◆ 汎用性を考慮してJIS第1・2水準文字の範囲で表示しているものもあるため、人名等、会議録正本とは一部表記の異なることがあります。人名等の正しい表記については「人名等の正しい表記」をご覧ください。

令和4年4月　和歌山県議会臨時会会議録　第3号

議事日程　第３号

　令和４年４月20日（水曜日）

　午前10時開議

　第１　議案第75号並びに報第３号及び報第４号（委員長報告・同質疑・討論・表決）

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会議に付した事件

　第１　議案第75号並びに報第３号及び報第４号（委員長報告・同質疑・討論・表決）

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出席議員（41人）

　１番　鈴木德久

　２番　山家敏宏

　３番　中本浩精

　４番　堀　龍雄

　５番　藤山将材

　７番　井出益弘

　８番　宇治田栄蔵

　９番　北山慎一

　10番　玄素彰人

　11番　中西峰雄

　12番　秋月史成

　13番　森　礼子

　14番　濱口太史

　15番　尾崎要二

　16番　冨安民浩

　17番　川畑哲哉

　18番　玉木久登

　19番　鈴木太雄

　20番　岩田弘彦

　21番　吉井和視

　22番　谷　洋一

　23番　佐藤武治

　24番　岩井弘次

　25番　中　拓哉

　26番　多田純一

　27番　新島　雄

　28番　山下直也

　29番　中西　徹

　30番　谷口和樹

　31番　藤本眞利子

　32番　浦口高典

　33番　山田正彦

　34番　坂本　登

　35番　林　隆一

　36番　楠本文郎

　37番　高田由一

　38番　杉山俊雄

　39番　片桐章浩

　40番　奥村規子

　41番　尾﨑太郎

　42番　長坂隆司

欠席議員（なし）

〔備考〕

　６番　欠員

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説明のため出席した者

　知事　　　　　　　　　仁坂吉伸

　副知事　　　　　　　　下　宏

　理事　　　　　　　　　田嶋久嗣

　知事室長　　　　　　　赤坂武彦

　危機管理監　　　　　　福田充宏

　総務部長　　　　　　　吉村　顕

　企画部長　　　　　　　長尾尚佳

　環境生活部長　　　　　生駒　享

　福祉保健部長　　　　　志場紀之

　商工観光労働部長　　　寺本雅哉

　農林水産部長　　　　　山本佳之

　県土整備部長　　　　　福本仁志

　会計管理者　　　　　　中家秀起

　教育長　　　　　　　　宮﨑　泉

　公安委員会委員長　　　竹田純久

　警察本部長　　　　　　遠藤　剛

　人事委員会委員長　　　平田健正

　代表監査委員　　　　　森田康友

　選挙管理委員会委員長　小濱孝夫

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職務のため出席した事務局職員

　事務局長　　　　　　　出津野孝昭

　次長秘書広報室長事務取扱

　　　　　　　　　　　　浜野幸男

　議事課長　　　　　　　長田和直

　議事課副課長　　　　　岩井紀生

　議事課課長補佐兼議事班長

　　　　　　　　　　　　村嶋陽一

　議事課主任　　　　　　伊賀顕正

　議事課主任　　　　　　菅野清久

　議事課副主査　　　　　林　貞男

　総務課長　　　　　　　葛城泰洋

　総務課主事　　　　　　菅野明日香

　政策調査課長　　　　　神川充夫

　政策調査課政策班長　　𠮷田惠美子

　政策調査課主査　　　　稲垣貴也

　政策調査課副主査　　　田端和彦

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　　午前10時０分開議

○議長（森　礼子君）　これより本日の会議を開きます。

　この際、暫時休憩いたします。

　　午前10時０分休憩

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　　午後１時０分再開

○議長（森　礼子君）　休憩前に引き続き、会議を開きます。

　日程第１、議案第75号並びに報第３号及び報第４号を一括して議題とし、順次、常任委員会委員長及びIR対策特別委員会委員長の報告を求めます。

　総務委員会委員長新島　雄君。

　　〔新島　雄君、登壇〕（拍手）

○総務委員会委員長（新島　雄君）　総務委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。

　当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、知事専決処分報告２件であります。

　また、議案第75号の和歌山県特定複合観光施設区域整備計画におけるIR事業運営の能力・体制、観光及び地域経済の効果等について、議長から調査依頼がありました。

　委員会は、４月18日に予算・決算特別委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、報第３号及び報第４号は全会一致をもって原案のとおり承認すべきものと決しました。

