平成13年6月 和歌山県議会定例会会議録 第3号(生駒三雄議員の質疑及び一般質問)


県議会の活動

  午前十時二分開議
○議長(阪部菊雄君) これより本日の会議を開きます。
 日程に先立ち、諸般の報告をいたします。
 監査委員から監査の結果報告がありました。お手元に配付しておりますので、ご了承願います。
  【日程第一 議案第八十一号から議案第九十九号まで、並びに報第二号から報第五号まで】
  【日程第二 一般質問】
○議長(阪部菊雄君) 日程第一、議案第八十一号から議案第九十九号まで、並びに知事専決処分報告報第二号から報第五号までを一括して議題とし、議案等に対する質疑を行い、あわせて日程第二、一般質問を行います。
 十七番生駒三雄君。
  〔生駒三雄君、登壇〕(拍手)
○生駒三雄君 一般質問に入る前に、一昨日の梅雨前線の豪雨により、今のところ、幸い人命が失われず無事救出はされましたが、生き埋めになったり、また各地での土砂崩れ等々、海草、有田、日高地方を中心に県内全域にわたり相当の被害があったと聞いております。我が有田地方におきましても、道路、河川を初め、各分野において相当な被害状況であったようであります。県においても、一昨日来、現地調査に始まり、その復旧に向けて対応策を検討していただいており、深く感謝申し上げます。今後とも関係部局において、復旧等のために速やかに、また適切な対応を図っていただきますよう切に要望しておきます。
 それでは、通告に従いまして一般質問をいたします。
 最初に、有田地方の地域活性化策についてお尋ねいたします。
 木村知事は、去る四月十九日から四月二十二日まで四日間、南紀白浜空港国際チャーター便運航に伴う観光プロモーション活動のため韓国に、また直近では北東アジア地域自治体首脳会議に出席されるため、この十四日から十九日にかけて県の友好姉妹提携先である中国・山東省を訪問されました。もちろん、それぞれの訪問目的の成果は十分果たしてお帰りになられたわけでありますが、一方、こうした機会を通じて海外からの観光客の誘致を図るということも知事の大きな目的の一つであったかと存じます。また、一昨年、南紀熊野地域を中心として開催されました南紀熊野体験博、高野・熊野地域の世界遺産登録に向けた精力的な取り組み等をされているわけでありますが、それはとりもなおさず、本県の大きな特性である豊かな自然、歴史、文化資源を活用した中で国内外に観光立県和歌山をPR、また情報発信をし、県の活性化を図られようとしているものだと考えてございます。
 そうした中、我がふるさと中紀・有田地方を振り返りますと、古来、紀北─紀南を結ぶ水陸交通の要衝であり、現在においても、自然的にも、文化的にも、紀北、紀南の両色彩の重なり合った遷移地帯の感を深くする地域であります。
 そこで、熊野もうでについて少し調べましたところ、皆様方もご承知のように、もうでの最初として知られるのは延喜七年(西暦九〇七年)参詣の宇多上皇でありますが、寛治四年(西暦一〇九〇年)、白河上皇が参詣した熊野もうでを契機としてすこぶる盛んとなり、参詣道の拠点となった王子杜、また皇室にゆかりの深い荘園もたくさんつくられるようになりました。当地方にも、有田市内の山口王子杜跡、糸我王子杜跡を初めとして、数多くそのゆかりの跡地が点在しております。また、高野山を源流とする有田川下流域全域には真言宗、天台宗の開祖による平安時代前期の真言密教文化の西漸とおぼしき寺院、例えば空海の開基と伝えられる有田市古江見の安養寺などの寺院があります。さらに、豊臣秀吉の南征、江戸幕藩体制時代に至るまで幾多の時代の変遷を経る中、仏教文化も真言宗から浄土宗、浄土真宗へと推移していったと推測される現存する数多くの種類の仏像形態等が語るがごとく、当有田地方は歴史と文化の宝庫、紀州の敦煌とも言えます。
 知事は就任以来、ITを活用した施策の推進等々、積極的に新しい施策の展開を図ろうとしておられます。県の第五次長期総合計画において有田圏域は、都市圏、他圏域への隣接性を生かし、先端技術産業の誘致、ミカンを初めとする果実の高品質化を図るとともに、観光農園等、体験型交流施設、食の情報発信拠点を整備し、交流の活性化を図るとうたわれております。
