和歌山県の経済動向について(令和3年5月)

和歌山県の経済動向について(令和3年5月)


 内閣府は、令和3年5月26日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にあるなか、持ち直しの動きが続いているものの、一部で弱さが増している。」とし、3カ月ぶりに判断を下方修正した。

個別項目
<表現変更 >
 ・輸出:「緩やかな増加が続いている」
<判断引き下げ>
・個人消費:「サービス支出を中心に弱い動きとなっている」
・業況判断:「厳しさが残るなかで、持ち直しの動きに足踏みがみられる」

 なお、景気の先行きについては「感染拡大の防止策を講じるなかで、各種政策の効果や海外経済の改善もあって、持ち直しの動きが続くことが期待されるが、内外の感染拡大による下振れリスクの高まりに十分注意する必要がある。また、金融資本市場の変動等の影響を注視する必要がある。 」とした。


県内の経済状況については、

  • 生産動向において、鉱工業生産指数(3月)は前月から横ばいとなった。
  • 消費動向においては、自動車新車登録台数(4月)が7ヶ月連続で前年を上回った。百貨店・スーパー販売額(3月)は、全店ベースでは9ヶ月連続、既存店ベースでは8ヶ月連続で前年を下回った。
  • 雇用動向においては、有効求人倍率(4月)が1.08倍と前月から増加し、近畿で3位、全国で33位であった。
     

※ 新型コロナウイルス感染症の影響により非製造業を中心に幅広い業種で影響が生じており、県内経済動向は依然として厳しい状況にあるものと考えられる。

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