令和3年12月 和歌山県議会定例会会議録 第8号(全文)


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令和3年12月 和歌山県議会定例会会議録 第8号

議事日程 第8号

 令和3年12月17日(金曜日)

 午前10時開議

 第1 議案第141号及び議案第148号から議案第180号まで(委員長報告・同質疑・討論・表決)

 第2 意見書・決議案

 第3 常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件

 第4 特別委員会閉会中継続審査の件

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会議に付した事件

 第1 議案第141号及び議案第148号から議案第180号まで(委員長報告・同質疑・討論・表決)

 第2 意見書・決議案

 第3 常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件

 第4 特別委員会閉会中継続審査の件

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出席議員(42人)

 1番 鈴木德久

 2番 山家敏宏

 3番 中本浩精

 4番 堀 龍雄

 5番 藤山将材

 6番 岸本 健

 7番 井出益弘

 8番 宇治田栄蔵

 9番 北山慎一

 10番 玄素彰人

 11番 中西峰雄

 12番 秋月史成

 13番 森 礼子

 14番 濱口太史

 15番 尾崎要二

 16番 冨安民浩

 17番 川畑哲哉

 18番 玉木久登

 19番 鈴木太雄

 20番 岩田弘彦

 21番 吉井和視

 22番 谷 洋一

 23番 佐藤武治

 24番 岩井弘次

 25番 中 拓哉

 26番 多田純一

 27番 新島 雄

 28番 山下直也

 29番 中西 徹

 30番 谷口和樹

 31番 藤本眞利子

 32番 浦口高典

 33番 山田正彦

 34番 坂本 登

 35番 林 隆一

 36番 楠本文郎

 37番 高田由一

 38番 杉山俊雄

 39番 片桐章浩

 40番 奥村規子

 41番 尾﨑太郎

 42番 長坂隆司

欠席議員(なし)

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説明のため出席した者

 知事         仁坂吉伸

 副知事        下 宏

 理事         田嶋久嗣

 知事室長       赤坂武彦

 危機管理監      細川一也

 総務部長       吉村 顕

 企画部長       横山達伸

 環境生活部長     生駒 享

 福祉保健部長     志場紀之

 商工観光労働部長   寺本雅哉

 農林水産部長     岩本和也

 県土整備部長     安部勝也

 会計管理者      真田 昭

 教育長        宮﨑 泉

 公安委員会委員    細江美則

 警察本部長      遠藤 剛

 人事委員会委員長   平田健正

 代表監査委員     森田康友

 選挙管理委員会委員長 小濱孝夫

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職務のため出席した事務局職員

 事務局長       出津野孝昭

 次長         中井 寛

 議事課長       山田修平

 議事課副課長     岩井紀生

 議事課課長補佐兼議事班長

            岩﨑 亮

 議事課主任      伊賀顕正

 議事課主査      菅野清久

 議事課主事      松本 悠

 総務課長       須田剛司

 政策調査課長     神川充夫

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  午前10時0分開議

○議長(森 礼子君) これより本日の会議を開きます。

 この際、暫時休憩いたします。

  午前10時0分休憩

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  午後1時30分再開

○議長(森 礼子君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。

 日程第1、議案第141号及び議案第148号から議案第180号までを一括して議題とし、順次、常任委員会委員長の報告を求めます。

 福祉環境委員会委員長岩井弘次君。

  〔岩井弘次君、登壇〕(拍手)

