スポーツ偉人伝 中村智太郎


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()()氏名  中村 智太郎(なかむら ともたろう)

()生年  1984年(昭和59年)生

区分  競技者

 兵庫県生まれ。4歳から橋本市で育つ。生まれつき両腕がない障害があったが、両親は手がなくても特別なことは一切せず、1人で何でもできるように足が手にな るよう厳しく愛情を持って育てた。5歳の時、溺れないようにと親の勧めで水泳を始め、小学4年生までに4種目を泳げるまでに上達する。中学入学後、テレビ で同じ障害がある水泳選手の活躍を観て衝撃を受け、競泳を始める。高校生になり、ジャパンパラリンピック大会で優勝、徐々に頭角を現し始めた時期にシドニーパラリンピックを観て感動し、目標をパラリンピックに設定して本格的に練習を始めた。

 ジャパンパラリンピックを2000年から7連覇を皮切りに世界の様々な大会で入賞を果たす。

 2004年、念願の夢が叶い、アテネパラリンピックに出場、銅メダルを獲得した。

 2008年、北京パラリンピックでは5位、 広州2010アジアパラゲームスではアジア新記録で1位。

 2011年、カナダパンパシフィックではアジア・世界新で2位という好成績を収める。

 2012年、ロンドンパラリンピックに出場。100mの予選を好成績で通過し、決勝では1分22秒04のタイムで銀メダルを獲得した。北京大会で5位に終わっていた種目でメダルを獲得しリベンジを果たすが、目標としていた自己記録更新には届かず「納得していない」とさらに厳しい挑戦に向けて決意を新たにした。

 2016年、リオデジャネイロパラリンピックに出場。100mで7位入賞を果たす。

 2021年、東京2020パラリンピックに出場。混合4×50mリレーでは予選敗退となるが、100mで8位入賞を果たした。