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平成30年2月 和歌山県議会定例会会議録

第9号(全文)


◆ 汎用性を考慮してJIS第1・2水準文字の範囲で表示しているため、人名等、会議録正本とは一部表記の異なるものがあります。人名等の正しい表記については「人名等の正しい表記」をご覧ください。

平成30年2月
和歌山県議会定例会会議録
第9号
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議事日程 第9号
 平成30年3月16日(金曜日)
 午前10時開議
 第1 議案第1号から議案第17号まで、議案第34号、議案第39号から議案第46号まで、議案第48号から議案第66号まで、議案第69号、議案第71号から議案第75号まで及び議案第77号から議案第94号まで(委員長報告・同質疑・討論・表決)
 第2 議案第96号及び議案第97号(質疑・委員会付託等省略・表決)
 第3 意見書・決議案
 第4 常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件
 第5 特別委員会閉会中継続審査の件
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会議に付した事件
 第1 議案第1号から議案第17号まで、議案第34号、議案第39号から議案第46号まで、議案第48号から議案第66号まで、議案第69号、議案第71号から議案第75号まで及び議案第77号から議案第94号まで(委員長報告・同質疑・討論・表決)
 第2 議案第96号及び議案第97号(質疑・委員会付託等省略・表決)
 第3 意見書案
 第4 常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件
 第5 特別委員会閉会中継続審査の件
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出席議員(41人)
 1番 中西峰雄
 2番 秋月史成
 3番 立谷誠一
 4番 泉 正徳
 5番 前芝雅嗣
 6番 花田健吉
 7番 井出益弘
 8番 宇治田栄蔵
 9番 川畑哲哉
 10番 玉木久登
 11番 濱口太史
 12番 鈴木太雄
 13番 尾ア太郎
 14番 藤山将材
 15番 尾崎要二
 16番 中村裕一
 17番 岩田弘彦
 18番 中本浩精
 19番 服部 一
 20番 山本茂博
 21番 冨安民浩
 22番 吉井和視
 23番 堀 龍雄
 24番 中 拓哉
 25番 岸本 健
 26番 森 礼子
 27番 谷 洋一
 28番 新島 雄
 29番 岩井弘次
 30番 多田純一
 31番 片桐章浩
 32番 藤本眞利子
 33番 浦口高典
 34番 山下直也
 35番 山田正彦
 36番 菅原博之
 37番 谷口和樹
 38番 奥村規子
 39番 雑賀光夫
 41番 坂本 登
 42番 長坂隆司
欠席議員(なし)
〔備考〕
 40番 欠員
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説明のため出席した者
 知事         仁坂吉伸
 副知事        下 宏
 知事室長       宮ア 泉
 危機管理監      藤川 崇
 総務部長       浦上哲朗
 企画部長       P一郎
 環境生活部長     山田成紀
 福祉保健部長     山本等士
 商工観光労働部長   山西毅治
 農林水産部長     原 康雄
 県土整備部長     森戸義貴
 会計管理者      野田孝雄
 教育長        宮下和己
 公安委員会委員長   溝端莊悟
 警察本部長      宮沢忠孝
 人事委員会委員長   平田健正
 代表監査委員     江川和明
 選挙管理委員会委員長 小濱孝夫
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職務のため出席した事務局職員
 事務局長       田村公一
 議事課長       松山 博
 議事課副課長     武田 稔
 議事課議事班長    岩谷隆哉
 議事課主任      保田良春
 議事課主任      岸裏真延
 議事課主事      大森圭悟
 総務課長       糸川 徹
 総務課課長補佐兼総務班長
            窪田 東
 総務課主事      回り道杏奈
 政策調査課長     中平 博
 政策調査課総括調査員 渕川 博
 政策調査課主任    P真由美
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  午前10時0分開議
○議長(尾ア太郎君) これより本日の会議を開きます。
 この際、暫時休憩いたします。
  午前10時1分休憩
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  午後1時30分再開
