職種紹介(精神保健福祉士)

職種紹介

精神保健福祉士

精神保健福祉士は、精神疾患により様々な障害を抱えた人やその家族が、安心して地域で生活できるように、精神保健福祉領域の知識をもって支援を行うソーシャルワークの専門家です。5大疾病に精神疾患が含まれるようになり、メンタルヘルスについての関心は年々高まってきていることから、精神保健福祉士として期待される役割は益々大きくなってきています。
和歌山県では、全ての保健所に精神保健福祉士を1名以上配置し、様々な職種、関係機関等と連携しながら、日々の相談業務にあたっています。また、精神保健福祉法に基づく警察官通報等を通して危機介入の場面に立ち会うことも少なくありません。
寄せられる相談はどれも簡単なものではなく、時に難しい判断に迫られることもありますが、誰のための支援かということに視点を置きながら、県でしかできない仕事にやりがいと魅力を感じられます。

主な業務内容

  • 福祉保健部障害福祉課
    和歌山県全体の課題の把握、各種事業計画の立案
    精神保健福祉法に基づく警察官通報等を通した危機介入
  • 各県立保健所
    精神保健福祉関連の相談業務全般、こころの健康相談、訪問指導、受療支援(精神保健福祉法に基づく警察官通報等を通した危機介入支援含む)、地域自立支援協議会への参画、精神疾患の正しい理解促進のための普及啓発活動、家族支援など
  • 精神保健福祉センター
    精神保健福祉に関する総合的技術センターとして、こころの健康の保持推進と精神障害のある方の社会復帰・社会参加促進を図るための技術指導や研修企画を行っています。
  • 県立こころの医療センター
    精神疾患が主な理由で入院している患者やその家族に対して、必要に応じ地域の関係機関などと連携しながら、退院に向けた生活環境の調整等を行っています。

主な配属先

(本庁)
福祉保健部障害福祉課
(地方機関)
各県立保健所(各振興局健康福祉部)
精神保健福祉センター
県立こころの医療センター

異動、キャリアアップについて

3年から5年サイクルで異動しながら、多様な職務経験を通じてキャリアアップを図っていきます。
それぞれの機関によって業務内容が違い、また保健所における業務についてもそれぞれの地域の特色がありますので、様々な経験を積んでいくことができます。また、その過程でいろいろな人とのつながりができてくるので、この仕事を続けていく上でとても大きな力となります。

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