令和3年2月 和歌山県議会定例会会議録 第9号(全文)


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令和3年2月 和歌山県議会定例会会議録 第9号

議事日程 第9号

 令和3年3月18日(木曜日)

 午前10時開議

 第1 議案第1号から議案第17号まで、議案第34号から議案第59号まで、議案第61号から議案第64号まで、議案第66号から議案第70号まで及び議案第73号から議案第85号まで並びに請願1件(委員長報告・同質疑・討論・表決)

 第2 議案第86号から議案第102号まで(質疑・委員会付託等省略・表決)

 第3 選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙

 第4 意見書・決議案

 第5 常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件

 第6 特別委員会閉会中継続審査の件

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会議に付した事件

 第1 議案第1号から議案第17号まで、議案第34号から議案第59号まで、議案第61号から議案第64号まで、議案第66号から議案第70号まで及び議案第73号から議案第85号まで並びに請願1件(委員長報告・同質疑・討論・表決)

 第2 議案第86号から議案第102号まで(質疑・委員会付託等省略・表決)

 第3 議員提出議案第1号(提出者説明等省略・表決)

 第4 選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙

 第5 意見書案

 第6 常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件

 第7 特別委員会閉会中継続審査の件

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出席議員(42人)

 1番 鈴木德久

 2番 山家敏宏

 3番 中本浩精

 4番 堀 龍雄

 5番 藤山将材

 6番 岸本 健

 7番 井出益弘

 8番 宇治田栄蔵

 9番 北山慎一

 10番 玄素彰人

 11番 中西峰雄

 12番 秋月史成

 13番 森 礼子

 14番 濱口太史

 15番 尾崎要二

 16番 冨安民浩

 17番 川畑哲哉

 18番 玉木久登

 19番 鈴木太雄

 20番 岩田弘彦

 21番 吉井和視

 22番 谷 洋一

 23番 佐藤武治

 24番 岩井弘次

 25番 中 拓哉

 26番 多田純一

 27番 新島 雄

 28番 山下直也

 29番 中西 徹

 30番 谷口和樹

 31番 藤本眞利子

 32番 浦口高典

 33番 山田正彦

 34番 坂本 登

 35番 林 隆一

 36番 楠本文郎

 37番 高田由一

 38番 杉山俊雄

 39番 片桐章浩

 40番 奥村規子

 41番 尾﨑太郎

 42番 長坂隆司

欠席議員(なし)

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説明のため出席した者

 知事         仁坂吉伸

 副知事        下 宏

 知事室長       細川一也

 危機管理監      森田康友

 総務部長       田村一郎

 企画部長       田嶋久嗣

 環境生活部長     田中一寿

 福祉保健部長     宮本浩之

 商工観光労働部長   大山 茂

 農林水産部長     角谷博史

 県土整備部長     庄司 勝

 会計管理者      城本 剛

 教育長        宮﨑 泉

 公安委員会委員長   中野幸生

 警察本部長      親家和仁

 人事委員会委員長   平田健正

 代表監査委員     保田栄一

 選挙管理委員会委員長 小濱孝夫

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職務のため出席した事務局職員

 事務局長       中川敦之

 次長         井邊正人

 議事課長       山田修平

 議事課副課長     岩井紀生

 議事課議事班長    岸裏真延

 議事課主査      松田太郎

 議事課主査      伊賀顕正

 議事課主事      松本 悠

 総務課長       嶋岡真志

 総務課総務班長    岩谷隆哉

 総務課主事      泉 萌々香

 政策調査課長     神川充夫

 政策調査課政策班長  中村安隆

 政策調査課主査    稲垣貴也

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  午前10時0分開議

○議長(岸本 健君) これより本日の会議を開きます。

 この際、暫時休憩いたします。

  午前10時0分休憩

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  午後1時30分再開

○議長(岸本 健君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。

 日程第1、議案第1号から議案第17号まで、議案第34号から議案第59号まで、議案第61号から議案第64号まで、議案第66号から議案第70号まで及び議案第73号から議案第85号まで並びに今期定例会の請願1件の計66件を一括して議題とし、順次、常任委員会委員長及び予算特別委員会委員長の報告を求めます。

 農林水産委員会委員長谷口和樹君。

  〔谷口和樹君、登壇〕(拍手)

○農林水産委員会委員長(谷口和樹君) 農林水産委員会における審査の経過並びに結果について、御報告を申し上げます。

 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案1件であります。また、令和3年度当初予算関係議案のうち、当委員会所管分について議長から調査依頼がありました。

 委員会は、3月15日、第4委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第64号については全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。

 また、調査依頼のありました予算関係議案については、適当である旨、議長に報告いたしました。

 次に、委員会審査における主な質問項目等を申し上げますと、eコマースサイトでの送料に対する県負担について、本県の野菜や魚介類、キノコ等の機能性PRについて、獣医師確保のための取組について、熊野牛の子牛配布について、町なか緑化を支援する県の取組について、緑花木等の活用推進のための植木農家への支援策について、ジビエの販売状況と今後の展開について、木製ガードレールの強度向上と設置促進について、本県でのサンマとクロマグロの漁獲状況、管理措置状況について、森林環境譲与税を活用した本県での取組について、本県での有害鳥獣の捕獲状況についてであります。

 以上をもちまして、農林水産委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)

○議長(岸本 健君) 建設委員会委員長中本浩精君。

  〔中本浩精君、登壇〕(拍手)

○建設委員会委員長(中本浩精君) 建設委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。

 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案13件であります。また、令和3年度当初予算関係議案のうち、当委員会所管分について議長から調査依頼がありました。

 委員会は、3月15日、第5委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第53号及び議案第54号は賛成多数で継続審査すべきものと決し、議案第51号、議案第52号、議案第64号、議案第67号、議案第70号、議案第74号から議案第76号まで及び議案第83号から議案第85号までについては全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。

