令和3年12月 和歌山県議会定例会会議録 第1号(全文)


◆ 汎用性を考慮してJIS第1・2水準文字の範囲で表示しているものもあるため、人名等、会議録正本とは一部表記の異なることがあります。人名等の正しい表記については「人名等の正しい表記」をご覧ください。

令和3年12月 和歌山県議会定例会会議録 第1号

議事日程 第1号

 令和3年11月29日(月曜日)

 午前10時開会・開議

 第1 会議録署名議員の指名

 第2 会期決定の件

 第3 議案第140号から議案第177号まで(当局説明)

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会議に付した事件

 第1 会議録署名議員の指名

 第2 会期決定の件

 第3 議案第140号から議案第177号まで(当局説明)

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出席議員(41人)

 1番 鈴木德久

 2番 山家敏宏

 3番 中本浩精

 4番 堀 龍雄

 5番 藤山将材

 6番 岸本 健

 7番 井出益弘

 8番 宇治田栄蔵

 9番 北山慎一

 10番 玄素彰人

 12番 秋月史成

 13番 森 礼子

 14番 濱口太史

 15番 尾崎要二

 16番 冨安民浩

 17番 川畑哲哉

 18番 玉木久登

 19番 鈴木太雄

 20番 岩田弘彦

 21番 吉井和視

 22番 谷 洋一

 23番 佐藤武治

 24番 岩井弘次

 25番 中 拓哉

 26番 多田純一

 27番 新島 雄

 28番 山下直也

 29番 中西 徹

 30番 谷口和樹

 31番 藤本眞利子

 32番 浦口高典

 33番 山田正彦

 34番 坂本 登

 35番 林 隆一

 36番 楠本文郎

 37番 高田由一

 38番 杉山俊雄

 39番 片桐章浩

 40番 奥村規子

 41番 尾﨑太郎

 42番 長坂隆司

欠席議員(1人)

 11番 中西峰雄

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説明のため出席した者

 知事         仁坂吉伸

 副知事        下 宏

 理事         田嶋久嗣

 知事室長       赤坂武彦

 危機管理監      細川一也

 総務部長       吉村 顕

 企画部長       横山達伸

 環境生活部長     生駒 享

 福祉保健部長     志場紀之

 商工観光労働部長   寺本雅哉

 農林水産部長     岩本和也

 県土整備部長     安部勝也

 会計管理者      真田 昭

 教育長        宮﨑 泉

 公安委員会委員長   竹田純久

 警察本部長      遠藤 剛

 人事委員会委員長   平田健正

 代表監査委員     森田康友

 選挙管理委員会委員長 小濱孝夫

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職務のため出席した事務局職員

 事務局長       出津野孝昭

 次長         中井 寛

 議事課長       山田修平

 議事課副課長     岩井紀生

 議事課課長補佐兼議事班長

            岩﨑 亮

 議事課主任      伊賀顕正

 議事課主査      菅野清久

 議事課主事      松本 悠

 総務課長       須田剛司

 政策調査課長     神川充夫

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  午前10時0分開会・開議

○議長(森 礼子君) ただいまから、令和3年12月定例会を開会いたします。

 これより本日の会議を開きます。

 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 今期定例会の会議録署名議員は、14番濱口太史君、31番藤本眞利子君、33番山田正彦君の3君を指名いたします。

 次に日程第2、会期決定の件を議題といたします。

 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から12月17日までの19日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(森 礼子君) 御異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は本日から12月17日までの19日間と決定いたしました。

 この際、暫時休憩いたします。

  午前10時1分休憩

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  午前10時59分再開

○議長(森 礼子君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。

 この際、諸般の報告をいたします。

 知事から地方自治法第180条第1項の規定による知事専決処分報告が、監査委員から監査報告及び現金出納検査実施結果の報告がありました。いずれもお手元に配付しておりますので、御了承願います。

 なお、人事委員会から職員の給与等に関する報告及び勧告がありましたが、この写しは既に各議員に送付されておりますので、申し添えます。

 次に、今期定例会に提出された議案は、お手元に配付のとおり、議案第140号から議案第177号までの計38件であります。

 なお、議案第143号から議案第147号までは、いずれも職員に関する条例議案でありますので、地方公務員法第5条第2項の規定により人事委員会の意見を徴しましたところ、文書により回答がありました。お手元に配付しておりますので、御了承願います。

