平成29年度伊都地方人権尊重連絡協議会の取組

伊都地方人権尊重連絡協議会の取組

伊都地方人権尊重連絡協議会の取組

伊都地方人権尊重連絡協議会は、平成18年に企業の人権に対する取組を促進するため、「企業研修」をスタート。また平成24年から、県民のみなさまと身近な人権を考える「こころの研修」として、毎年さまざまなテーマにより啓発に取り組んでいます。

平成29年7月27日(木曜日)「こころの研修」を、かつらぎ総合文化会館内AVホールにおいて開催しました。当日は約250名の皆さんに、ご参加をいただきました。

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昨年4月の「障害者差別解消法」、6月の「ヘイトスピーチ解消法」、12月には「部落差別解消推進法」と3法が施行されました。今回は、ご存知ですか?「部落差別解消推進法」という法律と題し、講師に奥田均さん(近畿大学人権問題研究所教授)をお招きし、「部落差別解消推進法」がなぜこの時期にできたのか、どんな意義があるのか等、その内容をわかりやすく解説していただきました。

講演では、わが国における差別や人権に対する法律は、どちらかというと被害を被っている当事者を助ける法律が積み重なってきたが、今回の法律は、その「差別そのもののない社会を実現する」と書き込んだ、私たちに向けられた法律だという受け止め方をしてほしい。

事業法の復活ではなく、社会を変えようという新しい法律。そして2016年は障害者差別解消法、ヘイトスピーチ解消法も同時に始まり、オリンピック開催国にふさわしい人権豊かな日本を作って行こうという初年度元年に一歩踏み出した。と参加者とともに考えました。

【講演を聴いていただいた方の感想】

・初めて参加しましたが、これからも参加させていただきたい。

・例などは、本当にわかりやすく「なるほど」と実感しました。

・最近の差別について、色々知る事が出来ました。

・奥田先生の具体例を交えた説明が、とても理解を深めるのに役立ってよかったです。

・大変、勉強になりました。学校で生徒たちにしっかり伝えていきたいです。

・差別とは部落だけでなく社会一般に有り、意識改革する事によって解消される事もあると思います。

・大変わかりやすく説明下さり、ありがとうございました。部落問題の再認識をしました。

・研修会に参加してよかったと思います。差別をしたつもりがなくても、うっかりして差別をしていた事もあったと反省しました。

・小学校等の道徳で同和教育を受けていましたが、今回の講演を聞き、無自覚に差別をしてしまっていたと気づきました。部落に対するイメージ等について、これを機に改めていければと思います。

・高校時代に「全国部落問題研究集会」に参加しました。20年前の話ですが、ポスターで今になって「部落差別」の文字を見た時は驚きました。私事ですが、子育ても少し落ち着いた時期に社会復帰した時期でもあったので、20年前に考えたことについてのテーマだったので参考にさせて頂きました。

平成30年度も下記の日程で研修会を開催予定しております。

【日 時】 平成30年7月中旬頃 

【場 所】 かつらぎ総合文化会館あじさいホール AVホール

【演 題】 障がいのある人

【講 師】 未 定

※各市町の広報誌やチラシ・ポスター等でもご案内します。

多くの皆様のご参加をお待ちしております。

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