 また、調査依頼のありました予算関係議案については、適当である旨、議長に報告いたしました。

 次に、委員会審査における主な質問項目等を申し上げますと、殿山ダム上流の堆砂状況と対策について、河道内伐採樹木のバイオマス発電等への活用状況について、県営住宅の家賃等の債権管理について、県による県営住宅共益費の徴収に係る条例改正議案について、和歌山マリーナ南側駐車場の案件について、南紀白浜空港の駐機場整備と新規路線の誘致について、南紀白浜空港の国際線ターミナルのオープンについて、市町村負担金について、危険な空き家の対策について、利用可能な空き家の有効活用について、人口減少、空き家が多いという状況下における公営住宅の整備について、河川愛護会についてであります。

 以上をもちまして、建設委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をよろしくお願いいたします。(拍手)

○議長(岸本 健君) 文教委員会委員長中 拓哉君。

  〔中 拓哉君、登壇〕(拍手)

○文教委員会委員長(中 拓哉君) 文教委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。

 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案6件であります。また、令和3年度当初予算関係議案のうち、当委員会所管分について議長から調査依頼がありました。

 委員会は、3月15日、第6委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第55号から議案第59号まで及び議案第68号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。

 また、調査依頼のありました予算関係議案につきましては、適当である旨、議長に報告いたしました。

 次に、委員会審査における主な質問項目等を申し上げますと、学校における会計年度任用職員の業務等の把握状況について、学校における会計年度任用職員と教員との関係について、退職した教員が再任用職員として働く割合について、学びのセーフティネットの内容について、わかやま農業教育一貫プロジェクトの内容について、学校運営協議会の開催状況について、県立高等学校におけるトイレの改修計画について、高等学校卒業予定者の企業への就職に係る一人一社制度の変更について、長期休業による子供の負担について、読書を楽しむ習慣づくり事業におけるタブレット端末の活用について、県立高等学校再編整備実施計画作成に向けた手順について、県立高等学校における県内修学旅行の実施状況について、教育委員会の予算の確保について、県立中学校の在り方に対する総括について、和歌山県大学生等進学支援金貸与条例における貸与条件の基準について、三四六総合運動公園の管理について、施設名称の表記について、郭家住宅の保存に係る進捗状況について、指定管理者による駐車場料金の取扱いについてであります。

 以上をもちまして、文教委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)

○議長(岸本 健君) 総務委員会委員長中西峰雄君。

  〔中西峰雄君、登壇〕(拍手)

○総務委員会委員長(中西峰雄君) 総務委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。

 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案15件であります。また、令和3年度当初予算関係議案のうち、当委員会所管分について議長から調査依頼がありました。

 委員会は、3月15日及び17日、第1委員会室において開催し、会計局、人事委員会、監査委員、選挙管理委員会、議会事務局、知事室、企画部、総務部の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第42号は賛成多数をもって、議案第34号から議案第41号まで、議案第43号、議案第63号、議案第66号及び議案第77号から議案第79号までは全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。

 また、調査依頼のありました予算関係議案につきましては、適当である旨、議長に報告いたしました。

 次に、委員会審査における主な質問項目等を申し上げますと、選挙管理委員会関係では、投票率向上に係る取組について、知事室関係では、県有施設等の見学希望への対応について、新型コロナウイルスワクチン接種に係る県民への広報について、企画部関係では、県勢活性化企画調整事業について、IR推進事業について、友好(姉妹)提携等交流推進事業について、統計調査員の確保について、庁内システム運用管理事業について、サイクリングロード利用促進と安全対策について、地域交通確保維持改善事業について、同和問題(部落差別)に関する県民意識調査事業について、総務部関係では、令和3年度当初予算の歳入について、県債に対する交付税措置について、会計年度任用職員の期末手当について、税収確保推進支援事業について、デジタル化推進に伴う高齢者等への配慮について、事務の見直しの推進について、指定管理者制度についてであります。

 以上をもちまして、総務委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)

○議長(岸本 健君) 福祉環境委員会委員長玉木久登君。

  〔玉木久登君、登壇〕(拍手)

○福祉環境委員会委員長(玉木久登君) 福祉環境委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。

 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案6件であります。また、令和3年度当初予算関係議案のうち、当委員会所管分について議長から調査の依頼がありました。

 委員会は、3月15日、第2委員会室において開催し、環境生活部、福祉保健部の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第44号から議案第48号まで及び議案第80号については全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、調査依頼のありました予算関係議案については、適当である旨、議長に報告いたしました。

