令和5年6月 和歌山県議会定例会会議録 第1号(全文)


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令和5年6月 和歌山県議会定例会会議録 第1号

議事日程 第1号
 令和5年6月13日(火曜日)
 午前10時開会・開議
 第1 会議録署名議員の指名
 第2 会期決定の件
 第3 議案第78号から議案第94号まで及び諮問第1号(当局説明)
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会議に付した事件
 第1 会議録署名議員の指名
 第2 会期決定の件
 第3 議案第78号から議案第94号まで及び諮問第1号(当局説明)
 第4 休会決定の件
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出席議員(42人)
 1番 坂本佳隆
 2番 三栖拓也
 3番 秋月史成
 4番 川畑哲哉
 5番 藤山将材
 6番 森 礼子
 7番 井出益弘
 8番 尾崎要二
 9番 玉木久登
 10番 佐藤武治
 11番 濱口太史
 12番 鈴木太雄
 13番 冨安民浩
 14番 吉井和視
 15番 鈴木德久
 16番 玄素彰人
 17番 岩田弘彦
 18番 中本浩精
 19番 中村裕一
 20番 谷 洋一
 21番 山家敏宏
 22番 北山慎一
 23番 堀 龍雄
 24番 谷口和樹
 25番 新島 雄
 26番 山下直也
 27番 高田英亮
 28番 小川浩樹
 29番 中尾友紀
 30番 岩井弘次
 31番 藤本眞利子
 32番 浦口高典
 33番 山田正彦
 34番 坂本 登
 35番 小西政宏
 36番 浦平美博
 37番 中西 徹
 38番 林 隆一
 39番 片桐章浩
 40番 奥村規子
 41番 尾﨑太郎
 42番 長坂隆司
欠席議員(なし)
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説明のため出席した者
 知事         岸本周平
 副知事        下 宏
 理事         田嶋久嗣
 知事室長       北廣理人
 危機管理監      福田充宏
 総務部長       吉村 顕
 地域振興監      赤坂武彦
 企画部長       前 昌治
 環境生活部長     山本祥生
 福祉保健部長     今西宏行
 商工観光労働部長   三龍正人
 農林水産部長     山本佳之
 県土整備部長     福本仁志
 会計管理者      﨑山秀樹
 教育長        宮﨑 泉
 公安委員会委員長   竹田純久
 警察本部長      山﨑洋平
 人事委員会委員長   平田健正
 代表監査委員     森田康友
 選挙管理委員会委員長 小濱孝夫
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職務のため出席した事務局職員
 事務局長       林 伸幸
 次長(秘書広報室長事務取扱)
            萩原 享
 議事課長       長田和直
 議事課副課長     岩谷隆哉
 議事課議事班長    伊賀顕正
 議事課主任      菅野清久
 議事課副主査     西 智生
 議事課副主査     林 貞男
 総務課長       葛城泰洋
 政策調査課長     岩井紀生
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  午前10時0分
○議長(濱口太史君) 令和5年6月定例会の開会に先立ちまして、一言申し上げます。
 今月上旬に発生した記録的豪雨により、本県をはじめ、広範囲で大きな被害が発生しました。行方不明者の早期発見を願うとともに、亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げ、また、被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。
 和歌山県議会は、気候変動による自然災害の激甚化や、近い将来、発生が懸念される南海トラフ巨大地震等に備えるため、過去の教訓を踏まえ、災害に強い県土づくりに全力を挙げて取り組んでまいります。
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  午前10時0分開会・開議
○議長(濱口太史君) ただいまから、令和5年6月定例会を開会いたします。
 これより本日の会議を開きます。