 そこで、知事は開かれた和歌山や二十一世紀における本県の進むべき方向を示す新しいビジョンを構築しようとしておられますが、その重要施策の一つの柱にもなるかと考える新たな観光立県和歌山の確立を目指す中で、紀北・高野山地方、紀南・熊野地方に、地域的にも歴史文化的にも結節点とも言える有田地方を、歴史、文化、自然といった視点に立った中で紀北と紀南、そして海外と有機的に連携をとりながら今後どのように活性化を図ろうとされるのか、また図っていただけるのか、そのお考えを知事にお伺いいたします。
 次に、携帯電話の通話エリアの拡充についてお尋ねいたします。
 先ほども申し上げたように、知事は就任以来、ITを活用した地域の活性化について大変熱心に取り組んでおられます。私も、これからの和歌山県の発展にとって情報通信の基盤整備が大変重要な要素であると考えてございます。
 一方で、今、日常生活において情報のモバイル化が進展する中、携帯電話の果たす役割が大変大きくなってきております。携帯電話は単なる通信手段ではなく、インターネット機能を初めとして付加機能が格段に進歩してきており、今や情報面での生活必需品となってきております。また、災害や緊急時における携帯電話の役割もますます重要視されております。
 私も実際に経験したことですが、有田市の海上で行方不明になった方を地元の方々と捜索活動をしたとき、海岸で捜索する者同士が必死で連絡をとろうとしたのですが、携帯電話が全く通じなかったのです。今、私は、手元にある通信会社のエリア図を持っております。これを見ましても、近畿地方で和歌山県の通話エリアの少なさに唖然とする思いであります。南紀熊野体験博のときに一部山間部が通話可能になったことは大変よかったと思っておりますし、移動通信用鉄塔施設整備事業では国の補助率が二分の一に引き上げられるなど、支援措置の充実が図られていることは喜ばしいことと考えているところでございます。
 こうした現状の中で、携帯電話がある意味で公共的な意味合いを持つほど、その情報の価値が高まっているのであります。私の住む有田市においても、住宅密集地においてでさえ十カ所以上も電波が届かず、連合自治会で署名要望活動が行われている現状であります。幾ら和歌山県は山間過疎地域の面積が広いからといっても、観光面や緊急・災害時のことを考えれば、情報のライフライン機能としての携帯電話網の整備は急務のことではないでしょうか。事業会社のランニングコストの軽減策も含め、早急なエリア拡充についてどのような対策を考えておられるのか、企画部長にお伺いいたします。
 次に、有田川上流の森林の整備についてお尋ねいたします。
 私たち有田地方に暮らす者は、長年にわたり有田川の恵みのもとに生活してまいりました。本県出身の著名な小説家・有吉佐和子氏の名作「有田川」は、紀州でも屈指と言うべき有田川を背景にミカンとともに生きた女性の一生の物語でありますが、この小説の第一章に次のようなくだりがあります。
 「有田川の流れが、水の底の底から静かに千代の口ずさみに合わせるように唄っている。それは幽かな、遠い、しかし確実な川の音であった。雨のない季節で水量は決して多くなかったから、川の音も急流や激流の水音とは比較にならない。それは優しい水が静かに川底を摩擦して起す音とも、深山から流れ流れて伝えて来た水の心の音とも思われた。耳を傾ければ、千代の心の隅にまでしんみりと沁みわたってくるような音であった。 この川は、何処から来て何処まで流れているのだろうか」──以下、主人公・千代の有田川への思いがつづられております。初夏には若アユがはね、盛夏には子供たちが遊び、秋にはミカンの実りを川面に映す、まさに有田川は母なる川であります。
 この有田川が最近、元気をなくしているような気がしてなりません。ことしは特に、春から初夏にかけて異常とも言える小雨であったせいもあるわけですが、水位が下がり、白い河原が広がっているところも少なからずあります。元気をなくしつつある母なる川を憂えているのは、私一人ではありません。有田川に豊かな清流をよみがえらせようではありませんか。