 その次に、請願については、お手元に配付の請願審査結果表のとおり、議請第7号は不採択とすべきものと決しました。

 最後に、委員会審査における主な質問項目等を申し上げますと、環境生活部関係では、令和3年度予算議案関連として、PCB廃棄物処理対策推進事業の内容について、不法投棄監視カメラによる廃棄物投棄の抑止事業の増額理由等について、青少年施設管理運営・整備事業の増額の理由について、県立青少年の家の利用状況と今後について、地域子ども団体育成事業の積算の基礎としている団体数について、生物多様性和歌山戦略推進プロジェクト事業の内容と増額の理由について、県環境衛生研究センターの移転、再整備の内容とその財源について、動物愛護センター運営事業の増額の理由について、紀南版フェニックス事業の県の費用負担に対する考え方について、条例等議案関連として、議案第44号和歌山県公害防止条例の一部改正の内容と事業者への周知方法等について、議案第46号及び議案第48号の改正理由であるレジオネラ症発生防止のための県の対応について、その他として、脱炭素社会の実現に向けたゼロカーボンシティー宣言について、県内市町村における災害廃棄物処理計画の策定状況とそれに対する県の考え方について、和歌山県再犯防止推進計画の内容とその効果について、地球温暖化対策の推進に向けた取組について、県水道広域化推進プラン策定の進捗状況について、県民の社会参加活動を推進させるための県の施策について、新宮市の工業団地で見つかった産業廃棄物への県の対応について、次に福祉保健部関係では、令和3年度予算議案関連として、農業によるメンタルヘルスケア推進に係る事業費の内訳等について、県内の待機児童数とゼロに向けた取組について、不妊治療の助成制度と、その治療に当たり県内で指定されている医療機関数について、災害救助・災害救援事業の増額理由と備蓄物資の保管場所について、県子ども・女性・障害者相談センターの新築する施設の構造等について、外国人介護人材受入支援事業の内容と今年度の実績について、隣保館整備事業の減額の理由について、看護職員充足対策事業と看護職員養成強化対策事業の違いについて、感染管理認定看護師確保支援事業の内容と県内の感染管理認定看護師数の目標について、国民健康保険における今年度の医療費の動向と子供の均等割の軽減措置について、その他として、まず新型コロナ関連では、医療従事者等に向けてのワクチンの接種状況と副反応の報告等について、治療において体外式膜型人工肺(ECMO)を使用した感染患者数について、後遺症に関する県保健所への相談件数について、県立こころの医療センターによる感染疑い患者の受入れについて、次に新型コロナ関連以外では、介護予防体操を推進するリーダーの養成や体操アプリの作成について、第三次和歌山県健康増進計画における49の数値目標の周知について、生活困窮者自立支援における相談支援や就労支援の事例について、総合支援資金や緊急小口資金の貸付けにより生活保護の受給に至らなかった事例について、生活保護に関する扶養義務者の調査について、認定こども園に対する県の考え方について、学童(放課後児童クラブ)を全ての小学校区6年生までの目標における現状について、福祉保健部職員の公務中における交通事故の内容と再発防止策についてであります。

 以上をもちまして、福祉環境委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)

○議長(岸本 健君) 経済警察委員会委員長堀 龍雄君。

  〔堀 龍雄君、登壇〕(拍手)

○経済警察委員会委員長(堀 龍雄君) 経済警察委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。

 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案8件であります。また、令和3年度当初予算関係議案のうち、当委員会所管分について議長から調査依頼がありました。

 委員会は、3月15日、第3委員会室において開催し、公安委員会、商工観光労働部・労働委員会の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第49号、議案第50号、議案第61号、議案第62号、議案第69号、議案第73号、議案第81号及び議案第82号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。

 また、調査依頼のありました予算関係議案につきましては、適当である旨、議長に報告いたしました。

 次に、委員会審査における主な質問項目等申し上げますと、公安委員会関係では、持続化給付金及び事業継続支援金の不正受給の発生及び検挙の状況と取組方針について、特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤルについて、商工観光労働部・労働委員会関係では、事業継続支援金の不正受給及び錯誤受給への対応について、委託訓練事業の訓練内容と座学訓練のオンライン化について、木質バイオマス発電支援対策事業の実施予定と今後の木質バイオマス発電所の設置予定について、瀞峡ウオータージェット船事業の今後の見通しについて、外国人観光客受入れ環境整備のためのキャッシュレス化及び交通パス等のデジタル化の進捗について、新型コロナウイルス感染症の影響による県内の離職者の状況について、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている事業者への支援の在り方についてであります。

 以上をもちまして、経済警察委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願いいたします。(拍手)

○議長(岸本 健君) 予算特別委員会委員長尾﨑太郎君。

  〔尾﨑太郎君、登壇〕(拍手)

○予算特別委員会委員長(尾﨑太郎君) 予算特別委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。

 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案17件であります。

 委員会は、3月11日並びに12日に予算・決算特別委員会室において総括質疑を行い、質疑終了後、直ちに議長を通じ各常任委員会に対し部局別質疑・調査を依頼しました。その調査結果の報告を受けて、3月17日に予算・決算特別委員会室において委員会を開催し、慎重に審査いたしました結果、付託を受けました議案第1号、議案第3号、議案第7号、議案第8号及び議案第16号は賛成多数をもって、議案第2号、議案第4号から議案第6号まで、議案第9号から議案第15号まで及び議案第17号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。

 次に、総括質疑での付託議案に係る各委員の主な質疑項目を申し上げますと、県内の聖火リレーについて、燃料電池自動車「MIRAI」について、高齢者や障害者向けの宿泊施設について、県民や住民の希望する県営住宅について、古い警察学校と警察署の建て替えや移転について、スーパーシティー構想について、押印廃止について、まちづくりの推進について、新型コロナウイルス感染症対策について、会計年度任用職員への報酬支給について、新型コロナウイルス感染症の県内経済への影響について、家畜保健衛生所の充実について、県立博物館施設の課題について、介護する若者の重い負担について、骨髄ドナーに対する支援について、農産物等の輸出について、国の農林水産物・食品輸出プロジェクトについて、自転車について、和歌山県立医科大学薬学部の開学について、紀氏がつなぐ和歌山県の古代~弥生・古墳時代の歴史のつながりから紀州人気質について、感染管理認定看護師の確保支援について、新型コロナの不況下における雇用対策について、農業によるメンタルヘルスケアの推進について、農福連携の推進について、デジタルトランスフォーメーション・ICT教育の推進とこれからの教育について、子供の近視と予防対策について、職員の兼業について、新型コロナワクチン接種における県の役割について、今後の地方分権について、公共事業における木材の活用について、教育改革についてであります。

 以上をもちまして、予算特別委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)

○議長(岸本 健君) 以上で、常任委員会委員長及び予算特別委員会委員長の報告が終わりました。

 これより委員長報告に対する質疑に入ります。

 質疑はありませんか。

  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(岸本 健君) 質疑なしと認めます。

 次に、討論に入ります。

 まず、高田由一君から反対討論の通告がありますので、許可いたします。

 37番高田由一君。

  〔高田由一君、登壇〕(拍手)

○高田由一君 日本共産党県議団を代表しまして、議案第1号、議案第3号、議案第7号、議案第8号、議案第16号、議案第42号、議案第81号には反対の立場から、また、議案第53号と議案第54号については賛成の立場から、さらに議請第7号については採択を求める立場から反対討論を行います。