 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 今期定例会の会議録署名議員は、2番三栖拓也君、16番玄素彰人君、27番高田英亮君の3君を指名いたします。
 次に日程第2、会期決定の件を議題といたします。
 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から6月29日までの17日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(濱口太史君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 この際、暫時休憩いたします。
  午前10時2分休憩
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  午前11時0分再開
○議長(濱口太史君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 この際、諸般の報告をいたします。
 知事から地方自治法第180条第1項の規定による知事専決処分報告、予算の繰越使用報告書、法人の経営状況報告書の提出が、教育委員会から教育委員会事務の点検及び評価報告書の提出が、監査委員から現金出納検査実施結果の報告がありました。いずれもお手元に配付しておりますので、御了承願います。
 なお、知事から和歌山県観光立県推進条例、和歌山県がん対策推進条例及び和歌山県中小企業振興条例に基づく報告がありましたが、これらの写しは既に各議員に送付されておりますので、申し添えます。
 次に、今期定例会に提出された議案等は、お手元に配付のとおり、議案第78号から議案第94号まで及び諮問第1号の計18件であります。
 日程第3、議案第78号から議案第94号まで及び諮問第1号を一括して議題といたします。
 まず、当局の説明を求めます。
 知事岸本周平君。
  〔岸本周平君、登壇〕
○知事(岸本周平君) まず初めに、令和5年梅雨前線による大雨により、お二人がお亡くなりになり、お一人が今も行方不明となっております。お亡くなりになった方々をお悔やみ申し上げるとともに、行方不明の方の一刻も早い無事をお祈りいたします。
 また、県内各地においては、家屋等の浸水や河川・道路の損壊等、大きな被害がもたらされており、被災された方々にお見舞いを申し上げます。
 特に住宅への被害が大きく災害救助法を適用した海南市をはじめ、被害に遭われた全ての地域において、引き続き全力で支援を行い、早期復旧に向け尽力してまいります。
 それでは、ただいま上程されました諸議案の提案理由を説明するに先立ち、県政の最近の動きについて御説明申し上げます。
 この3年余りの間、新型コロナウイルス感染症対策として、様々な制限・制約を県民の皆様にお願いしてきたところですが、感染症法上の位置づけが5類に移行したことに伴い、ウィズコロナの時代に向けた新たなステージに突入しています。
 一方で、足元では原油価格や物価の高騰により、県民生活や地域経済にとって厳しい状態が続いており、コロナ禍で疲弊した経済社会活動の回復を確かなものとするため、緊急かつ機動的に対応していくことが必要です。
 これまでの社会経済の前提条件が大きく変わっていく中、しなやかで強靱なふるさと和歌山の創出に向け、前例にとらわれず、将来を見据えた大胆な政策を実行していかなければなりません。
 そこで、和歌山の将来を見据え、未来創造、活性化につながる助言や提言を行っていただくため、和歌山未来創造プラットフォームを新たに設置しました。本県を取り巻く課題や重要事項などについて個別に助言をいただくアドバイザリーボードには、経済、学術、アート、スポーツ、社会福祉などの分野で国内外を代表する第一人者の皆さんに就任いただき、その下には観光、DX、地方創生、ワーケーション、国際化、文化・芸術というテーマごとに和歌山県にゆかりのある若手のチームリーダーがワーキングチームを組織し、県民の皆様がわくわくするような面白いプロジェクトを仕掛けてまいります。
 また、これまで草の根で政治活動をしてきた経験から、現場に入っていろんな意見を持った方と膝詰めで話を聞かせていただくことが行政の王道であると思っており、知事に就任して以来18か所でタウンミーティングを実施しております。県民が笑顔になる和歌山のため、直接県民の声を聞き、その思いを生かした県政を共につくってまいります。
 このような思いも踏まえ、地域振興策を統括し、振興局の機能強化に向けた改革を推進するために、今年度から新たに地域振興監を設置したところです。地域の皆様の意見をしっかり吸い上げ、魅力ある地域づくりや本県の移住・定住、交流、交通ネットワークの充実を推進してまいります。
