県議会の活動

○副議長(下川俊樹君) 質疑及び一般質問を続行いたします。
 2番木下善之君。
 〔木下善之君、登壇〕(拍手)
○木下善之君 私は、自由民主党県議団の一員であります。議長のお許しを得ましたので、一般質問をさせていただきます。
 なお、午前中の森議員の産廃に関する質問の中で一部重なる点もございますが、大変重要なことでございますので、あえて申し上げたいと思います。そしてまた、本日は関係地元の方の傍聴もございますので、ひとつ西口知事には胸のすくご答弁を期待しながら質問に入らせていただきます。
 まず最初に、産業廃棄物処理問題についてでございます。
 産業廃棄物の処理は今や全国的な問題となっておりますが、とりわけ橋本市菖蒲谷近隣の産業廃棄物中間処理場の問題については、県が許可して約一年が経過し、この間、ハエの異常発生、カラスの集団被害、そして何といっても人間の健康に害を与える大変大きな公害問題に発展し、県下においても現在では最大の関心事であります。
 地元調査によると、医師の診断を受けた者二十二名、うち一名は入院、のどが痛い、頭がふらつくなど七十三名、気分が悪くなった百名以上と報告をいただいており、周辺四地区の住民の多くは精神的にもふらふらの状態に来ているのは事実であります。
 また、近隣の東三百メートルに大手建設会社が二十八・四ヘクタール、六百八十四戸の宅地造成をほぼ完了し、本年七月より販売開始となっていたが、産廃の悪臭問題で良好な住環境が保障できないとして、宅地分譲は臭気問題の解決に至るまで延期することとなっております。当然ながら、宅地開発業者は県の許可を得て巨額の投資をされているだけに、残念のほかないと言われております。
 また、産廃の現場北側約四百メートルにおいても十八・七ヘクタール、入居予定五百三戸の宅地造成が半ば進んでいますが、これも販売を見合わせざるを得ないなど、開発企業者への影響も大きなものがあり、市あるいは県計画にも大きく狂いが生じております。
 市の長期総合計画においても、橋本市東部では既に大手企業が、そして本年より公団が延べ三百ヘクタールの宅地造成を進めており、十年後の市の計画人口は九万五千人と聞かされているが、関西地方では、和歌山県の東部とりわけ橋本市は環境保全の上でややこしいところと敬遠され、住宅供給面で最悪のダメージにつながるのではないかと考えます。また、既に入居されている近隣の団地の何人かは適当な移転先を考えたいとするが、転売するにも不安定な環境の中、値下がりの一途をたどっておるようでございます。やはり新しい住民の方は、勤務地は遠くとも家族のためを思い、すばらしい環境の地を求め、その大半は京阪神より転入されたケースが多いのでありますが、産業廃棄物問題で、とりわけ煙突一本が地域住民を苦しめ、行政を根底から揺るがさんとしているのが実態であります。
 以上の点から、知事が進められようとしているグリーンダイヤモンド構想・百万都市圏計画においても、現状では紀北東部の開発計画に大きく影響するものと考えます。
 また、この一年の間に多くの手紙が届いております。そのうち、原文のまま二例を紹介いたします。
 その一、小学五年生の女子児童から。「私の家の上の方に大きなごみ焼き場がつくられました。そこから煙や臭いにおいがして、たまりません。毎日毎日がくさくて、家の中までくさいです。時々のどからたんが出てきて、せきをしなければ声が出ません。担任の先生にもお願いしております。私、家へ帰るのが、くさいときが多く、嫌です。どうか助けてください。お願いします」とあります。
 その二として、主婦四十八歳の方より。前文省略して本文について。「日本工業所の産業廃棄物の焼却により、悪臭公害は大変困っております。秋には、悪臭の中、柿の木に登り、ふらつきながら柿取りの毎日で、気分が悪くなったときは自宅へ戻りました。今では家の中までくさいため、今でもマスクをかけて書いております。いつも頭は鉄の帽子をかぶっているようで、目も痛く、息苦しくなり、台所の換気をすれば幾分楽になります。夜中にも煙と悪臭が家の中でとどまり、息苦しく、目を覚まします。わが家は百姓ゆえ外で働いておりますが、居場所がありません。子供たちは、こんなくさい家は帰るのは嫌やと言って、友達の家などに外泊することが多くなって困っております。大好きだったもとの美しい住みよい出塔に戻してください。お願いします。どうか助けてください。かしこ」とあります。
 これほど大きな被害と広域的ダメージにつながっていることは県下最大の問題と受けとめ、ただ橋本市だけでなく本県のすばらしい自然環境を一層アピールする上で一日も早く解決することを切望し、次の二点について西口知事にお尋ねをいたします。
 第一点、解決のための話し合いについて。中止あるいは撤去について、適切な時期に相手方である日本工業所と踏み込んだ話し合いを持つべきと思うが、どうお考えなのか。