 次に日程第3、議案第140号から議案第177号までを一括して議題といたします。

 まず、当局の説明を求めます。

 知事仁坂吉伸君。

  〔仁坂吉伸君、登壇〕

○知事(仁坂吉伸君) 令和3年12月定例会に御参集いただき、厚く御礼を申し上げます。

 それでは、ただいま上程されました諸議案の提案理由を説明するに先立ち、県政の最近の動きについて御説明申し上げます。

 まず、紀の国わかやま文化祭2021についてでございます。

 天皇皇后両陛下がオンラインで御臨席の下、10月30日に開催された開会式を皮切りに、本県の魅力あふれる文化を発信するイベントが県内各地で行われ、大成功のうちに幕を閉じました。コロナ禍で様々な困難がありましたが、それらを乗り越え、参加した全ての人が感動と喜びを分かち合い、まさに文化の底力を感じることができました。皆様に元気と勇気を届けるすばらしい大会になったと思います。

 この文化祭を通じて培った財産、そして自信や誇りを未来へ継承し、元気な和歌山の実現につなげてまいります。

 次に、10月3日に和歌山市六十谷水管橋の一部が崩落し、和歌山市北部の約6万世帯が断水となり、約13万8000人に影響を及ぼしました。県では、直ちに和歌山市へ職員を派遣して情報収集を行ったほか、自衛隊への給水車の応援要請や備蓄飲料水、給水袋の手配など断水対応を支援いたしました。同月10日には全域で断水が解消されましたが、県では、この教訓を踏まえ、このようなことが二度と起こらないよう、国や市町村、民間事業者と連携し、県民の生命や生活に関わる全てのライフラインについて、災害に対するリダンダンシー点検を実施しているところです。

 次に、新型コロナウイルス感染症への対応でございます。

 初めに、新型コロナウイルス感染症により、亡くなられた方々に対して哀悼の意を表するとともに、今も療養中の方々の一日も早い回復をお祈り申し上げます。

 9月末に緊急事態宣言が解除されて以降、新規感染者数は全国的に急速に減少し、落ち着きを取り戻しつつあります。しかし、新型コロナとの闘いはまだ終わったわけではありません。今後も油断することなく、徹底した感染防止対策を継続するとともに、ワクチン接種体制の確保にも万全を期してまいります。あわせて、コロナ禍で影響を受けた事業者に対し、先般閣議決定した国の経済対策も活用しながら、必要な対策を迅速に講じることで地域経済を支えてまいります。

 次に、本県の発展への礎となる道路整備についてでございます。

 西日本高速道路株式会社により整備が進められている有田─印南間の4車線化について、12月18日に完成する見込みとなりました。4車線化の延伸を待ち望んでいた本県にとって大変喜ばしく、県議会の皆様をはじめ、これまで御尽力いただいた全ての方々に心から御礼申し上げます。県としましては、大阪・関西万博の効果が最大限に発揮されるよう、残る印南─南紀田辺間の4車線化及び紀伊半島一周高速道路の早期実現に向けた事業推進について、国をはじめ関係機関に強く働きかけてまいります。

 次の時代を見据えた取組も着実に進めています。

 まず、コロナ禍における地方分散の動きを捉え、本県への移住や企業誘致を進めるため、10月15日に富士通株式会社とワーケーション・移住に関する連携協定を締結するとともに、南紀白浜空港展望広場内において、官民連携でのビジネス拠点整備に着手するなど、営業活動や受入れ体制を強化しています。また、10月にベトナム向け日本産温州ミカンの輸出が解禁されたことを受け、JAグループ和歌山やジェトロと連携し、国内産地のトップを切って輸出するなど、海外市場開拓に向けた取組を加速しています。さらに、世界で高い評価を得ている著名なガイドブック「ミシュランガイド」に本県の飲食店が初めて掲載されたことは大変うれしいことであり、海外との交流再開に向けた動きが進む中、これを機に国内外から多くの方にお越しいただけるよう、引き続き取り組んでまいります。

 次に、IR(統合型リゾート施設)の誘致につきましては、クレアベストニームベンチャーズ株式会社及びクレアベストグループインコーポレーテッドのコンソーシアムと共同し、来年4月28日が期限とされている国への区域認定申請に向けた取組を進めてまいります。

 次に、令和4年度新政策の方針についてでございます。

 来年度の新政策では、ポストコロナ時代に挑み、和歌山を飛躍させる観点から、「新しい世界で飛躍する和歌山」、「飛躍を支える基盤づくり」の二つの政策を柱として、新たな施策を展開してまいります。

