職員紹介-獣医師-
職員紹介ー獣医師ー
畜産課
松岡希枝技師
【獣医師】
平成30年度採用
―現在の業務―
本庁の農林水産部畜産課において、動物薬事や獣医事(獣医師法、獣医療法)、食の安全に関する業務を行っています。畜産に関することだけでなく、幅広い業務を行えるのが公務員獣医師です。
―やりがい・達成感について―
達成感を感じたのは動物医薬品製造業者組合総会にて動物用医薬品製造販売業者の方に高病原性鳥インフルエンザ等の家畜伝染病についての概要説明をしたことです。説明は不慣れで緊張しましたが、どのように説明したら、分かりやすいかを考える経験をすることができました。
―職種として勤務する可能性のある職場・業務概要―
勤務先は本庁畜産課、家畜保健衛生所、畜産試験場、養鶏研究所等です。
各勤務先での業務概要は下記のとおりです。
本庁畜産課:和歌山県の畜産振興のため、「熊野牛」、「紀州うめどり・うめたまご」、「イノブタ」等の県産特産畜産物の生産振興、家畜伝染病予防のための体制整備、獣医事・薬事に関する業務を行っています。その他には、県内で捕獲されたイノシシ及び鹿の肉を「わかやまジビエ」として、それらの有効活用のための取組や普及のためのPR活動を行っています。
家畜保健衛生所:家畜伝染病予防及びまん延防止、生産性向上のための検査、衛生指導を行っています。また、和歌山県では家畜診療も行っています。
畜産試験場:牛、豚、イノブタの飼育管理技術や牛の改良増殖の研究、環境保全の試験研究を行っています。
畜産試験場養鶏研究所:養鶏に関する調査、試験研究、指導及び養鶏振興を行っています。
これらは畜産分野ですが、他には公衆衛生分野もあります。公衆衛生分野は、本庁食品・生活衛生課、各保健所、動物愛護センター等が勤務先です。
<検査風景> <豚へのワクチン接種>
―職場の雰囲気―
職場の雰囲気は良く、皆で和気あいあいと日々の仕事をこなしています。また、他職種の方との関わりが強く、様々な意見交換ができます。
―採用後の苦労・イメージギャップなど―
獣医師と聞くと、一般的に犬猫などの診療を行う「動物のお医者さん」のイメージが強いため、周りの人からは、行政で獣医師が具体的にどんな仕事をしているのか想像がつかないとよく言われます。
現在の業務はデスクワークが多いです。また、幅広い視野で物事を見なければならないことが苦労する点で、上司の方や先輩から教わったり、勉強することがたくさんあります。
―以前の仕事との共通点、相違点―
以前は、民間の動物病院に勤務していました。対象がペットから、牛や豚などの家畜になり、また民間から公務員獣医師になったことで、より幅広い視野が必要になりましたが、以前の仕事も、現在の仕事もやりがいのある仕事だと感じています。
<畜産農家への指導>
―学生生活、資格取得、公務員試験に関するアドバイス―
和歌山県の試験には、筆記、論文、面接があります。特に面接では、「なぜ、和歌山県を受けようと思ったのか」「県に入ったらどんなことをしたいのか」など自分の思いを一生懸命伝えることが大事だと思います。皆さんの思いをぶつけてみてください!
―趣味、休日やアフター5の過ごし方―
趣味は、音楽・映画鑑賞です。休日は、友人と遊んだり、旅行に行きます。また、アフター5には、職場の人とご飯を食べに行くことがあります。
―月の残業は?―
多いときは、月に約10回残業をしています。
―年間のお休みはどれくらい?―
今年度は、年間20日ぐらいです。
―公務員の勉強について―
筆記試験は、市販の参考書で勉強していました。
また、面接は、質問に対してきちんと答えることができるようにハローワークで1時間ほど練習をしていただきました。
―応援メッセージ―
皆さんが和歌山県と聞くと一番に思い浮かぶのはみかん、梅などの農産物や、太刀魚、
しらすなどの水産物だと思いますが、実は畜産物に対しても力を入れている県でもあります。自然豊かで魅力いっぱいの和歌山県の畜産振興のためにぜひ一緒に働いてみませんか?