就農支援センター11月の特別研修内容
就農支援センター11月の特別研修内容を紹介します。
11月6日、大阪市中央卸売市場研修会を開催
- 社会人課程と技術修得研修の研修生13名が参加。
- 大阪市中央卸売市場で職員の案内により果物と水産及び野菜売場の順に取扱品目の状況を見学。
- 市場が果たす機能について、「職員の説明」や「市場見学」等により理解を深めた。
- 見学の途中、果物の競り場において「リンゴの模擬競り」を体験した。
- 市場見学中には日頃あまり目にしない珍しい野菜が多く見かけたが、和歌山県産の柿やみかんの量に親しみと誇りを感じた。
- 見学終了後、和歌山県農大阪事務所の協力を得て、大果大阪青果株式会社の果実・野菜の担当者から果実、野菜の販売状況等の説明を受けた。
- 意見交換では、今後有望な品目や、研修生が今後栽培したい品目の市場性について意見を伺った。
- 参加者からは、「市場の担当者から直接貴重な意見が聞けた。」、「就農後の販売の方針を考える機会となった。」という感想が挙げられた。
11月18日、「加工食品の表示と営業許可」を実施
- 講師:橋本主査(御坊保健所 衛生環境課)
- 社会人課程と技術習得研修の研修生14名が参加。
- 「六次産業化に取り組む際に関わる法令」と「それらに基づく加工食品の表示、食品営業の制度」を受講。
11月18日、「農業における記帳」を実施
- .講師:兵藤俊行氏(公認会計士兵藤俊行事務所)。
- 社会人課程と技術習得研修の研修生15名が参加。
- 農業経営に際し必要となる記帳を受講。
- 簿記の種類と勘定、勘定科目などの用語の基礎知識から始まり、取引例に基づいた仕訳、転記について説明。
- 青色申告に取り組むための事柄について説明。
11月26日、「六次産業化と支援制度について」を実施
- .講師:木村隆志(和歌山県六次産業化サポートセンター 六次産業化プランナー)。
- .社会人課程と技術習得研修の研修生11名が参加。
- .六次産業の意味と実例の紹介。
- 六次産業化の支援制度について説明。
11月27日、「農産物のパッケージデザインについて」を実施
- .講師:角田誠氏(貼雑デザイン事務所)。
- 社会人課程と技術習得研修の研修生12名が参加。
- パッケージのデザインの良し悪しが農産物の販売に影響。
- .パッケージをデザインするときの注意点。
1)コンセプトの合致
2)シンプル且つ印象的
3)色使いの意味
4)オリジナリティ - 使用デザイン例の紹介
11月27日、「ジャム加工について」の加工実習を実施
- 講師:和歌山県立南部高等学校の岡信孝先生。
- 社会人課程と技術修得研修の研修生13名が参加。
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講師から以下のポイントの説明があった。
1)ジャムが固まる原理やジャム作りのポイントについての説明を受け瓶に詰める。
2)ジャムの濃縮度合いの簡単確認法。
3)講師の実演と並行して、当センターで収穫したイチゴとブルーベリーを材料に、受講生たちもジャム作成。
4)研修生たちは、ジャム作りの工程での不明点について確認し、講師に質問をしながら作業を分担して協力し、ジャム工程に取組。
5)この研修の目的は、規格外農産物に付加価値を付け販売する方法や六次産業化につなげること。