スポーツ偉人伝 嶋本 尚

嶋本さん2

氏名   嶋本 尚(しまもと ひさし)

生年   1935年(昭和10年)生

競技   陸上競技

区分   功労者

 和歌山市に生まれ、和歌山市に育つ。

 和歌山県立商業高校を卒業後、和歌山県庁に就職、県庁陸上部に入部し、3000m障害などで活躍する。和歌山県で開催された全国身体障害者スポーツ大会の翌年、昭和47年には、障害者スポーツの更なる向上のため、和歌山陸上競技協会理事として、全国身体障害者スポーツ大会和歌山県選手団のコーチに就任し、その後、選手団監督を務めるなど長期にわたり和歌山県選手団を指導し、障害者スポーツの技術向上に貢献した。

 全国大会で、常に選手に適正な指導・助言をおこない、選手からの信頼も厚く、毎年の大会では好成績をあげてきた。その後和歌山県身体障害者スポーツ協会副会長として会の運営に携わり、協会の発展に尽力する。特に、身体障害者と知的障害者のスポーツ協会の統合に力を注ぎ、「和歌山県障害者スポーツ協会」設立のため貢献し、障害者全体のスポーツ活動の振興を推進した。新協会発足と同時に役員を退任後も、後継者の育成指導に携わる。 これらの業績が認められ、平成17年に財団法人日本障害者スポーツ協会功労賞、翌年の平成18年に第45回和歌山県スポーツ功労賞を受賞。障害者スポーツに対する理解が深く、永年にわたり和歌山県障害者スポーツの発展に尽力した。