県議会の活動

○副議長(木下秀男君) 質疑及び一般質問を続行いたします。
 9番永井佑治君。
 〔永井佑治君、登壇〕(拍手)
○永井佑治君 お許しをいただきましたので、質問をさせていただきます。
 先輩議員によって築かれ受け継がれてまいりました伝統と格式のある和歌山県議会で、初めて質問をさせていただきますので、お聞き苦しいところがあるかもしれませんが、ご容赦をお願いしたいと存じます。
 それでは、まず交通網の整備についてお伺いをいたします。
 本議会は、今期をもってご勇退を決意されている仮谷知事にとって最後の議会であります。知事が本県発展のため心血を注がれたこれまでのご労苦に対しまして心から敬意を表しますとともに、質問する機会を得ましたことを私は大変光栄に存じております。
 そこで、この機会に足跡を振り返り、その代表する業績を一つ挙げさせていただきたいと存じます。戦後、歴代知事が数多く手がけられた業績の中からそれぞれ一つを挙げることは、もとよりある意味では無謀であることを十分承知いたしておりますし、評価を誤ることになるかもしれませんが、また一方では、知事を親しみやすくし、身近なものにするものでもあると思います。
 そういう意味で、小野知事は二十八年水害を初めとするたび重なる台風や水害などの災害の復旧に力を尽くされ、災害に強い県土づくりをされました。また大橋知事は、高度経済成長期にあって数々のビジョンを描き、それを実行に移されましたが、中でも特に記憶に新しいのは国民体育大会の開催とその成功であります。国体道路を初めとして、県下各地の大会当時の施設が今でも県民に有効に利用されているのはご承知のとおりであります。
 さて仮谷知事でございますが、これまでの五期二十年間の数々の業績の中から私なりに一つ挙げることを許していただけるならば、広い意味での道づくりではないかと思います。本県は、半島なるがゆえにこれまで多くの面で不利な立場に置かれてまいりました。直接的に、また間接的に産業の振興をおくらせ、企業立地、企業誘致を難しくしてきましたのも、不便な半島であるという時間的制約のためであります。以前は、「東京から一番遠い県庁の所在地は」と言いますと「和歌山市だ」と言われたものでありますし、また近畿経済圏からも孤立をしておりました。
 今では、関西国際空港が開港し、高速道路も大阪、神戸と直結し、JRくろしお号の新大阪乗り入れも実現をいたしました。車で大阪、神戸まで約一時間、その近さを実感しておりますし、本当に便利になったと、県民、市民ひとしく喜んでいるところでございます。まさに本県は国土軸に直結し、半島性から脱却して今後の発展に大きな期待が寄せられているのであります。
 ところで、現在の一家族に二、三台が当たり前という車社会にありましてはなかなか道路の整備が追いつかないのが実情であるとは思いますが、さりとて都市の発展と活性化のためには道路網の整備が何といっても急務であると言わなければなりません。経済活動の道路への依存度の大きさは、さきの阪神・淡路大震災で阪神高速神戸線を初めとする幹線道路が壊滅的打撃を受けて寸断されましたが、そのことの経済に与えた影響ははかり知れないものがあり、幹線道路の復興が経済界から何よりも優先し強く望まれているのを見てもわかるところであります。
 翻って、我が県都和歌山市の東西幹線道路の整備状況を眺めてみますと、知事を初め県当局のご苦労と努力を認めるのにやぶさかではありませんが、都市計画道路四十路線のうち完成したのがわずか三路線、全く手をつけていない道路が六路線、残りの三十一路線は以前工事をした箇所があるかまたは現在工事中のものと思われます。しかも、計画決定を最初にしたのが古い話で昭和二十一年、今から五十年前。大幅な見直しをしたのが昭和四十年でありますから、このときからでも既に三十年が経過しており、直接的には和歌山市の問題であるといたしましても、行政の継続性を考えますと県にも今苦言を呈せざるを得ないのであります。県民、市民が行政に一番望んでいるのは道路の整備であります。
 このところ県市の仲が少々怪しくなっておりますが、和歌山市内幹線道路の整備は県市互いの協力と県のリーダーシップがなければ到底なし得ません。私の地元・宮地区を初めとする東部地域でも、住民が朝夕の交通渋滞で日々の生活に不便と不安を感じている実情を見るにつけ、また和歌山の発展と活性化を心から願う者の一人として、県がこの問題に本格的に取り組み、なお一層の努力をお願いし、たとえ年々少しずつではありましても改善されることを望んでやみません。