○議長(尾ア太郎君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 日程第1、議案第1号から議案第17号まで、議案第34号、議案第39号から議案第46号まで、議案第48号から議案第66号まで、議案第69号、議案第71号から議案第75号まで及び議案第77号から議案第94号まで、計69件を一括して議題とし、順次、常任委員会委員長及び予算特別委員会委員長の報告を求めます。
 文教委員会委員長濱口太史君。
  〔濱口太史君、登壇〕(拍手)
○文教委員会委員長(濱口太史君) 文教委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案1件であります。また、平成30年度当初予算関係議案のうち、当委員会所管分について議長から調査依頼がありました。
 委員会は、3月13日、第6委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第69号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 また、調査依頼のありました予算関係議案につきましては、適当である旨、議長に報告いたしました。
 次に、委員会審査における主な質問項目等を申し上げますと、不登校児童生徒数に卒業による減少が含まれているかについて、国民体育大会における本大会出場選手の選抜方法について、就職未内定者がいることについて、九九の言えない高校生について、地元大学への進学率について、生徒の大学進学への意向を調査することについて、学校薬剤師の職務、その評価及び報酬について、フッ化物洗口の評価と推進における市町村や学校間の格差への取り組みについて、ICT教育の事業内容について、教材作成に係る民間企業との連携について、義務教育課所管予算の国費の充当状況について、学校における電気代の予算措置について、高等学校における旅費の現状について、不登校に係る行政とNPOの連携について、分掌長及び学年主任の推薦投票について、校内人事について、教職員から信頼がない校長に対する教育委員会の任命責任について、地域からの信頼が得られる学校運営について、小学校の道徳教科化への対応について、第3期教育振興基本計画の人権教育の推進における部落差別の解決について、学校における働き方改革に係る緊急提言を踏まえた県教育委員会の具体的な取り組みについて、スクールサポートスタッフの規模や仕事内容、国の支援について、教員が取り扱う徴収金等の業務負担軽減について、不登校児童生徒支援員の活動内容についてであります。
 以上をもちまして、文教委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(尾ア太郎君) 総務委員会委員長鈴木太雄君。
  〔鈴木太雄君、登壇〕(拍手)
○総務委員会委員長(鈴木太雄君) 総務委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案16件であります。また、平成30年度当初予算関係議案のうち、当委員会所管分について議長から調査依頼がありました。
 委員会は、3月13日、第1委員会室において開催し、会計局、人事委員会、監査委員、選挙管理委員会、県議会事務局、知事室、企画部、総務部の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第34号、議案第39号、議案第40号、議案第42号、議案第74号、議案第77号及び議案第81号から議案第90号までについては全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 また、調査依頼のありました予算関係議案につきましては、適当である旨、議長に報告をいたしました。
 次に、委員会審査における主な質問項目等を申し上げますと、会計局関係では、公用自動車の保険加入について、監査委員関係では、包括外部監査の措置状況に対する監査委員の対応について、選挙管理委員会関係では、県議会議員一般選挙の経費について、知事室関係では、行政報告会について、企画部関係では、地籍調査の事務が県土整備部に移管されることについて、「『世界津波の日』高校生サミット」事業等に係る予算の積算について、第71回和歌山県美術展覧会について、県勢活性化企画調整費について、旧県議会議事堂に係る経費負担について、バス事業者に対する補助事業について、コスモパーク加太の土地賃借料について、デジタルアーカイブ事業について、同和対策住宅新築資金等貸付金の滞納債権の縮減に係る補助について、総務部関係では、予備費について、包括外部監査契約について、知事専決処分報告の記載事項について、非常勤職員の報酬の支給日について、美術館駐車場の使用料について、使用料・手数料と消費税について、条例改正議案の表記について、駐車違反の収入について、串本職員住宅建設についてであります。