 まず、一つ目の柱では、コロナ禍を契機とした社会変革を和歌山の発展につなげることができるよう、DX和歌山の推進や、戦略的な移住促進対策の展開、宇宙関連産業をはじめとした新産業創出などを強力に推し進めてまいります。

 二つ目の柱では、長期化するコロナ禍から暮らしと経済を守るための取組や、子育て環境の充実、防災・減災対策や成長を支えるインフラ整備など、本県の飛躍を支える基盤づくりを着実に進めることで、和歌山の力強い発展につなげてまいります。

 今後、具体的な個々の施策について、県議会をはじめ広く県民の皆様から御意見を承りながら、予算編成の中で検討を深め、2月議会に関連予算を提案させていただきますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。

 続きまして、ただいま上程されました諸議案の提案理由を御説明申し上げます。

 まず、議案第140号は、新型コロナウイルス感染症により影響を受けた業種のうち、売上げが30%以上減少している事業者に対し、従業員数に応じて支援金を支給する経費や、売上げが落ち込んだ県内飲食業における消費喚起及びキャッシュレス決済の普及促進のため、キャッシュレス決済の利用者に対し、決済額の20%をポイント還元する経費として、一般会計で総額28億4100万円余の補正予算について、早期の議決をお願いするものであります。

 次に、議案第141号については、一般会計で総額9億6500万円余の補正予算をお願いするものです。

 主なものとして、新型コロナウイルス感染症の影響により苦境にある地域鉄道事業者、広域幹線バス事業者、貸切りバス事業者の事業継続を支援する経費や、介護・障害福祉サービス事業所等における感染防止対策の強化を支援する経費を計上しております。

 続きまして、条例案件等について、その主なものを御説明申し上げます。

 議案第142号は、知事及び副知事の期末手当の支給割合を改定するもの、議案第143号から議案第147号は、10月18日の県人事委員会勧告を踏まえ、一般職の職員の給与について、期末手当の支給割合を改定するものであり、早期の議決をお願いするものであります。

 議案第148号は、紀の国森づくり税について、県民税の均等割の税率の特例措置の適用期間を延長するとともに、所要の改正を行うもの、議案第149号は、民法の一部改正により青少年の定義を改めるもの、議案第150号は、民法及び未成年者喫煙禁止法の一部改正に伴い所要の改正を行うとともに、規定の整備を行うものです。

 次に、議案第153号は建設事業施行に伴う市町村負担金について、議案第154号は令和4年度中における当せん金付証票の発売総額を決定するもの、議案第155号は訴訟の提起について、議案第156号から議案第172号は公の施設に係る指定管理者の指定について、議案第173号から議案第176号は工事請負契約の締結について、議案第177号は工事請負変更契約の締結について、それぞれ議決をお願いするものです。

 次に、諸報第32号から諸報第44号は、地方自治法第180条第1項の規定に基づく委任専決処分報告です。

 何とぞ、御審議の上、御賛同賜りますようにお願い申し上げます。

○議長(森 礼子君) 以上で、当局の説明が終わりました。

 この際、永年勤続功労議員に対する総務大臣からの感謝状及び全国都道府県議会議長会からの表彰状の伝達を行うため、このまま暫時休憩いたします。

  午前11時12分休憩

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○事務局長(出津野孝昭君) ただいまから、永年勤続功労議員に対する総務大臣からの感謝状の伝達式を行います。

 議員在職35年以上で感謝状を授与されました井出益弘殿。

○議長(森 礼子君) 感謝状 和歌山県 井出益弘殿 あなたは35年以上の永きにわたり県議会議員として地方自治の振興発展に寄与され住民福祉の向上に尽くされた功績は誠に顕著であります よってここに深く感謝の意を表します 令和3年10月5日 総務大臣 金子恭之

  〔議長から感謝状を伝達〕(拍手)

○事務局長(出津野孝昭君) 続きまして、永年勤続功労議員に対する全国都道府県議会議長会からの表彰状の伝達式を行います。

 議員在職35年以上で表彰を受けられました井出益弘殿。

○議長(森 礼子君) 表彰状 井出益弘殿 あなたは和歌山県議会議員として在職35年以上に及び地方自治の発展に努力された功績は誠に顕著であります よってここにその功労をたたえ表彰します 令和3年10月28日 全国都道府県議会議長会

  〔議長から表彰状を伝達〕(拍手)

