現在の位置:トップページ > 県議会からのお知らせ > 県議会だより >6月定例会号>平成30年6月定例会概要
一般質問議員(16人) |
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会期中の主な動き
議案等の議決結果
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主な質問とこれに対する知事や関係当局の答弁は、次のとおりです。(要約)
農産物の海外展開
農業比率の高い本県における農産物の海外展開についてどうか。 |
県では、JAグループ和歌山やJETROなどと連携し、香港、マレーシア、シンガポールで梅酒づくりの実演を交えた青梅の販売活動を展開するなど、主要県産果実の輸出に向けた取組を進めるとともに、輸送技術の研究開発については、大学や他県と共同で取り組んでいます。引き続き輸送に必要な技術開発や、県産物の品質、産地の情報などのPRに取り組み、「地産・外商」を推進していきます。 |
第七次和歌山県保健医療計画
特定健診・特定保健指導について、県は、どのように市町村をバックアップし、受診率、実施率の向上に取り組むか。 |
人件費などを対象とした県費助成や、未受診者対策に係る国の助成事業を活用し、健康推進員などによるフェイス・ツー・フェイスによる直接の受診勧奨に取り組むよう市町村に働きかけていきます。 |
文化事業予算の充実
本県の文化水準の高さを県内外にアピールすべく、また、県内外からもっと誘客できるよう県立近代美術館・県立博物館の文化事業予算を拡充してはどうか。 |
県立近代美術館、県立博物館及び紀伊風土記の丘において、それぞれ3年に1回、通常予算とは別に大規模な展覧会を行えるよう予算措置を行い、全国に注目してもらえるような催しを行っています。今後も、県民の文化芸術活動への参加機運を高めるとともに、文化力の更なる向上に取り組んでいきます。 |
クルーズ船の認知度向上
県民に対するクルーズ船観光の認知度を高めるための施策はどうか。 |
クルーズ船の観光客を歓迎する機運を醸成し、おもてなしの向上や経済波及効果の拡大につなげるため、県民にクルーズ船という旅行手段を知ってもらう取組も必要と考えます。このため、寄港地周辺市町によるイベントの開催やホームページでの情報発信により、クルーズ船を身近に感じてもらう取組を進めています。 |
飲酒運転根絶
飲酒運転根絶に向けた条例化の現状はどうか。 |
全国の状況としては、16道府県で条例が制定されています。中でも福岡県の条例には飲酒運転をした者や酒類提供者への罰則等を科す規定があることから、その内容や適用状況、効果等を参考とし、平成31年2月定例会での制定を目途に検討しているところです。 |
太陽光発電事業における林地開発
太陽光発電事業の実施に関する条例の公布に伴い、林地開発の事務取扱要領も改正となった。林地開発の許可処分のハードルが下がったのではないか。 |
条例において、透明性・客観性・理論性を備えた科学的な仕組みが整えられたことから、利害関係者の同意書に代わる措置がなされたと判断し、林地開発の事務取扱要領を改正したものであり、決して許可処分のハードルが下がったわけではありません。 |
国道480号の災害時代替ルート
国道480号の高野町矢立から大門までの区間が災害で通行不能となった場合の代替ルートの考え方と、その整備状況はどうか。 |
現時点では、高野町矢立から紀美野町長谷宮間は国道370号を利用し、県道花園美里線を経由して、かつらぎ町花園梁瀬から国道480号で高野山内に至る代替ルートを考えています。これらの区間につきましては、現在、大型バスの通行が可能となるよう、順次整備を進めているところです。 |
南紀白浜空港バージョンアップ
民間活力導入による国際線ターミナルビル建設の見通しについてどうか。 |
事業者から、2階建て延べ床面積約2700平方メートルの建物を新築し、1階には出入国手続スペース、国際線の保安検査場及び搭乗待合室、2階には商業スペース等を配置する提案を受けています。なお、建設については、事業者からの提案に基づき県が整備を担うことになっています。 |
