けしの見分け方
植えてはいけないけし
-ソムニフェルム種-(学名:パパヴェル・ソムニフェル
ム)
①一重咲きの花は、花びら4枚で、色
は赤、桃、紫、白などがあります。
また、多数の花びらがついた八重咲きの花もあります。
②開花期の草丈は100~160cmくらいです。
③葉、茎、つぼみなどの外観は、キャベツの葉のような白味を帯びた緑色
をしています。
④葉、茎、つぼみの表面には、ほとんど毛がありませんが、つぼみの下の
茎(花梗)や葉の裏の主脈(葉の中心にある一番太い葉脈)には、まばらに毛が付くこ
とがあります。
⑤葉は互い違いに茎につき、上部の葉は柄がなく、その基部は茎を抱き込
むような形をしています。葉の長さは10~50cm、幅は5~20cmくらいです。
⑥花が終わると雌
しべが発達してふくらみ、だ円または球形で、上部が平
たい皿のような形をした大きな果実(径3~6cm、長さ3~7cm)になります。
-アツミゲシ(セティゲルム種)-(学
名:パパヴェル・セティゲルム)
①花は花びら4枚で、色は薄紫や赤が
あり、ソムニフェルム種よりも小型
です。
②開花期の草丈は50~100cmです。
③葉、茎、つぼみなどの外観は緑色で、よく枝分かれ(分枝)します。
④ソムニフェルム種よりも毛が多く、つぼみのがく片やつぼみの下の茎(花梗)は毛で覆われています。
⑤葉は互い違いに茎につき、上部の葉は柄がなく、その基部は茎を抱き込むような形をしています。葉の大きさはソムニフェルム種よりも小型です。
⑥果実はソムニフェルム種よりも小型です 。
-ハカマオニゲシ(ブラクテアツム種)-
(学名:パパヴェル・ブラクテアツム)
①初夏に、径10cmくらいの鮮やかな深紅の大きな花を咲かせます。花びらは4~6枚で、基部に黒紫の鮮明な斑点があります。
②花びらのすぐ真下に4~6枚のハカマ(苞葉)があります。これは、果実が出来て、果実の下の茎(果梗)が枯れるまで残り、ハカマのように見えるので、
「ハカマオニゲシ」の名前の由来となりました。
③草丈は60~100cmで、葉や茎全体が白くて硬い毛で覆われています。
④葉は濃緑色で、鳥の羽のような形に深く切れ込んでいます。地面に近い部分の葉(根出葉)は密についており、長い柄(葉柄)があり、長さは柄を含め20~25cmです。
⑤つぼみを覆う2枚のがく片の表面には、硬く伏した(寝た)毛が多数ついています。
⑥果実は、表面に毛がなく、青緑色です。
※ハカマオニゲシは、後述する「植えてもよいけし」の「オニゲシ」と外観が非常に良く似ています。ハカマオニゲシの「鮮やかな深紅の花の色」、「花びらの基部に存在する鮮明ではっきりした黒紫の斑点」、「つぼみの表面(がく片の表面)の伏した(寝た)硬い毛(オニゲシの毛は直立している傾向がある)」は、二種の植物を見分ける手がかりです。
※ハカマオニゲシは、「オニゲシ」あるいは「オリエンタルポピー」の名で園芸用に出回ることがありますので、注意が必要です。 |