 議案第1号は、令和3年度和歌山県一般会計予算です。

 一般会計は、過去最大の6120億円となりました。歳入では、新型コロナの影響として企業収益の悪化等により、法人2税や個人県民税は減少する見込みの一方、地方消費税は8億円増を見込んでいます。コロナ禍の苦しい中でも、消費税が県民生活に重くのしかかります。

 歳出の福祉保健部、環境生活部関係では、新型コロナウイルス感染症対策に544億円を計上いたしました。この間、各機関の検査体制が拡充されてきました。また、新年度予算では、環境衛生研究センターの再整備が計画をされています。いずれも歓迎するものです。

 和歌山県の新型コロナ感染拡大防止対策は、国の基準にとらわれず、広く対象者を検査する和歌山方式として大きな成果を上げました。しかし、今後のことを考えるなら、無症状感染者を発見・保護するためのPCR等検査の抜本的拡充や、クラスター発生によるリスクの高い高齢者施設、福祉施設等への社会的検査に踏み出すことも必要です。その点で、補正予算で抗原検査キットを配付することになったのは大切だと思います。

 ただ、感染症病床確保の重要性が浮き彫りになる中でも、再編の名で県内の約2割の病床を削減するという地域医療構想が見直されていないことは問題です。

 県子ども・女性・障害者相談センターについては、体育館など設備の更新が予算化されたことは歓迎するものです。さらに、農業によるメンタルヘルスケア推進事業が創設されたことも新しいチャレンジだと思います。

 続いて、企画部関係では、これは補正予算でしたが、コロナ禍で大きな影響を受けた交通・運輸事業者を支援する地域交通運行継続給付金など県の独自施策を打ち出したことは評価できます。

 一方、IRの推進には反対です。コロナ禍で、世界のIRは存続の危機に陥っており、今からでも考え直すべきです。県IR実施方針には、インフラ整備や事業者が受けた損失への負担、業績不振や災害で事業が継続できない場合に最大限協力することなど、県の負担が想定される事項が明記されています。さらに、IRは一度できてしまえば、事業実施協定に基づき、最低でも40年間は事業を続けると言われています。県財政にリスクをもたらすのではないでしょうか。21年度もIRの推進に6900万円を計上しています。この予算には反対です。

 同和問題(部落差別)に関する県民意識調査という名称の調査を実施するための予算が新たに計上されています。115万円と少額ですが、22年度に調査を実施するための経費とされています。高齢者や障害者、女性、性的マイノリティー、人種、民族など様々な差別問題がある中で、同和問題だけを取り出して調査する予算には反対です。

 商工観光労働部関係では、これは補正予算でしたが、県独自の飲食・宿泊・旅行業給付金など独自施策を打ち出したことは歓迎するものです。また、就職氷河期世代の正社員雇用促進事業など、新たな視点からの取組は期待するものです。

 農林水産部関係では、産地の振興策とともに、後継者対策、そして新しい害虫クビアカツヤカミキリの防除、木材の利用・販売促進などに取り組まれることを評価したいと思います。

 県土整備部関係では、防災・減災のための予算措置に異論を挟むものではありません。しかし、従来申し上げてきたように、国の事業である和歌山北港区の関西電力LNG発電所計画のための南防波堤建設にこれまで県は36億円負担してきました。地球温暖化防止という大きな課題が突きつけられている今、発電所着工をすべきではないし、そのめども立っていません。中止すべきではないでしょうか。

 教育委員会関係では、大学生等進学支援金の制度を見直し、より使いやすいものにしたことは評価できます。また、紀の国わかやま文化祭2021の開催に合わせ、県立の三つの博物館で大規模展、特別展に相応の予算措置がされていることも歓迎するものです。

 高校再編計画について申し上げます。この間、多くの地域で不安や反対の声が上がりました。教育長は、一定の見直しについて言及されており、県民世論の反映だと思います。しかし、その内容については、特に期待される使命を達成するとして特任高校を設けるなど、高校間の格差をより拡大するものです。どの地域でも必要な教育を受けることができる権利を保障するためにも、さらなる見直しを求めます。

 続いて、教職員数では、定数を減らす一方、非正規で雇用する定数内講師は計画どおり減少していません。また、定数外の非常勤講師は年々増員しています。過労死ラインを超える教員の長時間労働を是正するためにも、少人数学級推進のためにも、県独自でも正規職員を増やすよう求めます。

 以上の意見を述べて、一般会計当初予算への反対討論とします。

 次に、議案第3号は、中小企業振興資金特別会計予算です。かつてのゆがんだ同和行政の下で行われた中小企業高度化資金貸付けでは、ずさんな融資審査と債権管理により、63億円近くの未償還額となっています。また、それとは別に、これまで8件、45億円近くの債権を放棄してきました。今議会の議案第81号権利の放棄でも、約2400万円を放棄します。とても県民の理解を得ることはできません。

 議案第7号は、国民健康保険特別会計予算です。高過ぎる国保料・税は限界を超えています。国保の財政運営が県単位化された18年度に策定された運営方針では、国保料・税の値上がりを抑えるための市町村一般会計からの法定外繰入れをなくし、統一保険料にしていくことが示されました。その後、一般会計からの繰入れをやめた市町村では、ほとんどが保険料の値上げとなっています。

 市町村によって差がある保険料・税を無理に統一するのではなく、減らされてきた国庫負担の増額で住民負担軽減を求める立場から、国保特別会計には反対します。

 議案第8号は、県営競輪事業特別会計予算です。県が公営ギャンブルを運営することには反対します。

 議案第16号は、土地造成事業会計予算です。呼び込み型開発の失敗を反省することなしに、県民の税金から毎年損失補?することには賛成できません。

 議案第42号は、会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の改正です。これにより、会計年度任用職員の期末手当が減額されます。この制度の目的は、非正規職員の処遇改善であったはずです。県でも、知事部局、教育委員会、警察を合わせて約3200人の方がいる会計年度任用職員の処遇の改善を求める立場から反対します。

