けた改革の実現からは大きくかけ離れた結果に終わってしまいました。
 平成十七年度の三位一体の改革に向けては、本年と同じ轍を踏むことのないよう、時宜を失することなく、また国民の御理解を得るためにわかりやすい形で地方の立場を明確にし、国に対し提言を行っていくことが重要でございます。
 そこで、まず第一に、税源移譲額を明らかにした上でそれに見合う国庫補助負担金の廃止・縮減、第二に、地方交付税の財源保障、財源調整機能の維持、所要の一般財源総額の確保、第三に、三位一体の改革についての地方の意見、立場を反映する機会の創設などについて、骨太の方針第四弾の策定前の時期をとらえ、全国知事会等を通じて具体的な提言を行ったところでございます。
 このような地方からの提言を受けて六月四日に閣議決定された骨太の方針第四弾には、小泉首相の指示により、平成十七年度、十八年度の二年間で国から地方におおむね三兆円規模の税源移譲を目指すことが明示されておりますが、私は地方分権を推進する立場から小泉首相のリーダーシップに敬意を表するとともに、国庫補助負担金改革と税源移譲の一体的な取り組みを評価しております。
 今後は、三位一体の改革の全体像の年内決定に向けて、国庫補助負担金改革については地方分権改革の視点から積極的に具体案を申し上げていくとともに、税源移譲の内容や地方交付税改革についても地方の意見が十分反映されるよう、全国知事会等の場を通じてなお一層国への働きかけを強めてまいる所存でございます。
 次に、緑の雇用事業と企業の森についてでございます。
 去る四月二十九日、小泉首相が本県で実施している緑の雇用事業の現地並びに世界遺産に登録が予定されている熊野地域の視察のために来県されました。みどりの日に緑の雇用事業を視察されるという絶妙のタイミングであり、首相は中辺路町の熊野古道周辺の環境整備作業現場を視察後、全国各地域からIターンにより緑の雇用事業に従事されている方やその家族の方々と懇談されるとともに、そのお子さんとキャッチボールをされるなど、終始和やかな雰囲気で過ごされました。小泉首相は、「緑の雇用は地元の皆さんにも喜ばれ、本当にうまくいっている。Iターンの方々が頑張っている姿を見て私も元気づけられます」とコメントされましたが、私を含めてそれぞれの地域で緑の雇用事業に従事している関係者の方々も、その言葉に非常に元気づけられたところでございます。
 また、緑の雇用による担い手の育成と地域への定住促進などが骨太の方針第四弾に明確に盛り込まれましたので、これを契機に緑の雇用総合対策の実現に向け、三位一体の改革とあわせて国への働きかけを強めてまいる所存でございます。
 次に現在までの取り組み状況についてでございますが、平成十五年度で県内から四百四十八名の方が、また県外からも二百七十五名の方が就労されております。そのうち県外者は、家族の方を含めると二百十六世帯、三百五十五名の方が本県への定住を目指すことになりました。緑の雇用事業の理念である都市から地方への人口流動や過疎化・高齢化に悩む山村地域の活性化への取り組みが着実に成果を上げつつあると感じております。
 また、本県では環境林の保全や地域との交流を図る企業の森事業を実施し、民間活力を導入した森林整備を進めておりますが、このたびNPO法人である和歌山野球振興協会・夢クラブと原風景がそれぞれ野球の森の創造や森林保全活動に取り組むため、この事業を活用して花園村に進出されました。
 次に、農業をやってみようプログラムに関する協定の締結についてでございます。
 人材派遣会社大手の株式会社パソナ等が参画する株式会社関西雇用創出機構及び株式会社関東雇用創出機構の両社と、農業をやってみようプログラムを協働で推進するための協定を今月の十日に締結することといたしております。このように農業の担い手の確保・育成を目的として行政機関と民間企業が協定を締結するのは、全国でも初めての試みであります。
 今後は、この協定により、企業で培った能力や豊富な経験を生かした人材の流動化を促し、地域農業の活性化及び農業担い手の確保・育成を積極的に推進してまいりたいと考えております。
 次に、産業の振興についてでございます。