 以上をもちまして、総務委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(尾ア太郎君) 福祉環境委員会委員長奥村規子さん。
  〔奥村規子君、登壇〕(拍手)
○福祉環境委員会委員長(奥村規子君) 福祉環境委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案18件であります。また、平成30年度当初予算関係議案のうち、当委員会所管分について議長から調査依頼がありました。
 委員会は、3月13日、第2委員会室において開催し、福祉保健部、環境生活部の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第43号から議案第46号まで及び議案第48号から議案第61号までは全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 また、調査依頼のありました予算関係議案につきましては、適当である旨、議長に報告いたしました。
 次に、委員会審査における主な質問項目等を申し上げますと、福祉保健部関係では、県の長期総合計画に記載されている健康長寿日本一を実現するための取り組みについて、フレイルチェックやワダイビクスのような活動を県が指導して広めていくことについて、和歌山こども食堂支援事業の内容と現状の取り組みについて、和歌山子供の未来応援事業の内容と今後の施策について、自殺対策に係る事業の内容について、医療費抑制のための重複投薬の防止とお薬手帳の普及啓発について、病院にかからない健康なお年寄りの方をお祝いすることについて、生活保護の不正受給の把握について、生活福祉資金貸し付けの返済状況と職員による回収の費用対効果の問題について、薬物乱用防止の取り組みにおけるロータリークラブやライオンズクラブ等の団体との協働について、わかやま結婚支援事業の実施状況と成婚者の実績について、パブリックコメントを求めることの意味について、医療機関からの重複投薬と自殺者の病歴の関連性について、青洲リンクの構築費用と運用状況及び今後の利活用について、高齢化した障害者を受け入れるための体制や施設の整備について、介護報酬改定による介護職員の処遇改善の見通し等について、介護人材確保対策事業における高校生を対象とした新規就労の促進の状況について、リハビリテーション系大学の誘致について、環境生活部関係では、きのくに防犯カメラ設置補助事業における現在の設置状況と今後の取り組みについて、大阪との府県間道路沿いにある採石場からの粉じんへの対策について、NPOに向けた健康長寿日本一を実現するための取り組みについて、きのくに防犯カメラ設置補助事業におけるカメラ設置場所の設定について、海南・紀の川風力発電事業に対する環境影響評価法に基づく環境影響評価の実施について、和歌山県太陽光発電事業の実施に関する条例案の内容と既設の太陽光発電設備への対応についてであります。
 以上をもちまして、福祉環境委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(尾ア太郎君) 経済警察委員会委員長中本浩精君。
  〔中本浩精君、登壇〕(拍手)
○経済警察委員会委員長(中本浩精君) 経済警察委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案6件であります。また、平成30年度当初予算関係議案のうち、当委員会所管分について議長から調査依頼がありました。
 委員会は、3月13日、第3委員会室において開催し、商工観光労働部・労働委員会、公安委員会の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第62号、議案第71号から議案第73号、議案第91号及び議案第94号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 また、調査依頼のありました予算関係議案につきましては、適当である旨、議長に報告いたしました。
 次に、委員会審査における主な質問項目等を申し上げますと、商工観光労働部・労働委員会関係では、全国的・世界的に事業展開を行う人気企業とタイアップしたサイクリング王国わかやまの取り組みについて、わかやま歴史物語のPR効果を高めるための他県との連携について、効果的な中小企業融資制度の活用のための金融機関への要請について、企業の県外流出防止のための企業立地促進対策助成の内容について、和歌山で起業してもらうための施策について、太陽光や風力発電施設の建設に係る地元同意、景観への配慮について、中小企業団体支援事業における組織化事業の内容について、議案第91号権利の放棄についてにおける時効援用の内容について、公安委員会関係では、県警ヘリコプターの点検・整備・訓練など安全確保への取り組みについて、県内の児童買春の現状とサイバー補導による検挙及び未然防止対策について、県内のサイバー犯罪の現状について、日本アマチュア無線連盟和歌山県支部との災害発生時における情報提供に関する申し合わせについて、ドローンの運用状況についてであります。