 そこで、まず知事にお尋ねをいたします。これまでの県政を振り返り、特に陸と海と空の道づくり、交通網の整備に取り組まれてきたご感想と、今後の本県の交通体系整備についての方向をお聞かせいただきたいと存じます。
 次に、都市計画道路湊神前線の県施行部分、JRの東側から国体道路までについては、和歌山操駅の跡地に建設中の多目的ホールや健康福祉棟へのアクセス道路として、またその周辺整備の関係からも早期の完成が望まれているところでありますが、JRとの交渉、地元の意見等も含め今後の見通しはどうなっているのか、また南北の有本田尻線についてはどのように取り組んでいくのか、さらに、一つの路線で県施行部分と市施行部分とが入りまじっている道路があるが、事前に市と協議をしていないのか、またそのような場合いろいろな点で不都合が生じないか、お聞かせ願いたいと存じます。
 次に、関西国際空港埋立用土砂採取跡地であるコスモパーク加太の整備に関係してお尋ねをいたします。
 関西国際空港が開港一周年を迎えましたが、去る八月二十四日、航空審議会の空港航空保安施設整備部会が第七次空港整備五カ年計画の中間取りまとめという形で基本的な考え方を発表し、その中で、昨今の厳しい経済情勢には触れずに、「我が国においても、来るべき二十一世紀は経済、文化、社会等、国民生活を取り巻くあらゆる活動が諸外国との活発な交流を通じて展開していく時代になる」と考え、「今後、経済、社会全体が成熟し、従来のような右肩上がりの拡大基調を維持できなくなることが見込まれるが、こうした状況においても国際ハブ空港等は時期を失うことなく整備すべき社会資本の一つ」と位置づけて、「国際ハブ空港を中心とした国際交流拠点の整備を進めることが焦眉の急である」と述べ、基本的な方向を示すことによって、いよいよ関空の二期工事が全体構想の実現に向けて動き出そうとしております。
 今回の事業は、ご承知のとおり、残る二本の滑走路のうち平行滑走路の建設とそれに関連する施設の整備でありますが、その手法が空港施設と用地造成の主体をそれぞれ別にする上下分離方式ということであり、本県の負担する費用の割合もふえるであろうと懸念されるところであります。また、二期工事の建設が予定される海域は一期工事に比べて水深も深く、また海底の地質も沖積層、洪積層の部分が厚いということで、埋立用土砂を二倍以上投入する必要があると言われております。
 本県も当然、一期工事のときと同様、土砂搬入の一翼を担い、土取りをすることになろうと思われますが、採取土砂の量が多い分、現在の二百六十ヘクタールより広い跡地ができる可能性も予想され、またその時点で跡地の活用を考えなければなりません。もっとも、二期工事の土砂採取跡地の利用については関西民間有力十八社で構成する紀泉国際森林都市構想推進協議会による森林都市建設構想なども言われていますが、まず先に解決しなければならないのがコスモパーク加太の取り扱いであります。
 お聞きしたところによりますと、現在ほぼ粗造成の段階まで整備がなされているということでありますので、次のことについてお伺いをしたいと思います。
 今議会にコスモパーク加太へのアクセス道路として八億円の補正予算を要求されておりますが、今後コスモパーク加太計画の推進に当たり、企業の誘致を含めて施設立地の促進に向けては、道路、上下水道、電気、ガス等のインフラ整備がまず必要であります。どういった考えのもとにインフラ整備を進めようとされているのか、お聞かせ願いたいと思います。
 次に、現下の厳しく長い経済的低迷を踏まえて、コスモパーク加太計画をこれまでの民間主導型から当面行政主体での取り組みに軌道修正されたと聞いておりますが、同計画がリゾート、リサーチ、レジデンスといった複合的な町づくりを目指す限り、民間企業の果たす役割は大きく、企業の進出を仰いでいくための取り組みがより重要になってまいります。依然として厳しい経済情勢の中で少しでも企業が進出しやすくするためには、コスモパーク加太を対象に、現行の企業誘致奨励金制度に準じた優遇制度を講じていく等の検討も必要ではないかと考えます。現行の企業誘致奨励金制度では、観光・レクリエーション施設等は対象外となっています。観光立県、リゾート立県をいやしくも標榜する本県がなぜ対象外にしているのかの議論については別の機会に譲ることといたしまして、当面、コスモパーク加太に限定して、リゾートといった分野に属する立地施設に対する優遇措置を前向きに検討されるお考えはないのかをお尋ねいたします。
