総合土木職

職員紹介 総合土木職

須山 昌典

総合土木職

平成13年度採用

主査

集合写真
供用時のメンバーと(一番右が私)

新たな道路の建設

平成22年度から平成26年度の5年間、国道371号(高野山道路)の建設事業に携わりました。

高野山内を通る国道371号は高速道路と併せて県内の一体的な発展をめざすX軸ネットワーク道路の一翼を担う重要な道路です。しかしながら、中心部を通る現道は、世界遺産の地を訪れる観光の車と通過交通の車が混在し、繰り返される渋滞は長年の懸案となってきました。さらには、悠久の時間に育まれてきた貴重な歴史・文化資源の価値も損なわれる状況でありました。

地図
全体計画図
渋滞の写真
現道の状況

目標に向かって

測量、調査、設計については、そのほとんどが測量会社、調査会社、コンサルタント会社への委託となり、工事に着手するためには、これらを効率的かつ早期に実施する必要がありました。始めは、「5年ではちょっと」との声もありましたが、こちらの熱意が通じたのか、事業を進めるための提案等をたくさん頂きました。

また、工事に着手してからも、複数の建設会社さんが同時期に施工するため、月に1回は建設会社の担当者さんに集まってもらい、工程の調整会議を行いました。はじめは「めんどくさいな」との雰囲気もありましたが、回を重ねるごとに積極的に工程調整に取り組んでくれました。

もちろん、上司、同僚、部下についても「なんとかしよう」を合い言葉に、同じ目標に向かって仕事に取り組むことができました。

様々な人との出会い

平成27年4月からは、弘法大師空海が高野山に密教道場を開創して1200年目という記念すべき「高野山開創1200年記念大法会」が予定されており、それまでの供用開始が目標でした。

5年間、どのように事業を進めていくか、どうすればもっと速く事業が進むか、今のペースで問題ないか、自問自答の毎日でした。

この時役にたったのが、入庁してから出会った上司や同僚達でした。困ったり、悩んだりした時は、色々な人に相談し、色々な意見を聞き、時にはお酒を飲みながら愚痴を聞いてもらったり、励ましてもらったりと。毎日帰りが遅くても、文句も言わず励ましてくれた家族の支えもありました。

このように、周りの人たちに助けられ、なんとか5年間頑張ることができました。

会議の様子の写真
建設会社との工程会議
イベントの写真
橋梁への落書きイベント~地元小学生と~

雪道の写真

高野町の冬は雪。思うように工事が進まないことも。

無事供用開始

そのような紆余曲折を経て、平成27年3月28日、供用を開始することができました。

開通式の際は、今まで5年間やってきた道のりが、走馬燈のように思い出され、本当に感動的でした。式典には、既に異動になった上司や同僚、コンサルタント会社や建設会社の担当者、地元の方々も来て頂いており、感動を共有することができたことも良い思い出です。

決して簡単ではなかったけれども、そのような事業に携われたことは貴重な経験となりました。

開通式の様子

開通式の写真

覚海トンネルと相ノ浦橋
森の写真
工事前
道路の写真
完成

大滝口トンネル
森林の写真
工事前
トンネルの写真
完成
私の履歴書
  • 平成13年度
    入庁
    日高振興局建設部日高港建設事務所に配属
    日高港の建設を担当
  • 平成16年度
    西牟婁振興局建設部道路課へ異動
    道路の改良事業を担当
  • 平成19年度
    本庁
    道路建設課へ異動
    県道の予算、事業執行を担当
  • 平成22年度
    伊都振興局建設部工務課へ異動
    国道371号(高野山道路)京奈和自動車道へのアクセス道路を担当
  • 平成27年度
    本庁
    河川課へ異動
    水防法、防災に関することを担当

採用試験情報

県職員のしごと紹介

メルマガ・Facebook

電子申請システムからの受験申込みはこちら

このページの先頭へ