 議案第53号と54号が継続審査されることについては、議案に賛成の立場から反対です。

 最後に、議請第7号後期高齢者の医療費窓口自己負担2割化方針の撤回を国に求める意見書の提出を求める請願が委員会で不採択とされたことについて申し上げます。

 政府は、後期高齢者医療制度を導入した際の、1割負担で心配なく医療が受けられるとしてきた説明をほごにし、75歳以上の年収200万円以上の方約370万人の負担を2割に引き上げることを閣議決定しました。年金支給額の削減、後期高齢者医療保険の大幅引上げと軽減特例の縮小に加え、コロナ禍で受診控えも起こる中で、医療費窓口負担の引上げは、後期高齢者を必要な医療から遠ざけ、生活と健康に大きな悪影響を及ぼすことになります。当請願の本会議での採択を求めます。

 以上で、議案と請願の委員会不採択に対する反対討論を終わります。(拍手)

○議長(岸本 健君) 次に、林隆一君から反対討論の通告がありますので、許可いたします。

 35番林 隆一君。

  〔林 隆一君、登壇〕(拍手)

○林 隆一君 日本維新の会の林隆一でございます。

 日本維新の会を代表いたしまして、議案第1号については反対の立場から、また、議案第53号と議案第54号については賛成の立場から反対討論いたします。

 まず、議案第1号におきましては、和歌山マリーナシティ内に誘致予定であるIR事業に関連する予算が含まれており、反対です。

 政府の地震調査委員会は、日本周辺の海底や全国の活断層で想定される地震の発生確率について公表しており、このうち南海トラフで想定されるマグニチュード8から9の巨大地震については、今後30年以内に発生する確率は70%から80%に引き上げられております。太平洋沿岸にある和歌山マリーナシティは、南海トラフ巨大地震の際、大津波や液状化現象の心配があり、入場者が多いときは1日数万人が訪れると言われております。しかし、そのような巨大地震の際の避難場所や避難経路について、明確に示されておりません。

 また、新型コロナウイルスの感染拡大が今後も続くと予想される中、海外からの渡航客が増えると、感染リスクが高くなるほか、治安の悪化など様々な危険性が懸念されております。その上、道路の渋滞を招くことに地域住民も懸念しております。それに、和歌山マリーナシティ内にある遊園地は、県内にある数少ない遊園地施設であり、集客もあります。IR施設の誘致は、遊園地施設を壊すことになり、県民の憩いの場の一つを奪うことにもなると考えております。和歌山マリーナシティがIR施設誘致の適当な場所とは到底思えませんので、反対いたします。

 次に、建設委員会委員長報告にありました議案第53号、議案第54号の2件に関する継続審査に反対する立場から反対討論いたします。

 県営住宅の共益費は、現在それぞれ自治会等が徴収しているが、入居者の高齢化や連帯意識の低下により、自治会等が共益費を徴収することが困難な事例が生じてきており、私のところへも、県営住宅の居住者から、このまま県営住宅自治会が休止した状態では電気が止まるかもしれない、そういった不安の声が届いております。また、県当局の居住者アンケートの調査の結果、57%の方が県による徴収を希望しており、早急な県当局による対応が必要であり、継続審査ではなく、一日も早く可決すべきであると、そういうふうに考えております。

 以上を申し述べ、反対討論といたします。(拍手)

○議長(岸本 健君) 次に、岩田弘彦君から賛成討論の通告がありますので、許可いたします。

 20番岩田弘彦君。

  〔岩田弘彦君、登壇〕(拍手)

○岩田弘彦君 ただいま議長のお許しをいただきましたので、今議会に提案されている令和3年度当初予算関係議案及び諸議案に対し、賛意を示す自由民主党県議団、公明党県議団、改新クラブを代表して、賛成の立場から討論させていただきます。

 まず、令和3年度当初予算議案についてであります。

 令和3年度県当初予算案は、コロナ禍から県民の命と暮らしを守るとともに、和歌山県の可能性を最大に生かし、新型コロナ後の新しい世界で雄飛できるよう、県民の暮らしと経済を守り切る、そして、新しい世界への対応と挑戦を二つの政策の柱として編成されております。

 まず、県民の暮らしと経済を守り切る取組については、コロナ禍から経済と雇用を守る取組として、事業者の事業継続を下支えする金融支援、離職者への再就職支援の強化、スマート化、ウェブを活用した販路拡大など農林水産業の競争力強化、観光需要の本格回復を見据えた本県への誘客拡大など。誰もが安心できる暮らしを守る取組として、徹底した感染防止対策と医療提供体制の確保、ワクチン接種体制の整備、子育て世代への経済的支援、不妊治療費助成制度の拡充、アプリを活用した健康づくりや高齢者自立支援など。安全で魅力ある地域を守る取組として、国の防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策の予算を最大限に活用した本県の強靱化の推進などが盛り込まれております。

 次に、新しい世界への対応と挑戦の取組については、新しい世界への挑戦の取組として、本県の強みを生かした企業誘致の推進、本県への移住・定住を促進する取組、デジタル和歌山の実現など。和歌山の未来をつくる取組として、宇宙関連産業やIR(統合型リゾート)の誘致、紀伊半島一周高速道路、南紀白浜空港などの未来の発展をつくる基盤整備、紀の国わかやま文化祭2021、紀の国わかやま総文2021の開催などが盛り込まれております。

 このように、令和3年度当初予算案は、徹底した感染拡大防止対策と経済活動の両立に取り組み、さらに新型コロナ後の新しい世界に対応した新たな取組にも挑戦する予算案となっているとともに、財政調整基金及び県債管理基金の残高については、中期行財政経営プランの想定を上回る額を確保するなど、持続可能な行財政運営も図られており、県民の期待に十分応えられるものと考えます。

