◆ 汎用性を考慮してJIS第1・2水準文字の範囲で表示しているものもあるため、人名等、会議録正本とは一部表記の異なることがあります。人名等の正しい表記については「人名等の正しい表記」をご覧ください。

令和7年9月　和歌山県議会定例会会議録　第1号

議事日程　第１号
　令和７年９月９日（火曜日）
　午前10時開会・開議
　第１　会議録署名議員の指名
　第２　会期決定の件
　第３　議請第２号取下げの件
　第４　議案第120号から議案第137号まで（当局説明）
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会議に付した事件
　第１　会議録署名議員の指名
　第２　会期決定の件
　第３　議請第２号取下げの件
　第４　議案第120号から議案第137号まで（当局説明）
　第５　休会決定の件
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出席議員（40人）
　１番　高田英亮
　２番　上山寿示
　３番　佐藤武治
　４番　鈴木德久
　５番　森　礼子
　６番　濱口太史
　７番　井出益弘
　８番　尾崎要二
　９番　玄素彰人
　10番　山家敏宏
　11番　鈴木太雄
　12番　岩田弘彦
　13番　吉井和視
　14番　中村裕一
　15番　北山慎一
　16番　坂本佳隆
　17番　中本浩精
　18番　堀　龍雄
　19番　新島　雄
　20番　山下直也
　21番　三栖拓也
　22番　川畑哲哉
　23番　秋月史成
　24番　谷口和樹
　26番　坂本　登
　27番　岩永淳志
　28番　小川浩樹
　29番　中尾友紀
　30番　岩井弘次
　31番　藤本眞利子
　32番　浦口高典
　33番　尾﨑太郎
　34番　藤山将材
　35番　小西政宏
　37番　中西　徹
　38番　林　隆一
　39番　片桐章浩
　40番　奥村規子
　41番　谷　洋一
　42番　長坂隆司
欠席議員（１人）
　25番　山田正彦
〔備考〕
　36番　欠員

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説明のため出席した者
　知事　　　　　　　　　宮﨑　泉
　副知事　　　　　　　　友井泰範
　知事室長　　　　　　　北廣理人
　総務部長　　　　　　　山本祥生
　危機管理部長　　　　　中村吉良
　企画部長　　　　　　　北村　香
　地域振興部長　　　　　赤坂武彦
　環境生活部長　　　　　湯川　学
　共生社会推進部長　　　島本由美
　福祉保健部長　　　　　𠮷野裕也
　商工労働部長　　　　　中場　毅
　農林水産部長　　　　　川尾尚史
　県土整備部長　　　　　小浪尊宏
　会計管理者　　　　　　高橋博之
　教育長　　　　　　　　今西宏行
　公安委員会委員長　　　竹山早穗
　警察本部長　　　　　　野本靖之
　人事委員会委員長　　　平田健正
　代表監査委員　　　　　田嶋久嗣
　選挙管理委員会委員長　和歌哲也
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職務のため出席した事務局職員
　事務局長　　　　　　　中嶋　宏
　次長　　　　　　　　　橋爪正樹
　議事課長　　　　　　　岩井紀生
　議事課副課長　　　　　田中　匠
　議事課議事班長　　　　川原清晃
　議事課主査　　　　　　川崎競平
　議事課副主査　　　　　西　智生
　議事課副主査　　　　　林　貞男
　総務課長　　　　　　　榊　建二
　政策調査課長　　　　　岩谷隆哉
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　　午前10時０分開会・開議
○議長（岩田弘彦君）　ただいまから、令和７年９月定例会を開会いたします。
　これより本日の会議を開きます。
　この際、報告いたします。
　浦平美博君が去る７月３日、参議院議員通常選挙における候補者として立候補の届出をされましたので、公職選挙法第90条の規定により、同日、議員の職を退職されました。
　次に日程第１、会議録署名議員の指名を行います。
　今期定例会の会議録署名議員は、10番山家敏宏君、17番中本浩精君、31番藤本眞利子君の３君を指名いたします。
　次に日程第２、会期決定の件を議題といたします。