 我が国の景気は企業部門の改善に広がりが見られ、着実な回復を続けているものの、本県の中小企業を取り巻く経済環境は依然として厳しい状況にございます。このような状況に適切かつ迅速に対処するため、研究開発から事業化、販路開拓に至る一貫した支援体制を強化することが望まれており、六月一日には財団法人和歌山テクノ振興財団と財団法人和歌山県中小企業振興公社が統合して新たに財団法人わかやま産業振興財団が設立され、支援体制の充実強化が図られたところであります。
 今後は、本年四月から県経済センターに設置した産業支援課と新財団とのより密接な連携を推進し、わかやま産業イノベーション構想にうたわれた企業本位のワンストップサービスを積極的に展開してまいりたいと考えております。
 また、四月二十七日には産学官民の連携を一層強化するため、県経済センターに交流ルームとしてジョイナスプラザ「輝集」を設置したところでございます。
 次に、IT総合センターについてでございます。
 本年十月の全体工事竣工に向けて順調に工事が進められているところでございますが、このたびその正式名称を募集いたしましたところ、全国から三千三百四十一件もの応募作品をいただきました。審査委員会による審査の結果、野上町にお住まいの小学生の作品を採用することとし、「和歌山県立情報交流センターBig・U」を施設全体の正式名称と決定したところでございます。
 また、県立情報交流センターは平成十七年一月に運営開始を予定しており、その管理運営に当たっては民間のノウハウを積極的に活用することを目的として、広く一般から管理主体を公募することといたしております。このため、同センターの維持管理及び普及啓発等に要する経費を補正予算案に計上するとともに、設置及び管理条例案を今議会に提出させていただいております。
 次に、うめ研究所についてでございます。
 かねてより南部川村において整備を進めておりましたうめ研究所につきましては、去る四月二十八日に開所式を行ったところでございます。開所以降は県内外を問わずたくさんの方々が来訪され、うめ研究所に対する期待の大きさを実感しているところでございます。
 今後は、地域に開かれた研究所として、梅生育不良の早期解明と安定生産技術の研究に取り組み、梅産業の振興と地域の活性化に努めてまいります。
 次に、日高港の暫定供用の開始についてでございます。
 去る四月二十四日、多数の御来賓の方々の御臨席を賜り、暫定供用を開始することができました。これまで御尽力をいただきました議員の皆様を初め、地元関係者の方々に心から御礼を申し上げます。
 この暫定供用により、日高港は大型船舶が接岸できるとともに、耐震性を強化した岸壁などを備えた本格的な港湾として利用可能となり、物流活動や産業活動、観光振興に寄与するだけでなく、大規模地震発生時の緊急物資の輸送など、幅広い役割を果たすものと考えております。
 今後とも日高港が十分に利活用されるように地元の皆様方とともに積極的なポートセールスに努めてまいりますので、引き続き御支援と御協力を賜りますようお願いを申し上げます。
 次に、友好提携締結二十周年を記念した中国山東省訪問についてでございます。
 議長を初め議員の皆様及び約百名の県民の皆様と一緒に、去る五月二十一日から二十五日までの日程で中国山東省を訪問させていただき、省都済南市における記念式典等の各種交流行事に参加するとともに、泰安市や曲阜市の世界遺産を訪れ、友好交流を深めてまいりました。また、山東省の張書記や韓省長との会談を行い、今までの二十年にわたる交流活動を振り返るとともに二十周年を契機に経済交流を最も重要な柱として位置づけるなど、友好協力関係を新たな段階に推し進めることで合意したところでございます。
 次に、県立医科大学の地方独立行政法人化についてでございます。
 県立医科大学の今後のあり方につきましては、昨年十二月に県立医科大のあり方懇談会から提言がなされ、その中で大学の地方独立行政法人化の検討も示されております。この提言を受けまして本年二月に医大改革推進会議を設置し、検討を重ねてきたところですが、県立医科大学が果たす公共性、公益性を確保しながら、その活性化を図り、さらなる教育・研究・診療機能の向上を目指すために、大学の自由度を高めることにより大学の権限と責任において自主的、自律的な運営が可能となる地方独立行政法人化による大学改革を推進することといたしました。
 今後は、平成十八年四月一日を目途に、県立医科大学の地方独立行政法人化に向けた準備を進めてまいりたいと考えております。
 次に、機構改革についてでございます。