 第二点目は、監視体制の強化について。一点目を基本といたしますが、即座に解決に至らない場合は保健所の分所を現場へ設置し、執務とともに廃棄物処理の適切な指導を図るべきと考えます。
 知事は、動く県庁であるとか、とりわけ県民の立場に立って仕事をと常に申されており敬服いたしておりますが、今年度において一部出先の組織改正もあるようで、高野口保健所の分所を現地へ即刻設置し、解決に至るまで執務を願うなど、前段申し上げたように橋本市を初め紀北東部の浮沈にかかわる重大問題と受けとめていただき、西口知事の英断を聞かせていただきたいのであります。
 次に、生活文化部長に五点についてお尋ねをいたします。
 一、産業廃棄物の新しい処理要綱の制定について。
 産業廃棄物の処理が全国的な問題となっているだけに、国において法改正案が今国会に提出されております。その主な改正点としては、処理施設への信頼性を高め、地域の納得の上で適正に産廃の処理を進めるのがねらいとして、産廃処理施設の設置に当たり、一、業者は周辺地域の生活環境への影響を調査し、その結果を許可申請書に添付する、二、施設の設置許可については、知事は申請書を告示・縦覧するとともに住民や関係市町村の意見を聴取する手続を設ける、三、マニフェスト制度の適用をすべての産廃に適用する、四、不法投棄の罰則金の引き上げその他関係事項となっているようで、以下省略いたしますが、国もようやくにして本腰が入ってきたようであります。
 産業廃棄物の発生は大都市ほど多く、その処理については他の県へ持ち出さなければ処理できないような仕組みとなっております。例えば大阪府の産業廃棄物事前審査要綱については、大阪府廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行細則に定めるもののほか、本要綱を適用するとし、事前審査に係る知事の審査は次のとおりであります。一、事業の用に供する施設の計画内容がそれぞれの許可に係る施設に関する法、政令及び省令に定める基準及び審査基準に適合するものであること──これは当然のことであります。二、次に掲げる者と事前審査申請者との文書による合意があること──つまり、次の関係者の合意が必要であります。イ、施設の所在地及びその隣接地の所有者の同意、ロ、施設の所在地の隣接地の占有者及び居住世帯の世帯主の同意、ハ、施設の所在地の区、自治会の同意、ニ、施設からの排水流入地の水利権者で、所在地の市町村農業委員会が必要と認める者の同意、ホ、施設の所在地に隣接して農業が営まれている場合はその経営者の同意、へ、その他知事が生活環境の保全または公衆衛生の向上のため特に必要があると認める利害関係者の同意。以上のように、関係者すべての同意を得なければ施設の設置ができないということは、規則が厳しく、大阪府下では産業廃棄物の処理が思うようにいかなくなっているためやむなく県外へ持ち出さなければならないということから、本県の事前協議制の実施等の検討をされているのかどうか。鹿児島県の指導要綱を見てみますと、県外産業廃棄物搬入事前協議書において知事に協議するものとございます。
 私の昨年度の質問において、本県における産廃の質や量を事前にチェックし、一定の制限を加えられる新しい処理要綱を早期に制定してまいりたいという知事の答弁をいただいておりますが、制定に向けてどうなっているのか、お伺いをいたします。
 二つ目の部長への質問でございます。煙害つまり煙の害、悪臭の防止対策をどう進めていくか。
 申し上げたように、悪臭公害が最大の原因であるだけにいかに悪臭を抑制するかでありますが、当該施設は不完全な施設であるため十分な燃焼をさせることは困難であります。過日も、一時間半にわたり現場にて日本工業所の代表者立ち会いのもと調査しましたところ、重油を用いた噴射機で加勢もされているが、四百ないし五百度の温度では十分な焼却はできません。不完全燃焼のため悪臭が周囲に広がるのは当然であって、研究機関のデータによると、例えばダイオキシンは日常多く用いるポリ塩化ビニール等の有機塩素化合物に多く含まれているようで、ごみとして捨てるさまざまなプラスチックなどビニール製品からポリ塩化ビニールだけを選別するのは極めて困難であります。ダイオキシンは高温に弱く八百度では問題がないとされ、六百度以下ではダイオキシンの分解がされにくいと言われております。つまり、本施設の五百度前後であれば分解されずに空気中にまき散らしているものと私は解釈をいたしております。
 県は、過去に何回か悪臭防止法に基づく悪臭物質測定をされ、その結果が発表されておりますが、硫化水素を初めとする二十二品目はいずれも許容基準値以下あるいは検出されずとなっています。測定は精度の高いものと思いますが、測定位置、時間帯、燃焼状況、その他条件にも大きく左右されるものではないかと私は判断をいたしております。
