和歌山県の経済動向について(令和2年4月)

和歌山県の経済動向について(令和2年4月)

内閣府は、令和2年4月23日に発表した月例経済報告において、景気の基調判断を「景気は、新型コロナウイルス感染症の影響により、急速に悪化しており、極めて厳しい状況にある。」とし、2ヶ月連続で下方修正した。

個別項目<判断引き下げ>
・個人消費:「感染症の影響により、急速に減少している」
・輸出:「感染症の影響により、このところ減少している」
・生産:「感染症の影響により、減少している」
・企業収益:「感染症の影響により、急速に減少している」
・業況判断:「感染症の影響により、急速に悪化している」
・雇用情勢:「感染症の影響により、足下では弱い動きがみられる」

なお、景気の先行きについては「感染症の影響による極めて厳しい状況が続くと見込まれる。また、感染症が内外経済をさらに下振れさせるリスクに十分注意する必要がある。金融資本市場の変動等の影響を注視する必要がある。」とした。
県内の経済状況については、

  • 生産動向において、鉱工業生産指数(2月)は4ヶ月ぶりに前月を上回った。
  • 消費動向においては、自動車新車登録台数(3月)が6ヶ月連続で前年を下回った。百貨店・スーパー販売額(2月)は、全店ベース、既存店ベースともに5ヶ月ぶりに前年を上回った。
  • 雇用動向においては、有効求人倍率(3月)が1.19倍で前月から下降し、近畿で5位、全国で36位であった。

※ 新型コロナウイルス感染症の影響により幅広い業種で影響が生じており、県内経済動向は厳しい状況にあるものと考えられる。

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