 最後に、障害者の社会参加についてお伺いをいたします。
 障害者問題については、さきに玉置議員が福祉のまちづくり条例の関係で主にハード面について質問をされましたので、重複を避け、ソフト面に限ってお伺いをいたします。
 社会的立場の弱い人々にどれだけ配慮をするかということが一国の文化の成熟度をはかるバロメーターの一つであると言われておりますが、一カ月ぐらい前のある新聞に「障害があっても外に出ようよ」と題して、次のような投書が掲載をされておりました。
 「今夏も、二十四人(車いす利用者十一人)でアメリカ西海岸でのホームステイを体験した。介助犬ウィーバーと暮らすトム(二十八歳)は、自転車事故で頸椎四番損傷の電動車いす生活。病院でのリハビリ・スポーツ大会で会い、その後、大リーグ・パドレスの試合前、球場に来て私たちを励ましてくれた。両手先も不自由だが、元気いっぱい、スポーツ万能、雑誌の表紙を飾る好青年。南部なまりの黒人ジェリー(三十九歳)は、二十年前、病気で車いすに。四時間ごとにカテーテルでの排尿は私と同じ症状。日本語の勉強中で、日本で暮らしてみたいと言う。にこにことほほえみながら車で帰っていった。電動車いすのピーター氏は、ベトナム戦争で負傷。多数の車いす利用の学生が学ぶグロスモント大学でコンピューターを教えていて、私たちにハイテクの技術を見せてくれた。今回の受け入れ家庭のホストでもあり、球場に来るのも当然というバイタリティーに敬服。アメリカの障害者たちは、視線を気にせず、心行くまで『外』を楽しんでいます。重度の人でも、健常者との『区別』はありません。日本では『障壁』がたくさんあってためらうことの多い私たち、それでも思い切って外に飛び出してみましょうよ」と、こういった文であります。
 私も、わずか半月ぐらいの滞在でしたが、友人の世話でアメリカ人に溶け込んで生活をしたとき、同じことをこの目で見、感じてもおりましたので、全く共鳴をいたしました。投書の主は、京都市に住んでいる横本勝さんという五十四歳になる同志社高校の英語の先生であります。また、同氏は自身、腰椎の三番を損傷している車いす生活者で、両下肢は動かせませんが痛みだけは感じるということで、私が一番最初に電話でお話をしたときも、腰から下に針を千本ほど刺されたような痛みを感じているということでありました。
 横本さんは実に明るい性格の持ち主で、今のような状態になったのも自分の運命とあきらめて人生を十分楽しんでいるということで、先日話をしてくれたときも、この二十六日から福島へ行って障害者国体にアーチェリーの選手として出場するのだと、実に楽しそうに話しておられました。
 ご承知のとおり、アメリカではADA法(障害者法)等によって障害者のためのアクセスが徹底していて、例えばどんな小さなレストランでも車いす利用者のためのスロープをつけているように、全くといっていいほど不便を感じないということでありますし、また社会の見る目も健常者と全く区別がありません。国情や国民性の相違があるとはいえ、我が国の実情はと言いますと、私も障害者の保護者団体のお世話をさせていただいておりますが、まだまだ障害者を特別な目で見たり変な同情をしたりといったように、どうも社会の理解がいま一つで、どんなに明るい性格の持ち主でも障害者になるとどうしても嫌な思いをするので外に出なくなるといったような、内にこもりきりの傾向が強いようであります。
 障害者福祉については、制度的にも財政的にも十分と言うにはほど遠いものがありますが、施設の整備等ハード面と同様、重要なのは、障害者が人の目を気にせずに外に出られるような社会をつくることであります。障害を持っている人々に健常者と同様の生きがいや楽しみを与えることもまた、本当に血の通った行政の責務と言えるのではないでしょうか。ソフト面においても障害者に優しく住みよい県土づくりをされるよう、強く要望するゆえんであります。
