残したい棚田・段々畑
棚田部門

海南市
海老谷大西(えびたにおおにし)
面積:約60アール
枚数:約30枚
海南市の南東部位に位置する海老谷地区の棚田。谷間のなだらかな傾斜地一面にきれいな棚田が広がっており、道路から棚田を見下ろすことができます。

紀美野町
三尾川寺原(みおがわてらはら)
面積:約510アール
枚数:約50枚
紀美野町の中心地近くに位置する三尾川地区の棚田。

紀の川市
東山田(ひがしやまだ)
面積:約550アール
枚数:約80枚
東山田地区で和泉山脈の裾野の緩やかな傾斜地に広がる棚田。

紀の川市
五百谷(いよだに)
面積:約60アール
枚数:約20枚
紀の川市竹房字五百谷地区で扇を広げたように三角形をした緩やかな傾斜地にある棚田。

紀の川市
本川谷(ほんかわだに)
面積:約60アール
枚数:約10枚
中鞆渕地区の鞆渕八幡神社付近で真国川に合流する本流を遡り、最奥に位置する棚田。

紀の川市
久保谷(くぼだに)
面積:約40アール
枚数:約10枚
上鞆渕地区で上鞆渕・久保の集落へ向かう久保谷川沿いに、小規模な棚田が点在しています。

紀の川市
和田(わだ)
面積:約160アール
枚数:約50枚
下鞆渕地区の和田集落はすり鉢状の地形に民家と棚田が広がっています。集落の名前は南北朝時代からみえ、この頃から勢力を伸ばしはじめた武士団の本拠地の一つがここにあったと考えられます。

紀の川市
平野(ひらの)
面積:約40アール
枚数:約10枚
平野地区で、中世においては静川壮と呼ばれ、重谷川支流の日向谷川に沿って、石積みの棚田が十数筆作られています。

紀の川市
所垣内(ところがいと)
面積:約70アール
枚数:約20枚
紀の川市桃山町の田原地区にある所垣内の棚田は、半円形のユニークな形状をしています。

紀の川市
尼寺(あまてら)
面積:約150アール
枚数:約30枚
紀の川市貴志川町尼寺地区で白岩池の奥に位置する棚田。尼寺の地名は、この地にある美福門院建立の寺に由来する。

橋本市
九重神原(くじゅうかんばら)
面積:約350アール
枚数:約100枚
橋本市の北部に位置し、美しい棚田と豊かな農村景観が残っている地域であり、地元農家を中心に保全管理が行われている。

橋本市
芋谷(いもたに)
面積:約240アール
枚数:約80枚
橋本川支流の芋谷川沿いの谷あいに棚田が続いている。石垣には、芋谷川の石が使われている。また、地元農家を中心に保全活動や体験学習に取り組んでいる。

高野町
筒香ヌタノハラ(つつがぬたのはら)
面積:69アール
枚数:16枚
水稲・高原野菜以外に茗荷・マツタケが地域の特産品。棚田・段々畑を活用して、山菜(こごみ・わらび等)の栽培にも取り組む予定。歴史的には周辺の山道に「吉野から高野、弘法大師空海の高野山発見の道」があり、古くから存在した集落。

有田川町
あらぎ島(あらぎじま)
面積:約230アール
枚数:54枚
江戸時代初期、大庄屋・笠松左太夫によって開かれたた水田。平成11年に、日本の棚田百選に選ばれる。

有田川町
沼(ぬま)
面積:約1,210アール
枚数:468枚
かつて大規模な棚田があり、現在も稲作と、山椒などの作付けが行われている。

印南町
上洞(かぼら)
面積:約160アール
枚数:約34枚
印南町の山間部に位置し、切目川に沿って耕作された棚田では、稲、千両、梅が栽培されている。

日高川町
寒川(そうがわ)
面積:約57アール
枚数:9枚
寒川地区は日高川町の一番奥地に位置し、県内では珍しい「茅葺き屋根」家屋周辺に棚田が存在します。

田辺市
宮代(みやしろ)
面積:約1,000アール
枚数:約50枚
田辺市龍神村を流れる日高川上流に位置します。対岸のオートキャンプ場にある遊歩道から、棚田の美しい広がりが眺望できます。

田辺市
廣井原(ひろいはら)
面積:約1,000アール
枚数:約50枚
田辺市龍神村を流れる日高川上流に位置し、国道371号線沿いにあります。棚田上部の東側にある高台からは棚田全体の広がりと美しい曲線美が望めます。

田辺市
高原(たかはら)
面積:約200アール
枚数:26枚
田辺市中辺路町を流れる富田川左岸の熊野古道沿いにある、古道散策者休憩所「霧の里」の下に広がっています。朝夕は雲海の上に棚田が広がるすばらしい景観となります。

すさみ町
佐本(さもと)
面積:約100アール
枚数:約20枚
すさみ町市街地から県道38号線を七川ダム方面へ向かって車で約30分ほどの山間部に位置し、棚田はその県道沿いに点在している。
毎年10月にキイジョウロウホトトギス祭が開催され、県内外から多くの観光客が訪れる。

那智勝浦町
小阪(こさか)
面積:約79アール
枚数:84枚
那智勝浦町色川地区小阪に位置し、地元有志や賛助会員らで構成する「棚田を守ろう会」が耕作する棚田。
段々畑部門

有田市
山田原(やまだはら)
面積:約4,700アール
有田みかんの発祥の地として、今も多くの先人が血のにじむ思いで苦労して築き上げた有田独特の石垣積みで、有田みかんの歴史と伝統を物語る。

湯浅町
栖原(すはら)
面積:約5,000アール
温州みかんの段々畑が広がっており、明恵上人ゆかりの施無畏寺横の農道を進めば湯浅湾が眼下に見える美しい段々畑が見渡せる。

白浜町
滝(たき)
面積:約800アール
日照時間が短く昼夜の気温差が大きい気象条件を利用して古くから「川添茶」が栽培されている。この「川添茶」は生産量が少ないものの品質が良好であり、地区の名産品となっている。

白浜町
市鹿野(いちかの)
面積:約100アール
滝地区とともに、県内屈指の清流である日置川の中流域に位置している。
滝地区と同様に「川添茶」の産地であり、山の中腹には扇形に広がった段々の茶畑を望むことができる。
毎年4月下旬から6月下旬に収穫作業が行われる。