過去トピックス(平成29年度)

平成29年度

平成29年度農試・暖地セ成果発表会を開催しました

当日は73名の方々が出席し、国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター 産学連携コーディネーター 荒木陽一 様の基調講演「わが国における施設園芸の現状と展望」は、先生が取り組まれてきた土壌水分に関する研究の要点・プロジェクトの概要、国内イチゴ生産の動向等々、受講者には非常に好評でした。

口頭発表では、4課題のうち3課題が品種に関する発表で、農業生産の改革には品種育成が重要であること、加えてそれらの品種を普及させるためには生産技術開発が重要であると感じました。

ポスター発表では、研究員個々の成果について来場者と意見交換を行いました。

happyou1ポスター展示成果発表講演

おもしろ環境まつりに出展しました

和歌山県と関係機関が連携して、環境保全活動を次世代に継承するため、子供を対象とした体験型イベント「おもしろ環境まつり」が和歌山ビッグウェーブで開催されました。

農業試験場は技術開発した成果を活用している株式会社たがみと連携し、「できた!!梅干しに使った材料でお米づくり」という内容で出展しました。

米袋重量当て、熊野米すくいどりの体験には、約200名の方々に参加いただきました。また、展示内容に興味を持たれる方も多数おられました。

米の重量   米   環境祭り説明風景

ふれあいデーin農業試験場を開催しました

県民の皆様に農業への関心を高めてもらうとともに、研究成果を発信するため、毎年、ふれあいデーを開催しています。

本年は本場が紀の川市貴志川町に移転して50年になることから、記念植樹を行いました。当日は雨天にも関わらず、約800名の方々に参加いただき、研究成果の展示、サツマイモ・ダイコンの収穫体験、もちつき体験はいずれも盛況でした。

あいさつ植樹販売風景

展示説明いも堀りもちつき

マコモ栽培見学会を開催しました

マコモは、イネ科マコモ属の多年生草で、穂になる部分が肥大して「マコモタケ」になり、食用として利用されますが、その栽培方法や食べ方等については十分に知られていません。そこで、マコモの栽培や利用方法を広く知ってもらうため、振興局や関係機関を集め、平成29年10月11日(水)に「マコモ栽培見学」を農業試験場において開催しました。

試験場担当職員からマコモの栽培管理技術について説明を行うとともに圃場において収穫の様子を実際に見学してもらい、現地における栽培状況や地域への導入に向けた課題等について意見交換を行いました、その後、マコモを使った料理(マコモの炊き込みご飯、きんぴら、天ぷら)を試食してもらい、マコモの調理方法についてもPRを行いました。

マコモは、比較的粗放な管理でも栽培できることから、遊休農地の増加抑制にむけた品目として有望であり、直売所等での販売が期待されます。

マコモ2 マコモ刈り取り マコモ試食マコモ料理

第1回いちごアカデミ- イチゴ栽培技術研究会を開催しました

平成29年8月25日(金曜日)、県内のイチゴ農家やJA等技術指導者、県関係者が集まり、イチゴの栽培技術向上を目的に、第1回いちごアカデミー「イチゴ栽培技術研究会」を開催しました。当日は、90名の方が県内各地より集まり、イチゴ高設栽培について意見交換しました。

研修会では、香川県農業試験場より野菜研究部門主席研究員の松崎朝浩氏から、「イチゴ高設栽培における給排液管理」についてご講演いただきました。また、試験場職員から「‘まりひめ’高設栽培における炭酸ガス施用効果」について発表しました。参加した農家からはイチゴの給液管理や香川県での産地動向など質問が出され、熱心な意見交換となりました。

今回は、いちごアカデミーの取り組みの初回で、研究会ということもあり多くの人にご来場頂きました。いちごアカデミーでは、今後も県内イチゴ産地の発展のため意見交換の場を広げていく計画としています。

講演風景講師による講演研究員説明

スプレーギク品種検討会を開催しました

平成29年8月10日(木曜日)、農業試験場において「スプレーギク品種検討会」を開催しました。この検討会は、スプレーギクの県オリジナル品種の育成や有望品種の選定を目的に毎年行っているもので、県スプレーマム研究会会員(生産者)やJA、県農、種苗メーカー、県関係機関などから約30名が参加しました。

担当職員から育成系統や品種比較試験の概要について説明を行った後、試作圃場において立毛での検討を行い、オリジナル品種の候補となる有望系統の選抜や品種比較を行いました。また、種苗メーカーからは新品種の特性等について説明がありました。検討会では、産地への有望品種の導入に向けた積極的な意見交換が行われました。

スプレーギク検討会1

小学生公開講座「夏休み一日こども研究員」大集合!を開催しました

平成29年8月8日(火曜日)、小学4年生から6年生を対象に、試験研究の体験を通じ、科学の目を養うとともに農業試験場の業務を理解してもらうことを目的に、公開講座「夏休み一日こども研究員」大集合!を開催しました。当日は、小学生14名、保護者12名の計26名の方が参加し、お米づくりに関する試験研究の体験をしてもらいました。

まず、室内でお米の話として、お米がみのるまでとつくり方について説明を行った後、実際に水稲が栽培されている圃場に移動し、稲の穂の観察や草丈を測ったりして生育調査を体験してもらいました。お昼前の暑い中での実習となりましたが、子供たちは田んぼの中で熱心に調査に取り組んでくれました。その後、室内に戻り、食味試験体験として、さまざまな種類のお米の食べ比べをしてもらいました。

講座に参加した小学生からはいろいろな質問も寄せられ、普段、私たちが行っている調査と同様の体験することで、試験研究のおもしろさや農業試験場の取り組みについて興味をもってもらえたようでした。

米説明田んぼで説明子どもが調査米試食

小学生夏休み講座 スプレーギクを使った「フラワーアレンジ」体験を開催しました

平成29年7月29日(土曜日)、小学4年生から6年生を対象に、農業のおもしろさや農業試験場の取り組みを理解してもらうことを目的に、小学生夏休み講座を開催しました。今回は、県内で多く栽培されている花であるスプレーギクを使った「フラワーアレンジ」体験を行いました。当日は、子供11名、保護者10名の計21名の参加がありました。

最初、室内でスプレーギクの花の構造や花が咲くしくみについて解説を行いました。次に、実際にスプレーギクが栽培されている温室に移動し、栽培のしかた等を説明しました。その後、花の収穫体験をしてもらい、室内に戻った後は、収穫したスプレーギクを使った「フラワーアレンジ」を楽しんでもらいました。

フラワーアレンジは、子供たちの感性にまかせて作ってもらいましたが、個性豊かな素晴らしい作品がたくさん出来上がりました。また、実際に花に触ることで、親しみを持ちながら、スプレーギクについて学んでもらうことが出来たようでした。

花の説明圃場で花説明花収穫アレンジメント

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