職員紹介-総合土木職(農業土木)-

職員紹介ー総合土木職(農業土木)ー

那賀振興局農林水産振興部農地課

髙台敦義技師

【総合土木職(農業土木)】

平成30年度採用

―現在の業務―

 ため池の設計・積算および監督、圃場整備設計業務、既設水路更新にかかる設計・監督業務を担当しています。

春日池工事中 補強工事
〈ため池の工事現場〉 

〈ため池の下流に住む方の生命財産を守るため

老朽化したため池の補強工事を行っています。〉

工事中 洪水吐

―やりがい・達成感について―

 測量機材を使って自分で測量し、CADソフトを使って自ら設計をした工事があります。

県施設内における小さな改修工事ですが、普段なら測量会社や設計会社が行う一連の流れを経験しました。限られた予算内で使う人のことを考えた設計をすることは大変難しく、上司の方の知恵をお借りしながらなんとか設計書を完成させた時は、とてもうれしく思いました。次は、完成を目指して監督業務を行っていきます。

―職種として勤務する可能性のある職場・業務概要―

 本庁、各振興局にて農業農村整備事業全般(ハード・ソフト共)に携わります。

―職場の雰囲気―

 昼間は現場に出ることが多いため、外の空気を感じることができ、机に向かってPCを操作するようないわゆる「公務員像」とは異なり、開放的だと感じます。

人間関係については人事異動があるため、一概には言えませんが、今は、ピリッとした空気で引き締まった気持ちを持って仕事に取り組みつつ、時たま世間話で笑い合うというような関係です。

また、他職種とのかかわりについては、例えば、工事着工の際は業者との契約が必要なため、契約事務を行う別の部署と連携しながら業務をすすめます。

昼休みは別の部署にお弁当を持って行き、一緒に昼ご飯を食べたり、仕事以外でも付き合いがあります。

―採用後の苦労・イメージギャップなど―

 「土木職とはいえ、公務員。外も行くだろうけれどスーツ出勤、メインは事務仕事」と漠然と思っている人も多いのではないかと思います。しかし、少なくとも振興局勤務となればそうではありません。

 作業服が制服となり、ヘルメットをかぶって公用車で現場に向かい、現場では直接土木作業を行う方と色々な調整をし、指示を出します。自分でスコップを握って土嚢袋をつくることもあります。

 また、自らCADを使って図面を描くこともありますし、構造物の安定計算も行います。

入庁前は単にそれぞれの会社に委託した業務の成果品を現場に渡し、それを形にするような役割と思っていましたが、土木職員はもっと能動的で積極的な仕事です。

―学生生活、資格取得、公務員試験に関するアドバイス―

 社会にでると自分よりも年上で、経験値も高い人が大半です。学生のうちに年上の人(1つ2つではなく)との会話に慣れておくとよいかもしれません。

また、土木職員を目指すような学部にいる学生は、必修である測量学実習を受講していると思います。測量の技能は公務員になっても使う場面が多々あるため、真面目に学んでおくと良いです。

 そして、公務員試験に関するアドバイスですが、和歌山県に関して言うと、筆記試験よりは面接の方に重きを置く傾向があるので、面接がかなり重要なのは間違いないです。

 私は和歌山県職員採用試験の面接が人生初の面接でした。

 自分なりに考えたことをひとつ書きます。面接本では「わたくしは~」、とか「(問いかけに対して)はい、○○だと思います!」など「正しい一人称や受け答えのマナーが書かれてあると思いますが、普段の会話で「わたくしは~」と話さないので、その言い方をはじめにもってきて話し始めると無駄に緊張したり、棒読みになってしまいます。

 礼儀は悪くしない程度に普段の自分らしい言葉を使って面接官の問いかけに対して思ったことを素直に述べるのがいいのかなと思っています。

―趣味、休日やアフター5の過ごし方―

 好きなことは学生時代からやっているボルダリングで、休日には県内外のクライミングジムを巡ったり、外の岩を登りに行ったりしています。終業後は近くのジムに登りに行きます。

―月の残業は?―

 20時間程度。

―年間のお休みはどれくらい?―

 入庁の4月からこの12月まででは、年休は6日、夏休みは5日取得しました。

 時間は1時間単位で取得できるので自由度は高いと思います。

―公務員の勉強について―

 農業土木職採用試験精選問題と解説(農業土木職にしか関係ないです)、速攻の時事(一般教養)、一週間で書ける公務員合格作文(作文が苦手な人向け)などのテキストを使用していました。

 時期は平成29年5月から7月の試験日まで。大学院に在学していたため、研究の合間の時間を縫って問題演習をしました。一日平均1~2時間程度です。

―応援メッセージ―

 公務員と一口に言っても内容は様々あると思いますので、自分の志望の職種についてできるだけ深く研究しておくと事前に理想と現実のギャップが埋まって良いと思います。

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