 以上をもちまして、経済警察委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をよろしくお願いします。(拍手)
○議長(尾ア太郎君) 農林水産委員会委員長服部 一君。
  〔服部 一君、登壇〕(拍手)
○農林水産委員会委員長(服部 一君) 農林水産委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案3件であります。また、平成30年度当初予算関係議案のうち、当委員会所管分について議長から調査依頼がありました。
 委員会は、3月13日、第4委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第63号、議案第64号及び議案第75号については全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 また、調査依頼のありました予算関係議案については、適当である旨、議長に報告いたしました。
 次に、委員会審査における主な質問項目を申し上げますと、南紀白浜空港を活用した水産物販売促進について、漁業調整事業の内容について、アユ資源増大への取り組みについて、ミカン厳選出荷促進事業における加工用ミカンについて、和歌山市中央卸売市場整備への支援について、ため池改修整備の進捗状況について、農業の担い手対策について、小規模土地改良事業について、農林水産関係試験場・研究所の研究成果等のPRについて、イチゴ「まりひめ」の販売促進への取り組みについて、神棚へのサカキの現状についてであります。
 以上をもちまして、農林水産委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(尾ア太郎君) 建設委員会委員長岩田弘彦君。
  〔岩田弘彦君、登壇〕(拍手)
○建設委員会委員長(岩田弘彦君) 建設委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案9件であります。また、平成30年度当初予算関係議案のうち、当委員会所管分について議長から調査依頼がありました。
 委員会は、3月13日、第5委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第41号、議案第65号、議案第66号、議案第75号、議案第78号から議案第80号まで、議案第92号及び議案第93号については全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 また、調査依頼のありました予算関係議案については、適当である旨、議長に報告いたしました。
 次に、委員会審査における主な質問項目を申し上げますと、国道42号有田海南道路、冷水拡幅の進捗状況と今後の見通しについて、歩道の不法占用物件について、海南市内の放置艇対策の現状について、仮称・和歌山南スマートインターチェンジアクセス道路の進捗状況について、汚泥減容化実証実験の進捗状況について、入札制度について、県営住宅の状況について、紀の川右岸の道路整備についてであります。
 以上をもちまして、建設委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(尾ア太郎君) 予算特別委員会委員長山下直也君。
  〔山下直也君、登壇〕(拍手)
○予算特別委員会委員長(山下直也君) 予算特別委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案17件であります。
 委員会は、まず3月9日並びに12日に予算・決算特別委員会室において総括質疑を行い、質疑終了後、直ちに議長を通じ各常任委員会に対し部局別質疑・調査を依頼いたしました。その調査結果の報告を受けて、3月15日に予算・決算特別委員会室において委員会を開催し、慎重に審査いたしました結果、付託を受けました議案第1号から議案第17号までは原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、総括質疑での付託議案に係る各委員の主な質疑項目等を申し上げますと、県産オリジナル米の品種改良について、不登校児童生徒の学力保障について、仕事と子育てがしやすい環境づくりについて、小学校の英語教育の充実について、6次産業化の現状と県の支援について、ワーケーションの取り組み状況とその先について、IRに関する予算、取り組み状況及び県民合意の進め方について、友ヶ島行き船乗り場トイレについて、大浦街道の安全対策について、医療の充実について、中学校卒業まで子供の医療費助成拡大について、犯罪被害者等支援条例制定、サイクリングロード整備(和歌山市加太・大川峠)、第71回和歌山県美術展覧会、包括外部監査、在宅育児支援、紀の川の浸水対策について、台風21号による南海本線橋脚沈下事故を受けて、和歌山県産サンショウについて、運転免許高齢者講習について、和歌山県の地価調査について、校内人事について、南紀白浜のパンダのPRについて、富田川河川整備について、西牟婁郡内の県道の整備について、訪日客調査報道について、観光客に対する地震・津波対策の告知について、コンパクトシティーについて、農林水産業の振興について、試験場・研究所の充実、研究開発の取り組みについて、かき・もも研究所の移転拡大、熊野牛振興の拠点となる畜産試験場の整備計画、研究員数について、新たな研究への取り組みであります。