 本年度の機構改革におきましては、県政の重点施策や緊急に対処すべき課題に迅速かつ的確に対応する組織体制を整備いたしました。
 具体的には、SARSや鳥インフルエンザを初めとしたさまざまなリスク管理全般を統括する危機管理監を配置するとともに、危機管理室を新設することにより危機管理体制の充実強化、一元化を図りました。
 また、新規就農者育成の拠点となる就農支援センターを御坊市に、企業支援サービス部門を集結した産業支援課を県経済センターに設置し、県民の皆様や企業のさまざまなニーズにこたえるワンストップサービスの提供に取り組んでおります。
 さらに、県の科学技術全般にわたる総合的、戦略的な施策を推進するため科学技術振興室を、NPO法人等とのパートナーシップによりさらなる効果的、効率的な県民と協働型の県政運営を構築するためNPO協働推進課を設置したところでございます。
 外郭団体につきましても、積極的に団体の統廃合や組織のスリム化を進めており、今後とも本県の行政組織等の全般にわたり簡素で効率的な新しい行政運営システムの確立に向け積極的に取り組んでまいります。
 次に、補正予算案についてでございます。
 今回の補正予算案は、当初予算編成後における状況の変化等に対しまして迅速かつ機動的な取り組みを行うために予算措置が必要となった事業について所要の措置を講ずるものであり、補正予算総額は一般会計で一億五千二百万円余、特別会計で八百万円余となっております。
 以下、その主なものについて御説明を申し上げます。
 まず、環境保全運動を支援するため、本年十月に田辺市で開催される第二十二回ナショナル・トラスト全国大会に対して助成することといたしております。
 次に、財団法人日本サッカー協会の二〇〇二FIFAワールドカップ記念事業基金を活用して、本県サッカーの競技力の向上を図ることといたしております。
 また、企業等と連携した実践的な職業知識・技術を養う教育・訓練を高校教育に導入し、高校生の勤労観、職業観の確立を図るとともに、地域の産業等が求める人材を育成していくために、専門高校等におけるきのくにデュアルシステム推進事業を実施することといたしております。
 さらに、地方独立行政法人法に基づき県立医科大学法人化の準備を進めるため、独自システムの基本設計等に要する経費を計上いたしております。
 これらのほか、国道四百八十号道路改築の設計瑕疵に係る補強工事に要する経費を計上いたしております。
 続きまして、条例案件等について、その主なものを御説明申し上げます。
 まず、議案第九十三号は指定管理者制度を盛り込んだ和歌山県立情報交流センター設置及び管理条例を定めるものであり、議案第九十四号は看護職員修学資金の種類及び貸与の対象者についての要件を改めるとともに規定の整備を行うものであり、議案第九十五号は、薬事法の一部改正に伴い、高度管理医療機器等の販売業または賃貸業の許可申請の審査に係る手数料の額を定めるとともに規定の整備を行うものでございます。
 議案第九十六号は国道四百八十号道路改築に係る測量設計業務委託契約の解除に伴う代金返還の請求訴訟等を提起するものであり、議案第九十七号は県営住宅に係る滞納家賃の請求訴訟等を提起するものでございます。
 議案第九十八号は、委託契約の締結について議決をお願いするものでございます。
 次に知事専決処分報告でございますが、報第六号は退職手当の確定並びに県税の増収及び地方交付税の確定等に伴う平成十五年度和歌山県一般会計補正予算であり、報第七号は自動車取得税の増収に伴う平成十五年度和歌山県自動車税等証紙特別会計補正予算でございます。
 報第八号は高病原性鳥インフルエンザ緊急対策として利子補給の実施に伴う平成十六年度和歌山県一般会計補正予算であり、報第九号は平成十六年度の機構改革に伴う規定の整備を行うものでございます。
 報第十号及び第十一号は地方税法等の一部改正に伴う県税条例、近畿圏の都市開発区域における県税の特別措置に関する条例の所要の改正であり、報第十二号は訴訟の提起でございます。
 いずれも急を要したため、地方自治法第百七十九条第一項の規定による専決処分を行い、その承認をお願いするものでございます。
 諸報第六号から第十二号までは地方自治法第百八十条第一項の規定による委任専決処分報告であり、諸報第十三号及び第十四号は、それぞれ平成十五年度予算の繰越使用報告及び事故繰越使用報告でございます。
