和歌山労災病院で産声を上げ、岩出町立山崎小学校入学、2年生時に和歌山市立紀伊小学校に転校し、紀伊中学校、和歌山県立和歌山北高等学校を経て日本大学に進学。卒業後、医療法人徳洲会体操部に所属。
小学校1年生から体操競技を始め、3年生からは専門的な練習をし始めた。小学校6年生の時、全日本ジュニアBクラスで優勝し、ナショナルジュニアに選抜される。初の海外遠征を経験し大きく成長した。
中学・高校と順調な伸びを示し高校1年生でインターハイ・種目別床において優勝している。しかし、高校2年時に右手首舟状骨の疲労骨折になり、セラミックで固定する手術を受け、リハビリの辛さを経験し、競技選手復活には8ヶ月を要した。現在も手首には入ったままである。
日本大学に進学し、めきめきと頭角を現してきた。大学四年時の北京オリンピック最終選考会でミスがあり、日本代表を逃し悔しい思いを経験し、新たな気持ちで目標設定した年であった。
2009年、日本代表ナショナルメンバーとして世界体操競技選手権大会（イギリス・ロンドン）で世界大会デビューを果たし、個人総合4位、平行棒では、銅メダルを獲得した。
2010年、世界体操競技選手権大会（オランダ・ロッテルダム）に出場。妹の理恵と兄妹出場であった。日本代表男子団体で銅メダルを獲得。
2011年、世界体操競技選手権大会（日本・東京）に出場。妹の理恵、弟の佑典ときょうだい3人の出場であった。日本男子団体銀メダル。「体操 田中3きょうだい」のことばも生まれた。
2012年、ロンドンオリンピック出場。3きょうだいでの出場だった。3きょうだいでの出場は、同一競技で男女のきょうだいが同一オリンピックに出場するのは日本オリンピック史上、初である。世界でも例がない。
日本男子団体銀メダルを獲得。種目別平行棒6位。 |
