非住宅建築物の木造化推進

目的

和歌山県では、森林の適正管理の推進と、森林の持つ多面的機能の向上のため、紀州材の利用拡大や普及啓発活動に取り組んでおります。
しかしながら、紀州材の主な用途は住宅用建築材料であり、将来的な人口減少に伴う住宅着工戸数の減少によって、需要の低迷が危惧されているところです。
そこで、和歌山県では、継続的な紀州材の需要拡大を図るため、これまであまり木造が選択されてこなかった公共建築物や各種民間施設など住宅以外の建築物(非住宅建築物) の木造化を推進することを目的とした取り組みを実施しています。

木造施設の事例集「きのくにわかやま木造建築のススメ2024」 (令和6年3月発行)

紀州材を活用した公共施設の事例で木造・木質化に関わった担当者の声を集約

県内のモデル的な公共施設として、紀州材を利用し整備された事例を取りまとめました。

発注・設計・施工・木材供給、それぞれに携わった方々の声を多数掲載しています。

市町村をはじめ、木造・木質化を検討される皆様の参考資料として、ぜひご活用ください。
PDF形式を開きますきのくにわかやま木造建築のススメ_2024(PDF形式 55,547キロバイト)

非住宅建築物木造化の手引き「紀州材を利用した公共建築物の整備のすすめ」 (令和5年3月発行)

木造化・木質化に関する正しい知見を広め、県内の木材供給体制に合わせた木造設計・発注を行うためのノウハウを集約

公共建築物等の木造・木質化を促進、ひいては紀州材の需要拡大を図ることを目的とした手引書を作成しました。

非住宅建築物の木造化に携わる設計者や施工者の皆様の参考資料として、ぜひご活用ください。

PDF形式を開きます紀州材を利用した公共建築物の整備のすすめ(PDF形式 9,756キロバイト)

ワード形式を開きます正誤表(0901修正版)(ワード形式 252キロバイト)

令和5年度紀の国木材利用相談窓口の設置

市町村営繕担当者を対象とした公共建築物の設計業務に関する技術的支援

【相談内容例】

  • 木構造で建築可能な規模なのか?
  • 防耐火の制限がどうなるのか?
  • 新しい公共施設を建てるのですが、木造化するにはどうしたらいいですか?
  • 大きな空間の建物を木造で建てたいけど、どんな工法がいいの?
  • 紀州材はどこで調達できますか。

  その他、木造化や建築に関して何でもご相談に応じます。

【相談対応】 現地での相談に応じます。必要に応じて防耐火や構造の専門家も同行します。

【費  用】 無料

【申込方法】
  案内リーフレット裏面の申込欄に必要事項を記入の上、下記問い合わせ先にFAX又はメールにてお申込みください。

【問合せ、申込先】
  一般社団法人 和歌山県建築士事務所協会
      TEL:073-432-6539
      FAX:073-432-6559
      メール:info@w-aaf.or.jp

PDF形式を開きます木造相談申込(PDF形式 1,526キロバイト)

これまでの取り組み

非住宅建築物木造化推進講座「きのくにわかやま木造塾」(平成27~29年度)・「実践!きのくにわかやま木造塾」 (平成30~令和元年度)

和歌山県内の建築士等の技術向上を目的に、非住宅建築物の木造化をテーマとした上記の連続講座を開催

きのくにわかやま木造塾: 非住宅建築物の木造化に必要な基礎的知見の習得のための講習会及び現地見学会をそれぞれ3回(計6回/年)実施。
実践!きのくにわかやま木造塾 :さらなるスキルアップを図るため、次の内容を目的として、講習会だけでなく受講者がチームに分かれ試設計課題に取り組む連続講座を実施。

  • 建築士等が、非住宅建築物の木造化に必要な工法・構造設計、防耐火設計等の基本や木材の規格と特性を学び、具体的な設計スキルを習得すること
  • 座学に加えて、中大規模の非住宅木造建築物の試設計や木造架構の模型作りを通じ、生きた知識やノウハウを習得すること
  • 中大規模の非住宅木造建築物の推進に携わる人脈づくりに取り組むこと

各年度において
  • 「きのくにわかやま木造塾」の全ての講習会及び現地見学会に出席された方
  • 「実践!きのくにわかやま木造塾」の全ての講習会に出席され試設計課題に取り組まれた方 

を修了生として認定しています。

平成27年度は16名、平成28年度は8名、平成29年度は9名
平成30年度は20名、令和元年度は12名の方々を認定させていただきました。
PDF形式を開きます「きのくにわかやま木造塾」平成27年度~平成29年度修了生名簿(PDF形式 80キロバイト)
PDF形式を開きます「実践!きのくにわかやま木造塾」平成30年度~令和元年度修了生名簿(PDF形式 76キロバイト)
※平成27年度から令和元年度までの5年間の修了生は、合計52名(のべ65名)となります。  