○福祉環境委員会委員長(岩井弘次君) 福祉環境委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。

 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案6件であります。

 委員会は、12月14日、第2委員会室において開催し、福祉保健部、環境生活部の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第141号、議案第149号、議案第150号、議案第158号、議案第159号及び議案第178号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、委員会審査における主な質問項目等を申し上げますと、福祉保健部関係では、和歌山県子ども・女性・障害者相談センターにおける事件について、子供たちに関わる福祉施設職員採用の在り方について、性犯罪歴を持つ人物が教育や保育の現場などで働くことを制限する日本版DBSに対する考え方について、災害時における新型コロナウイルス感染症の検査体制について、被災者生活再建支援制度の充実について、新宮市立医療センターにおける来年3月以降の分娩予定の方の受入れや緊急時の対応について、公立病院の在り方について、和歌山市内の分娩取扱医療機関数とそれに対する県の考えについて、県内の診療科別における医師の不足感について、歩道の視覚障害者誘導用ブロックの維持管理について、身体障害者を対象とする教習所への運転補助装置購入の助成について、特別養護老人ホームへの入所決定の透明性と情報開示について、東京パラリンピック後における和歌山県福祉のまちづくり条例の方向性について、HPVワクチンの積極的な接種推奨が中止されていた間に機会を逃した方への対応について、環境生活部関係では、地域猫対策の実績と認定されて地域猫対策を行っている方に対する助言等について、外出困難な方に向けたリアルタイムのオンラインツアーについて、新型コロナの感染状況が落ち着いている中での南紀熊野ジオパークへの誘客やPRの取組について、(仮称)海南・紀美野風力発電事業の現状について、自然公園内の放置車両への対応について、自然環境の保全や啓発事業をSDGsの取組と併せて実施することについて、串本町の海岸などに漂着した軽石への対策について、和歌山市西庄の市有地に不法投棄されたごみへのその後の対応について、PCB含有塗料が使用されている県内の施設数について、飲酒運転根絶のための効果的な講習方法についてであります。

 以上をもちまして、福祉環境委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)

○議長(森 礼子君) 経済警察委員会委員長井出益弘君。

  〔井出益弘君、登壇〕(拍手)

○経済警察委員会委員長(井出益弘君) 経済警察委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。

 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案3件であります。

 委員会は、12月14日、第3委員会室において開催し、公安委員会、商工観光労働部・労働委員会の順に当局から付託案件等について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第141号、議案第160号及び議案第178号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、委員会審査における主な質問項目等を申し上げますと、公安委員会関係では、本県における暴力団活動の対策について、通学路の危険箇所対策について、運転免許更新における個人情報への配慮について、自転車の逆走防止について、散歩犬の小便対策について、飲酒運転対策「シリウス作戦Ⅱ」について、公務中の事故防止について、矢羽根型路面標示の活用について、商工観光労働部・労働委員会関係では、高校生の就職内定率について、わかやま飲食店応援・キャッシュレス普及促進事業について、原油価格の高騰について、わかやまリフレッシュプランについて、訪日モニターツアーへの対応とインバウンド再開に向けての対策について、不当労働行為救済申立てに係る審査業務の終結について、和歌山県勤労福祉会館の指定管理について、デジタル経営診断環境構築事業についてであります。

 以上をもちまして、経済警察委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)

○議長(森 礼子君) 農林水産委員会委員長谷 洋一君。

  〔谷 洋一君、登壇〕(拍手)

○農林水産委員会委員長(谷 洋一君) 農林水産委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。

 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案6件であります。

 委員会は、12月14日、第4委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第141号、議案第161号から議案第163号まで、議案第178号及び議案第180号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、委員会審査における主な質問項目等を申し上げますと、議会提出資料の内容訂正について、不適正な医薬品処理の状況と今後の取組について、海外での農林水産物・加工食品の販路拡大について、和農大ピクルスの評価と今後の取組について、鯨肉・ジビエを使った学校給食の評価と今後の取組について、スズメによる米の被害の現状と対策について、スマート林業における高性能林業機械の導入について、紀の国森づくり基金を使った間伐や公有林化について、公共施設における紀州材の利用促進について、スマート養殖の推進状況と今後の取組について、串本町における軽石の漂着について、ため池整備に係る補正予算についてであります。

 以上をもちまして、農林水産委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)