 また、その他の諸議案については、和歌山県大学生等進学支援金貸与条例の制定など、いずれの議案も時宜にかなった必要かつ適切なものであります。

 なお、議案第53号和歌山県特定公共賃貸住宅設置及び管理条例の一部を改正する条例と、議案第54号和歌山県営住宅条例の一部を改正する条例につきましては、委員長報告のとおり、引き続き時間をかけて慎重に審議すべきものであります。

 我々自由民主党県議団をはじめ、賛意を示す各会派といたしましては、以上申し上げた認識の下、今議会に提案されている令和3年度当初予算関係議案と議案第53号及び議案第54号を除く諸議案について、原案のとおり成立することを期するものであることを申し上げ、賛成の討論とさせていただきます。(拍手)

○議長(岸本 健君) 以上で、討論を終結いたします。

 これより採決に入ります。

 まず、議案第53号及び議案第54号を一括して採決いたします。

 本案に対する委員長の報告は、いずれも継続審査であります。

 本案をいずれも委員長報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。

  〔賛成者起立〕

○議長(岸本 健君) 起立多数であります。よって、本案はいずれも継続審査とすることに決定いたしました。

 次に、議案第1号を採決いたします。

 本案に対する委員長報告は、原案可決であります。

 本案を委員長報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。

  〔賛成者起立〕

○議長(岸本 健君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第3号、議案第7号、議案第8号、議案第16号、議案第42号及び議案第81号を一括して採決いたします。

 本案に対する委員長報告は、いずれも原案可決であります。

 本案をいずれも委員長報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。

  〔賛成者起立〕

○議長(岸本 健君) 起立多数であります。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。

 次に、議案第2号、議案第4号から議案第6号まで、議案第9号から議案第15号まで、議案第17号、議案第34号から議案第41号まで、議案第43号から議案第52号まで、議案第55号から議案第59号まで、議案第61号から議案第64号まで、議案第66号から議案第70号まで、議案第73号から議案第80号まで及び議案第82号から議案第85号までを一括して採決いたします。

 本案に対する委員長報告は、いずれも原案可決であります。

 本案をいずれも委員長報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。

  〔賛成者起立〕

○議長(岸本 健君) 起立全員であります。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。

 次に、議請第7号を採決いたします。

 本請願に対する委員長報告は、不採択であります。

 本請願を委員長報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。

  〔賛成者起立〕

○議長(岸本 健君) 起立多数であります。よって、本件は委員長報告のとおり決定いたしました。

 次に日程第2、議案第86号から議案第102号までを一括して議題といたします。

 これより質疑に入ります。

 本案について質疑はありませんか。

  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(岸本 健君) 質疑なしと認めます。

 お諮りいたします。本案については、いずれも委員会付託等を省略し、これより直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(岸本 健君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。

 この際、申し上げます。

 教育長及び副知事に係る議案については無記名投票をもって採決を行い、その後、和歌山海区漁業調整委員会委員に係る議案については起立により採決を行うことといたします。

 これより採決に入ります。

 まず、議案第86号和歌山県教育委員会の教育長の任命につき同意を求めるについてを採決いたします。

 議場を閉鎖いたします。

  〔議場閉鎖〕

○議長(岸本 健君) ただいまの出席議員数は、議長を除き41人であります。

 お諮りいたします。立会人に、2番山家敏宏君、35番林隆一君、38番杉山俊雄君、41番尾﨑太郎君の4君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(岸本 健君) 御異議なしと認めます。よって、立会人に以上の4君を指名いたします。

 念のため申し上げます。投票は無記名であります。投票用紙に、本県教育委員会の教育長に宮﨑泉君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は「賛成」と、反対の諸君は「反対」と記載願います。

 なお、この際、白票は無効といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(岸本 健君) 御異議なしと認めます。よって、白票は無効とすることに決定いたしました。

 投票用紙を配付いたします。

  〔投票用紙配付〕

○議長(岸本 健君) 配付漏れはありませんか。

  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(岸本 健君) 配付漏れなしと認めます。

 投票箱を改めます。

  〔投票箱点検〕

○議長(岸本 健君) 異状なしと認めます。

 点呼に応じて順次投票願います。

 点呼いたします。

  〔氏名点呼・投票〕

○議長(岸本 健君) 投票漏れはありませんか。

  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(岸本 健君) 投票漏れなしと認めます。

 投票を終了いたします。

 議場の閉鎖を解きます。

  〔議場開鎖〕

○議長(岸本 健君) これより開票を行います。

 立会人の立会いをお願いいたします。

  〔開票〕

○議長(岸本 健君) 投票の結果を報告いたします。

 投票総数41票、うち有効投票41票、無効投票なし。有効投票中、賛成41票、反対なし。

 以上のとおり、賛成全員であります。よって、議案第86号は同意することに決定いたしました。

 次に、議案第87号和歌山県副知事の選任につき同意を求めるについてを採決いたします。

 議場を閉鎖いたします。

  〔議場閉鎖〕

○議長(岸本 健君) ただいまの出席議員数は、議長を除き41人であります。

 お諮りいたします。立会人に、2番山家敏宏君、35番林隆一君、38番杉山俊雄君、41番尾﨑太郎君の4君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(岸本 健君) 御異議なしと認めます。よって、立会人に以上の4君を指名いたします。

 念のため申し上げます。投票は無記名であります。投票用紙に、本県副知事に下宏君を選任するにつき同意することに賛成の諸君は「賛成」と、反対の諸君は「反対」と記載願います。

 なお、この際、白票は無効といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(岸本 健君) 御異議なしと認めます。よって、白票は無効とすることに決定いたしました。