　お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から９月26日までの18日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長（岩田弘彦君）　御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
　この際、暫時休憩いたします。
　　午前10時１分休憩
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　　午前11時０分再開
○議長（岩田弘彦君）　休憩前に引き続き、会議を開きます。
　この際、報告いたします。
　議請第２号加太漁業協同組合の共同漁業権の区域内での小型機船底びき網漁業の操業禁止を求める請願について、請願提出者より、令和７年８月27日付で請願取下げ申出書が提出されました。
　次に日程第３、議請第２号取下げの件を議題といたします。
　お諮りいたします。議請第２号の取下げを許可することに御異議ございませんか。
　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長（岩田弘彦君）　御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定しました。
　次に、諸般の報告をいたします。
　知事から地方自治法第180条第１項の規定による知事専決処分報告、法人の経営状況報告書、環境白書、健全化判断比率及び資金不足比率報告書、内部統制評価報告書の提出が、監査委員から監査報告及び現金出納検査実施結果の報告がありました。いずれも配付しておりますので、御了承願います。
　次に、今期定例会に提出された議案は、配付のとおり、議案第120号から議案第137号までの計18件であります。
　日程第４、議案第120号から議案第137号までを一括して議題といたします。
　まず、当局の説明を求めます。
　知事宮﨑　泉君。
　　〔宮﨑　泉君、登壇〕
○知事（宮﨑　泉君）　ただいま上程されました諸議案の提案理由を説明するに先立ち、県政の最近の動きについて御説明申し上げます。
　去る７月30日にカムチャツカ半島付近を震源とする地震の発生に伴い、本県において津波警報が発表され、高いところで50センチメートルの津波の到達が観測されました。この発表を受け、直ちに県災害対策本部を設置し、県民の皆様に対し高台などの安全な場所への避難を呼びかけるとともに、市町村、関係機関からの情報収集や水門・樋門の閉鎖を行うなどの対応を行ったところです。
　県内では、今回の津波による被害は発生しておりませんが、屋外避難場所における避難環境などの課題を改めて認識いたしました。今回の災害対応について検証を進めるとともに、住民への避難経路の確認など、周知徹底を図り、今後危惧される南海トラフ地震などの発生に備え、防災・減災対策のさらなる強化を図ってまいります。
　７月26日から８月２日までの日程で、第１回在外和歌山県人会次世代リーダーズの集いを開催いたしました。８か国10地域に及ぶ在外和歌山県人会の代表青少年13名が集まり、県内の高校生を交えて移民関係施設や県内企業を訪問するとともに、郷土の歴史を学習し、国際交流団体や和歌山大学の学生と交流をいたしました。
　参加した県人会の青少年からは、「和歌山や移民の歴史について学ぶことができ、ルーツである和歌山と自身の深いつながりを感じた。この経験を県人会活動に生かしていきたい」との声がありました。近い将来、本事業への参加者が在外県人会と本県の交流のかけ橋となってくれることを期待しています。
　先月３日から、エルトゥールル号の海難事故から135周年、イラン・イラク戦争時の邦人のテヘラン脱出から40周年、串本町とメルシン市の姉妹都市縁組50周年を迎えたことを受け、田嶋勝正串本町長、佐藤武治県議会議員と共にトルコ共和国を訪問してまいりました。
　トルコ共和国外務副大臣、ターキッシュエアラインズのCEO、メルシン県知事、メルシン市長と会談を行ったほか、交流事業に積極的に取り組んでくれている公益財団法人土日基金を訪問し、防災をキーワードにした青少年交流の実施に向けた覚書に署名してまいりました。引き続き、串本町と共に歴史的に関係の深いトルコ共和国との交流に取り組んでまいります。
　大阪・関西万博の閉幕まで１か月余りとなりました。来月３日には、古くから伝わる和歌山の歴史文化を発信するステージイベントや県出身アーティストによるスペシャルライブなど、極上な和歌山を体験していただくイベント「和歌山DAY」を開催いたします。
