障害のある人の社会参加にむけて

人権が尊重され、住みよい平等な社会づくりを進めていくためには、社会を構成するすべての人々が、身体障害者や知的障害者や精神障害者に対して、それぞれに十分な理解をして、配慮をしていくことが必要です。
障害者にとっては、まちなかの少しの段差や階段が壁となって、自由に移動することができない、また生活情報などを十分に入手できないといったことがあります。
このような壁を取り除くことがバリアフリーであり、バリアフリーを進めることは、障害者だけでなく、高齢者や子どもにも生活しやすい社会を実現することにつながります。
障害者の人権を侵害する暴力や虐待の防止も不可欠であり、こうした人権侵害を未然に防ぎ、だれもがいきいきと暮らせる社会の実現に努めていくことが大切です。
障害者といっしょに一般社会のなかで普通の生活が送れるような条件を整えていくことが必要であり、ともに生きる社会こそノーマルな社会であるという考え方を、ノーマライゼーションといいます。
障害者の雇用促進をはじめとして、ノーマライゼーションを基本理念としたさまざまな取組が、障害者の社会への完全参加と平等の目標のもとに進められています。

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