和歌山県の経済動向について(令和3年8月)

和歌山県の経済動向について(令和3年8月)


内閣府は、令和3年8月26日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、新型コロナウイルス感染症の影
響により、依然として厳しい状況にあるなか、持ち直しの動きが続いているものの、一部で弱さが増している。」とし、3カ月
連続で判断を据え置いた。
個別項目
<表現変更>
・個人消費:「サービス支出を中心に弱い動きとなっている」
・消費者物価:「このところ底堅さがみられる」
<判断引き上げ>
・輸入:「このところ持ち直しの動きに足踏みがみられる」
<判断引き上げ>
・企業収益:「感染症の影響により、非製造業の一部に弱さが残るものの、持ち直している」

なお、景気の先行きについては「感染拡大の防止策を講じ、ワクチン接種を促進するなかで、各種政策の効果や海外経済の改
善もあって、持ち直しの動きが続くことが期待されるが、感染拡大による下振れリスクの高まりに十分注意する必要がある。ま
た、金融資本市場の変動等の影響を注視する必要がある。」とした。


県内の経済状況については、

  • 生産動向において、鉱工業生産指数(6月)は4ヶ月ぶりにで前月を上回った。
  • 消費動向においては、自動車新車登録台数(7月)が10ヶ月ぶりに前年を下回った。百貨店・スーパー販売額(6月)は、
    全店ベース、既存店ベース共に3ヶ月ぶりにで前年を下回った。
  • 雇雇用動向においては、有効求人倍率(7月)が1.12倍と前月から下降し、近畿で4位、全国で35位であった。

※ 新型コロナウイルス感染症の影響により非製造業を中心に幅広い業種で影響が生じており、県内経済動向は依然として厳しい状況にあるものと考えられる。

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