○事務局長(出津野孝昭君) 次に、議員在職30年以上で表彰を受けられました冨安民浩殿。

○議長(森 礼子君) 表彰状 冨安民浩殿 あなたは和歌山県議会議員として在職30年以上に及び地方自治の発展に努力された功績は誠に顕著であります よってここにその功労をたたえ表彰します 令和3年10月28日 全国都道府県議会議長会

  〔議長から表彰状を伝達〕(拍手)

○事務局長(出津野孝昭君) 同じく、議員在職30年以上で表彰を受けられました吉井和視殿。

○議長(森 礼子君) 表彰状 吉井和視殿 あなたは和歌山県議会議員として在職30年以上に及び地方自治の発展に努力された功績は誠に顕著であります よってここにその功労をたたえ表彰します 令和3年10月28日 全国都道府県議会議長会

  〔議長から表彰状を伝達〕(拍手)

○事務局長(出津野孝昭君) 次に、議員在職25年以上で表彰を受けられました長坂隆司殿。

○議長(森 礼子君) 表彰状 長坂隆司殿 あなたは和歌山県議会議員として在職25年以上に及び地方自治の発展に努力された功績は誠に顕著であります よってここにその功労をたたえ表彰します 令和3年10月28日 全国都道府県議会議長会

  〔議長から表彰状を伝達〕(拍手)

○事務局長(出津野孝昭君) 次に、議員在職15年以上で表彰を受けられました浦口高典殿。

○議長(森 礼子君) 表彰状 浦口高典殿 あなたは和歌山県議会議員として在職15年以上に及び地方自治の発展に努力された功績は誠に顕著であります よってここにその功労をたたえ表彰します 令和3年10月28日 全国都道府県議会議長会

  〔議長から表彰状を伝達〕(拍手)

○事務局長(出津野孝昭君) 次に、議員在職10年以上で表彰を受けられました高田由一殿。

○議長(森 礼子君) 表彰状 高田由一殿 あなたは和歌山県議会議員として在職10年以上に及び地方自治の発展に努力された功績は誠に顕著であります よってここにその功労をたたえ表彰します 令和3年10月28日 全国都道府県議会議長会

  〔議長から表彰状を伝達〕(拍手)

○事務局長(出津野孝昭君) 同じく、議員在職10年以上で表彰を受けられました濱口太史殿。

○議長(森 礼子君) 表彰状 濱口太史殿 あなたは和歌山県議会議員として在職10年以上に及び地方自治の発展に努力された功績は誠に顕著であります よってここにその功労をたたえ表彰します 令和3年10月28日 全国都道府県議会議長会

  〔議長から表彰状を伝達〕(拍手)

○事務局長(出津野孝昭君) 同じく、議員在職10年以上で表彰を受けられました鈴木太雄殿。

○議長(森 礼子君) 表彰状 鈴木太雄殿 あなたは和歌山県議会議員として在職10年以上に及び地方自治の発展に努力された功績は誠に顕著であります よってここにその功労をたたえ表彰します 令和3年10月28日 全国都道府県議会議長会

  〔議長から表彰状を伝達〕(拍手)

○事務局長(出津野孝昭君) 同じく、議員在職10年以上で表彰を受けられました谷口和樹殿。

○議長(森 礼子君) 表彰状 谷口和樹殿 あなたは和歌山県議会議員として在職10年以上に及び地方自治の発展に努力された功績は誠に顕著であります よってここにその功労をたたえ表彰します 令和3年10月28日 全国都道府県議会議長会

  〔議長から表彰状を伝達〕(拍手)

○事務局長(出津野孝昭君) 以上で、感謝状及び表彰状の伝達が終わりました。

 ここで、仁坂知事から御祝辞がございます。

  〔仁坂吉伸君、登壇〕

○知事(仁坂吉伸君) このたび、35年以上の永年勤続により総務大臣感謝状及び全国議長会から自治功労表彰を受けられました井出益弘議員、30年以上の永年勤続功労議員表彰を受けられました冨安民浩議員、吉井和視議員、25年以上の永年勤続功労議員表彰を受けられました長坂隆司議員、15年以上の永年勤続功労議員表彰を受けられました浦口高典議員、そして10年以上の永年勤続功労議員表彰を受けられました高田由一議員、濱口太史議員、鈴木太雄議員、谷口和樹議員に心からお祝いを申し上げます。