IRの誘致
和歌山県IR基本構想に対する事業者の評価はどうか。 |
5月に開催された国際的なフォーラムでは、複数の海外のIR事業者から、基本構想で示したコンセプトや事業性分析の他、本県独自の依存症や破産リスクに対する取組を高く評価されました。今後も、IR導入の実現に向けて準備を進めていきます。 |
白良浜の高潮・高波対策
よりよい恒久的な高潮・高波対策が必要ではないのか。 |
現在、砂浜と突堤、階段護岸を組み合わせた整備を行う中、砂の移動状況を経過観察しているところです。その結果、既設の階段護岸の嵩上げが必要と判断された場合には、白浜町や地元関係者等の意見を踏まえ、整備方針を検討していきたいと考えます。 |
ヘルプマークの普及
ヘルプマークの普及啓発のための取組はどうか。 |
現在、県の広報紙を活用した周知や街頭・イベントでの啓発等に取り組んでいます。引き続き、広報媒体を活用した啓発に取り組むとともに、教育委員会と連携し、現在行っている高校生等を対象とした啓発を小・中学生にも拡大するなど、ヘルプマークの普及啓発を進めていきます。 | ヘルプマーク…障害や難病のあることが外見ではわからない方が、周囲の方に配慮や援助を受けやすくするために作成されたマーク。 |
教員の長時間労働
中学校で週平均20時間の超過勤務が続いている実態についてどう考えているのか。 |
本年5月に教職員等の働き方改革推進プランを策定し、「校務の効率化に向けた点検シート」についての達成目標や部活動の休業日・活動時間を設定するとともに、小学校へのスクール・サポート・スタッフの配置等に取り組んでいます。第三期教育振興基本計画に教職員の勤務環境の整備を掲げており、今後も教職員等の働き方改革に全力で取り組んでいきます。 |
児童虐待の防止
東京都で児童虐待による死亡事件が起こったが、本県における児童虐待防止の取組はどうなっているのか。 |
県と市町村の役割分担の明確化、児童相談所への専任弁護士の配置、児童福祉司の増員、警察との情報共有などで、速やかな対応を図っています。児童の家庭復帰決定に際しては、慎重に判断を行い、虐待を行った保護者への支援プログラムを実施しています。また、一般家庭に対しては虐待の未然防止のための啓発を行っています。 |
県営住宅の連帯保証人
民法改正に伴い、県営住宅条例の「連帯保証人2人以上の連署する請書を提出すること」との規定は削除すべきと考えるがどうか。 |
連帯保証人には、住宅使用料に滞納が生じた場合の支払義務だけではなく、滞納に対しての抑止効果なども期待されています。特別な事情があると認められる場合には、請書への連署を必要としないこととしており、誓約書の提出などにより入居を認めています。今後、課題や対策を検討し、連帯保証人の要否を考えていきます。 |
農業労働力の確保
農業における安定した労働力の確保や収穫期・剪定期などの季節労働力の確保について、どう取り組むのか。 |
果樹農家では、農繁期の労働力確保が重要な課題です。県では、農家求人情報サイト「グリーンサポート」を開設し、農家の労働力確保の支援を行っています。今後も、季節労働力を含めた労働力の確保に努めていきます。 |
県立医大地域医療枠等の進路規制
県民医療枠・地域医療枠の進路規制の見直しについてどうか。 |
県では、地域医療を堅持するために重要となる不採算医療を公的医療機関が担っていることから、その医療機能を十分に確保するため、優先的に医師を派遣しています。今後、和歌山県地域医療構想を進めていく中で、民間医療機関においても不採算医療などを担うということになれば、できる限りの配慮をしていくことも考えられます。 |
県民医療枠…和歌山県の地域医療に携わるとともに、国際的にも医療・医学のリーダーとして活躍できる人材の育成を目的とする入学枠。卒後9年間のキャリア形成を、地域の中核的役割を果たす県内公的病院等で行う。 地域医療枠…和歌山県のへき地を含む地域医療に従事する医師の育成を目的とする入学枠。和歌山県から修学資金が貸与され、卒業後9年間のキャリア形成を、県内のへき地医療拠点病院及びへき地診療所等で行う。 |