平成31年産有田地方かんきつ類の着花状況調査結果

調査者:JAありだ、JAグループ和歌山農業振興センター、和歌山県農業共済組合、果樹試験場、県庁果樹園芸課、近畿農政局和歌山支局、有田振興局農業水産振興課
調査日:令和元年5月8日(水曜日)

 平成31年産かんきつ類の着花状況は、総じて少ない状況であったものの、園地や樹によるバラツキが見られた。
 また、満開期はほぼ平年並みで、新梢の発生は良好であった。
 各品目別の詳細は以下のとおり。

 1.温州みかん (121園調査)
  (1)新梢の発生は良好で、着葉数、樹勢とも中程度であった。
   [発芽期、展葉期とも平年並み(早生品種、果樹試験場調べ)]
  (2)満開期は極早生で5月10日頃(平年より2日遅い)、早生で5月10日頃(平年並み)、普通で5月11日頃(平年並み)と思われる。
  (3)着花指数は平年を10とした場合、極早生で10.3、早生で8.2、普通で8.1であった。
 2.清見 (12園調査)
  (1)新梢の発生は良好で、着葉数もやや多く、樹勢は中程度であった。
  (2)満開期は5月13日頃(平年より1日遅い)と思われる。
  (3)着花指数は平年を10とした場合、9.3であった。
 3.不知火 (13園調査)
  (1)新梢の発生は良好で、着葉数もやや多く、樹勢は中程度であった。
  (2)満開期は5月11日頃(平年比1日早い)と思われる。
  (3)着花指数は平年を10とした場合、10.2であった。
 4.はっさく (12園調査)
  (1)新梢の発生は良好で、着葉数もやや多く、樹勢は中程度であった。
  (2)満開期は5月12日頃(平年比1日早い)と思われる。
  (3)着花指数は平年を10とした場合、10.1であった。

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