和歌山県の経済動向について(令和3年2月)

和歌山県の経済動向について(令和3年2月)

内閣府は、令和3年2月19日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にあるなか、持ち直しの動きが続いているものの、一部に弱さがみられる。」とし、10ヶ月ぶりに下方修正した。
個別項目
<判断引き上げ>
・設備投資:「このところ持ち直しの動きがみられる」
・企業収益:「感染症の影響により、非製造業では弱さがみられるものの、総じてみれば持ち直している」
・輸入:「持ち直しの動きがみられる」
<判断引き下げ>
・個人消費:「このところ弱含んでいる」
なお、景気の先行きについては「緊急事態宣言の解除後も感染拡大の防止策を講じつつ、社会経済活動のレベルを引き上げていくなかで、各種政策の効果や海外経済の改善もあって、持ち直していくことが期待される。ただし、内外の感染拡大による下振れリスクの高まりに十分注意する必要がある。また、金融資本市場の変動等の影響を注視する必要がある。」とした。

県内の経済状況については、

  • 生産動向において、鉱工業生産指数(12月)は2ヶ月ぶりに前月を上回った。
  • 消費動向においては、自動車新車登録台数(1月)が4ヶ月連続で前年を上回った。百貨店・スーパー販売額(12月)は、全店ベースでは6ヶ月連続で前年を下回り、既存店ベースでは5ヶ月連続で前年を下回った。
  • 雇用動向においては、有効求人倍率(1月)が1.00倍で前月から上昇し、近畿で3位、全国で36位であった。

※ 新型コロナウイルス感染症の影響により非製造業を中心に幅広い業種で影響が生じており、県内経済動向は依然として厳しい状況にあるものと考えられる。

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