 次に、2025年大阪・関西万博において、関西パビリオン内に和歌山ゾーンを設置し、「和歌山百景─霊性の大地─」を出展テーマとして、和歌山をブランディングしてまいります。紀伊山地は、神話の時代から神々が鎮まる特別な場所とされ、寛容の精神をもって、宗教や身分、考え方の違いにかかわらず、全てを受け入れ、融合・共存させてきました。その精神文化は、多様な価値観を尊重し合う持続可能な世界のモデルになり得ます。和歌山ゾーンでは、このような和歌山に根づく精神文化から育まれた自然、人、産業、食、文化などの多様な魅力を大いに表現してまいります。
 次に、第49回全国育樹祭開催に向けた取組についてでございます。
 令和8年秋に、第49回全国育樹祭を開催いたしたく、現在、公益社団法人国土緑化推進機構との調整を進めているところであります。これを契機とし、森を守り育てる大切さや木材の利用に関する理解をさらに深めるとともに、本県における森づくりの取組を全国に向け積極的にPRしてまいります。
 最後に、昨年12月より運用可能となっている南紀白浜空港国際線ターミナルへのチャーター便の就航についてでございます。
 本年は日越外交関係樹立50周年の節目となる記念すべき年であることも踏まえ、この7月にはベトナムからのチャーター便が就航し、青少年交流などが行われます。今後も南紀白浜空港の活用により本県の観光・交流の促進や経済の活性化を図ってまいります。
 続きまして、ただいま上程されました諸議案の提案理由を御説明申し上げます。
 まず、議案第78号は、一般会計で総額59億2600万円余の補正予算を計上しております。
 主なものといたしましては、物価高騰局面から県民生活を守るため、福祉施設や医療機関等に対して燃料費や光熱水費の負担増加分の一部を支援するほか、LPガス利用者への一部支援など、エネルギー・原材料・食料等高騰対策に要する経費を計上しております。
 また、紀州材の供給量増加を図るため、生産効率に優れた省力化設備等への転換を支援する経費や、子供食堂の拡大及び機能強化に向けた取組に要する経費等を計上しております。
 加えて、令和6年度からの指定管理者を公募する公の施設の管理経費等について、債務負担行為の設定をお願いしております。
 続きまして、条例案件等について、その主なものを御説明申し上げます。
 議案第80号及び議案第84号は、職員及び警察職員に支給する特殊勤務手当について、新型コロナウイルス感染症の5類感染症への移行に伴い、新型コロナウイルス感染症に係る防疫業務等手当等の特例を廃止するほか、所要の改正等を行うもの、議案第81号は、地方税法の一部改正に伴い、公示送達をする方法に係る見直しを行うとともに、所要の改正等を行うもの、議案第82号は、幼保連携型認定こども園の設備、運営、職員の数等に係る特例を改めるほか、所要の改正等を行うもの、議案第85号は、道路交通法施行令の一部改正に伴い、特定小型原動機付自転車の運転による交通の危険を防止するための講習に係る手数料の額を定めるほか、所要の改正等を行うものでございます。
 次に、議案第86号は、令和5年度建設事業施行に伴う市町村負担金について、議案第87号及び議案第88号は、訴訟の提起について、議案第89号は、財産の取得について、議案第90号は、権利の放棄について、議案第91号から議案第94号までは、工事請負変更契約の締結について、それぞれ議決をお願いするものです。
 次に、諸報第14号から諸報第19号は、地方自治法第180条第1項の規定に基づく委任専決処分報告であり、諸報第20号から諸報第22号は、令和4年度予算の繰越使用報告及び事故繰越使用報告です。
 このほか、法人の経営状況を説明する書類を別途提出しております。
 最後に、諮問第1号は、退職手当の支給制限処分に対する審査請求に係る地方自治法の規定に基づく諮問であります。
 何とぞ御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(濱口太史君) 以上で、当局の説明が終わりました。
 お諮りいたします。6月14日から16日まで及び19日は議案調査のため休会といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(濱口太史君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 次会は、6月20日定刻より会議を開きます。
 本日は、これをもって散会いたします。
  午前11時11分散会

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