就農支援センター社会人課程8月の研修内容
就農支援センター社会人課程8月研修内容を紹介します。
講義
- 中晩柑の栽培
- イチジクの栽培
- マメ科の栽培その1
- 葉茎菜の栽培
- スターチス・宿根カスミソウの栽培
- 農業経営その2
- 制度資金、補助事業の制度
- 農業委員会の業務について(農地の取得等)
- 農業者年金
実習
野菜
- ブロッコリーは種、イチゴ育苗管理、イチゴ高設栽培システム施工、黒ニンニクの加工等
- ブロッコリーは種(8月5日)
1)夏まき秋冬どりのブロッコリーについて作型と品種を説明。
2)育苗培土は水を弾くので、は種前のかん水に注意の必要を説明
3)培土充填、かん水処理済みの128穴のセルトレイには種 - イチゴ育苗管理 (8月7日)
1)9月下旬定植予定のイチゴを育苗。
2)育苗中の管理や、花芽促進について説明後、葉かきと、ランナーの切はなしを実習。 - イチゴ高設栽培システム施工(8月23日)
1)新たにイチゴの高設栽培システムを施工
2)施工にあたり「和歌山県型イチゴ高設栽培システム(ハンモック方式)」について説明
3)水糸を張り、水平を図りながらパイプを立てベンチを施工。
4)組み立てたベンチに培地設置用防草シート設置 -
黒ニンニクの加工(8月3日)
1)農産物の六次産業化に向けた研修として、場内で収穫したニンニクを使用して黒ニンニ クの加工について説明。
2)炊飯器を用いて2週間程保温状態を保てば黒ニンニクができる。その後、乾燥して完成。
3)完成品を研修生が試食。
花き
- 盆用ケイトウ収穫・出荷調整、小ギクの誘引、宿根カスミソウ・キンギョソウの定植等
- 盆用ケイトウ(周防)収穫・出荷調整:お盆向けに栽培した周防を収穫・出荷(8月7日)。
- 小ギク誘引(8月9日)
露地では風に備えるため2条植とし、ハウスバンドで小ギクの株を固定。
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ストック(8月2日は種)の第1回目八重鑑別(8月9日)
1)8月2日に1穴中に3粒は種し、発芽した苗の中で一重の苗を一本抜き取る
2)一重の苗の特徴は以下の通り
発芽が遅めで伸長も遅れる。子葉が小さめ。子葉の色が濃緑。子葉の形が三角・丸形の傾向。 - 宿根カスミソウセル苗の定植準備・定植(8月28日)
1)一輪管理により畝幅140センチ畝上げし、平鍬・レイキにより畝天を60センチに整地。
2)白黒マルチ張りは、両端をテンション掛けながら引き合い両端を止めた後、中を両向かいにテンションを掛けて設置
3)宿根カスミソウは、畝の中央、株間25センチの一条植
4)定植の際はセル苗と畝の表土が合い、苗の表土が露出しないように注意 - キンギョソウの定植説明準備・定植(8月30日)
1)キンギョソウのセル苗は406穴の小さい苗であるので、培土取れないように取り扱い注意
2)キンギョソウの畝は幅140センチ、平鍬・レイキにより畝天を75センチに整地3)15cmマス目×5条のフラワーネットを使用し、中1条抜きにしてかん水チューブを設置
4)本葉2~3枚の頃に、セル苗表目と畝の表土が合うように定植(この際、苗の表土が露出しないように注意)。
果樹
- ウメ天日干し、イチジク収穫・出荷調整、柑橘類防除、中晩柑摘果、ミカン園除草等
- ウメの天日干し
1)8月5日: 6月に塩漬けにし、1ヶ月以上漬けていた梅の天日干し
2)8月6日: 前日に天日干ししていた梅をひっくり返す作業
3)8月8日 :天日干ししていた梅をひっくり返す作業
4)8月29日: 天日干ししてあったウメを返す作業
- イチジク収穫・出荷調整、芽かき( 8月5日)
1)収穫期を迎えたイチジクの収穫と出荷調整
2)収穫適期の見分け方や、出荷調整の方法について指導
3)イチジクの新梢の脇芽の管理:脇芽の伸張は果実への日当たりが悪くなり着色不良を招く。 - 温州ミカン園・中晩柑園防除。(8月21日)
台風後の病害の蔓延の防除とチャノキイロアザミウマ・ハダニ・サビダニの防除のため、かんきつを農薬散布。 - 中晩柑摘果(8月6日)、
果実品質の向上や隔年結果防止のため、八朔やポンカンなどの中晩柑の摘果 -
果樹実習:ミカン園の草刈(8月29日)
草刈機の刃の取り替えの方法や草払い機の使い方について指導しながら、ミカン園を草刈。