 森林は、水を蓄える緑のダムと言われます。大雨のときに蓄えた水を晴天時には少しずつ流し続け、緑の森林が清らかな水をはぐくんでくれます。私たち流域に住む住民は、この森林の大切さを決して忘れてはなりません。森林はまた、海にとっても大変大事な役割を担ってくれております。例えば、北海道の襟裳岬の例でもそうですが、明治以降の本州からの入植者により森林が伐採され、荒廃が進むにつれ土砂が流出し、沿岸の根つき魚や回遊魚がいなくなり、コンブなどの海草も根腐れを起こして、かつての好漁場が消滅してしまったのであります。昭和二十九年からおよそ四十年にわたる緑化事業によって、約七〇%の森林がよみがえったそうであります。緑化面積と水揚げ高の経年変化を見ますと見事な相関関係が見られ、近年では緑化前の約二百五十倍の漁獲量となっているとのことであります。また、宮城県気仙沼では、豊かな海は森林によって支えられているとの考えから「牡蠣の森を慕う会」をつくって、漁業関係者を中心に植林活動を行っているということも聞いてございます。
 こうした例を見ましても、森、川、海が一つながりの生態系としてとらえることが大事であります。森の栄養分が海の生物を育てるのです。今、地球環境に果たす森林の大きな役割を考えることが重要なことではないでしょうか。森林の整備に当たっては、上流の市町村だけで取り組むのではなく、下流の利用者もその重要性を認識し、地域全体が森づくりに参加することが重要であると考えております。
 母なる清流有田川の再生に向けて、農林水産部長に次の点についてお聞きします。
 一、有田川流域での水資源確保に向けた森林整備の現状とその取り組み。
 二、水資源の確保のための広葉樹植栽への取り組み。
 最後に、国道四十二号有田─海南間の渋滞対策等についてお尋ねいたします。
 この問題については、現松本有田市長並びに尾崎先輩議員を初め、過去幾たびとなく県議会一般質問において質問されております。私自身も、平成十二年十二月定例県議会一般質問の場において質問させていただきました。こうしたことは、とりもなおさず、この問題が有田、下津、海南地域に生活する地域住民にとって、日常生活はもとより産業経済活動の発展にも大きな支障を来しており、大変深刻で重要な問題であるということであります。
 関係市町村等で組織している国道四十二号・有田下津海南間整備促進協議会等を通じて要望活動などをする中、県においてもこうした地域住民の切実な願いを受けとめ、道路整備の重点施策の一つとして取り組んでいただいていること、地域住民を代表して深く感謝を申し上げます。
 この渋滞対策については、国、県、関係市町村の間で協議会を通じて何度も話し合いが持たれ、解消方法が検討され、交差点改良等、一定の成果は見られます。そうした中で本年六月五日に開催された国道四十二号・有田下津海南間整備促進協議会の場で、四車線化に関する現道拡幅ルートとバイパスルートの考え方について国の方から説明がありました。地元としてもルート決定に向けて最終的な判断をしなければならない時期であると考えてございますが、今後どのように進んでいくのか、また当面の渋滞解消のための現状の取り組み、対応策について、土木部長にお尋ねいたします。
 一方、地域住民の日常生活及び産業経済活動を行うに当たって、大きな役割を果たしている近畿自動車道紀勢線についてお尋ねいたします。
 現在、海南─吉備間は一般有料道路海南湯浅道路として供用しており、一日平均二万台を超える交通量でありますが、二車線であるがゆえに年間を通じて土、日などに交通渋滞が発生しており、特に行楽シーズンにおいては相当な延長の渋滞が起こっております。さらに、交通安全面においても、二車線では一たん交通事故が発生すれば大事故につながる可能性があります。地域住民とすれば、そういったことからも一刻も早く四車線化を切望するものであります。
 そこで、事業進捗の状況と今後の取り組みについて、また料金体系の考え方についてもあわせて土木部長にお尋ねいたします。
