社会福祉法人つわぶき会

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信頼の知識と技術から生まれる一人ひとりに寄り添う支援

企業紹介

 昭和58年、障害児者が社会で幸せに生きることを願い設立された社会福祉法人つわぶき会。法人の名前は「困難にも負けない」という花言葉を持つ石蕗(つわぶき)に由来します。母体である「和歌山市障害児者父母の会」の理念「子を思う親の気持ち」を核として、入所支援や生活自立支援、就労支援など障害者福祉サービス事業を行っています。その歩みは常に障害児者福祉の向上と共にあり、その人各々に合わせた支援を行うため、サービスや施設の拡充に努めてきました。経験やスキルが必要となる現場であり、同性介助が原則のため、職員の男女のバランスや年齢構成も利用者に応じたものとなっています。お互い様の精神で、誰もが安定して働き続けられ、経験を積み、スキルを磨いていける職場づくりに取り組んでいます。
外観

取組のきっかけ

 結婚・出産により女性職員が退職し、女性のみ中堅職員が減少してしまうというアンバランスな人員構成を是正するために取り組み始めたことがきっかけです。経験やスキルを引き続き活かしてもらいたいと考え、女性職員が継続し安心して働ける「日本一女性に優しい職場づくり」を推進しています。

主な取組

・「働きやすい職場づくり委員会」

 子育て中の職員や家族の介護を行う職員の雇用の安定を図るため、理事長が職員の声に応える形で平成27年に発足。男女職員が構成メンバーとなって月に1度会議を開き、規則等の見直しや制度を利用しやすい職場風土づくりに向けた提案を行っています。

働きやすい職場づくり委員会

・定期的な職員アンケート
 職員の声を大事にするため、年に1回全職員を対象に職場環境等に関するアンケートを実施。アンケートをもとに実行した取組の経過状況や成果は研修会で職員に報告しています。

・選べる柔軟な勤務体制

 24時間体制の職場であり、勤務時間が変則的になりがちなため、小学校始期に達するまでの子を養育する職員や介護を行う職員について、8:45~17:00までの日勤業務のみに変更できる規定を設けています。

・年次有給休暇をより利用しやすく

 以前は半日単位の取得が可能でしたが、さらに生活に合わせた有効な活用ができるよう、平成27年度から新たに時間単位でも取得できるようにしました。また、休みやすいように上司が率先して取得するとともに、積極的な声かけを行っています。

・配偶者の出産休暇
 有給の特別休暇で1日取得することができます。

・充実の特別休暇で安心サポート

 子どもの看護休暇や介護休暇を有給で設けており、柔軟な働き方ができるように平成23年度から半日単位での取得を可能にしています。

職員の声

本部事務局 事務員 富田さん
イラスト
 当法人は以前、結婚や妊娠を機に退職する職員がほとんどで、私もそれを当然のように考えていました。しかし、この仕事にやりがいを感じていたことと、自分が利用することで他の職員にも制度を知ってもらい、女性職員が辞めずに働き続ける道があることを伝えられるのではと思ったことから育休を取得しました。育休中は仕事と家庭を両立できるのか不安もありましたが、制度が整っていることに加え、職場の理解があるため復帰後も安心して働くことができています。育児短時間勤務制度では、子どもと過ごす時間を大切にしながら両立することができました。また、子どものことで急に休まなければならないときに、看護休暇制度や時間単位で取得可能な年休制度はとても心強いです。休むことにより他のスタッフに迷惑をかけてしまう場合もありますが、快く仕事を引き継いでくれたりと職場の方の協力には感謝しています。

今後の取組

 ここ2、3年で育児休業を取得後、短時間勤務制度や日勤限定制度を利用して復帰する風土が形成されてきており、日勤限定の職員がいることで、業務の共有や引き継ぎがしやすくなるなど現場にも良い影響を与えています。女性だけでなく男性を含めた育児支援や介護との両立支援など徐々に幅を広げながら実績を積み重ね、若手職員へ繋いでいきたいと考えています。

掲載日:2017年3月16日

基本情報

事業内容  障害福祉サービス事業、主に知的障害者・身体障害者・精神障害者の方への生活支援や就労支援 
企業名 社会福祉法人つわぶき会
創業 1983年7月
所在地 〒640-8324 和歌山市吹屋町5-49-3
TEL 073-431-7000
FAX 073-488-6662
代表者 理事長 岩橋秀樹
従業員数 153人(2017年1月)
URL http://www.tuwabuki.jp/

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