職員紹介-獣医師-

職員紹介ー獣医師ー

和歌山県動物愛護センター

 友居瑞栄医療技師

【獣医師】

平成30年度採用

―現在の業務―

「人と動物が共生する潤いのある社会」の実現のため、動物の保護管理業務や動物愛護、適正飼養の普及啓発の業務に携わっています。

 ≪動物の保護管理業務≫

○和歌山県動物愛護センター(以下「センター」といいます。)に収容された犬猫の飼育管理や病気の予防・治療、殺処分。

≪動物愛護、適正飼養の普及啓発業務≫

○夏休みや春休みに行う小・中学生を対象とした飼育体験教室や獣医師体験教室の企画・実施

○中学生の職場体験学習や大学生のインターンシップの対応

○啓発本の作成

○センター全体で行うイベントの補助

・毎日行っている犬や猫とのふれあいや、GWや動物愛護週間に行う「WAWフェスタ」

○犬・猫の飼い方講習会や譲渡会

○小学校に出向いて授業を行う「わうくらす」

どの業務も県民の方との距離が近く、直接県民の方に動物愛護精神や適正飼養について伝えることができます。

獣医師体験教室  飼育体験教室

             <獣医師体験教室>                          <飼育体験教室>

≪その他≫

 ○動物由来感染症に関する研究、発表。

手術

              <手術風景>

―やりがい・達成感について―

 私は、子どもたちに動物との接し方や命の大切さを伝えたい、と採用前から思っていたので、飼育体験教室や獣医師体験教室に私自身が中心となって携われることをうれしく思いました。

 体験教室は、犬の散歩や犬舎の清掃、グルーミング、模擬診察、模擬手術などを通して、動物を最後まで飼うことや命に対する責任について伝えることを目的としています。この体験教室において、子どもたちにわかりやすいように説明をしたり、積極的に声をかけ、たくさんの疑問や質問にも答えることができました。

 体験教室後の参加者アンケートでは、「知らないことがたくさんあったので勉強になった。」、「もし犬猫を飼うときはしっかりと責任を持って最後まで飼いたい。」や「この貴重な経験を忘れないで、獣医師になりたいと思った。」という声もあり、未来を担っていく子どもたちに命に対する責任や、獣医師について知ってもらうことができ、すごくやりがいを感じました。

 また、センターでは日々、犬猫の健康管理を行い、糞便検査や血液検査を行います。譲渡対象の犬猫の一部や地域猫の不妊去勢手術も行っており、獣医師として専門的な知識を生かせる場であると感じています。

―職種として勤務する可能性のある職場・業務概要―

獣医師として採用された場合、公衆衛生分野と畜産分野のどちらかに配属になります。

公衆衛生分野では、動物衛生、食品衛生、環境衛生などの業務を行っています。

○勤務地(公衆衛生分野の場合)

・本庁:食品・生活衛生課

・和歌山県動物愛護センター

・各保健所(8か所:海南・岩出・橋本・湯浅・御坊・田辺・新宮・新宮保健所串本支所)

・環境衛生研究センター 等

―職場の雰囲気―

 センターでは、獣医師5名を含む14名が勤務しています。調べてもどうしてもわからないことがあれば、先輩獣医師に指導をあおぐことができます。 

また、本庁や保健所と情報のやり取りをすることも多いですが、優しく対応していただけます。

―採用後の苦労・イメージギャップなど―

 大学生の時に一度、センターにおけるインターンシップに参加したことがあったため、勤務内容等はある程度イメージできていましたが、実際に収容される犬猫の状態を見たり、殺処分の場に立ち会うと心苦しくなりました。

 他にも事務作業や電話対応、来館者の対応など初めてのことばかりで戸惑うこともありました。

―学生生活、資格取得、公務員試験に関するアドバイス―

 獣医師は仕事の幅が広いため、大学生時代には、様々なインターンシップや職場見学に積極的に行きました。(センター、海南保健所、和歌山県紀北家畜保健衛生所、和歌山市内の動物病院等)。実際に働いている現場を見ることで大学では体験することができないことを学ぶことができ、将来の仕事についてもイメージを膨らませることができました。是非、学生のうちに様々な職場を見て、感じて欲しいと思います。

―趣味、休日やアフター5の過ごし方―

センターは、土曜日・日曜日・祝日も開館しており、シフト制で出勤しています。休館日の火曜日にはゆっくりと買い物をしたり、テーマパークに遊びに行ったりしています。

また、よく大学時代の友達と会い、お互いのことを話したりしてリフレッシュしています。 

―月の残業は?―

ほとんどありません。 

―年間のお休みはどれくらい?―

 今年度は12月末時点で年休を3日間、夏休は5日間取得しました。

(祝日出勤をした時は振替休日を取得することができるため、あまり年休を使っていません。) 

―公務員の勉強について―

 試験勉強は5月中旬ごろから、公務員になった先輩が使っていた公務員対策本を使いました。研究室に所属しながらの勉強だったので、勉強時間は平日に1時間程度、休日に5時間程度でした。

 和歌山県の獣医師採用試験は面接の配点が高いので、大学で実際に模擬面接を行い、本番で緊張せず話せるように対策を行いました。

―応援メッセージ―

しんどくて不安な気持ちになる時もありますが、なりたい自分になるために、自分を信じて頑張ってください!

スタッフ犬と一緒に

             <スタッフ犬と一緒に>

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