　先月には、和歌山ゾーンの来館者30万人を達成するなど、和歌山の魅力を大いに発信しているところですが、万博の開催効果を県内に最大限に波及させるため、閉幕後も途切れることなく観光誘客や国際交流、先端産業の誘致などに取り組んでまいります。
　また、万博を通じて生まれた取組や人とのつながりなどを維持、継承、または深化、発展させることで、本県の経済や地域活性化、文化振興などを推進してまいります。
　スペースポート紀伊からのロケットの打ち上げが高頻度となる将来を見据え、宇宙産業の集積に向けた行動指針となる宇宙アクションプランを先月27日に策定いたしました。紀南地域の10市町村それぞれが有する資源や特色を生かした方針とともに、宇宙輸送や衛星製造、宇宙教育、産業人材など、七つの重点推進テーマにより宇宙のまちづくりを進めてまいります。
　今後は、本アクションプランに基づき、市町村や企業など関係者との連携を深めながら、本県が目指す宇宙のまちの将来像として、あらゆる企業や人が宇宙と関わり、夢を実現していく宇宙への玄関口、スペースエントランスとなることを目指して取り組んでまいります。
　熊野白浜リゾート空港につきましては、先月26日に新潟空港とを結ぶチャーター便が新たに運航されました。今回のチャーター便は、新潟空港を拠点に運航するトキエア株式会社により、新潟からの観光客などを乗せた第１便が到着後、その折り返し便に本県からの観光客などが搭乗する双方向で計画され、帰路を含め、２往復運航されました。
　引き続き、航空会社とも連携を図りながら、国内線の利用促進や国際線の誘致を推進してまいります。
　世界農業遺産に申請していた有田・下津地域の石積み階段園みかんシステムが８月26日付で国際連合食糧農業機関・FAOから認定を受けました。県内での世界農業遺産の認定は、認定10周年を迎えるみなべ・田辺の梅システムに続き２例目です。
　今回の認定を契機に、世界に認められた歴史文化、栽培技術や貯蔵技術、石積み階段園を核とする景観など、400年以上前から続く地域の宝をしっかり磨き上げ、ミカンの販売促進や誘客のための情報発信など、地域と一体となった取組を展開し、ブランド力の向上や関係人口の増加などにつなげてまいります。
　令和８年秋に開催する第49回全国育樹祭の１年前キックオフイベント、国民参加の森林（もり）づくりシンポジウムを11月29日に和歌山県民文化会館にて開催いたします。本県が全国に先駆け実施してきた森林林業教育である「緑育」をテーマに、全国育樹祭の開催機運を高めるとともに、県民の森づくり活動への興味や関心の醸成を図ってまいります。
　新たな総合計画につきましては、県議会や市町村長をはじめ県民の皆様、さらには各分野の有識者からも幅広い御意見や御提案をいただくとともに、これまで新総合計画策定本部で徹底した議論を重ねてまいりました。
　今般、原案を作成し、次の行政改革・基本計画等に関する特別委員会において御説明をさせていただきますので、御審議のほどよろしくお願いを申し上げます。
　続きまして、ただいま上程されました諸議案の提案理由を御説明申し上げます。
　まず、議案第120号は、一般会計で総額12億9000万円余の補正予算を計上しております。
　主なものといたしましては、公共事業に係る国庫支出金の額の決定に伴う幹線道路網等の整備に要する経費や地方創生応援税制──企業版ふるさと納税──の受入れ拡大に要する経費のほか、本年６月の降雨等により発生した崖崩れの緊急対策工事に要する経費を計上しております。
　また、県道上富田すさみ線道路改良に係る経費等について、債務負担行為を設定しております。
　続きまして、条例案件等について、その主なものを御説明申し上げます。