 このほか、法人の経営状況を説明する書類を別途提出いたしております。
 何とぞ、御審議の上、御賛同賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(尾崎要二君) 以上で、当局の説明が終わりました。
 この際、四月一日就任しました新任の職員を御紹介申し上げます。
 まず、危機管理監に就任しました白原勝文君を御紹介申し上げます。
 危機管理監白原勝文君。
  〔白原勝文君、登壇〕(拍手)
○危機管理監(白原勝文君) このたび危機管理監を拝命いたしました白原勝文でございます。
 消防防災の推進、とりわけ東南海・南海地震への対応を初め、県民に大きな影響を与える事件・事故等に適切に対応できるよう全力を傾けてまいる所存でございます。
 皆さん方の御指導・御鞭撻を賜りますようよろしくお願いを申し上げ、あいさつにかえさせていただきます。どうもありがとうございました。
○議長(尾崎要二君) 次に、福祉保健部長に就任しました嶋田正巳君を御紹介申し上げます。
 福祉保健部長嶋田正巳君。
  〔嶋田正巳君、登壇〕(拍手)
○福祉保健部長(嶋田正巳君) 去る四月一日付をもちまして福祉保健部長を拝命いたしました嶋田正巳でございます。
 もとより微力ではございますが、県民生活の基盤となります福祉・保健の向上充実のために全力を尽くしてまいりたいと考えてございますので、何とぞよろしく御指導・御鞭撻をお願い申し上げます。
○議長(尾崎要二君) 次に、事務局長から新任の職員を紹介させます。
○事務局長(小住博章君) 御紹介申し上げます。
 まず知事部局
 知事公室次長・秘書課長事務取扱
            宇   野   朝   治   君
 総務部
   危機管理局長・危機管理室長事務取扱
            前   硲   健   作   君
 企画部
   計画局長     杉   本   雅   嗣   君
 環境生活部
   環境政策局長   高   瀬   武   治   君
   共生推進局長   山   出   春   代   君
 福祉保健部
   社会福祉局長   国   部   徳   男   君
   健康局長     大   森   豊   緑   君
 商工労働部
   商工政策局長   藁   科   善   祟   君
   労働政策局長   木   村   忠   雄   君
 農林水産部
   農業生産・就農局長
            佐   田   明   和   君
 県土整備部
   技監       山   下       博   君
   県土整備政策局長
            山   中   稔   員   君
   河川・下水道局長
            加   藤   昌   男   君
 次に教育委員会
   教育総務局長   嶋   村   桂   和   君
   生涯学習局長   西   畑   行   庸   君
 次に警察本部
   警務部長     渡   邉   光 一 郎   君
   生活安全部長   山   田   忠   弘   君
   刑事部長     浦       純   久   君
   交通部長     原       正   見   君
   警備部長     小   西   博   久   君
 次に人事委員会事務局
   事務局長     小   川   誠   司   君
 次に監査委員事務局
   事務局長     相   葉   栄   樹   君
 次に地方労働委員会事務局
   事務局長     松   田   長 次 郎   君
 以上でございます。
○議長(尾崎要二君) お諮りいたします。六月八日から十一日までは議案調査のため休会といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎要二君) 御異議なしと認めます。よって、六月八日から十一日までは休会とすることに決定いたしました。
 次会は六月十四日定刻より再開し、質疑及び一般質問を日程といたします。
 本日は、これをもって散会いたします。
  午前十一時三十二分散会

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