平成30年度「実践!きのくにわかやま木造塾」成果集

平成30年度は、6チームに分かれ試設計課題に取り組み、成果集を作成しました。
 

平成30年度実践!きのくにわかやま木造塾(小規模幼児施設編)成果報告集 (PDF形式 86,467キロバイト)

※成果集に掲載されている内容の改ざん、無断使用及び無断転載を固く禁じます
 

なお、平成30年度に修了生として認定させていただいた20名の方々は次のとおりです。

(五十音順でご紹介しております。)

NO. 所 属 (事務所名等) 氏 名 住 所
1 南海鑑定センター株式会社 市川 なつ 和歌山市三木町堀詰1番地
2 南海鑑定センター株式会社 市川 秀樹 和歌山市三木町堀詰1番地
3 川一級建築事務所 川 広樹 和歌山市鳴神1046-5
4 Sai一級建築設計事務所 北川 義倫 和歌山市吉礼1020-23
5 アスティ一級建築士事務所(外部リンク) 栗林 利幸 和歌山市吉礼300-28
6 栗本建築設計事務所株式会社(外部リンク) 栗本 敦司 和歌山市塩屋5丁目4番16号
7 小谷建築設計事務所(外部リンク) 小谷 眞司 紀の川市上野39-3
8 アトリエクウ一級建築士事務所(外部リンク) 島 桐子 和歌山市小松原通3丁目21-3A
9 城本建築設計事務所(外部リンク) 城本 章広 和歌山市栄谷948-8
10 角 設計 角 泰宏 和歌山市神前278-9
11 一級建築士事務所紀州設計 田中 茂雄 海南市下津町下津2574
12 中島大介設計工房(外部リンク) 中島 大介 西牟婁郡白浜町堅田2036-1
13 中島大介設計工房(外部リンク) 中島 康代 西牟婁郡白浜町堅田2036-1
14 株式会社岡本設計(外部リンク) 西崎 友啓 和歌山市土佐町2-61-9
15 シティ・プラン・慧一級建築士事務所 橋本 貴平太 和歌山市六十谷473-3
16 TSUCASA東村司建築デザイン事務所(外部リンク) 東村 司 海南市小野田676
17 株式会社寺前則彦設計室(外部リンク) 久岡 政弘 日高郡印南町西ノ地1162番地の3
18 有限会社溝口建設(外部リンク) 溝口 幸一 西牟婁郡白浜町保呂107-1
19 株式会社小川一級建築士設計事務所(外部リンク) 室見 隆 岩出市高瀬82-3 岩出NDビル4F
20 保田建築設計事務所(外部リンク) 保田 祐司 和歌山市磯の浦30-1
令和元年度「実践!きのくにわかやま木造塾」成果集

令和元年度は、3チームに分かれ試設計課題に取り組み、成果集を作成しました。
 

令和元年度実践!きのくにわかやま木造塾 成果報告集 (PDF形式 77,215キロバイト)

※成果集に掲載されている内容の改ざん、無断使用及び無断転載を固く禁じます
 

なお、令和元年度に修了生として認定させていただいた12名の方々は次のとおりです。

(五十音順でご紹介しております。)

NO. 所 属 (事務所名等) 氏 名 住 所
1 株式会社アシバ建設(外部リンク) 足羽 輝修 和歌山市西庄378-7
2 アトリエ・アースワーク(外部リンク) 山下 和希 有田市野596-7
3 栗本建築設計事務所株式会社(外部リンク) 栗本 敦司 和歌山市塩屋5丁目4番地16号
4 株式会社寺前則彦設計室(外部リンク) 久岡 政弘 日高郡印南町大字西ノ地1162-3
5 アスティ一級建築士事務所(外部リンク) 栗林 利幸 和歌山市吉礼300-28
6 株式会社岡本設計(外部リンク) 坂本 暁史 和歌山市土佐町2-61-9
7 角 設計 角 泰宏 和歌山市神前278-9
8 中村伸吾建築設計室(外部リンク) 中村 洋志 田辺市新万29-24
9 アトリエクウ一級建築士事務所(外部リンク) 島 桐子 和歌山市小松原通3丁目21-3A
10 TSUCASA東村司建築デザイン事務所(外部リンク) 東村 司 海南市小野田676
11 株式会社DESIGNBASE(外部リンク) 市原 和人 和歌山市紀三井寺267-20
12 本多環境・建築設計事務所(外部リンク) 上田 寛彬 和歌山市万町19 米由ビル3F

関連ファイル

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