和歌山県の経済動向について(令和3年7月)

和歌山県の経済動向について(令和3年7月)


 内閣府は、令和3年7月19日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にあるなか、持ち直しの動きが続いているものの、一部で弱さが増している。」とし、2カ月連続で判断を据え置いた。

個別項目
<表現変更>
 ・雇用情勢:「感染症の影響により、弱い動きとなっている中で、求人などの動きに底堅さも見られる」
<判断引き上げ>
 ・業況判断:「一部に厳しさは残るものの、持ち直しの動きが見られる」

 なお、景気の先行きについては「感染拡大の防止策を講じ、ワクチン接種を促進するなかで、各種政策の効果や海外経済の改善もあって、持ち直しの動きが続くことが期待される。ただし、感染の動向が内外経済に与える影響に十分注意する必要がある。また、金融資本市場の変動等の影響を注視する必要がある。」とした。


県内の経済状況については、

  • 生産動向において、鉱工業生産指数(5月)は3ヶ月連続で前月を下回った。
  • 消費動向においては、自動車新車登録台数(6月)が9ヶ月連続で前年を上回った。百貨店・スーパー販売額(5月)は、全店ベース、既存店ベース共に2ヶ月連続で前年を上回った。
  • 雇用動向においては、有効求人倍率(6月)が1.14倍と前月から増加し、近畿で3位、全国で33位であった。
     

※ 新型コロナウイルス感染症の影響により非製造業を中心に幅広い業種で影響が生じており、県内経済動向は依然として厳しい状況にあるものと考えられる。

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