 以上のように、相当数の患者が発生しており、現実の問題としてどう考えているのか、お伺いするものであります。
 また、焼却炉への最後の投入は午後四時三十分までとなっているが、夜間にあれほどの煙が出ているところから見ると、作業終了前に多量の投入をされているのではないかと思う。それが不完全燃焼につながって悪臭を発生しているのではないかと考えたとき、投入量と夜間のそれらの煙量の関係などはどうか。調査をしておれば報告を願います。要は、悪臭を最小限に抑制させるための県の指導について伺うものであります。
 三点目、焼却灰の保管は適切にされているかということでございます。
 焼却灰については最終処分地へ搬出することとなっており、当初のフェニックスへの予定が、受け入れてくれないので三重県へ搬出していると言われております。つまり、不適格な焼却灰のためとあります。すなわち、不完全燃焼であるので悪臭がひどくなるということは、一日に焼却する投入量に問題があるのではないか。この点、どうか。
 次に、今日までの発生した焼却灰の量と搬出された量に大きな開きがあるのではないか。つまり、平成八年九月十日に措置命令を行うまでの約半年間の焼却灰はどこへ行ったのか、答弁を願います。地元は焼却灰の処理について大変不透明な点が多いと言っているが、どうか。
 四点目に、保健所の役割と対応についてお尋ねをいたします。
 申し上げたように、産廃の煙害による人的公害が広がり、入院、診察、また自覚症状が認められる住民も相当数になっておりますが、保健所はこれらの実態を調査されているのか、伺います。
 また、保健所の所長はドクター、つまり医師であります。医師の立場として、その現状と要望対策など、限られた関係住民宅を訪問して指導すべきではないか。なお、実態調査が済んでおれば会期中に調査報告書の提出を求めます。産廃により大きな問題を抱えている地元保健所は、他人事ではないので、全職員の現状認識を高める上で現地での検討会をされることを希望しております。
 以上の点は、菖蒲谷近隣の日本工業所に関連しての質問であります。
 五点目、今後の産業廃棄物処理の届け出及び許可の扱い方についてでございます。
 橋本市境原字上平八百六十五の一番地へ計画されようとしている産業廃棄物処分場については既に今議会へ向けて設置反対の請願が関係地元住民より提出されているところでありますが、県は業者より届け出のあったことを受けて、大気汚染防止法第六条第一項に基づき、廃棄物焼却炉一基の届け出を措置事項を付して受理されており、業者はこれを受けて製造元へ相当予納金を納め、焼却炉を発注されている。一方、関係地元は設置反対であります。県は、この中間処理施設の設置についてどうお考えなのか。また、今後のすべての産業廃棄物の届け出及び許可の扱いについて伺います。
 次に道路交通網の整備促進について、次の四点を土木部長にお尋ねいたします。
 まず第一点、国道三百七十一号関連で市脇・清水間架橋の促進について。
 本問題は、国道三百七十一号橋本バイパスの延伸部として国道二十四号市脇交差点より国道三百七十号清水地内の約七百メートルについて、私の県議会初の平成七年六月の一般質問における答弁では、既にボーリング調査を行っており、予備設計の実施とともに平成八年に河川協議、さらに都市計画決定の変更を急ぎたいとのことであります。その後、はや二カ年近く経過する中で、一体どこまで進んでいるのか、あるいはとまっているのか、聞かせていただきたいのであります。
 この架橋は高野山バイパスとして地域高規格道路のルート協議の話も聞かせていただいておりますが、龍神を経て串本に至る国道三百七十一号、本県東部の幹線道路の玄関と位置づけする重要な橋であります。市及び近隣町村、関係団体など組織を挙げての十七カ年の長きにわたる運動が展開している経緯があるだけに、早期着工に向けての適切な答弁を求めます。
 二番目、京奈和自動車道橋本道路及び国道三百七十一号バイパスの工事着工について。
 両線の促進については、西口知事のご熱意により平成八年度より大幅に事業量が拡大され、大変結構でありうれしく、関係地域にあっては地籍調査を初め夜を徹しての用地交渉、現地立ち会いなど、急速に進まれたことは喜ばしいところであります。既に用地買収を完了された地区もあるやに聞かされ、また過日も同バイパスの大阪府側の現状を見させていただきました。平成八年より本体工事に着手され、一部橋脚部分が半ば出来上がっております。工事着工のつち音は地域活性化の起爆剤となるものであり、そして拠点都市地域指定にふさわしいものと考え、平成九年度内に両線の幹線工事にぜひとも着手されるよう願うものであります。
 三番目、国道三百七十号学文路地内の工事促進について。