 これまでの長きにわたる議員生活を振り返られ、感慨もひとしおのことと存じます。皆様方は、今日に至るまで、県民の期待と信頼に応え、様々な分野において優れた手腕を発揮され、和歌山県の発展のために力を尽くしてこられました。長年の御功労に対し、心から感謝を申し上げますとともに、深く敬意を表する次第であります。

 県では、引き続き保健医療行政による徹底した感染防止対策を行うとともに、地域経済を支えるため、長引くコロナ禍により甚大な影響を受けている県内事業者や、困難な状況にある方々への支援を行ってまいります。加えて、行政サービスのデジタル化など、時代の流れに適切かつ迅速に対応していくための取組を進めていく所存でございます。

 皆様方には、健康に十分御留意され、今後ともその豊富な経験と卓越した御見識を生かし、さらなる県勢発展のため、なお一層御活躍されますことを祈念申し上げ、お祝いの言葉といたします。誠におめでとうございました。

 令和3年11月29日 和歌山県知事仁坂吉伸

○事務局長(出津野孝昭君) 続きまして、被表彰議員を代表されまして井出益弘議員から御挨拶がございます。

  〔井出益弘君、登壇〕

○井出益弘君 このたびの受賞者を代表させていただきまして、一言御挨拶申し上げます。

 私も35年というこの表彰をいただいたのは、本当に振り返ってみると、いろんな人のお世話になったり、あるいは嫌われ役をやったりとかあったなあと思い出しております。まず、私の後援会の皆さんにも本当に御苦労をかけて、県議会、1回目は落選ですけど、11回戦っていただいて1敗10勝です。今日の皆さんも本当に何期、何期と重ねられて、多分いろんな思い出があるんだと思います。

 私は、政治をやらせていただく人間として、一番今まで基本的なこれだけはという考えがあります。それは、やはり嫌なことでもできるだけ逃げない、そしてできるだけいい方法というか、県民の皆さんの代表としてどういうことが一番ええかなあというのを考える、そして、いろんな人と話をするときに、できるだけというか、本音で、本心で、うそを言わない、あるいはその場逃れの話をしないというようなことを基本にやっておりまして、まず信頼される人間になろうと、いろいろ要領が悪くても信頼される人間になろう。そしてまた、皆さんには信頼していただける、あれはうそを言えへんと、あるいは本音で話できる相手やと言っていただけるような、そういうような人間になろうということが一番の私の基本でありました。これからも、それは続けていきたいと思います。

 どうか同僚の議員の皆さんも、何か35年やった人間がそんなこと言うてたなあというのをまた参考にしていただけるようなことがあったらありがたいなと。

 そして、仁坂知事をはじめ当局の皆さんにも、県民の代表として相談に行くときは、できるだけいろんなことは対応してやってほしいと。だけど、なかなかできないことは、やっぱりあんまりその場逃れで後送りすると、我々がうそを言うたことになってしまうんで、そういうことも精いっぱいの対応をしていただける──いただけてきたと思うけど、今後ともそれ以上に頑張っていただきたいと。

 そして、新型コロナのこの時期ですから、私は仁坂知事が本当にいい選択をしてくれて、いろんなところからも和歌山県はええなあと、和歌山方式はええなあと言ってくれるのも本当に誇りに思っていますけど、これからも和歌山をもっともっと元気な和歌山になるようにひとつ、そしてまた、孫子の末まで和歌山はすばらしい、住んでよかった、あるいは和歌山へ来てよかったと言ってもらえるような県になるように一緒に頑張ろうではありませんか。

 本日は、どうもありがとうございました。(拍手)

○事務局長(出津野孝昭君) これをもちまして、感謝状及び表彰状の伝達式を終わります。

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  午前11時32分再開

○議長(森 礼子君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。

 この際、新任者を御紹介申し上げます。

 まず、9月28日、教育委員会の委員に任命同意され、10月15日、就任されました原田晋平君を御紹介申し上げます。

  〔原田晋平君、起立・一礼〕(拍手)

○議長(森 礼子君) 次に、9月28日、公安委員会の委員に任命同意され、10月13日、委員長に就任されました竹田純久君を御紹介申し上げます。

  〔竹田純久君、起立・一礼〕(拍手)

○議長(森 礼子君) 次に、11月26日付で警察本部長に就任いたしました遠藤剛君を御紹介申し上げます。

  〔遠藤 剛君、起立・一礼〕(拍手)

○議長(森 礼子君) 明日も定刻より会議を開きます。

 本日は、これをもって散会いたします。

  午前11時33分散会

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