 投票用紙を配付いたします。

  〔投票用紙配付〕

○議長(岸本 健君) 配付漏れはありませんか。

  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(岸本 健君) 配付漏れなしと認めます。

 投票箱を改めます。

  〔投票箱点検〕

○議長(岸本 健君) 異状なしと認めます。

 点呼に応じて順次投票願います。

 点呼いたします。

  〔氏名点呼・投票〕

○議長(岸本 健君) 投票漏れはありませんか。

  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(岸本 健君) 投票漏れなしと認めます。

 投票を終了いたします。

 議場の閉鎖を解きます。

  〔議場開鎖〕

○議長(岸本 健君) これより開票を行います。

 立会人の立会いをお願いいたします。

  〔開票〕

○議長(岸本 健君) 投票の結果を報告いたします。

 投票総数41票、うち有効投票41票、無効投票なし。有効投票中、賛成41票、反対なし。

 以上のとおり、賛成全員であります。よって、議案第87号は同意することに決定いたしました。(拍手)

 次に、議案第88号から議案第102号まで、和歌山海区漁業調整委員会委員の任命につき同意を求めるについてを採決いたします。

 まず、議案第88号を採決いたします。

 和歌山海区漁業調整委員会の委員に澤田好史君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。

  〔賛成者起立〕

○議長(岸本 健君) 起立全員であります。よって、議案第88号は同意することに決定いたしました。

 次に、議案第89号を採決いたします。

 和歌山海区漁業調整委員会の委員に小谷芳正君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。

  〔賛成者起立〕

○議長(岸本 健君) 起立全員であります。よって、議案第89号は同意することに決定いたしました。

 次に、議案第90号を採決いたします。

 和歌山海区漁業調整委員会の委員に大川惠三君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。

  〔賛成者起立〕

○議長(岸本 健君) 起立全員であります。よって、議案第90号は同意することに決定いたしました。

 次に、議案第91号を採決いたします。

 和歌山海区漁業調整委員会の委員に藪江津子君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。

  〔賛成者起立〕

○議長(岸本 健君) 起立全員であります。よって、議案第91号は同意することに決定いたしました。

 次に、議案第92号を採決いたします。

 和歌山海区漁業調整委員会の委員に嶋田和紀君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。

  〔賛成者起立〕

○議長(岸本 健君) 起立全員であります。よって、議案第92号は同意することに決定いたしました。

 次に、議案第93号を採決いたします。

 和歌山海区漁業調整委員会の委員に梅本直也君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。

  〔賛成者起立〕

○議長(岸本 健君) 起立全員であります。よって、議案第93号は同意することに決定いたしました。

 次に、議案第94号を採決いたします。

 和歌山海区漁業調整委員会の委員に山口太志君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。

  〔賛成者起立〕

○議長(岸本 健君) 起立全員であります。よって、議案第94号は同意することに決定いたしました。

 次に、議案第95号を採決いたします。

 和歌山海区漁業調整委員会の委員に松村德夫君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。

  〔賛成者起立〕

○議長(岸本 健君) 起立全員であります。よって、議案第95号は同意することに決定いたしました。

 次に、議案第96号を採決いたします。

 和歌山海区漁業調整委員会の委員に山本薫君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。

  〔賛成者起立〕

○議長(岸本 健君) 起立全員であります。よって、議案第96号は同意することに決定いたしました。

 次に、議案第97号を採決いたします。

 和歌山海区漁業調整委員会の委員に吉田俊久君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。

  〔賛成者起立〕

○議長(岸本 健君) 起立全員であります。よって、議案第97号は同意することに決定いたしました。

 次に、議案第98号を採決いたします。

 和歌山海区漁業調整委員会の委員に杉本武雄君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。

  〔賛成者起立〕

○議長(岸本 健君) 起立全員であります。よって、議案第98号は同意することに決定いたしました。

 次に、議案第99号を採決いたします。

 和歌山海区漁業調整委員会の委員に片谷匡君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。

  〔賛成者起立〕

○議長(岸本 健君) 起立全員であります。よって、議案第99号は同意することに決定いたしました。

 次に、議案第100号を採決いたします。

 和歌山海区漁業調整委員会の委員に橘智史君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。

  〔賛成者起立〕

○議長(岸本 健君) 起立全員であります。よって、議案第100号は同意することに決定いたしました。

 次に、議案第101号を採決いたします。

 和歌山海区漁業調整委員会の委員に堅田隆弘君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。

  〔賛成者起立〕

○議長(岸本 健君) 起立全員であります。よって、議案第101号は同意することに決定いたしました。

 次に、議案第102号を採決いたします。

 和歌山海区漁業調整委員会の委員に東敏之君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。

  〔賛成者起立〕

○議長(岸本 健君) 起立全員であります。よって、議案第102号は同意することに決定いたしました。

 この際、ただいま副知事選任について同意されました下宏君から発言を求められておりますので、許可いたします。

 下 宏君。

  〔下 宏君、登壇〕

○副知事(下 宏君) ただいま、私の副知事の選任について、県議会の議員の皆様から御同意をいただきました。誠にありがとうございます。

 引き続き大役を仰せつかることになりまして、改めて身の引き締まる思いをいたしてございます。誠に非力ではございますが、和歌山県の発展のために、誠心誠意、力を尽くしてまいりたいと考えてございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。

 副知事に就任させていただいて以来、これまで3期12年間にわたりまして、県議会議員の皆さん、そして市町村長の皆さん、さらに多くの県民の皆さんに大変な多大な御支援と御協力をいただいてまいりました。この場をお借りして、改めて感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。どうぞ、今後とも変わらぬ御支援と御鞭撻を賜りますよう心からお願いを申し上げます。

 誠に簡単粗辞ではございますが、御礼の御挨拶とさせていただきます。本日は、誠にありがとうございました。(拍手)

○議長(岸本 健君) この際、報告いたします。

 議員提出議案の提出がありました。

 お諮りいたします。議員提出議案第1号を本日の日程に追加し、これより直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(岸本 健君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。

 議員提出議案第1号和歌山県議会会議規則の一部を改正する規則を議題といたします。

 議案は、お手元に配付しております。

 お諮りいたします。本案については、提出者の説明、質疑、委員会付託及び討論を省略し、これより直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(岸本 健君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。