 そこで、最後に、障害者の社会参加を促すための啓発活動や生きがい対策についてどのように考えておられるのかをお尋ねして、私の質問を終わります。
 ご清聴ありがとうございました。
○副議長(木下秀男君) ただいまの永井佑治君の質問に対する当局の答弁を求めます。
 知事仮谷志良君。
 〔仮谷志良君、登壇〕
○知事(仮谷志良君) 永井議員にお答え申し上げます。
 陸・海・空の交通網の整備についての知事の感想と、今後の交通体系の整備の方向についてでございます。
 私も、知事に当選させていただいてから、道路、高速道路、空港などの交通基盤の整備を県政の最重点施策として取り組んでまいったところでございます。高速道路は、知事就任当時は海南まで二十五キロの整備をされておりましたが、国の高速道路計画ではその区間しか認めていただいておりませんでしたので、海南から御坊までの間は一般有料道路として整備を進めてまいったわけでございます。その後、昭和六十二年の見直しで近畿自動車道が海南から新宮まで、また京奈和自動車道が和歌山から橋本まで追加されまして、多年の念願がかない、大変な喜びでございました。
 また関西国際空港については、本県を関係県とするためにまず取り組んだわけでございます。和歌山が外されておった。そしてまた、近畿が共同して関空を進めていく──兵庫県、大阪府、和歌山と、神戸市、大阪市と、お互いに意思が疎通していなかった。それを推進するために、関係府県知事や市長を和歌浦に呼んで湾岸サミットを開催したことなどが思い出の深いことでございます。
 また、特急くろしお号の新大阪駅乗り入れ、阪和自動車道の全通により、県内外の皆さん方から大変便利になったと評価をいただいており、昨年の世界リゾート博が大成功した大きな要因の一つではないかとも考えておるところでございます。
 さらに、海上交通としてテクノスーパーライナーの実験船が和歌山下津港に寄港して貨物輸送実験を行うなど、基地化、誘致に向けて大きく前進したものと確信しています。
 現在、湯浅御坊道路の整備、新南紀白浜空港、紀勢本線の高速化などの事業を進めておるわけでございますが、道路についても、現在和歌山県に国道が十一路線ございますけれども、そのうち五つの路線をこの間に昇格いたしまして、大きく前進したことも思い出深いことでございます。
 半島性の克服という観点からは、交通基盤の整備の見通しはある程度ついたのではないかと思っておるところでございます。今後は、県内の高速道路の整備、関西国際空港の全体構想の早期実現を進めるとともに、国土軸から離れていた本県を国土軸上に位置する地域とするため、太平洋新国土軸の実現に取り組んでいくことが重要ではないかと思っております。特に、太平洋新国土軸の要衝となる紀淡連絡道路は、大阪湾環状道路を形成するとともに京奈和自動車道ともつながりますので、和歌山県のみならず近畿全体の発展に大きく寄与するものであると考えておるわけでございまして、こうした交通基盤整備にご尽力いただきました国会議員、県会議員初め多くの皆さんに、心から感謝申し上げたいと思っております。
○副議長(木下秀男君) 土木部長山根一男君。
 〔山根一男君、登壇〕
○土木部長(山根一男君) 永井議員の和歌山市内幹線道路の整備についてのご質問、三点についてお答えいたします。
 まず、都市計画道路湊神前線の国体道路より東側四百四十五メートルについては、県の事業として整備を進めてございます。当地区は人家が密集しており、商店や借地、借家の方も多いことから用地補償交渉が難航しておりましたが、重要な道路でもありますので、この対応に全力を挙げてきました結果、現在、解決のめどもつきつつあります。今後、早期の解決を図り、事業の促進に努めてまいります。
 次に都市計画道路有本田尻線については、JR紀勢線東部市街地の南北の幹線道路でございまして、JR和歌山駅東側付近は和歌山市で区画整理事業により整備を進めているところでございます。さらに、南側の区間については、今後、地元、和歌山市と調整を進めてまいります。