 以上をもちまして、予算特別委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(尾ア太郎君) 以上で、常任委員会委員長及び予算特別委員会委員長の報告が終わりました。
 これより委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾ア太郎君) 質疑なしと認めます。
 次に、討論に入ります。
 まず、雑賀光夫君から反対討論の通告がありますので、許可いたします。
 39番雑賀光夫君。
  〔雑賀光夫君、登壇〕(拍手)
○雑賀光夫君 議長のお許しを得ましたので、日本共産党県議団を代表して、議案第1号、3号、7号、8号、17号、59号、60号、74号、75号及び91号に対する反対討論を行います。
 議案第1号は、平成30年度和歌山県一般会計予算です。
 一般会計は、前年度比2.1%減、5535億円です。県債残高はふえ続け、前年度比68億円増の1兆450億円、県民1人当たり111万円に達する見込みです。国の経済政策・アベノミクスが格差と貧困を一層拡大する中、働く層や高齢者、若者のどの層でも深刻な事態が広がっています。県内労働者の実質賃金は、1998年から2016年の間、約59万円減額となっています。消費税のさらなる増税は消費を冷え込ませ、低賃金で働く非正規雇用の問題を解決することが重要です。
 新年度予算案では、子育て支援などで前進したものもあります。保育料無料化は第2子まで拡大されました。在宅でゼロ歳児を支援する制度もスタートします。しかし、抑制、削減された事業も少なくありません。社会保障関係費は、前年と比較して約13億5000万円の減額となっています。子供の医療費無料化が中学校卒業、高校卒業までなど、県内全市町村で広がっていますが、県としては消極的です。高齢者の年金支給引き下げが行われていますが、県として高齢者への支援は不十分です。
 また、カジノ、IRにかかわって、誘致活動や調査研究費用として前年度より6000万円も増額して7000万円もの予算をつけて推進しようとしていることは、大きな問題です。
 昨年の台風21号災害からの早期復旧として、農地や農業用施設、林道、土木施設の復旧費に13億1000万円を計上しました。しかし、床上浸水した住居などへの支援は全く不十分です。
 中小企業支援では、循環型の地域経済活性化に有効な住宅リフォーム助成制度が県内市町村で広がる中、県として雇用を拡大する上でも実施すべきと考えます。
 教育問題では、学力問題や不登校が大きな問題になる中、新年度も県独自の学力テスト実施など予算化されていますが、教員の忙しさ解消、教員定数の改善などを進めることこそが必要です。
 土木関係予算では、高速道路ネットワーク等の国直轄事業負担金に前年度比14億円増の58億円、バイパスや府県間道路、インターチェンジアクセス道路など、幹線道路整備に215億円、合わせて273億円計上しています。道路、トンネル、橋梁等の老朽化が進むもとで、維持管理、老朽化対策にこそ重点を置くべきと考えます。
 紀淡海峡ルートを含む太平洋新国土軸構想実現のための機運醸成経費を新年度も計上しています。無駄な大型公共事業として凍結された構想の復活には反対です。
 また、過大な入港見込みに基づく大型クルーズ船誘致のための港湾整備が引き続き行われます。国の大型開発路線に呼応し、全国での大型クルーズ誘致合戦に乗り出すものです。
 コスモパーク加太対策事業として、新年度も6億4000万円を支出しています。毎年指摘してますが、行き過ぎた優遇措置は見直すべきです。
 以上のことから、一般会計予算には反対します。
 次に、議案第3号は、中小企業振興資金特別会計予算です。ゆがんだ同和行政についての反省もなく、高度化資金の貸し付けや債権管理の実態が不透明なものを残しており、県民の理解を得ることはできません。
 議案第7号、59号、60号は、国保県単位化にかかわるものです。国保県単位化は、県が財政権限を握り、市町村ごとの医療費平準化など医療費の抑制、削減を図るもので、反対です。
 議案第8号は、県営競輪事業特別会計予算です。カジノ、IRでギャンブル依存症のさらなる増加が懸念される中、県が公営ギャンブルを運営することには反対します。
 議案第17号は、土地造成事業会計予算です。呼び込み型開発失敗の責任を反省し、説明責任を果たすことなしに県民の税金から損失補填を続けることには賛成できません。
