平成30年度就農支援センター社会人課程平成31年1月の研修内容
平成30年度就農支援センター社会人課程平成31年1月研修内容を紹介します
実習状況
野菜
- イチゴハウス内通路への藁しき
イチゴハウスで加温すると、ハウス内の湿度が高くなり、病害を引き起こす原因となるため、通路に切断した藁を敷き過剰湿気を吸収するようにしました。 - イチゴ(品種:まりひめ)の収穫・出荷調整
・土耕と高設栽培のイチゴを以下の点に注意しながら収穫しました。
ア)l果皮を傷つけないよう丁寧に収穫すること。
イ)果実温度が低い早朝に収穫すること。
ウ)着色を見ながら収穫を行うこと(冬期は10分着色)。
・高設での収穫作業は土耕よりも腰を曲げないので楽でした。
・イチゴを大きさ別に選別し、一パック300グラムになるように調整しました。 - 小松菜(品種:楽天)の収穫・出荷調整
・小松菜の穫時期は草丈が20~25cm程度になったものが収穫適期(大きくなると味が落ちるので収穫適期を逃さないこと)。
・収穫した小松菜は、余分な葉を除き、200グラムに束ね、出荷しました。 - ミニトマトの管理
・成長した茎を折らないように注意して紐でミニトマトの茎を誘引しました。
・ミニトマトの果実を生らすために、「トマトトーン」散布処理をしました。
・ミニトマトの温度管理は、暖房機の時間帯別温度設定の説明が変わることを教わりました。
花き
- スターチスの収穫・出荷調整(品種は紫色が「紀州ファイングレープ」、ラベンダー色が「紀州ファインラベンダー」、白色が「紀州ファインパール」)
- ・スターチスは、収穫すると他の花と違い花(ガク)の蕾が開かないことを教わりました。
・スターチスの切り前は、上から数えて第5番目の花房(ブラシ)が90パーセント開花したものを収穫することを教わりました。
・スターチスは花持ちが良いので、収穫するか否か迷ったときは残すこと、畝の中側のスターチスは収穫適期であっても見落とすことが多いので各株ことに注意して観ることも教わりました。
・スターチスの規格別は80センチ以上の草丈が3L.、70センチが2L、60センチがLとし、今回の収穫では3Lの規格が多くありました。 - カンパニュラの定植(品種はブルーがチャンピオンブルー、ピンクがチャンピオンピンク )
・12月に5号ハウスに定植予定であったが、5号ハウス修正のため、2号ハウスと露地に定植となりましたが、定植時期が遅れセル苗の根鉢が巻いているので、本年度のカンパニュラが正常に生育するか否か心配との説明がありました。
・露地のカンパニュラでは「天の幅75センチ、長さ13から11メートル」の畝を作り、真中1条に灌水チューブをの設置し、「15センチの5条フラワーネットを設置し、4条定植え」としました。
・パイプハウスでは「幅90センチ、長さ15メートル」のベットに真中1条に灌水チューブを設置し、「15センチの5条フラワーネットを設置し、4条・千鳥植え」とし、株間を露地よりも広くしました。
・パイプハウス内で、「チャンピオンブルー」と、「チャンピオンピンク」の生育差を確認するために、一ベットで半分の2条ずつ各品種を定植しました。 - 千両のは種床作成
・梅の切り株を抜き取ったほ場において、「2メートル×1メートル」の幅を耕うんし、荒い残さ除去を取り除き、ピートモスのを約20リッター施用したのち、管理機で混合耕うんしました。
果樹
- ポンカンの収穫完了・出荷調整
・収穫適期のポンカンのを研修生全員で収穫しました。
・穴の大きさが異なるドラム管を用い、果実の大きさ別にポンカンを選別しました。 - ブルーベリーせん定の説明
・ブルーベリーのせん定は、落葉後から春の芽吹く前までに行い、せん定する枝は以下の通りと教わりました。
ア)混み合った部分の細い枝や下垂枝
イ)内向き枝
ウ)花芽の着いていない芽9月以降の充実しなかった枝 - ブドウ棚の補強
・昨年の台風で被害あったブドウの棚を、天直管、アーチ、支柱等を補強しました。 - 「不知火」と「せとか」の説明収穫
・収穫適期の「不知火」と「せとか」を収穫しました。
・「不知火」は頭の部分が出っ張り、ずんぐりしているが、「せとか」は果皮が薄い等、「不知火」と「せとか」の説明を受けました。