　また、調査依頼のありました議案第75号の和歌山県特定複合観光施設区域整備計画におけるIR事業運営の能力・体制、観光及び地域経済の効果等につきましては、適当であると認めるが、次のとおり意見を付して議長に報告いたしました。

　和歌山IR株式会社が新たに株主及び役員等を追加しようとするときは、その旨を県に報告し、特定複合観光施設区域整備法に定めるカジノ免許の基準を踏まえ、信用調査を経た上で、県の承諾を得なければならないものとされたい。

　県は、和歌山県特定複合観光施設運営期間中において、IR事業者が実施協定や認定区域整備計画等に基づく水準等を満たして事業を実施しているか否かについてモニタリングを実施することに加え、当該事業が民設民営事業という点に十分配慮しつつ、公益的な観点から事業運営全般に対し、随時意見できる制度を構築されたい。

　次に、委員会審査における主な質問項目等を申し上げますと、企画部関係では、IR事業における資金計画等について、IR事業におけるコミットメントレター等についてであります。

　以上をもちまして、総務委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願いいたします。（拍手）

○議長（森　礼子君）　経済警察委員会委員長井出益弘君。

　　〔井出益弘君、登壇〕（拍手）

○経済警察委員会委員長（井出益弘君）　経済警察委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。

　議案第75号の和歌山県特定複合観光施設区域整備計画に係る公安委員会の同意について、議長から当委員会に調査依頼がありました。

　委員会は、４月18日、第３委員会室において開催し、当局から調査案件について説明を聴取した後、慎重に審査をいたしました結果、議案第75号の和歌山県特定複合観光施設区域整備計画に係る公安委員会の同意は、道路管理者も交えたより一層の交通渋滞対策の検討及び反社会勢力等による性風俗に係る行為の防止策の検討を行ってもらいたい旨の意見を付した上で、同意は適当である旨を議長に報告いたしました。

　次に、委員会審査における主な質問項目等を申し上げますと、IR事業により懸念される交通渋滞について、道路管理者も交えたより一層の対策の検討について、IR事業における暴力団等の反社会勢力の排除について、増員する警察官・警察職員の配分、増車する警察車両の配置及び新たに設置する交番の位置について、IR事業区域における性風俗対策についてであります。

　以上をもちまして、経済警察委員会の報告を終わります。何とぞ、よろしく御決定をお願いします。（拍手）

○議長（森　礼子君）　IR対策特別委員会委員長藤山将材君。

　　〔藤山将材君、登壇〕（拍手）

○IR対策特別委員会委員長（藤山将材君）　IR対策特別委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。

　当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案１件であります。

　委員会は、４月18日に予算・決算特別委員会室においてIR対策特別委員会の申合せを行い、委員会終了後、直ちに議長を通じ、総務委員会及び経済警察委員会に対し調査を依頼しました。

　その調査結果の報告を受けて、４月19日に予算・決算特別委員会室において委員会を開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第75号については賛成少数をもって否決すべきものと決しました。