 議案第50号、51号、54号及び55号は、障害者が65歳になると、障害福祉サービスから介護保険サービスに移行する場合、共生型サービスが受けられるというもので、利用者の声を反映したものとして賛成ですが、利用料負担のあり方などに問題があり、利用者の声に応えていただけるよう要望しておきます。
 議案第74号は、使用料・手数料条例の改定です。近代美術館の駐車場の2時間無料化や最大料金の新設など、利用しやすくなる面もありますが、運転免許証の高齢者講習の1割引き上げなど県民負担がふえるものも含まれており、賛成できません。
 議案第75号は、建設事業施行に伴う市町村負担金を求める議案です。市町村負担のさらなる軽減を求める立場から反対です。
 議案第91号は、近代化資金の債権放棄です。ずさんな貸し付けの反省もなく、債権放棄することは許されません。
 以上で、反対討論を終わります。(拍手)
○議長(尾ア太郎君) 次に、森礼子さんから賛成討論の通告がありますので、許可いたします。
 26番森 礼子さん。
  〔森 礼子君、登壇〕(拍手)
○森 礼子君 お許しをいただきましたので、今議会に提案されている平成30年度当初予算関係議案並びに諸議案に対し、賛意を示す自由民主党県議団、改新クラブ、公明党県議団を代表して、賛成の立場から討論させていただきます。
 まず、平成30年度当初予算案についてであります。
 安倍政権においては、政権発足後、経済の再生化を最優先と位置づけたアベノミクス3本の矢の推進、続く第2ステージでの一億総活躍社会の実現を目指す新3本の矢を放ち続けたことで、GDPは名目、実質ともに増加しており、雇用・所得環境は改善し、経済の好循環が実現しつつあります。
 他方、経済の先行きは、穏やかに回復していくことが期待されているものの、世界経済の影響から株価などの値動きは激しく、その動向には留意をする必要があります。また、アベノミクスの成果を十分に実感できていない地域の隅々までその効果を波及させていく必要もあります。
 この経済の好循環をさらに加速し、少子高齢化という最大の壁に立ち向かうため、昨年12月に閣議決定された生産性革命と人づくり革命を車の両輪とする新しい経済政策パッケージの推進により、経済の好循環が地方においても実感できるよう期待するものであります。
 このような状況の中、平成30年度の県当初予算案は、昨年3月に策定いたしました和歌山県長期総合計画に掲げた目指す将来像を実現するための5つの施策体系を柱に編成されています。
 まず、「ひとを育む」として、経済的理由で子供を持つことを諦めることがないよう多子世帯への保育料等無償化の拡充や在宅育児への支援、幼児教育と小学校教育の円滑な接続に向けたプロジェクトの推進、県独自のICT教育カリキュラムの構築。
 次に、「しごとを創る」として、産学官の連携によるデータ利活用推進、地域の農業を牽引する強い経営体の育成、また観光面では、観光客の県内周遊による長期滞在化の推進、インバウンドへの戦略的な誘客活動の展開。
 次に、「いのちを守る」として、昨年の台風第21号などにより被災した地域の早期復旧の実現、このような災害に備えるための道路網の整備や洪水対策の推進、津波から逃げ切るための堤防等の整備や、世界津波の日制定を契機とした「『世界津波の日』高校生サミット」の開催、また、医師の地域偏在や特定診療科における医師不足解消への取り組み強化、「健康長寿日本一わかやま」を実現するため、健康長寿わかやま県民運動推進大会の開催。
 次に、「くらしやすさを高める」として、快適な生活環境の実現として合併処理浄化槽への転換促進、障害者福祉の推進として手話の普及・推進。
 最後に、「地域を創る」として、高速道路や県内幹線道路等の早期整備推進、南紀熊野ジオパークのユネスコ世界ジオパーク認定に向けた取り組みの推進、地域での仕事のある暮らし体験の提供など移住・定住大作戦の推進、民間事業者のノウハウを利用した南紀白浜空港活性化など、取り組みが盛り込まれています。
 このように、平成30年度当初予算案は、現下の政策課題に的確に対応したものとなっており、同時に、収支不足額を中期行財政経営プランでの想定した範囲内に抑制するなど、持続可能な行財政運営も図られております。仁坂知事の第3期県政の仕上げの予算案として、また「世界とつながる愛着ある元気な和歌山」実現に向けた予算案として、県民の期待に十分応えられるものであります。
 また、そのほかの諸議案につきましては、住宅宿泊事業いわゆる民泊の適正な運営確保のため、和歌山県住宅宿泊事業法施行条例や、和歌山県太陽光発電事業の実施に関する条例の制定など、いずれの議案も時宜にかなった必要かつ適正なものと考えます。
 我々自由民主党県議団を初め賛意を示す各会派といたしましては、以上申し上げた認識のもと、今議会に提案されている平成30年度当初予算関係議案並びに諸議案について、原案のとおり成立することを期するものであることを申し上げ、賛成の討論とさせていただきます。(拍手)
