令和2年産有田地方かんきつ類の着花状況調査結果について

令和2年産有田地方かんきつ類の着花状況調査結果
調査者:JAありだ、JAグループ和歌山農業振興センター、
果樹試験場、有田振興局農業水産振興課
【新型コロナ感染対策のため必要最少の人員で実施】
調査日:令和2年5月1日(金)
令和2年産かんきつ類の着花状況は、園地や樹によるバラツキはみられるものの、
総体的に平年よりやや多かった。
満開期は、全体的に見るとほぼ平年並みとなるが、気温が3月までが高温、4月が
低温で推移した影響で地域による差が大きくなっている。
各品目別の詳細は以下のとおり。
(1)温州みかん (120園調査)
①新梢の発生や着葉数は平年並みからやや少ない。樹勢は中程度であったが、や
や弱っている園も見受けられる。
[平年に比べ、発芽期は13日程度、展葉期は3日程度早かった。(早生品種、
果樹試験場調べ)]
②満開期は極早生で5月10日頃(平年より1日遅い)、早生で5月10日頃(平
年並み)、普通で5月12日頃(平年並み)と思われる。
③着花指数は平年を10とした場合、極早生で10.6、早生で10.4、普通
で10.6であった。
(2)清見 (13園調査)
①新梢の発生は良好で、着葉数は平年並み、樹勢は中程度であった。
②満開期は5月14日頃(平年より1日遅い)と思われる。
③着花指数は平年を10とした場合、10.7であった。
(3)不知火 (13園調査)
①新梢の発生は良好で、着葉数もやや多く、樹勢は中程度であった。
②満開期は5月10日頃(平年比2日早い)と思われる。
③着花指数は平年を10とした場合、9.6であった。
(4)はっさく (12園調査)
①新梢の発生は良好で、着葉数もやや多く、樹勢は中程度であった。
②満開期は5月11日頃(平年比1日早い)と思われる。
③着花指数は平年を10とした場合、9.7であった。

関連ファイル

このページの先頭へ