 本路線は、県道和歌山橋本線の延伸部分として紀の川河南の唯一の幹線道路であります。学文路地内の難事業とされた三十戸相当の移転は、用地関係者のご理解と進める立場の県の努力も評価されますが、三百七十号のこの道路も大半が完成いたし、現在学文路バイパスのあと四百六十メートルと、わずかとなっております。しかし、ここ三、四年は余り工事が進んでいないように見受けます。この開通こそ国道二十四号の補完道路として大きな役割を果たすものと考え、早期に工事を再開されるよう切望するものでありますが、現状と今後の取り組みについてお尋ねをいたします。
 四点目、県道山田御幸辻停車場線御幸辻地内の工事についてであります。
 このことは、道路があって住宅団地が開発されるのが筋というものであります。十年前より入居している柿の木坂団地にも通ずる唯一の道路で、おおむね二車線化に向けて改良拡幅をされているが、わずか四十メートル区間については七ないし八年前より全くとまったままの状態であります。この四十メートルが二車線で完成すればその効果ははかり知れないものがあり、本道路は紀北の東部より広域農道を経て大阪へ電車通勤される道路とあって、交通量においては伊都地方の県道としては最大のものとし、朝夕のラッシュ時は想像もつかないものであります。七年以上もほうっておくことは、どなたの責任であるのか。部長は、このつまらん現場を知っておられるのか。難しいところはだれもが手をつけないでは困る。県は、出先を含め限られた陣容で多くの事業を消化しなければならないこともよくわかりますが、急ぐべきこと等を判断され、この場合においても解決のための専任者の体制でいろんな方法を考え、一日も早い解決を望むものであります。土木部長の答弁を求めます。
 以上で、私の第一回目の一般質問を終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました。
○副議長(下川俊樹君) ただいまの木下善之君の質問に対する当局の答弁を求めます。
 知事西口 勇君。
 〔西口 勇君、登壇〕
○知事(西口 勇君) 木下議員にお答えをいたします。
 まず、産業廃棄物の問題であります。
 橋本市で問題になっている産業廃棄物の処理施設については私も大変苦慮しているところでございまして、悪臭の原因である保管廃棄物の野積み状態を一日も早く焼却するなどして解消することがまず先決であろうと督励をしているところでございます。今後は、地元の橋本市などにもご協力をいただきながら、関係者と十分協議をし、事業者を強く指導してまいりたいと考えております。
 次に、監視体制であります。
 出先機関の環境行政、特に廃棄物問題への取り組み強化をする必要があろうと思っておりますが、議員のお話にございました保健所の分所の設置というのは、率直に申し上げて大変難しいことであります。したがって、特に高野口保健所の環境行政の担当を強化したいと考えております。さらに、保健所、県事務所、土木事務所、警察署及び地元市町村で構成をする廃棄物適正処理連絡会議を設置いたしまして、保健所と関係機関との連携をさらに強化して環境行政の強化のために検討を進めていきたいと考えております。
 以上であります。
○副議長(下川俊樹君) 生活文化部長中村協二君。
 〔中村協二君、登壇〕
○生活文化部長(中村協二君) 木下善之議員にお答えを申し上げます。
 産業廃棄物問題についてでございます。
 まず、新しい処理要綱の制定についてでございますが、産業廃棄物の越境移動に対する指導方針を明らかにするため、既に同種の要綱を制定している道県の状況を調査するとともに庁内関係課室、産業廃棄物不法処理防止連絡協議会及び保健所との協議を進めており、近く策定する予定でございます。
 なお、従前から県においては事前調査の段階で地元市町村長の意見を聞くことといたしておりましたが、廃棄物処理法の改正案の中で市町村長の意見聴取等が義務づけられることになっていると聞いてございますので、法改正の動向を見守ってまいりたいと考えてございます。
 次に煙害・悪臭の防止対策についてでございますが、焼却に伴う大気汚染につきましては、公害防止施設の設置により改善し、ばいじん、窒素酸化物、塩化水素に係る規制値を下回っている状況でございます。保管廃棄物からの悪臭につきましては、野積み状態を解消できていない現状では抜本的な対策には至っていない状況でございます。
 現在保管中の廃棄物は、紙くず、木くずが湿って泥状になっているため燃えにくい状態でございますので、これが煙の悪臭原因ともなっているものと考えます。木材等の助燃剤を使用して燃焼性を改善するなど、悪臭を少なくする方法を検討してまいりたいと考えております。
