令和元年度技術修得研修第2班第1週目
技術修得研修第2班第1週目を開催しました。
10月7日(月曜日)
- 技術修得研修第2班の開講式を行いました。これから5か月間(全25日)、6名の研修生(内1県外)が就農に向けた実践的な農業を学びます。
- 開講式
所長の挨拶、場内見学
- 実習:花
- ハウス分枝系ストック定植
1)カタログによるストック花の説明
2)ストックには「八重咲」と「一重咲」があり、商品となる「八重咲」は苗の生育が早く、大きいと説明
3)定植時の八重率を高めるには、セルトレイから大きな苗を選別して定植すると指導
4)セル苗定植時は、畝の表土どセル苗の表面を揃えるように定植 - 露地ストック定植準準備
1)露地用ストックの基肥として10アール当たり窒素量で10キログラム相当の化成肥料を畝部均一に施用
2)トラクターの操作について車での違いと、ローター部取り扱いの注意点を説明
3)耕耘時トラクターを真っ直ぐに操作するには、遠くを目標にすることを指導
10月8日(火曜日)
- 講義
和歌山県内産地と産地状況(果樹、野菜、花き) - 実習:野菜
- ブロッコリー植付後の管理と今回の追肥に用いる肥料につい説明
- 追肥を10a当たり窒素量で7キログラム相当量の肥料を施用
・ブロッコリーの追肥はリン酸が不要でN・K肥料を施用 - 施用肥料の混入と除草を目的にブロッコリー畝表面を中耕作業
10月9日(水曜日)
- 講義
土壌肥料、キクの栽培 - 実習:花き
- カンパニュラは種
1)花のは種に用いるセルトレイは主に200穴セルトレイ
2)セル専用培土は、ピートモス主体により撥水性があり、ハス口により充分に灌水すること。
3)品目により種の大きさが異なり、農薬処理やコーティング処理をした種を説明
4)カタログを用いてカンパニュラ花を説明
5)カンパニュラは種1穴に1粒をセル中央には種 - 輪ギク芽かき説明かき輪ギク芽かき
1)主軸の蕾以外の脇芽を除去
2)下部の部位からも脇芽が発生しているので、3本に整枝した枝以外の脇芽は全て除去
10月10日(木曜日)
- 講義
ナス科の栽培、イチジクの栽培 - 実習:野菜
- ナス収穫・整枝説明出荷調整ナスの側枝整枝、収穫・出荷調整。
1)「ナスの開花習性」、「ナス側枝の切り戻しと果実の収穫方法」の説明後、ナスの側枝整枝とナスを収穫。
2)ナスの出荷調整は、果実の重さ別、傷の有・無等により選別。 - ショウガ収穫・出荷調整
1)ショウガ栽培での注意説明
(1)植え付け時の注意点
(2)栽培期間中のかん水管理
(3)土寄せの注意点
2)4月に植付けたショウガを掘り起こし
(1)植え付け後150から180日(1株600から800g)を目安に収穫
(2)収穫が遅れると品質低下するので注意
3)ショウガは水洗いし、出荷調整。
掘り起こしたショウガは付着泥を水洗し、出荷調整
10月11日(金曜日)
- 講義:
病害虫防除と農薬の安全使用、営農の方式
- 実習:果樹
- 草刈払機取替え刃説明のメンテナンス
1)草刈払機のメンテナンスを怠ると、エンジンの不具合化、草刈りの性能が低下
2)日頃の手入れは必須
3)草刈り払機使用の前は刃を交換
4)草刈払機操作では、安全のため作業に適した服装、手袋、安全な長靴の着用が重要。
5)ウメの樹木の下では、姿勢が低くなるため周囲状況を確認して草刈機を操作すること。