○議長(森 礼子君) 建設委員会委員長吉井和視君。

  〔吉井和視君、登壇〕(拍手)

○建設委員会委員長(吉井和視君) 建設委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。

 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案19件であります。

 委員会は、12月14日、第5委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第141号、議案第151号、議案第153号、議案第155号、議案第164号から議案第171号まで及び議案第174号から議案第180号までは全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、委員会審査における主な質問項目等を申し上げますと、県道西脇梅原線梅原交差点の渋滞緩和策のための交差点改良について、県道秋月海南線の向陽・日進中学校前における歩道の安全対策について、温暖化対策の面からの木材利用について、公共土木工事における木材利用の推進について、指定管理者制度の効果検証について、指定管理者制度における競争原理の働きについて、指定管理者制度における問題点について、工事事故についてであります。

 以上をもちまして、建設委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)

○議長(森 礼子君) 文教委員会委員長藤本眞利子君。

  〔藤本眞利子君、登壇〕(拍手)

○文教委員会委員長(藤本眞利子君) 文教委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。

 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案1件であります。

 委員会は、12月14日、第6委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第172号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、委員会審査における主な質問項目等を申し上げますと、県立高等学校の特色化について、県立高等学校の再編整備に係る教育の充実について、県立高等学校におけるオンラインでの授業について、オンラインを活用した学習に対する県教育委員会の考え方について、県内の学校における無線LANの整備状況について、学校におけるICTの活用状況について、特任高校について、県立高等学校の再編整備に係る県教育委員会の姿勢について、県立高等学校の再編整備に係る学級数及び1学級における生徒数について、県立高等学校の入学願書における性別欄の廃止について、県立高等学校の校則について、金融教育・消費者教育等について、就学援助制度について、オンライン学習通信費について、高等学校等入学準備費について、学校における授業時数の確保状況について、抗原簡易キットの配布状況及び保管方法について、学校における主権者教育についてであります。

 以上をもちまして、文教委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)

○議長(森 礼子君) 総務委員会委員長新島 雄君。

  〔新島 雄君、登壇〕(拍手)

○総務委員会委員長(新島 雄君) 総務委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。

 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案8件であります。

 委員会は、12月14日に第1委員会室において開催し、会計局、人事委員会、監査委員、選挙管理委員会、知事室、企画部、総務部の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第148号は賛成多数をもって、議案第141号、議案第152号、議案第154号、議案第156号、議案第157号、議案第173号及び議案第178号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、委員会審査における主な質問項目等を申し上げますと、人事委員会関係では、人事委員会勧告における公務運営の改善について、逮捕歴がある人の採用について、選挙管理委員会関係では、衆議院議員総選挙における投票率について、企画部関係では、IRについて、携帯電話の不感地域について、県のデジタル化の取組について、私立学校振興について、総務部関係では、紀の国森づくり税条例の一部を改正する条例について、和歌山市六十谷の水管橋崩落における県の考えについてであります。

 以上をもちまして、総務委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)

○議長(森 礼子君) 以上で、常任委員会委員長の報告が終わりました。

 これより委員長報告に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(森 礼子君) 質疑なしと認めます。

 次に、討論に入ります。

 杉山俊雄君から反対討論の通告がありますので、許可いたします。

 38番杉山俊雄君。

  〔杉山俊雄君、登壇〕(拍手)

○杉山俊雄君 日本共産党県議団を代表して、議案第148号紀の国森づくり税条例の一部を改正する条例について、反対討論を行います。

 紀の国森づくり税は、2007年度から課税され、県民税均等割の負担は、個人は一律500円、法人は均等割額の5%を超過課税されています。その後、5年ごとに延長されてきました。その間、公募事業での補助金不正受給の問題などがあり、第2期以降は県が直接実施する事業が基金事業の9割以上を占めるようになりました。その内容は、環境保全林整備事業や森林機能回復緊急間伐、あるいは森林の公的管理推進として新紀州御留林の購入などです。環境林の間伐推進や自然保護、防災などの点で基金活用事業自体は有意義なものが多いと考えています。そうであるなら、なおさら森づくり税のような特定目的のための税ではなく、広く一般の税財源から事業を行うべきではないでしょうか。