 次に焼却灰の保管についてでございますが、昨年六月末には焼却灰を焼却炉のわきに積み上げておりましたけれども、飛散や降雨時の地下浸透のおそれがあるためコンクリート土間と囲いを設置して保管を適正に行うよう指導し、十月には施設が完成、九月までためていた焼却灰を施設に移し、その後十一月から六回にわたり約二百四十トンの灰を三重県の産業廃棄物処分業者の処分場に運搬し、処分してございます。
 次に保健所の役割と対応についてでございますが、大気汚染防止法や悪臭防止法は、国民の健康の保護と生活環境の保全を目的として制定されたものでございます。これまでの測定結果ではこれらの法律に基づく規制基準を下回っている状況でしたので実態調査を行っておりませんが、先般の住民集会で議員のご質問と同様の要請もあり、現在、調査方法等を含め、関係部と協議しているところでございます。
 最後に、今後の産業廃棄物処理の届け出及び許可の扱い方についてでございますが、産業廃棄物処理施設を新たに設置許可する場合、許可申請の前に関係機関に照会して土地に関する各種の規制や手続等の状況を調査するとともに、市町村長の意見を聞くこととしてございます。
 ご質問のケースにつきましては、この調査書はいまだ提出されておりませんが、調査書が提出されれば、地元橋本市長の意見を尊重して対応するよう指導してまいりたいと考えてございます。
 以上でございます。
○副議長(下川俊樹君) 土木部長長沢小太郎君。
 〔長沢小太郎君、登壇〕
○土木部長(長沢小太郎君) 木下議員の、道路交通網の整備促進についてのご質問にお答えいたします。
 まず、国道三百七十一号の市脇・清水間架橋についてでございますけれども、現在、橋梁部の予備設計を進めており、事業化に向け、建設省と設計協議、河川協議等を行っております。今後、これらの協議が整い次第、速やかに都市計画変更を行い、事業に着手していきたいと考えております。
 次に京奈和自動車道の橋本道路でございますが、昨年末から橋本市隅田町真土地内において工事用道路に着手しているところでございます。引き続き本体工事に着手するためには高圧鉄塔を移設する必要があると聞いておりまして、県としては、この工事が終わり次第、本体工事に着手していただくよう国に働きかけてまいりたいと考えております。
 また、国道三百七十一号の橋本バイパスにつきましては、残土処理予定地がほぼ決まりましたので、平成九年度には本体工事に着工する予定としております。
 次に、国道三百七十号学文路バイパスの整備についてでございますが、全体延長九百六十メートルのうち、議員ご指摘のように四百六十メートルが現在未整備となっております。現在、残っている地権者の方々に対して精力的に交渉を行っているところでございますけれども、同意を得るまでになお時間がかかるという実情がございます。
 現在、法的な手続を進めているところでございますが、今後とも当バイパスの早期完成に向けて最大限の努力をしてまいりたいと考えております。
 最後に県道山田御幸辻停車場線についてでございますが、この線につきましては、国道三百七十一号の橋本バイパス交差部周辺の未整備区間に公図混乱地がありまして、現在、地籍訂正を進めております。また、この作業と並行して地権者との交渉に鋭意取り組んでおりますけれども、残念ながら代替地等の問題で同意が得られずに地域の方々にご迷惑をおかけしていることは、私も十分認識しております。今後は、一日も早く地籍訂正の作業を終え、用地物件の早期解決に向けて努力してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○副議長(下川俊樹君) 答弁漏れはありませんか。──再質問を許します。
 2番木下善之君。
○木下善之君 それぞれ答弁をいただいたところでございますけれども、菖蒲谷近隣の産業廃棄物中間処理施設における焼却炉の問題は県の責任に負うところが実に大きいものでございますので、解決に向けて特段の努力をお願いを申し上げたい。何といっても人間に害を与えておるということ、このことについて県がどこまで実態を調べているのか──反省をしていただきたいと思う。それによって、その厳しさというものを受けて立って早期に解決をいただきながら、本当に和歌山県というのは環境的にもすばらしい地域だ、ぜひ住んでみたいと、そういうようにひとつ知事の特段のお力添えを要望申し上げまして、終わります。ありがとうございました。
○副議長(下川俊樹君) ただいまの発言は要望でありますので、以上で木下善之君の質問が終了いたしました。
 これで、本日の質疑及び一般質問を終わります。
 明日も定刻より会議を開き、質疑及び一般質問を続行いたします。
○副議長(下川俊樹君) 本日は、これをもって散会いたします。
 午後二時五十分散会

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