 これで、壇上での一般質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(阪部菊雄君) ただいまの生駒三雄君の質問に対する当局の答弁を求めます。
 知事木村良樹君。
  〔木村良樹君、登壇〕
○知事(木村良樹君) ただいまの、有田地方をこれからどうしていくのかというご質問でございます。
 非常に情熱あふれる質問で、私も聞き入ったわけでございますけれども、私がかねてから申しておりますように、和歌山県は非常に広い地域がございます。いわゆる紀の川筋もあれば紀南もある、やっぱり全然特性の違うところもあります。そういう特性に応じた発展方策を講じていかなければならないと、まず考えているところでございます。
 その中で、有田地方でございますけれども、私などの感じでは、何といっても和歌山はミカン、そして有田ミカンという感じがもう昔からずっと強いわけでございます。こういうふうなミカン──そして今、有吉佐和子先生の「有田川」のお話がありました。私も十年ぐらい前に読んで非常に感動したわけです。今、記念館をつくろうというようなこともちょっとやっておりますけれども、それもやっぱりこの「有田川」を読んで感動したということも一つの原因になっているわけでございます。このミカン、有田川に限らず、湯浅のしょうゆとかすばらしい海岸。山もあります。海もあります。本当にすばらしいところだと思うわけです。
 ただ、どちらかというと、「紀北」という言葉と「紀南」という言葉の中で、有田は紀南なのかも──「紀中」という言葉を使いますけれども、どちらにもつかないというところで、若干見落とされているようなところもあると思いますので、これからは、今おっしゃったように、ここには高野山からの非常な伝統もあるわけですし、そして海、山、川、町と、もう本当にすばらしいものだらけなので、IT化の中での観光振興ということも図っていこうと思いますし、特産物みたいなものをうまく売っていくようなシステム──この間、私も白浜の方へ行ってそういうものを見てきたんですけれども、こういうものもこの有田の辺でやったら──今度、高速道路も四車線化してくると都会からもたくさん人が来ると思うので、そういう展開も非常に図りやすい地域だと思っております。そういう有田地方の特性を最大限に生かして有田地方が振興するように頑張ってまいりたいと思いますので、またいろいろお知恵をいただきたいと思います。
 以上です。
○議長(阪部菊雄君) 企画部長垣平高男君。
  〔垣平高男君、登壇〕
○企画部長(垣平高男君) 携帯電話の通話エリアの拡大についてお答えをいたします。
 お話がございましたように、携帯電話は極めて公共性の高いものであるばかりか、緊急時における情報伝達手段としての役割も果たしてございますので、そのエリア拡大は今後とも重要な課題であると認識してございます。
 通話エリアの拡大に向けましては、通信事業者も地元の受信状況の調査を行い、既存施設の改善等、可能な措置を講じているところでございますが、新規の施設整備につきましては、移動通信用鉄塔施設整備事業による国の補助制度を活用してもなお通信事業者に負担が伴いますので、現時点におきましては事業者の進出は難しいというのが実情でございます。
 このため、平成十三年度からは通信事業者の負担が軽減されるよう補助率の改正が行われましたが、県といたしましても、さらに通信事業者が進出しやすいよう、ランニングコストの軽減も含め、支援制度のさらなる拡充を要望しているところでございます。
 今後とも、地元の要望等を踏まえ、通信事業者に対してエリア拡大を強く働きかけてまいる所存でございます。
 以上でございます。
○議長(阪部菊雄君) 農林水産部長辻  健君。
  〔辻  健君、登壇〕
○農林水産部長(辻  健君) 有田川流域の森林整備についてのご質問にお答えいたします。
