就農支援センター社会人課程10月の研修内容
就農支援センター社会人課程10月研修内容を紹介します。
実習
野菜
- ミニトマトのマルチング・支柱立て、 イチゴの定植、ショウガ収穫、ウスイエンド誘引・追肥等
- ミニトマトのマルチング、支柱立て(10月2日)
1)植付け後、活着までは株本に少量灌水することや、第三花房開花までは灌水を控えること等を説明
2)灌水チューブを設置し、マルチング
3)支柱を立て斜め吊り下げ誘引を行うためのたこ糸を設置 - イチゴの定植(10月9日)
1)4月から育苗してきた苗より、クラウン径が太く、病害のない苗を選別
2)8月から施工してきた高設栽培システムにイチゴ苗を定植
3)定植後は養液管理について説明 -
ショウガ収穫(10月9日)
1)ショウガ栽培について説明
2)4月に植付けたショウガを掘り起こし、その場で茎を切り落とす。
(掘り起こしたショウガの大きさと香りに研修生から驚きの声が・・・。)
3)ショウガを水洗いし、出荷調整を行った。 - ウスイエンドの誘引と追肥(10月18日)
1)ウスイエンドウ’紀の輝’と’きしゅううすい’とでは誘引方法が異なることや、整枝方法等について説明
2)ウスイエンドウをネットへ誘引
3)マルチをめくり、灌水チューブ設置部への追肥施用
花き
- 小ギク下葉かき 、カンパニュラは種、宿根カスミ草電照処理準備、輪ギク収穫・出荷調整等
- 小ギク下葉かき(10月1日)
1)株元の通気性を良好にするため、地際から20cm程度、下葉を除去
2)生長の悪い枝や、病害虫の被害を受けた枝は取り除く - カンパニュラは種(10月3日)
1)カンパニュラの切り花についてカタログで説明
2)カンパニュラの種子はコーティング処理をしてもゴマよりも小さいと説明
3)200穴セルトレイにカンパニュラの種子をは種 -
宿根カスミ草電照処理準備(10月16日)
1)宿根カスミ草の電照処理にタイマーと電照用電球を設置
2)タイマーの配電は三相と二相(家庭用)では異なるので注意
3)電照は自然光に夕方補充の16時間長日とし、10平米当たり電球一灯(ハウスでは6球)、1メートルの高さに設置 -
輪ギク収穫・出荷調整(10月21日、 25日)
1)輪ギクの切り前を説明後、各研修生管理区の輪ギクを収穫
2)輪ギクは秀品と優品に大別し、その後長さの規格別に選別
3)輪ギクの出荷調整は脇芽と枯れ葉の除去に注意
台風19号対策:野菜・花(10月11日)
- 台風19号の接近に伴い露地野菜・花の台風対策を行った。
- 野菜台風対策
1)ブロッコリーは生育が進み大株になっているため、弓をトンネル状に張り暴風ネットを掛けた。
2)ハクサイ、キャベツは株が小さいことから防風ネットをべた掛けとした。 - 花台風対策
1)キンギョソウハウスの農PO被覆を強化するため、押さえバンドを追加
2)強風にてスターチス株が巻かれないように防風ネット1枚ものを張り端支柱にパッカー止め
3)強風にて葉ボタン株が巻かれないように遮光ネット白張り、支柱にパッカー止め ・
果樹
- ゆら早生収穫・出荷調整、みかんのマルチ撤去、柿台風対策、梅のせん定等
- ゆら早生収穫・出荷調整(10月9日、15日)
1)温州みかんの極早生品種であるゆら早生の収穫と出荷調整2)収穫ではみかん収穫用のはさみの使い方や収穫の基準の説明をし、収穫作業実施
3)出荷調整では等級や階級の分け方について説明し、選果機を用いて選別作業を行った後、箱詰めや袋詰め
- みかんマルチの撤去、柿台風対策(10月10日)
1)温州みかんの宮川早生園のマルチ撤去、宮川早生は約1ヶ月後の収穫となる。2)台風19号接近に伴う対策に、柿の新梢は風により折れやすいため、新梢を支柱で支えた。
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梅のせん定(10月23日)
1)梅のせん定の仕方について説明
2)職員が梅せん定を実演
3)研修生は一人一本ずつ樹をせん定