　次に、付託議案に係る各委員の主な質疑項目等を申し上げますと、区域整備計画の認定申請の基準の疑義に係る観光庁への連絡・照会の有無の事実について、事業への参画企業名や委託先企業名の公表について、資金調達の裏づけ資料であるLOIやハイリーコンフィデントレターの内容について、邦銀の参画について、国内企業や地元地銀・信用金庫の参画について、クレアベストニームベンチャーズの資金力や資金調達方法、資金調達の確実性について、クレディ・スイスの資金調達手法について、資金計画における大阪IRとの確実性の違いについて、大阪IRとの競合について、事業者の経営の確実性について、IR計画に対する知事の意気込みと責任について、想定来場者数などの算定根拠について、依存症対策とギャンブルに対する子供への教育について、カジノ事業者の透明性の確保について、実施協定における違約金や履行保証金についてであります。

　以上をもちまして、IR対策特別委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をよろしくお願い申し上げます。（拍手）

○議長（森　礼子君）　以上で、常任委員会委員長及びIR対策特別委員会委員長の報告が終わりました。

　これより委員長報告に対する質疑に入ります。

　質疑はありませんか。

　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長（森　礼子君）　質疑なしと認めます。

　次に、討論に入ります。

　高田由一君から反対討論の通告がありますので、許可いたします。

　37番高田由一君。

　　〔高田由一君、登壇〕（拍手）

○高田由一君　日本共産党県議団を代表して、議案第75号に対する反対討論を行います。

　カジノIRの区域整備計画については、これまで私たちが指摘してきた疑問や問題点は何ら解決をされていません。県民合意もできていません。

　以上の理由で反対であることを表明して、討論といたします。（拍手）

○議長（森　礼子君）　以上で、討論を終結いたします。

　これより採決に入ります。

　この際、申し上げます。議案第75号については無記名投票をもって採決を行い、その後、知事専決処分報告報第３号及び報第４号については起立により採決を行うことといたします。

　まず、議案第75号特定複合観光施設区域の整備に関する計画の認定申請についてを採決いたします。

　議場を閉鎖いたします。

　　〔議場閉鎖〕

○議長（森　礼子君）　ただいまの出席議員数は、議長を除き40人であります。

　お諮りいたします。立会人に、16番冨安民浩君、26番多田純一君、34番坂本登君、37番高田由一君の４君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。

　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長（森　礼子君）　御異議なしと認めます。よって、立会人に以上の４君を指名いたします。

　念のため申し上げます。投票は無記名であります。投票用紙に、本案を原案どおり決することに賛成の諸君は「賛成」と、反対の諸君は「反対」と記載願います。

　なお、この際、白票は無効といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。

　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長（森　礼子君）　御異議なしと認めます。よって、白票は無効とすることに決定いたしました。

　投票用紙を配付いたします。

　　〔投票用紙配付〕

○議長（森　礼子君）　配付漏れはありませんか。

　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長（森　礼子君）　配付漏れなしと認めます。

　投票箱を改めます。

　　〔投票箱点検〕

○議長（森　礼子君）　異状なしと認めます。

　点呼に応じて順次投票願います。

　点呼いたします。

　　〔氏名点呼・投票〕

○議長（森　礼子君）　投票漏れはありませんか。

　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長（森　礼子君）　投票漏れなしと認めます。

　投票を終了いたします。

　議場の閉鎖を解きます。

　　〔議場開鎖〕

○議長（森　礼子君）　これより開票を行います。

　立会人の立会いをお願いいたします。

　　〔開票〕

○議長（森　礼子君）　投票の結果を報告いたします。

　投票総数40票、うち有効投票40票、無効投票なし。有効投票中、賛成18票、反対22票。

　以上のとおり、反対多数であります。よって、議案第75号は否決されました。

　次に、知事専決処分報告報第３号及び報第４号を採決いたします。

　本件に対する委員長報告は、いずれも承認であります。

　本件を委員長報告のとおり決することに賛成の諸君は御起立願います。

　　〔賛成者起立〕

○議長（森　礼子君）　起立全員であります。よって、本件は承認することに決定いたしました。

　以上で、今期臨時会に付議された諸案件の審議は全て終了いたしました。議員並びに関係各位の御精励に深く感謝を申し上げます。

　これをもって、令和４年４月臨時会を閉会いたします。

　　午後１時23分閉会