○議長(尾ア太郎君) 以上で、討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 まず、議案第1号、議案第3号、議案第7号、議案第8号、議案第17号、議案第59号、議案第60号、議案第74号、議案第75号及び議案第91号を一括して採決いたします。
 本案に対する委員長報告は、いずれも原案可決であります。
 本案をいずれも委員長報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(尾ア太郎君) 起立多数であります。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
 次に、議案第2号、議案第4号から議案第6号まで、議案第9号から議案第16号まで、議案第34号、議案第39号から議案第46号まで、議案第48号から議案第58号まで、議案第61号から議案第66号まで、議案第69号、議案第71号から議案第73号まで、議案第77号から議案第90号まで及び議案第92号から議案第94号までを一括して採決いたします。
 本案に対する委員長報告は、いずれも原案可決であります。
 本案をいずれも委員長報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(尾ア太郎君) 起立全員であります。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
 次に日程第2、議案第96号及び議案第97号を一括して議題といたします。
 これより質疑に入ります。
 本案について質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾ア太郎君) 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。本案については、いずれも委員会付託等を省略し、これより直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾ア太郎君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 これより採決に入ります。
 まず、議案第96号和歌山県教育委員会の教育長の任命につき同意を求めるについてを採決いたします。
 この採決は、無記名投票をもって行います。
 議場を閉鎖いたします。
  〔議場閉鎖〕
○議長(尾ア太郎君) ただいまの出席議員数は、議長を除き39人であります。
 お諮りいたします。立会人に、10番玉木久登君、19番服部一君、33番浦口高典君、36番菅原博之君の4君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾ア太郎君) 御異議なしと認めます。よって、立会人に以上の4君を指名いたします。
 念のため申し上げます。投票は無記名であります。投票用紙に、本県教育委員会の教育長に宮下和己君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は「賛成」と、反対の諸君は「反対」と記載願います。
 なお、この際、白票は無効といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾ア太郎君) 御異議なしと認めます。よって、白票は無効とすることに決定いたしました。
 投票用紙を配付いたします。
  〔投票用紙配付〕
○議長(尾ア太郎君) 配付漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾ア太郎君) 配付漏れなしと認めます。
 投票箱を改めます。
  〔投票箱点検〕
○議長(尾ア太郎君) 異状なしと認めます。
 点呼に応じて順次投票願います。
 点呼いたします。
  〔氏名点呼・投票〕
○議長(尾ア太郎君) 投票漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾ア太郎君) 投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 議場の閉鎖を解きます。
  〔議場開鎖〕
○議長(尾ア太郎君) これより開票を行います。
 立会人の立ち会いをお願いいたします。
  〔開票〕
○議長(尾ア太郎君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数39票、うち有効投票39票、無効投票なし。有効投票中、賛成39票、反対なし。(拍手)
 以上のとおり、賛成全員であります。よって、議案第96号は同意することに決定いたしました。
 次に、議案第97号和歌山県人事委員会の委員の選任につき同意を求めるについてを採決いたします。
 この採決も、無記名投票をもって行います。
 議場を閉鎖いたします。
  〔議場閉鎖〕
○議長(尾ア太郎君) ただいまの出席議員数は、議長を除き39人であります。