 一方、国の森林環境税が2024年度から個人住民税均等割の枠組みを用いて、国税として1人年額1000円を市町村から賦課徴収されることになっています。この税制に基づく森林環境譲与税は、既に県と市町村に下りてきていますが、主に市町村が森林の経営管理を行う財源となっています。

 問題は、紀の国森づくり税が個人の県民に課税されていることが知られていないということであります。昨年度の意識調査でも、県民の約8割が知りません。森林の保全などに使うという意義は理解されているようですが、ほとんどの県民が知らない税となっています。

 このように、森づくり税が知られていない実態や、国の森林環境税の課税が3年後に上乗せされること、また、コロナ禍での県民の暮らしの状況を考えれば、これまでどおりに継続するには県民との合意がなされていない状態だと考えます。

 したがって、本議案には反対し、討論とします。(拍手)

○議長(森 礼子君) 以上で、討論を終結いたします。

 これより採決に入ります。

 まず、議案第148号を採決いたします。

 本案に対する委員長報告は、原案可決であります。

 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。

  〔賛成者起立〕

○議長(森 礼子君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第141号及び議案第149号から議案第180号までを一括して採決いたします。

 本案に対する委員長報告は、いずれも原案可決であります。

 本案をいずれも委員長報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。

  〔賛成者起立〕

○議長(森 礼子君) 起立全員であります。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。

 次に日程第2、和議第54号「介護職種における外国人技能実習制度の見直しを求める意見書(案)」、和議第55号「「こども家庭庁」の早期設置を求める意見書(案)」、和議第56号「ヤングケアラーへの支援強化を求める意見書(案)」、和議第57号「定期接種の機会を逸した女性に対するヒトパピローマウイルスワクチン接種機会の確保及びより効果の高いがん予防対策を求める意見書(案)」、和議第58号「地域公共交通への支援の強化を求める意見書(案)」、和議第59号「シルバー人材センターに対する支援を求める意見書(案)」、和議第60号「参議院議員選挙における合区の解消に関する意見書(案)」、和議第61号「衆議院議員選挙制度の抜本的な改革を求める意見書(案)」、和議第62号「沖縄戦戦没者の遺骨等を含む土砂を埋立てに使用しないよう求める意見書(案)」、和議第63号「「土地利用規制法」に基づく注視区域の指定に当たり地元自治体の意見聴取を求める意見書(案)」、和議第64号「消費税インボイス制度の実施中止を求める意見書(案)」、和議第65号「北朝鮮による日本人拉致問題に対する理解を深めるための取組を推進する決議(案)」を議題といたします。

 案文は、お手元に配付しております。

 お諮りいたします。本案については、提出者の説明等を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(森 礼子君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。

 次に、討論に入ります。

 奥村規子君から反対討論の通告がありますので、許可いたします。

 40番奥村規子君。

  〔奥村規子君、登壇〕(拍手)

○奥村規子君 日本共産党県議団を代表し、四つの意見書・決議案に対する反対討論を行います。

 まず、和議第54号「介護職種における外国人技能実習制度の見直しを求める意見書(案)」についてです。

 同制度は、技能移転や国際貢献の名の下に、安価な労働力の供給手段として導入され、強制労働、低賃金、残業代不払い、強制貯金、パスポート取上げ、高額の保証金や違約金、強制帰国、セクハラと性的暴行などの人権侵害を続発させてきました。日本弁護士連合会は、構造的問題であるとして制度の廃止を求めています。苛酷な労働条件と低賃金を放置したまま外国人技能実習制度を広げることは、人道上大問題であり、反対です。