 議員提出議案第1号を採決いたします。

 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。

  〔賛成者起立〕

○議長(岸本 健君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。

 次に日程第3、3月30日をもって任期が満了する和歌山県選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙を行います。

 まず、選挙管理委員会委員の選挙を行います。

 議場を閉鎖いたします。

  〔議場閉鎖〕

○議長(岸本 健君) ただいまの出席議員数は、42人であります。

 お諮りいたします。立会人に、2番山家敏宏君、35番林隆一君、38番杉山俊雄君、41番尾﨑太郎君の4君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(岸本 健君) 御異議なしと認めます。よって、立会人に以上の4君を指名いたします。

 念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の住所及び氏名を記載願います。

 なお、この際、白票は無効といたします。

 投票用紙を配付いたします。

  〔投票用紙配付〕

○議長(岸本 健君) 配付漏れはありませんか。

  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(岸本 健君) 配付漏れなしと認めます。

 投票箱を改めます。

  〔投票箱点検〕

○議長(岸本 健君) 異状なしと認めます。

 点呼に応じて順次投票願います。

 点呼いたします。

  〔氏名点呼・投票〕

○議長(岸本 健君) 投票漏れはありませんか。

  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(岸本 健君) 投票漏れなしと認めます。

 投票を終了いたします。

 議場の閉鎖を解きます。

  〔議場開鎖〕

○議長(岸本 健君) これより開票を行います。

 立会人の立会いをお願いいたします。

  〔開票〕

○議長(岸本 健君) 選挙の結果を報告いたします。

 投票総数42票、うち有効投票37票、無効投票5票。有効投票中、小濱孝夫君13票、大沢広太郎君10票、角田秀樹君8票、廣谷行敏君6票。

 以上のとおりであります。

 この選挙の法定得票数は3票であります。よって、小濱孝夫君、大沢広太郎君、角田秀樹君、廣谷行敏君、以上の4君が本県選挙管理委員会の委員に当選されました。

 次に、同補充員の選挙を行います。

 議場を閉鎖いたします。

  〔議場閉鎖〕

○議長(岸本 健君) ただいまの出席議員数は、42人であります。

 お諮りいたします。立会人に、2番山家敏宏君、35番林隆一君、38番杉山俊雄君、41番尾﨑太郎君の4君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(岸本 健君) 御異議なしと認めます。よって、立会人に以上の4君を指名いたします。

 念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の住所及び氏名を記載願います。

 なお、この際、白票は無効といたします。

 投票用紙を配付いたします。

  〔投票用紙配付〕

○議長(岸本 健君) 配付漏れはありませんか。

  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(岸本 健君) 配付漏れなしと認めます。

 投票箱を改めます。

  〔投票箱点検〕

○議長(岸本 健君) 異状なしと認めます。

 点呼に応じて順次投票願います。

 点呼いたします。

  〔氏名点呼・投票〕

○議長(岸本 健君) 投票漏れはありませんか。

  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(岸本 健君) 投票漏れなしと認めます。

 投票を終了いたします。

 議場の閉鎖を解きます。

  〔議場開鎖〕

○議長(岸本 健君) これより開票を行います。

 立会人の立会いをお願いいたします。

  〔開票〕

○議長(岸本 健君) 選挙の結果を報告いたします。

 投票総数42票、うち有効投票37票、無効投票5票。有効投票中、米田和一君13票、石倉誠也君10票、鳥渕朋子君8票、大浦俊一君6票。

 以上のとおりであります。

 この選挙の法定得票数は3票であります。よって、米田和一君、石倉誠也君、鳥渕朋子君、大浦俊一君、以上の4君が本県選挙管理委員会の補充員に当選されました。

 次に日程第4、和議第40号「大学等における新年度の授業の実施に関する意見書(案)」、和議第41号「「新型コロナウイルス」ワクチン接種に関する意見書(案)」、和議第42号「緊急事態宣言により影響を受けた全国の事業者への支援及び雇用対策についての意見書(案)」、和議第43号「「GoToトラベル事業」に係る意見書(案)」、和議第44号「核兵器禁止条約の批准を求める意見書(案)」、和議第45号「核廃絶に向けた取り組みを求める意見書(案)」を一括して議題といたします。

 案文は、お手元に配付しております。

 お諮りいたします。本案については、いずれも提出者の説明等を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(岸本 健君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。

 これより採決に入ります。

 まず、和議第44号を採決いたします。

 お諮りいたします。本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。

  〔賛成者起立〕

○議長(岸本 健君) 起立少数であります。よって、本案は否決されました。

 次に、和議第45号を採決いたします。

 お諮りいたします。本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。

  〔賛成者起立〕

○議長(岸本 健君) 起立少数であります。よって、本案は否決されました。

 次に、和議第40号から和議第43号までを一括して採決いたします。

 本案を原案のとおり決することに御異議ございませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(岸本 健君) 御異議なしと認めます。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。

 次に日程第5、常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件を議題といたします。

 お諮りいたします。お手元に配付しております「継続審査を要する所管事務調査件名表」及び「継続審査を要する担任事務調査件名表」のとおり、それぞれ閉会中の継続審査として付議することに御異議ございませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(岸本 健君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。

 次に日程第6、特別委員会閉会中継続審査の件を議題といたします。

 お諮りいたします。防災・国土強靱化対策特別委員会、人権・少子高齢化問題等対策特別委員会、行政改革・基本計画等に関する特別委員会、半島振興・地方創生対策特別委員会及び予算特別委員会に付議されたそれぞれの問題について、さらに閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(岸本 健君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。

 以上で、今期定例会に付議された諸案件の審議は全て終了いたしました。

 議員並びに関係各位には、連日の御精励に深く感謝申し上げます。

 皆様方には、健康に御留意の上、県勢発展のため、ますます御活躍されますよう祈念いたします。

 これをもって、令和3年2月定例会を閉会いたします。

  午後3時24分閉会

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