 お諮りいたします。立会人に、10番玉木久登君、19番服部一君、33番浦口高典君、36番菅原博之君の4君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾ア太郎君) 御異議なしと認めます。よって、立会人に以上の4君を指名いたします。
 念のため申し上げます。投票は無記名であります。投票用紙に、本県人事委員会の委員に山本明史君を選任するにつき同意することに賛成の諸君は「賛成」と、反対の諸君は「反対」と記載願います。
 なお、この際、白票は無効といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾ア太郎君) 御異議なしと認めます。よって、白票は無効とすることに決定いたしました。
 投票用紙を配付いたします。
  〔投票用紙配付〕
○議長(尾ア太郎君) 配付漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾ア太郎君) 配付漏れなしと認めます。
 投票箱を改めます。
  〔投票箱点検〕
○議長(尾ア太郎君) 異状なしと認めます。
 点呼に応じて順次投票願います。
 点呼いたします。
  〔氏名点呼・投票〕
○議長(尾ア太郎君) 投票漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾ア太郎君) 投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 議場の閉鎖を解きます。
  〔議場開鎖〕
○議長(尾ア太郎君) これより開票を行います。
 立会人の立ち会いをお願いいたします。
  〔開票〕
○議長(尾ア太郎君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数39票、うち有効投票39票、無効投票なし。有効投票中、賛成39票、反対なし。
 以上のとおり、賛成全員であります。よって、議案第97号は同意することに決定いたしました。
 次に、日程第3に入ります。
 和議第71号「国民健康保険における子供の均等割に軽減措置の導入を求める意見書(案)」、和議第72号「浸水被害の回避等を目的とした断面確保のための中小河川の河道掘削の予算の確保等を求める意見書(案)」を一括して議題といたします。
 案文は、お手元に配付しております。
 お諮りいたします。本案につきましては、いずれも提出者の説明等を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾ア太郎君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 これより採決に入ります。
 まず、和議第71号を採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(尾ア太郎君) 起立少数であります。よって、本案は否決されました。
 次に、和議第72号を採決いたします。
 お諮りいたします。本案を原案のとおり決することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾ア太郎君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に日程第4、常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件を議題といたします。
 お諮りいたします。お手元に配付しております「継続審査を要する所管事務調査件名表」及び「継続審査を要する担任事務調査件名表」のとおり、それぞれ閉会中の継続審査として付議することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾ア太郎君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 次に日程第5、特別委員会閉会中継続審査の件を議題といたします。
 お諮りいたします。防災・国土強靱化対策特別委員会、人権・少子高齢化問題等対策特別委員会、行政改革・基本計画等に関する特別委員会、半島振興・地方創生対策特別委員会及び予算特別委員会に付議されたそれぞれの問題について、さらに閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾ア太郎君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 以上で、今期定例会に付議された諸案件の審議は全て終了いたしました。
 議員並びに関係各位には、連日の御精励に深く感謝申し上げます。
 皆様方には、健康に御留意の上、県勢発展のため、ますます御活躍されますよう祈念いたします。
 これをもって、平成30年2月定例会を閉会いたします。
  午後2時31分閉会


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