　議案第121号は、職員のより柔軟な働き方の推進を図る観点から、公務の運営に支障がないと認める場合には、職員の申告を経て、週休日のほかに当該職員の勤務時間を割り振らない日を設け、または当該職員の勤務時間を割り振ることができることとするとともに、所要の改正等を行うもの、議案第122号は、福祉対策等の財源の一部に充てるため、県民税の法人税割の税率の特例措置を延長するとともに、地方税法の一部改正に伴う所要の改正を行うもの、議案第123号は、住民基本台帳法の一部改正等に伴い、所要の改正を行うもの、議案第124号は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部改正等に伴い、所要の改正を行うもの、議案第125号は、和歌山県地域振興基金について、まち・ひと・しごと創生寄附活用事業に要する経費の財源に充てることができることとするとともに、地方創生応援税制に係る寄附金の積立てをすることができることとするもの、議案第126号は、警察官の給与について、在宅勤務等の手当を新設するとともに、職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正に伴う所要の改正を行うものです。
　次に、議案第127号は令和７年度建設事業施行に伴う市町村負担金について、議案第128号から議案第131号までは権利の放棄について、議案第132号から議案第135号までは工事請負契約等の締結について、それぞれ議決をお願いするものです。
　また、議案第136号及び議案第137号は、令和６年度の歳入歳出決算及び公営企業決算について認定を求めるものです。
　次に、諸報第37号から諸報第56号までは、地方自治法第180条第１項の規定に基づく、委任専決処分報告です。
　このほか、法人の経営状況を説明する書類、環境基本条例に基づく年次報告書、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく健全化判断比率等の報告書及び内部統制評価報告書を別途提出しております。
　何とぞ、御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長（岩田弘彦君）　以上で、当局の説明が終わりました。
　この際、新任者を御紹介申し上げます。
　まず、７月１日に総務部長に就任しました山本祥生君を御紹介申し上げます。
　総務部長山本祥生君。
　　〔山本祥生君、登壇〕
○総務部長（山本祥生君）　７月１日付で総務部長を拝命いたしました山本祥生です。
　もとより微力ではございますが、和歌山県勢発展のため、精いっぱい努力をしてまいりますので、引き続き御指導、御鞭撻のほど、何とぞ、よろしくお願い申し上げます。（拍手）
○議長（岩田弘彦君）　次に、７月１日に県土整備部長に就任しました小浪尊宏君を御紹介申し上げます。
　県土整備部長小浪尊宏君。
　　〔小浪尊宏君、登壇〕
○県土整備部長（小浪尊宏君）　７月１日付で県土整備部長を拝命いたしました小浪尊宏です。
　県土の整備推進のために全力で取り組んでまいりますので、議員の皆様方の御指導、御鞭撻をどうぞよろしくお願い申し上げます。（拍手）
○議長（岩田弘彦君）　次に、６月27日、人事委員会の委員に選任同意され、７月15日、委員長に就任されました平田健正君を御紹介申し上げます。
　人事委員会委員長平田健正君。
　　〔平田健正君、登壇〕
○人事委員会委員長（平田健正君）　去る６月県議会におきまして、皆様方の御同意をいただき人事委員会委員に選任され、その後、７月17日、人事委員会での互選により委員長に選任されました平田健正です。
　これまでの人事委員会委員長の経験を生かし、誠心誠意職務に取り組んでまいります。議会の皆様方の御指導、御鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上げます。よろしくお願いいたします。（拍手）
○議長（岩田弘彦君）　次に、６月27日、監査委員に選任同意され、７月１日、代表監査委員に就任されました田嶋久嗣君を御紹介申し上げます。
　代表監査委員田嶋久嗣君。
　　〔田嶋久嗣君、登壇〕
○代表監査委員（田嶋久嗣君）　去る６月議会におきまして、選任同意をいただきました代表監査委員の田嶋久嗣です。
　もとより微力ではございますが、これまでの県職員として培いました知識と経験を新しい職責に生かしてまいる所存ですので、議員の皆様方の御指導、御鞭撻をどうぞよろしくお願いいたします。（拍手）
○議長（岩田弘彦君）　お諮りいたします。９月10日から12日までは議案調査のため休会といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長（岩田弘彦君）　御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
　次会は、９月16日定刻より会議を開きます。
　本日は、これをもって散会いたします。
　　午前11時18分散会