 まず、有田川流域での水資源確保に向けた森林整備の現状とその取り組みについてでございますが、議員お話しのように、森林整備により多様な森林を育てることが大変重要なことと考えてございます。水源地域における森林整備で今最も緊急な課題は、手入れの行き届いていない人工林の解消であります。そのため、水資源の確保を主目的とした水源地域整備事業などを実施するとともに、平成十二年度から和歌山県緊急間伐五カ年対策により四万五千ヘクタールの間伐実施を目標に取り組んでいるところでございます。有田川流域におきましても、これら造林・間伐事業や治山事業を中心に、本年度において約六百ヘクタールの間伐を実施しているところでございます。今後さらに、重視すべき機能別に森林を区分し、水源涵養機能が求められている森林については杉やヒノキと広葉樹とが混交した状態に仕立てていくなど、機能が十分発揮できる森林づくりに積極的に取り組んでまいりたいと考えてございます。
 次に、水資源の確保のための広葉樹植栽への取り組みについてでございますが、本県においても、漁業関係者が森林造成に参加したり、下流市町村が水源基金を造成して水源林の整備を行っている事例が見られ、県でも有田川流域におきまして「カシの木バンクの森づくり」や「海と森の交流事業」などを実施してきたところでございます。今後とも、森、川、海の連携を踏まえ、広葉樹林整備特別対策事業等を活用し、クヌギやケヤキなどの広葉樹の植栽に取り組むとともに、森林ボランティア活動への支援を通して下流域住民の森林整備への意識の高揚に努めてまいりたいと考えてございます。
 以上でございます。
○議長(阪部菊雄君) 土木部長大山耕二君。
  〔大山耕二君、登壇〕
○土木部長(大山耕二君) 国道四十二号の有田─海南間の渋滞対策でございます。
 現在、国において関係する市及び町の意向を聞きながら、四車線化の計画を検討しているところでございます。ルートにつきましては、国において今年度から絞り込みの作業に入っていくと聞いてございます。それには、市及び町が町づくりの中に道路を位置づけし、国に働きかけていくことが必要でございます。県といたしましても、事業主体である国と町づくりの主体である市及び町の間に立って積極的に調整を図ってまいりたいと考えてございます。
 また、当面の対策でございますが、海南市冷水交差点改良を残すのみとなっており、今年度は地質調査を実施するとともに、用地交渉を進めていく予定でございます。
 次に、近畿自動車道紀勢線海南─吉備間の進捗状況等につきましては、日本道路公団が現地の測量調査を終え、これから地元へ設計協議に入っていく予定でございます。県としましては、料金体系の見直しを要望していくためにも、用地買収を一日も早く完了し、早期供用を目指してまいります。
 以上でございます。
○議長(阪部菊雄君) 答弁漏れはありませんか。──再質問を許します。
 十七番生駒三雄君。
○生駒三雄君 ただいま、知事から有田地方も紀北─紀南の通過点にならないようにという生の声をいただいて、うれしく思っております。
 皆さんから答弁をいただきました。ありがとうございました。知事からは今後の有田地方の活性化策についていろいろいただいたわけでありますが、私も知事のおっしゃるように、あくまでも地域住民主導で地域の特性、ポテンシャルを生かしながら地域の活性化を図っていかなければならないと考えております。
 そこで、私見ではございますが、例えば起爆剤的に、先ほど知事が言ってくれましたように、有田といえばミカンというように、世界のかんきつと食の博覧会というようなイベントを実施して地域の活性化につなげていけるようなことができればと考えているところでございます。
 過去において開催されました世界リゾート博、南紀熊野体験博が成功裏に終えられました。観光振興策等を検討するにおいても、ぜひとも国際化社会を迎えた二十一世紀、近畿における和歌山県、和歌山県における有田地方を十分認識し展望した中で、県が主体的になり取り組んでいただく中で、有田地方の活性化を図っていただけますよう強く要望しておきます。
 これは要望で、これで私の質問を終わらせていただきます。
○議長(阪部菊雄君) ただいまの発言は要望でありますので、以上で生駒三雄君の質問が終了いたしました。

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