スポーツ偉人伝 太田拓弥


太田拓弥の写真
レスリング競技
(フリースタイル)競技者
1970(昭和45年)生
太田 拓弥
( おおた たくや )
 
 新宮市で生まれ育つ。新宮市立城南中学校時代柔道部に所属していたが、新宮高校レスリング部に所属していた兄の影響を受け、新宮高校のレスリング体験教室に参加し興味を持つようになる。高校進学を期にレスリングの名門茨城県の私立霞ヶ浦高校に進学し2年生でインターハイ優勝、日本体育大学に進学し全日本学生選手権(インカレ)で3連覇など数々のタイトルを獲得した。その後、2年間日本体育大学助手を勤めた後、母校である私立霞ヶ浦高校の教諭となりレスリング部の指導をしながらオリンピックを目指した。アトランタオリンピックに出場しフリースタイル74キログラム級で銅メダルを獲得。その年には霞ヶ浦高校も高校総体(インターハイ)11連覇し、部員とともにつかんだ銅メダル、また、ヒゲの先生として注目を浴びた。平成13年度から和歌山県教育委員会に所属し、シドニーオリンピックを目指した。平成15年度から早稲田大学レスリング部専任コーチとして就任し、全日本学生チームなどのコーチも務めるなど次代を担うメダリストの育成を目指す。また、ジュニアレスリングクラブや障害者レスリング教室を開催するなど、レスリングやスポーツの振興に尽力する。平成8年に新宮市民栄誉賞が贈られた。平成10年に和歌山県スポーツ顕賞を受賞。