 最後に県施行と市施行の区分についてでございますが、都市計画事業は都市計画法により原則として市町村が施行することとなっており、市町村が施行することが困難または不適当な場合等に県で施行することができることとなっております。このため、技術的に高度で事業費の大きい連続立体交差事業及び整備後に県道になるような道路については、市町村と協議の上、県事業で実施しているところでございます。整備の進め方については、整備が円滑に進むよう今後とも地元市町村と十分に協議の上進めてまいります。
 以上でございます。
○副議長(木下秀男君) 企画部長藤谷茂樹君。
 〔藤谷茂樹君、登壇〕
○企画部長(藤谷茂樹君) 永井議員ご質問のコスモパーク加太計画については、従来からの開発目標であるリゾート、研究開発、居住の三つの機能を持つ国際的複合都市の整備を基本とし、社会経済の動向に柔軟に対応しながら推進してまいりたいと考えてございます。したがって、インフラ整備については、開発熟度を考慮に入れ、先行的かつ段階的に進めてまいりたいと考えてございます。
 当面、まず土地の利用価値の増進と施設立地の促進を図るため、平成九年度完成を目途に幹線道路の整備に着手すべく、今議会において補正予算を計上してお願いしているところでございます。その他のインフラ整備についても、道路整備とあわせて整備を進めるべく、関係機関との調整を図っているところでございます。
 次に企業に対する優遇措置についてでございますが、現在の厳しい社会経済情勢の中で企業の進出意欲は減退しているものと認識しており、コスモパーク加太への企業進出を促進するため優遇措置を講ずることも重要な取り組みの一つではないかと考えてございます。現行の優遇制度として、観光保養施設に対しては県の融資制度がございます。また、財団法人地域総合整備財団によるいわゆる「ふるさと融資」や総合保養地域整備法、いわゆるリゾート法における特例措置による税の軽減等の優遇措置等がございますが、コスモパーク加太に地域を限定した新たな優遇制度についても研究してまいりたいと考えてございます。
 以上でございます。
○副議長(木下秀男君) 民生部長木村栄行君。
 〔木村栄行君、登壇〕
○民生部長(木村栄行君) 障害者の社会参加を促進するための啓発並びに生きがい対策について、お答えいたします。
 昭和五十六年に「完全参加と平等」を理念とした国際障害者年が定められ、これを契機として障害者に対する理解が深まるとともに、障害者の自立とさまざまな社会参加が図られてまいりました。障害者が社会の一員として積極的に社会参加を進めるために、ハード面では昭和六十一年に障害者等の住みよい生活環境整備指針を策定し、スロープや障害者用トイレ、点字ブロックの設置等、公共的な建築物、道路等の環境整備に努めてきたところでございます。またソフト面では、県民に障害者に対する正しい理解と認識を持ってもらうため、十二月九日の「障害者の日」を中心として、「県民の友」やラジオ、テレビの広報、あるいは県下各地での街頭啓発や「ふれ愛イベント」などの啓発活動を実施するとともに、スポーツ教室の開催など、障害者の社会への参加を支援する施策を実施し、成果を上げてきたところでございます。
 議員ご指摘のように、障害者が生きがいを持って生活し、自由にもっと町に出ていける社会的環境をつくり上げるためには、県民の正しい理解を得る啓発の一層の推進が必要と思われます。今後も、障害者と触れ合い共感する機会をつくる交流事業やハンディキャップの体験学習など、創意工夫を凝らした啓発活動を展開するとともに、文化活動やスポーツを通じて生きがいや喜びを分かち合え、ともに生きる社会の実現を図ってまいりたいと考えてございます。
 いずれにしても、障害を持つ人も障害を持たない人も、ともに社会の中で普通の生活が送れるような福祉の町づくりを積極的に推進してまいりたいと考えております。
 以上であります。
○副議長(木下秀男君) 答弁漏れはありませんか。──再質問を許します。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(木下秀男君) 再質問がございませんので、以上で永井佑治君の質問が終了いたしました。
 これで、本日の質疑及び一般質問を終わります。
 明日も定刻より会議を開き、質疑及び一般質問を続行いたします。
○副議長(木下秀男君) 本日は、これをもって散会いたします。
 午後二時三十八分散会

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