 次に、和議第55号「「こども家庭庁」の早期設置を求める意見書(案)」についてです。

 子供の命や権利を政治の中心に位置づけることは極めて重要です。しかし、子供をめぐる困難の大本は、格差の拡大で子供を産み育てることが難しい社会にし、子供の貧困を増やすなど、国民の切実な願いに歴代政権が背を向けてきたことが原因です。それらのことに無反省なまま、縦割り行政の弊害を理由にこども家庭庁を創設しても、根本問題は解決しません。

 次に、和議第59号「シルバー人材センターに対する支援を求める意見書(案)」についてです。

 消費税のインボイス制度による影響は、中小企業や個人事業主、フリーランス、小規模農家、シルバー人材センターに登録して働く高齢者など広範囲な人々に及びます。シルバー人材センターに限り支援を求める和議第59号には反対し、日本共産党県議団から対案を出させていただきましたので、よろしくお願いいたします。

 最後に、和議第65号「北朝鮮による日本人拉致問題に対する理解を深めるための取組を推進する決議(案)」についてです。

 私たちは、これまで北朝鮮による拉致問題の解決を求める意見書案には賛成してきました。しかし、今回の決議案は、政府の拉致問題対策本部作成アニメ「めぐみ」の上映促進を、県教育委員会を通じ学校等に周知することが求められています。教育現場での視聴の強要につながると考えます。また、ブルーリボン運動の趣旨は、自主的意思に基づくもののはずです。決議の中に入れることは、国民、県民への強要になりかねず、ふさわしくありません。

 以上で、意見書・決議案に対する反対討論を終わります。(拍手)

○議長(森 礼子君) 以上で、討論を終結いたします。

 これより採決に入ります。

 まず、和議第64号を採決いたします。

 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。

  〔賛成者起立〕

○議長(森 礼子君) 起立少数であります。よって、本案は否決されました。

 次に、和議第63号を採決いたします。

 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。

  〔賛成者起立〕

○議長(森 礼子君) 起立少数であります。よって、本案は否決されました。

 次に、和議第62号を採決いたします。

 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。

  〔賛成者起立〕

○議長(森 礼子君) 起立少数であります。よって、本案は否決されました。

 次に、和議第65号を採決いたします。

 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。

  〔賛成者起立〕

○議長(森 礼子君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。

 次に、和議第55号を採決いたします。

 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。

  〔賛成者起立〕

○議長(森 礼子君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。

 次に、和議第54号及び和議第59号を一括して採決いたします。

 本案をいずれも原案のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。

  〔賛成者起立〕

○議長(森 礼子君) 起立多数であります。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。

 次に、和議第56号から和議第58号まで、和議第60号及び和議第61号を一括して採決いたします。

 本案をいずれも原案のとおり決することに御異議ございませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(森 礼子君) 御異議なしと認めます。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。

 次に日程第3、常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件を議題といたします。

 お諮りいたします。お手元に配付しております「継続審査を要する所管事務調査件名表」及び「継続審査を要する担任事務調査件名表」のとおり、それぞれ閉会中の継続審査として付議することに御異議ございませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(森 礼子君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。

 次に日程第4、特別委員会閉会中継続審査の件を議題といたします。

 お諮りいたします。防災・国土強靱化対策特別委員会、人権・少子高齢化問題等対策特別委員会、行政改革・基本計画等に関する特別委員会、半島振興・地方創生対策特別委員会、予算特別委員会及びIR対策特別委員会の各特別委員会に付議されたそれぞれの問題について、さらに閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(森 礼子君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。

 以上で、今期定例会に付議された諸案件の審議は全て終了いたしました。

 年末多端の折、各位には御精励賜り、深く感謝申し上げます。どうか健康に留意され、新しい年を迎えて、ますます県勢発展のため御活躍されますことを心から祈念いたします。

 これをもって、令和3年12月定例会を閉会いたします。

  午後2時4分閉会

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